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【咲SS:一透】ツッコミ不在 【龍門渕高校SS】


登場人物:国広一,龍門渕透華,沢村智紀,井上純,天江衣
症状:特になし。カオス。



「透華、ちょっと
 相談があるんだけど」


「なんですの?」


「ちょっと思ったんだけど、
 ボクって麻雀の時だけ
 鎖をつけてるじゃない?」

 
「まぁ、元々麻雀中の
 手品防止のために
 始めたものですからね」
 
 
「思ったんだけど、
 普段鎖をつけてない人が
 麻雀の時だけ鎖をつけるって、
 普通に考えて変だと思うんだ。
 それで不審に思った人が、
 ボクのことをネットで検索したら、
 ボクが過去にイカサマしたことが
 バレちゃうんじゃないかな」


「…その可能性は
 否定できませんわね」


「どうしよう、ボク、
 過去を暴かれたくないよ」


「…もうやめてしまいましょう。
 今の貴方に鎖は
 もはや必要ありませんわ」
 

「でも、それもちょっと
 嫌なんだ。
 この鎖は、透華との
 かけがえのない
 絆でもあるから」


「一…」


「だったら、いっそ普段から
 鎖をつけて生活すればいい。
 いつも身につけているのなら、
 不審にも思われない」


「ともきー!」


「それですわ!!
 一、これからは普段から
 鎖をつけて過ごしなさい!!」
 

「うん!わかったよ透華!」



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「ちょっと国広さん!
 なんですかその
 ジャラジャラした鎖は!?
 貴方は学校を
 何だと思っているんですか!?」


「…透華様が
 これからはずっと
 これをつけて暮らせって
 言ったんです」


「なっ…龍門渕さんがっ…!?」


「…はい。だから私は…
 私は……命令に従います」




「一ちゃん、もしかして
 虐められてるのかな…」 

「きっとそうだよ…
 今日は朝からずっと
 うつむいてるもん…
 そりゃ、普通は
 あんな恰好したくないよね…」

「ひどいね、龍門渕さん…」




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『 もんぶち通信 号外!!

  龍門渕家の一人娘、メイドを虐待!?

  ○月◇日、2−Xの教室で
  全身に鎖を帯びた
  国広さんが発見された。

  不審に思った教師が
  国広さんを問い詰めたところ、
  国広さんは、ただ
  
  「透華様の命令なんです…」
  
  と繰り返し、下を向いて
  それ以上は語らなかった。
  
  もんぶち通信諜報部は現在
  龍門渕さんと国広さんの間に
  本当に虐待の事実が存在するのか、
  事実関係の確認を急いでいる。

                 記者 T.S』




--------------------------------------------------------



「お祖父様にこっぴどく
 叱られましたわっ!!」


「あはは…災難だったね。
 でも、これでボクの
 イカサマ疑惑からは
 目を遠ざけられたよ」


「代わりに私が一を
 虐待しているという
 疑惑が立ちましたわ!!」


「透華…」


「とりあえず誤解は
 解いた方がいい。
 虐待ではないことを
 一の口から
 はっきりと説明すべき」


「ともきー!」


「そうですわ!
 一!皆の前で
 きっぱりと弁明して
 私の汚名を
 そそいでくださいまし!」


「うん!わかったよ透華!」



--------------------------------------------------------



「…国広さん、まだ
 鎖が解かれていないのね…
 龍門渕さんには
 理事長から直々に
 注意していただいたんだけど…」


「先生、違うんです!
 これは別に
 虐待とかそういう
 アレじゃないんです!」


「でも、
 人を鎖で縛るなんて…」


「この鎖は、
 透華様と私を繋ぐ、
 その…
 大切な絆なんです!!」


「えぇっ!?」


「えっと…
 その…
 絆、なんです…」




「…それって、つまり、
 そういうプレイなのかな…」

「きっとそうだよ…
 一ちゃん、顔真っ赤だもん…」

「あのお嬢様ならやりそうだよね…」




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『 もんぶち通信 号外!!

  鎖虐待、実はプレイだった!?

  ○月■日、2−Xの教室で
  昨日に続き全身に
  鎖を纏った国広さんが発見された。

  龍門渕さんには理事長からきつい
  お叱りがあったばかりである。

  心配した教師が
  国広さんに声をかけると、
  国広さんは
  恥ずかしそうに
  頬を紅く染めながら
  
  「これが、透華様と私の絆なんです…」
  
  と宣言した。
  もんぶち通信諜報部は現在
  龍門渕さんと国広さんの間に
  倒錯した愛情が存在しているのか
  事実関係の確認を急いでいる。

                 記者 T.S』




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「お祖父様に鎖プレイの
 詳細を要求されましたわっ!!」


「あはは…災難だったね。
 でも、虐待の汚名は
 返上することができたはずだよ」


「代わりに私が一に
 倒錯した愛情をぶちまけている
 疑惑が立ちましたわ!」
 

「それはもう
 仕方ないんじゃないかな…」


「駄目ですわ!!
 龍門渕の名を継ぐ私は
 淑女たる使命が
 ありますもの!!」


「透華…」


「だったら、実はそういう
 ルールだったことに
 してしまえばいい。
 龍門渕家にはそういう
 しきたりがある、
 みたいな感じで」


「ともきー!」


「それですわ!
 一!何かいい感じの
 しきたりを作って
 先生に説明してくださいまし!」


「うん!わかったよ透華!」



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「…えぇっと、その、国広さん…?
 あの、鎖なんだけどね…
 二人の関係はわかったけど、
 先生やっぱり学校で
 そういうふしだらな行為は
 控えた方がいいと思うの」


「先生、違うんです!
 説明不足でしたけど、
 これはプレイとか
 そういう
 アレじゃないんです!」


「…でも、絆なのよね?」


「龍門渕家では、
 将来を誓い合った相手に
 鎖を巻きつけるという
 しきたりがあるんです!
 これは、龍門渕の一族にとって
 『一生貴方を離さない』という
 強い意思表明なんです!
 だから、この鎖は
 透華と私をつなぐ
 愛の絆なんです!」


「エンゲージチェーン!?」


「エンゲージチェーンです!!」




「そうだったんだ…」

「しきたりなら仕方ないよね…」

「国広さん、おめでとう…」

「おめでとう…!」

「コングラッチュレーション…!」

「コングラッチュレーション……!」



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『 もんぶち通信 号外!!

  倒錯の鎖、実は愛の証だった!

  ○月○日、2−Xの教室で
  プレイ中と思われる
  国広さんが発見された。
  彼女の将来を心配した教師が
  国広さんをたしなめると、
  国広さんは教師の目を
  まっすぐに見すえながら
  
  「これは、龍門渕家に伝わる
   婚約宣言なんです!」
  
  と宣言した。
  もんぶち通信諜報部は現在
  龍門渕さんと国広さんの
  結婚式がいつになるのか、
  龍門渕家に記者会見の
  開催を要請している。

                 記者 T.S』


  
  
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「お祖父様から
 iPS細胞が送られてきましたわ!!」


「義祖父様も気が早いなぁ」


「というか学校中
 一と私結婚する話で
 持ち切りですわ!!」


「よかったね、
 透華、今すっごい
 目立ってるよ」


「これはもう、
 結婚するしかない。
 ここまで広まってしまったら
 止めようがない」


「ともきー!」


「…そうですわね…
 一、何だか変なことに
 なってしまいましたけど、
 私の伴侶とおなりなさい!!」


「うん!わかったよ透華!」



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「ただいまーっと。
 旅行も楽しかったけど、
 やっぱり我が家が一番だな」


「うむ。衣も幾度となく
 郷愁の念に駆られた」


「ははっ、今日はオレが
 久しぶりにオムライス
 作ってやるからな…
 って、
 なんだこのゼクシィの山」



「あ、衣に純君おかえり!
 ボク、透華と結婚するんだ!」



「「はぁっ!?」」



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『 もんぶち通信 号外!!

  龍門渕さんと国広さん、
  正式に婚約会見!

  ○月☆日、2−Xの教室で
  龍門渕さんと国広さんによる
  記者会見が行われた。
      
  「ボクたち、結婚します!」
  
  満面の笑みを浮かべる国広さんは、
  やはり全身を鎖に包まれていた。
  なお、結婚式は
  □月◎日に龍門渕教会にて
  盛大に執り行われるとのこと。
  本当におめでとうございます!

                 記者 T.S』



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「ありがとう、ともきー。
 はいこれ、
 報酬のゲーミングパソコン」


「毎度あり。
 またのご利用を
 お待ちしている…」




(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2014年07月26日 | Comment(2) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
ips細胞を送ってくるお父さん凄い。
Posted by at 2017年05月13日 21:26
最is高
Posted by at 2017年06月24日 01:20
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