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【咲SS】菫相談室 第04話 『魔窟(清澄)』

<あらすじ>
尭深「今や全国にその名が轟き、
   日本中からファンが我先にと集う、
   行列ができる有名店…それが菫相談室」
   
菫「お店じゃない!」

<バックナンバー>
菫「第01話はこれだ」
照「第02話はこれ」
淡「第03話はこれだよ!」

<登場人物>
弘世菫,宮永照,大星淡,渋谷尭深,亦野誠子(チーム虎姫,白糸台),
竹井久,宮永咲,片岡優希,染谷まこ,原村和(清澄)

<症状>
照が軽いヤンデレ。
清澄のメンバーは…秘密。

<その他>
※ギャグです。
※キャラ崩壊が激しいのでご注意

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■ 菫相談室 ■

 ◎-開室中-◎

×宮永照,大星淡の入室を禁ず ←仕方ないから来ていい
×室員に劣情をぶつける行為を禁止します
×真面目な相談室です。冗談半分での入室は控えること。
○冷やし中華、始めました。 ←始めてない!!
×看板への落書き禁止!!
×突撃潜入取材禁止!!



--------------------------------------------------------



菫「……」

照「……」

菫「…なんでお前がいるんだ」

照「今日は、咲が相談室に来ると聞いた」

照「妹の相談は、姉が乗るべき」

菫「お前…ヤンデレな上にシスコンなのか?」

照「焼きもち?」

菫「違う!」

照「大丈夫。確かに咲も食べたいけど、
  それはあくまで家族愛。言うなれば別腹」

菫「デザート感覚で妹を食うな」

コンコン

?「あ、あのー…すいません…」

菫「あぁ、さっそく来たか…どうぞ」

咲「失礼します」

ガチャッ…

咲「清澄高校麻雀部の一年生、宮永咲です…
  今日はよろしくお願いします」

ぺっこりん

菫「……」

照「……」

咲「あ、あれ…?」

菫「お、おい、照…この、
  礼儀正しくておしとやかな子が、
  本当にお前の妹さんなのか?」

照「私に似て品行方正」

菫「あまりにも違いすぎる…!
  照、お前もしかして実は
  橋の下で拾われたんじゃないか?」

照「真顔で言うのはやめてほしい」

菫「し、しかし…」

照「それに、評価するのは『あれ』を見てから」

あれ

久(簀巻き)「んー!んー!」


咲「あ、部長は今しゃべれないので
  私が紹介しますね。こちらが
  清澄高校麻雀部の部長で三年生の竹井久です」

久(簀巻き)「んー!んー!」

菫「…なぜ、彼女は縛られているんだ?」

咲「ちょっと、やむを得ない事情がありまして…
  とりあえず、相談に乗ってもらっていいですか?」

菫「あ、あぁ…」

照「で、相談って何?」

咲「うん。お姉さん、お義姉さん!
  部長と私の結婚を認めてください!」

菫「……!?」

照「……!?」

菫「て、照…解説を」

照「久しく会っていなかった妹が、
  SMフレンドを連れてきて
  結婚したいとのたまってきた」

照「これに対抗するには…
  私たちも結婚するしかない!」

菫「なんでだよ!?」

照「この流れなら行けるかと
  思ったのに駄目だった」

菫「なぜいけると思ったんだ」

菫「とりあえず宮永さん…
  だとわかりにくいな。
  咲ちゃん…説明をしてもらえるか?」

咲「あ、はい…
  えと、お姉ちゃんと弘世さんが結婚して、
  二人で相談室を始めたって聞いたので…
  だったら私たちも結婚したいなと」

菫「してないよ!?」

咲「え、で、でも…こーこスタジオの
  ブログで大々的に宣言してましたよね?」

菫「あれは単なる照の妄想だ!」

照「なるほど、私たちの仲睦まじさを見て、
  ついうらやましくなったと…
  それは確かに仕方がない」

咲「じゃ、じゃぁ!」

照「でも、結婚は認められない」

咲「ど、どうして!?」

照「咲は私のデザートだから」

咲「そ、そんな…私は、どうしたら…!」

菫「一笑に付せばいいと思うよ」

咲「じゃ、じゃぁ…
  私の結婚を認めてくれないなら、
  弘世さんの恥ずかしい写真をばらまくよ!?」

菫「!?なんでだよ!?というか
  なんで持ってるんだよ!?」

照「むぅ…菫の恥ずかしい写真…!?
  欲しい…!」

菫「会話を成立させる気あるのか!?」

咲「いいの?これをばらまいたら、
  また日本中…いや、世界中に
  弘世さんのファンが増えちゃうよ?
  前の時みたいに!」

菫「ちょっと待て!前の時ってなんだ!?」

照「そ、それは困る…あの時は、
  事態を鎮静させるのが大変だった」

菫「だからあの時ってなんだ!!」

照「し、仕方ない…
  竹井さんとの結婚を認める…
  その代わり、その前にちょっとだけ
  かじらせてほしい」

菫「だから妹を食べるな!」

久「却下よ却下!私は結婚なんかしないからね!」

咲「ぶ、部長!?どうやって
  縄から抜けたんですか!?」

久「何回あなたに簀巻きにされたと
  思ってるのよ…
  いい加減、もう数分あれば抜けられるわよ」

菫「いや、それはそれでおかしい」

咲「やっぱり部長はさすがですね…
  わかりました。
  次からは、手錠も使うようにします」

菫「ああ、大体二人の関係性がわかったよ。
  やっぱり宮永は宮永なんだな」

久「…そういうことみたいね。
  あなたが私の側みたいで安心したわ」

菫「こっちもな。どうやらお前とは
  長い付き合いになりそうだ。
  これからよろしく」

サッ

久「ええ、こちらこそ!」

ぐっ…!

咲「…なんで私を差し置いて、
  弘世さんが部長と手を絡ませてるのかな?」

照「わからない。でも、とりあえず
  竹井久を敵として認識した」

咲「奇遇だね、お姉ちゃん。
  ここは共同戦線といこうよ」

照「わかった…私は菫を」

ゴッ…

咲「…私は部長を」

ゴッ…


照咲「食べる!!」

ゴゴゴゴゴッ!!


菫「化け物どもが手を組んだか…
  竹井、お前に背中を預けてもいいか?」

久「久でいいわよ?任せておいて。
  寝こみを襲われさえしなければ、
  そう簡単に醜態は晒さないから」

菫「それは頼もしいな…行くぞ!」

久「ええ!!」



--------------------------------------------------------



菫「ふう…なんとか撃退することができた」

菫「しかし、まさか妹まで狂っているとは…
  まったく、宮永家は一体どうなっているんだ?」

菫「まぁでも、あれよりひどい奴はさすがにいないだろう。
  そう考えれば、トップバッターが
  あれでよかったのかもしれないな」



--------------------------------------------------------



菫「……」

照「……」

菫「しつこいな!?お前はさっき
  私の矢を受けて泣きながら退散しただろ!?」

照「矢を抜いて血を拭ってから戻ってきた」

菫「いや、淡々と説明されてもな…まぁいいから帰れ?」

照「断る。どうせうちの部員じゃなかったら、
  私がいても同じでしょ」

菫「それはそうかもしれないが…
  私が落ち着かないんだよ」

照「大丈夫。極力痛くはしない」

菫「そういう言動のせいで落ち着かないんだよ!!」


コンコン

ガチャッ!!


優希「片岡優希ただいま参上!!」

照「あ、この子淡系だ」

菫「というか、返事を待たずに入ってくるなら
  ノックした意味がないだろう」

優希「あれ?なんで咲ちゃんの
   おねーさんまでいるんだじょ?」

照「スーパーアドバイザー。うだつの上がらない菫を
  仕方なくサポートする」

菫「射抜くぞ」

優希「なるほど!ボケとツッコミってことだな?」

照「はい」

菫「はいじゃない!」

優希「まぁでも、咲ちゃんのおねーさんがいるなら
   ちょうどいいじぇ!」

優希「何しろ、私の相談は咲ちゃんのことだからな!」

照「…あなたも咲を食べたいっていうこと?」

菫「皆が皆、お前のように狂っていると思うなよ?」

優希「私が相談したいのは、どうすれば咲ちゃんを
   無力化できるかってことだじぇ」

菫「無力化…君も何か被害をこうむっているのか?」

優希「よくぞ聞いてくれましただじぇ!」


優希「咲ちゃんが来る前は、
   私が部長の一番の愛犬だったんだじぇ」

優希「でも、咲ちゃんが来てからは、
   気がついたら部長が簀巻きになって
   咲ちゃんにひきずられていくから…」

優希「私は、全然部長にあまえられないんだじょ!」

優希「今日はもう、3時間も
   なでなでしてもらってないじぇ…」じわっ…


照「…ひどすぎる」

菫「いろんな意味でな」

菫「だが、見た感じでは君の方が
  運動神経とかよさそうな気がするんだが。
  直接抵抗してみたりはしなかったのか?」

優希「もちろんしたさ!」

優希「でも、咲ちゃんの怖いところは、
   戦闘能力じゃないんだじょ」

優希「確かにその時は勝ったけど…
   次の日タコスを食べていたら、
   なんだか急に眠くなって…」

優希「気がついたら簀巻きにされてたじぇ」

菫「簀巻き好きだな」

優希「そして…無様に転がってる私の目の前に、
   香ばしい香りをはなつタコスを、
   そっと優しく置いたんだじょ…!」



『ねえ、優希ちゃん。これ食べたい?』

『た、たべたい、食べたいじょ!!』ハッハッ

『うーん…でも、優希ちゃん、犬だよね?
 とっても、手癖の悪い犬』

『悪いワンちゃんには…これ、あげられないなぁ…』

『そ、そんな!後生だじぇ!
 こんな素晴らしい匂いを目の前でかがされ続けたら、
 私おかしくなっちゃうじぇ!』ハッハッハッハッ

『そうだなぁ…じゃぁ、これからは、
 ちゃんと私の言う事聞いてくれる?』

『そ、それは…』ハッハッハッハッ

『そっか。じゃぁ、これはもういらないね』

ひょいっ

『優希ちゃんの目の前で、ごみ箱に捨てるね?』

『な、なんてことするんだじぇ!?
 食べ物を粗末にしたらいけないんだじょ!?』

『え?粗末にするのは優希ちゃんでしょ?
 優希ちゃんの返事の結果、
 このタコスはゴミとして捨てられるんだから』

『そんな…!』

『ほーら、タコスがごみ箱の上空に来たよ?』

『あっ…あぁっ…やめるじょっ…!』

『少しずつ、高度が落ちていくよ』

『50cm…』

『40cm…』

『30cm…』

『20cm…』


『いきなり5cm』


『〜〜〜〜〜っ!!!』

『わ、わかったじょ!!』

『…何が?』

『わ、わかったじょ…咲ちゃんのいうこと、
 聞くじょ…』

『だ、だから…そのタコスを…
 許してやってほしいじょ…!!』



優希「というわけだじぇ」

照「ひどすぎる…!」

菫「いろんな意味でな」

優希「そんなわけで…この状況を打開する
   いい方法を教えてほしいんだじぇ」

照「私にいい案がある」

菫「これは期待できないな」

照「聞いたところ、あなたは咲と相性がいい」

照「だから、発想を逆転させるべき」

照「咲と争うのではなく…咲に飼ってもらえばいい」

菫「と、うちの狂人がほざいているが」

優希「目から鱗だじぇ!!」

菫「えぇー…」

優希「確かに、咲ちゃんにも飼ってもらえば、
   ご主人様が二人になって当社比二倍だじょ!」

照「その通り。咲はもう、竹井さんから離れないだろうから、
  竹井さんを独り占めするのは難しい」

照「でも…咲をご主人様にしてしまえば、
  あなたは二人から愛でられ放題」

優希「め、愛でられ…放題…?」ゴクリ

照「愛でられ放題」


スクッ!


優希「こ、こうはしてらんないじぇ!
   早速、咲ちゃんに忠誠を誓ってくるじぇ!!」

優希「ありがとう、咲ちゃんのおねーさん!!」

優希「失礼するじぇ!!」


ガチャン!ダッダッダ…


菫「えぇー…」

照「私にかかればこの通り」

菫「たった今、お前は自分の妹を
  どぎついSMプレイに巻き込んだわけだが」

照「咲ならきっと喜ぶ」

菫「くそっ…否定したいが、今なら
  その姿が容易に想像できてしまう」



--------------------------------------------------------



菫「…はぁ、どうやらこの流れだと、
  やっぱり今回もまともなのは
  一人くらいになりそうだな」

照「一人でもいると思っているの?」

菫「嫌なこと言うな!ほら、
  あの次鋒とかは大丈夫そうだろう!?」

照「なんで菫はわざわざフラグを立てるの?」


コンコン


菫「あ、はい…どうぞ」

まこ「失礼するぞ」


ガチャリ


まこ「清澄高校麻雀部の染谷まこっちゅうもんじゃ。
   今日はよろしゅう頼む」

菫「ほら、まともじゃないか」

照「…残念」

まこ「何のことじゃ?」

菫「いや…チームメイトにはちょっと言いにくい話だが、
  正直ここまでの相談者が散々だったんでな」

まこ「あぁ…咲と優希の奴か…
   うちの後輩が世話をかけたの」

まこ「実はな…わしが相談したいのも、
   あいつらのことだったりするんじゃ」

菫「…まぁ、あれが後輩だとしたら
  そりゃ悩みたくもなるだろうな」

まこ「そうじゃ…あいつらが来るまでは、
   わしが久の奴を独り占めできとったんに…!」ギリッ…

菫「お前もかよ!?」



--------------------------------------------------------



菫「…結局、やっぱり染谷も清澄だったということか…」

照「だから言ったじゃない」

菫「というか、清澄高校はどうなっているんだ!?
  これまで来た登場人物全員が
  何らかの愛憎関係にあるとか異常すぎだろう!」

菫「しかも、そのうち3人が久を狙っているとか…!」

照「むしろ、これは竹井さんにも問題があるんじゃない?」

菫「彼女は無罪だ!」

照「…なんか、やけに竹井さんの肩を持つね」

菫「彼女を否定したら、それはそのまま
  私に跳ね返ってくるからな」


コンコン


菫「まぁいい、どうせこれで最後だ…
  深く考えるのはやめよう。
  どうぞ?」


ガチャリ


和「そういえばiPS細胞というので
  同性の間でも子供ができるらしいです」


菫「うわぁ。最後の最後で
  一番ヤバそうなのがきちゃったぞ」

照「開口一番で失礼すぎでしょ」

菫「いやいや、それを言うなら
  あいつの発言にツッコめよ!?」

和「弘世さん、お義姉さん、こんにちは。
  本日はよろしくお願いします」

菫「あれ、意外とまともだな」

照「私はあなたにお義姉さんと呼ばれる筋合いはない」

菫「いや、咲ちゃんのお姉さんという意味なら
  そこまで変じゃないだろ」

照「はぁ…菫の耳は難聴」

菫「なんで私が貶められるんだ」

和「お義姉さん…今日はお義姉さんに
  相談があってまいりました」


和「咲さんを…私に下さい!」


菫「すまん、照。私が間違っていた」

照「わかってくれればいい」


和「咲さんを…私に下さい!」


菫「聞こえてるよ!?」

照「聞こえたうえで無視したのに」

和「なぜですか!?私が女だからですか!?
  大丈夫です!今の時代、女同士でも子供は作れます!
  結婚だって、法律で認められているんです!」

照「問題はそこじゃない」

菫「…照、私コーヒー淹れてくるから後は任せたぞ」

照「相談室の主、相談中にコーヒーを淹れに退場」

菫「目には目を。狂人には狂人をだ。行ってくる」

和「問題がそこじゃないというのなら…
  一体何が問題なんですか!?」

照「根本的なところ。咲が好きなのは、竹井さん」

照「あなたじゃない」

和「くっ…だから何だというんですか!?
  それなら私は、部長を排除するだけです!」

照「あなたにできるの?」

和「私にかかれば、部長なんてものの数じゃありません!」

照「その意気やよし。じゃぁ、竹井さんを始末したら
  咲と一緒にもう一度来て」

和「わかりました!」

菫「わかりましたじゃない!!」

菫「人がちょっと目を離したら…
  なんでそう物騒な方向になるんだ!?」

菫「というか照!率先して
  殺人幇助(ほうじょ)するんじゃない!」

照「菫が私を置いてコーヒーブレイクするから悪い」ぷいっ

菫「まったく…おい、原村和!
  言っておくが、もしそんなことをしたら
  お前は一生咲ちゃんに恨まれるぞ!
  それこそ、お前が咲ちゃんに殺されかねん」

和「咲さんに殺されるなら本望です!」

菫「…ヤバいぞこいつ…
  本気で危険人物じゃないか!」


ガチャッ…


咲「話は聞いたよ、和ちゃん」

和「さ…咲さん!?」

菫「…なぁ、この部屋、一応完全防音なんだが…
  どうやって話を聞いたんだ?
  ドア、閉めてあったよな?」

照「菫相談室のセキュリティはザル」

菫「言ってる場合か!普通に大問題じゃないか!」

咲「あ、大丈夫ですよ?さっきうかがった時に、
  こっそり盗聴器しかけただけですから」

菫「ああ、それならよかっ…
  いや、よくないんだが…うん」

咲「話を戻すね、和ちゃん。
  私だったら、相手を武力で排除する人はお断りかな」

和「…なら、私はどうすればいいんですか!」

咲「武力以外を使えばいいんだよ。
  言葉を使って。状況を利用して。
  敵すら自分の手駒にして。
  そうして、私を虜にするの。
  真綿で首を絞めるように、ゆっくり、ゆっくり…」

咲「部長が、私にそうしたようにね?」

咲「だから、和ちゃんの責めが部長を上回っていたら…
  もしかしたら私は、和ちゃんに
  乗り換えるかもしれないよ?」

和「……!」

和「わかりました!私、頑張ります!」

和「絶対に、咲さんを振り向かせて見せます!」

和「では、私は今から盗聴器を買いに行くので、
  失礼しますね!」


ガチャッ!
ダッダッダ…!


菫「えぇー…」

照「やっぱり竹井さんが諸悪の根源だった」

咲「あ、部長は清廉潔白だよ?」

照「じゃぁ、さっきの発言はなんだったの」

咲「嘘も、ずっと言い続けたら、本当になるかなって…」

照「なるほど…咲は策士」

咲「えへへ…まぁ、多分に願望を含んでるんだけどね」

菫「なごんでる場合か!?
  あの様子だと、原村は本気だぞ!?」

咲「和ちゃんの本気なんてたかが知れてますよ。
  結局は和ちゃん、直情型ですから…」

咲「はぁ…部長に、外堀を埋めるように
  じわじわと責められたいなぁ…」

咲「あ、じゃぁ…和ちゃんも消えたことですし、
  私もそろそろ行きますね?」

菫「あ、ああ…」

咲「さ、優希ちゃん。行くよ?
  逃げた部長を探さなきゃ…」

優希「ワン!」

咲「はい、これ部長のストッキング。
  これで匂いを追いかけて」

優希「ワン!」

咲「あっ、こら!しゃぶらないの!
  匂い消えちゃうでしょ!?」


ガチャンッ…


菫「……」

菫「……」

菫(私は今まで、私ほどヤンデレに
  苛まれている者はいないと思っていた)


照「菫…?」

菫「……」

菫(だが、その認識は甘かったようだ)


照「菫?起きてる?食べていい?」

菫(私はまだ、久に比べたら…
  ましな方なのかもしれないな)


照「返事がないからいただきます」


菫「……」


ビシュッ


照「おもちっ」ズドッ

菫「こうやって…普通に撃破できるもんな」



--------------------------------------------------------



尭深「…はい、これで清澄高校は終了ですね…
   お疲れ様でした」

淡「清澄はどうだった?」

菫「ああ…なんというか、ひどかったぞ?
  私の境遇が、まだ幸せだと錯覚するくらいにな」

誠子「そ、それはすさまじいですね…
   正直、弘世先輩も相当な不遇だと思いますが…」

菫「物理攻撃で排除できるだけましだと思ったよ」

誠子「い、いったい何があったんですか…」

菫「ああ、そうそう。私の個人ルーム、
  盗聴器が仕掛けられているそうだから、
  取り外しの業者を手配しておいてくれ」

誠子「盗聴器!?」

淡「あ、私用事を思い出したから失礼するね!」

照「私も」

菫「…まぁ、なんとなく予想してたさ。
  ちなみに個人ルームは当然鍵が掛けてあるからな?」

淡「くそう!くそう!!」

照「高かったのに」


尭深「清澄高校という最悪の魔窟を乗り越えた菫相談室。
   魔物たちとの邂逅は、一回り菫を成長させた。
   だが、果たしてこのまま終わるのか…?」

照「次回、菫相談室 『転落』」

淡「こうご期待!!」


菫「だから不吉なナレーションを入れるな!!」




続く!!
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posted by ぷちどろっぷ at 2014年09月05日 | Comment(5) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
のどっちの出落ちの破壊力凄いな
Posted by at 2014年09月05日 18:49
久と菫で苦労話で盛り上がる話もみたい
Posted by at 2014年09月06日 01:23
さすが清澄。阿知賀の上をいってるな

あとやっぱり振り回されてる菫さんはイキイキしてていいな!
Posted by at 2014年09月06日 08:40
コメントありがとうございます!

>のどっち
うちで出てくるのどっちは大抵最大級のピンクです。

>久と菫
淡「そのネタ、いただきだよ!」

>清澄
長野は魔窟ですから!
菫さんは今後も受難が続くと思います。
Posted by ぷちどろっぷ(管理人) at 2014年09月07日 16:00
とても面白いです。

これからも無理せず続けて下さい。

期待しています。
Posted by レッドラム at 2014年09月13日 20:14
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