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【咲SS】菫相談室 第05話 『降臨』
<あらすじ>
照「他の女にうつつをぬかしまくって
サボりまくってた菫相談室。
ようやく再開室です」
菫「失礼な」
<バックナンバー>
本SSは菫相談室の番外編です。
菫相談室はこちら。
菫「第01話はこれだ」
照「第02話はこれ」
淡「第03話はこれだよ!」
尭深「…第04話はこれです」
番外編:菫「お互い、苦労するよな」久「ええ」
久「前編はこれよ!」
菫「後半はこれだ」
番外編:竹井相談室
久「前編はこれよ!」
咲「後編はこれです」
<登場人物>
弘世菫,宮永照,大星淡,渋谷尭深,亦野誠子(チーム虎姫,白糸台),
神代小蒔,石戸霞,薄墨初美,狩宿巴,滝見春(永水女子)
<症状>
※照が軽いヤンデレ
<その他>
※ギャグです。
--------------------------------------------------------
菫「……」サッサッ
菫「……」サッサッ
照「菫、何してるの?」
菫「見ればわかるだろ。掃除だよ、掃除」
淡「なんでまた急に?」
菫「いや、定期的に掃除はしているが…
今日来るのは永水だからな」
照「永水だと何かあるの?」
菫「何…というわけではないが、
彼女たちは言うなれば神の使いだろう?
それ相応に礼を尽くすべきかと思ってな」
誠子「なるほど」
小蒔(浮き輪)
「素晴らしい心がけですね!我々も見習わないと!」
尭深「神の使い、浮き輪にはまって登場」
初美(半裸)
「ちょっと姫様ー?
まだ開室時間になってませんよー?」
照「神の使い、ほとんど肌色で登場」
霞「こらこら初美ちゃん?
そんなはしたない恰好で出てきたら駄目でしょう?」
初美(半裸)「こっ…かひゅっ…」
淡「神の使い、アイアンクロー!」
菫「ははっ、日本、終わったな」
--------------------------------------------------------
菫「さて…というわけで、
待たせてしまったが開室だ」
照「最初の相談者は誰かな?」
淡「楽しみ!」
菫「おい、何当然のように居座ってるんだ」
照「事前に永水からOKはもらった」
淡「むしろウェルカムだってさ!」
菫「…まぁそれなら何も言うまい」
菫(くそっ…むしろ、こっそり私が
こいつらのことで
相談に乗ってもらおうと思ってたのに…)
トントン
菫「どうぞ」
淡「そういえばここって防音なのに
どうして最初のやり取りできるの?」
菫「相談中以外はちょっとドアを開けてるからな」
照「なるほど」
小蒔「失礼いたします!」
ガチャッ…
小蒔(浮き輪)
「永水女子高校2年生の神代小蒔と申します。
本日はよろしくお願いいたします」ぺっこりん
菫「おお…おお…」
照「菫が謎の感動をしている」
菫「これまで、長いこと相談室をやってきたが…
ここまで心から安心できる相談者は初めてだ…!」
淡「浮き輪には目をつむったんだね」
照「そしてフラグを立てる」
菫「うるさい!彼女は神の依代だぞ!?
お前らみたいなヤンデレなはずがないだろう!
失礼な口を叩くな!」
菫「さ、神代さん…好きなだけ相談していってくれ」
照「態度の違いが不快」
淡「遺憾の意を表明する」
小蒔(浮き輪)
「はい…私の相談内容はですね…
実は、海に行きたいんです!」
照「見ればわかる」
淡「というか、ここに来るまでに
いくらでも行けたんじゃない?」
小蒔(浮き輪)
「皆さんと一緒に行きたいんです!」キラキラ
菫「ははっ、海か、いいじゃないか!」
照「!?あの菫がまさかの快諾!?」
淡「私達がどれだけ誘っても
頑として首を縦に振らなかったのに!?」
菫「だからお前達と一緒にするな!
お前達は私の水着を脱がすことに
全身全霊を注いでくるだろうが!」
菫「彼女を見ろ!この純真無垢な浮き輪スタイル…
彼女は間違いなく純粋に海を楽しもうとしている!」
照「どうしよう菫が壊れた」
淡「いつもなら絶対浮き輪にツッコむのにね…」
菫「というわけで、神代さん。
その相談…というかお願いだが、承諾したよ
ぜひご一緒させてくれ」
小蒔?(浮き輪)
「…その言葉、誠ですか?」
菫「ん?ああ、本当だ。さっそく後で
日程を決めようじゃないか」
淡(…雰囲気が変わった!?)
照(…これは、降りたっぽい)
小蒔?(浮き輪)
「…そう…ならば、
これよりそなたは我が娘。
さぁ、神境に行きましょう」
小蒔?(浮き輪)
「…そして、我が同胞(はらから)と共に、
永久(とこしえ)に
この地を護る(まもる)のです」
菫「な、なんだ?何の話をしている?」
ザッ!
照「菫、逃げて。あれは神代さんじゃない。
たぶん悪い神様」
淡「このままじゃ菫先輩、
神隠しされちゃうよ!?」
菫「なっ!?あの浮き輪を
装着した残念な姿が神様だというのか!?」
悪い神(浮き輪)
「…我が娘達、貴女達もいらっしゃい。
さすれば、悠久の時を
そこな娘と生きることができますよ?」
照「なんだ、いい神様だった。じゃぁ行こうか」
淡「神境にレッツゴー!」
菫「変わり身早すぎだろ!?」
善い神(浮き輪)
「…さ…それでは、藍色髪の娘を捕えるのです」
照「了解」
淡「捕えるついでに食べていい?」
菫「くっ…いくらなんでも神の前で
矢をつがえていいのか…!?」
ヒュッ
初美(肌色)「その必要はありませんよー」
霞「まったく、冗談好きの神様にも困ったものね」
巴「いやいや、あの神様どちらかというと
霞さん枠ですから。
冗談も時々本当にしちゃいますよ?」
春「とりあえず、お戻りいただく…」
菫「永水!?」
照「の全員、まさかの盗聴」
--------------------------------------------------------
小蒔(浮き輪)
「すやすや…もう食べられません…」
菫「…あれは何だったんだ…」
春「いたずら好きの神様」
霞「ついでに女好き」
初美(肌色)
「時々見こみのある子を
さらってきちゃうんですよねー」
菫「それって本当に神なのか?変態じゃなくて?」
巴「いいとこもあるんですよ?
…えと、麻雀が恐ろしく強いとか…」
菫「照、お前神様に親戚いないか?」
照「変態=私という図式に遺憾の意」
淡「そういえば、どうしてすぐここに来れたの?
やっぱ盗聴?」
巴「まさか。私達も一応修行を積んでますから、
姫様に神様が降りてきたらすぐわかるんですよ」
霞「もちろん、降りてきた神様が誰かも、ね」
春「ちょっと危なそうだったから助けに来た」
菫「おお…おお…!」
照「菫がまた謎の感動」
菫「浮き輪とか半裸とかアイアンクローとかを見て
ちょっと不安になったが…
やはり永水は神の使いだ…!」
淡「それだけ見たのにまだ信じるんだ?」
菫「若干神様とか問題もあったが、
これなら今日は安心して
相談も続けられそうだ…」
照「だからなんでわざわざフラグを立てるの?」
--------------------------------------------------------
春「というわけで、次は私…」
菫「君は…1年生の滝見さんだったな。
さっきは助けてくれてありがとう」
春「気にしないで…これから助けてもらうから」
菫「そう言ってもらえるとありがたいが…
君にも何か悩み事があるのか?」
春「ある…久に会いたい」
菫「ひ、ひさ…もしかして、清澄の竹井久のことか?」
春「そう」
菫「…他校にまで久を好きな子がいるのか…」
照「…やっぱり竹井さんに問題があると思う」
淡「関わるとヤンデレになっちゃうとか?」
菫「久は無実だ!」
菫「まあ、それは置いておいて。
君の悩みを解決するのはちょっと難しいな…
直接会いには行けないのか?」
春「行けるけど…鹿児島と長野は遠い」
春「そこで、解決策を持ってきた」
菫「解決策って…黒糖?これでどうするつもりだ?」
春「食べてみてほしい」
菫「まぁいいが…」
ガシッ
菫「なんだ、照」
照「その黒糖は危険」
淡「明らかによくないオーラてんこ盛りだよ!」
菫「いやいや、ただの黒糖だろう?」
照「だったらまず亦野に毒見させよう」
春「食べてくれれば誰でもいい」
……
ガチャッ
誠子「ええと、呼び出しがあったから来ましたけど…
何かあったんですか?」
春「おみやげに黒糖を持ってきた。食べてほしい」
誠子「あ、そのために呼んでくれたんだ。
なんだか悪いなー、じゃ、ありがたくいただくね」
パクッボリボリボリ…
誠子「ん、おいし
その瞬間だった。
亦野の体が突然光を放ったかと思うと、
やがて光は四散し、辺り一面を白一色に変えた。
あまりの眩さに私達は思わず目を瞑った。
そして、目を開けた次の瞬間には…
もう、亦野はそこにいなかった。
菫「ま…亦野ー!!!」
春「…成功。多分」
菫「あの黒糖は何だったんだ!?」
春「悪い神様に力を借りた、転移の黒糖」
照「悪いって言っちゃった」
淡「転移…なんかかっこいい!」
春「食べた者を一定の確率で喜界に飛ばす」
菫「…喜界に飛ばなかった時は!?」
春「異次元空間で個を保てなくなり霧散する」
菫「おぃぃぃぃいいい!!!」
春「今回は成功…多分。
おかげでいいデータが取れた…」
菫「多分ってなんだ!?
とりあえず安否確認しないと!」
ピッポッパ
プルルルーッ…プルルルーッ…プルルルーッ…
プルルルーッ…プルルルーッ…プルルルーッ…
ガチャッ
菫「もしもし!?亦野大丈夫か!?」
誠子『えーと、弘世先輩…ちょっと、
展開についていけてないんですが…』
誠子『なんで私、沖縄にいるんですかね?』
春「…残念。ちょっとずれた」
菫「ちょっとどころじゃないだろう!?」
--------------------------------------------------------
菫「くそっ!永水は完全に安牌だと思っていたのに!
とんでもない伏兵じゃないか!」
照「それもこれも、竹井さんに関わったのが…」
淡「多分箱入り娘だっただろうし、
外来の汚染物質に対する
抵抗力がなかったんだろうねー」
照「春は犠牲になったのだ…久の犠牲にな」
菫「久を悪者みたいに言うな」
照「…菫は竹井さんをひいきしすぎ」
淡「自分に跳ね返ってくるからってねー」
菫「そこは譲れないんだよ。
こっちに原因があるとか考えたくない」
照「まあいい。残りは、眼鏡と半裸とアイアンクロー」
淡「さて、安牌はあるのかな?」
菫「その言い方やめろ!
なんか危険牌しかない気がしてくる!」
--------------------------------------------------------
巴「あ、私はそういう点では安牌ですよ」
菫「ほっ」
照「自分で言う安牌ほど怪しいものはない」
淡「さっきも全裸で神代小蒔に絡みついてたしね!」
巴「あ、あれは儀式だから仕方ないんだってば!」
照「その神聖な儀式の内容を教えてほしい。菫とやる」
淡「私もやる!」
菫「はい馬鹿はストップ。
じゃあ、君の悩み事を聞こうか…
そもそもあるのか知らないが」
巴「あ、ありますよ。おそらく、
弘世さんもこれから味わうことになりますが…」
巴「残ってる二人が、なかなかの悪霊コンビでして…
私も手を焼いているんです」
菫「ははっ、聞きたくなかった情報だな」
照「巫女なのに悪霊がいるの?」
巴「私達六女仙は役割で二つの班に分かれるんです。
一つは春ちゃんと私のように、悪霊を祓う側」
巴「もう一つは、霞さんやハッちゃんのように、
その身に穢れをため込んだ後で
清められる側です」
淡「お守りみたいなもの?」
巴「あ、まさにそれです。
守りたい誰かの代わりになって
穢れを引き受けるんです」
菫「…それだけ聞いていると、
普通に胸を打たれるんだが。
人のために身代わりになるなんて、
そうそうできたもんじゃないぞ」
巴「はい…確かにつらいお役目ですし、
それを笑顔でこなす二人のことを尊敬しています」
巴「が…」
菫「が?」
巴「すいません、順番逆の方がよかったですね…
直接、見てもらった方が早いかなと」
巴「私の相談は、
あの二人を少し懲らしめてほしい、です」
巴「後はよろしくお願いします」
菫「お、おい!?ここまで引っ張っておいて
それはないだろう!?」
巴「いえ…正直、口で説明するのが
恥ずかしいので…すいません!」
菫「口で言うのをはばかるような事態になるのか!?」
--------------------------------------------------------
菫「くそっ…確かに彼女自身は何もなかったが…
結局心労は増えたじゃないか!」
照「後ろの二人、楽しみだね」
淡「悪霊コンビかー!なんかすごそうだよね!」
菫「楽しみなら代わってくれないか?
私はコーヒーブレイクしてくるから」
照「止めはしないけど…
前回どうなったか覚えてるよね?」
淡「私はとりあえず引っ掻き回すよ!」
菫「くそっ!さっさと終わらせるぞ!!」
--------------------------------------------------------
初美(肌色)「というわけで、次は私ですよー!」
照「あ、半裸」
淡「というか、ほぼ全裸だよね?」
菫「確かにツッコミたくはなるが…」
初美「んっ…」ゾクゾクッ
初美(肌色)
「えへへ…この衣装は、
霞ちゃんがくれた神聖な衣装ですよー?」
菫「そ、そうか…なら何も言うま」
照「なんであなただけそんなきわどいの?」
菫(聞かなかったのに!!)
初美(肌色)
「あははー、そこ、聞いちゃいますかー」
初美(肌色)
「ある時ですねー、霞ちゃんがですねー、
おいたをした私を叱ったんですよー」
初美(肌色)
「こう、おしりをぺろーんって出してー、
ぺちんぺちんってですねー」
初美(肌色)
「それがー、すっごく、痛くてですねー…
私、泣いちゃったんですよー」
初美(肌色)
「そしたらですねー、霞ちゃんが、
すっごいエロっちい顔をしてですねー」
初美(肌色)
『初美ちゃん、あなたは
いつも悪さばかりするから、
これからはいつでもお仕置きできるように
これを身につけなさい?』ってですねー」
初美(肌色)
「もちろん私は抵抗しましたよー?
でもですねー、抵抗したそばから組み伏せられて、
またペチーン!!ペチーン!!ってー」
初美(肌色)
「そしたらですねー、なんか、私、
変になってきちゃいましてー」
初美(肌色)
「いたいんですよー?でも、なんか、
だんだん、すきに、なってきてー」
初美(肌色)
「おしおき、されないと、
だめに、なっちゃいましてー」
初美(肌色)
「そのうち、なんか、これ、
着てるだけで、からだがむずm」
菫「す、ストップ!ストップだ!!
もう相談でも何でもない
ただの猥談になってるじゃないか!!」
照「でも、菫も聞き入ってた」
淡「ストップだいぶ遅かったよね!」
菫「うるさい!!」
菫「おい、薄墨!結局お前の相談は何なんだ!」
初美(肌色)
「えーとですねー。実は最近霞ちゃんとのプレイが」
菫「よし!相談終了!帰れ!!」
--------------------------------------------------------
淡「いやー、さすが三年という年に違わぬエロっぷりだったね!」
照「私達も見習わないと」
菫「見習うなよ!?そして私を巻き込むなよ!?」
菫「そして、次は変態の片割れか…!
もう、ここで閉室してもいいんじゃないのか!?」
照「菫はアイアンクローかます
悪霊持ちの巫女を平然と無視できるんだね」
淡「私だったらアイアンクローいやだなー」
菫「くそっ!やればいいんだろう!?やれば!!
私だってアイアンクローはいやだ!!」
--------------------------------------------------------
霞「永水女子高校の石戸霞と申します。
本日はよろしくお願いしますね」
菫「…前情報がなければ安心できたのになぁ」
照「でもネタはすでに割れている」
淡「ドS!」
霞「あらあら、初美ちゃんあたりが吹き込んだのかしら?
これは、またお仕置きしないといけないわね」にっこり
菫「…とりあえずお仕置きは
帰ってからやってもらうとして…
あなたには悩み事はあるのか?」
霞「ええ、あるわ」
菫「一応聞いておくが、
薄墨とのプレイがらみじゃないよな?」
霞「ええと…真面目に相談したいんだけど…」
菫「…なんかすいません」
霞「では、気を取り直して…初美ちゃんと私が、
身代わり人形だって話は誰かから聞いたかしら?」
菫「…狩宿さんから」
霞「そう。なら話は早いんだけど…
私たちね、そろそろ限界が近いのよ」
菫「げん…かい?」
照「人形としての寿命ということ?」
霞「ええ。あなた達の反応からして、
初美ちゃんがけっこうやんちゃしたんでしょう?」
霞「でもね…あの子も、昔はあんな子じゃなかった。
もちろん、私もね」
霞「穢れをため込んでいくうちに、
穢れが取れなくなっていったの。
祓われても、少しずつ残るようになっていったの。
それが、精神にまで影響を及ぼしている」
霞「もうすぐ、私達は正常な思考すら保てなくなる」
淡「そんなっ…!」
菫「なんとか…ならないのか…!?」
霞「…それを相談したいの。一応解決策も持ってきたわ」
霞「…はい、黒糖」
菫「その流れはもうやったんだよぉおおお!!!」
霞「あらら、もしかして春ちゃんとかぶってたかしら?」
照「完全に一致」
淡「まったくもって!」
霞「それは残念。でも私は
春ちゃんほど甘くはないわよ?」
シュッ
菫「なっ」ゴクンッ
その瞬間だった。
菫の体が突然光を放ったかと思うと、
やがて光は四散し、辺り一面を白一色に変えた。
あまりの眩さに私達は思わず目を瞑った。
そして、目を開けた次の瞬間には…
もう、菫はそこにいなかった。
照「す、すみれー」
淡「テル、もうちょっと気持ちこめようよ」
霞「さ、想い人はもう神境に行ってしまったけど…
あなた達はどうするのかしら?
同じようにスローインしてもいいけど」
照「仕方がない」ボリボリ
淡「鹿児島探検も面白いんじゃない?」ボリボリ
--------------------------------------------------------
尭深「…で、結局虎姫全員で神境訪問ですか…」
菫「まぁ、海に行くって約束したしな…
結果的には手間が省けてよかったかもしれない」
誠子「私だけ、ここ来るの命懸けだったんですけど!?
主にハブが!ハブの奴が!!」
菫「飛ばされどころが悪すぎたな…すまん」
誠子「いや、弘世先輩は悪くないんですけどね」
春「今度はちゃんと師匠に教わってからにする…」
誠子「いやもう食べないよ!?」
巴「やっぱりこうなりましたか…
霞さん、やりたい放題ですから」
菫「あのどシリアスな話はなんだったんだ!?」
霞「あなた達を呼び込むために頑張って考えたのよ」
菫「作り話かよ!?」
初美(肌色)
「というか、霞ちゃんの話は9割型嘘ですよー?」
菫「お前はいいから服を着ろよ!!」
照(浮き輪)
「まぁ、来たからには思い切り楽しむべき」
淡(浮き輪)
「楽しむべき!」
小蒔(浮き輪)
「楽しむべきです!」
照(浮き輪)
「まずは、菫の水着をはぎ取る」
淡(浮き輪)
「はぎ取る!」
小蒔(浮き輪)
「え、あ…はぎ取る!」
菫「おい、ヤンデレ馬鹿ども!
神代さんに悪い影響を与えるな!」
菫「たくっ……まあでも、
たまにはこういうのもいいか…
私も泳ぐとしよう」
霞「ひょんなことから神境に足を踏み入れた虎姫。
だが、そこは巫女以外立ち入り禁止の聖域だった。
巫女となる使命を課される虎姫。
果たして、次に彼女達が世俗に触れられるのは
いつの日か…」
霞「次回、菫相談室 『修行!』お楽しみにね」
菫「マジで!?」
霞「もちろんうそよ?」にっこり
菫「このドS!!」
(完)
照「他の女にうつつをぬかしまくって
サボりまくってた菫相談室。
ようやく再開室です」
菫「失礼な」
<バックナンバー>
本SSは菫相談室の番外編です。
菫相談室はこちら。
菫「第01話はこれだ」
照「第02話はこれ」
淡「第03話はこれだよ!」
尭深「…第04話はこれです」
番外編:菫「お互い、苦労するよな」久「ええ」
久「前編はこれよ!」
菫「後半はこれだ」
番外編:竹井相談室
久「前編はこれよ!」
咲「後編はこれです」
<登場人物>
弘世菫,宮永照,大星淡,渋谷尭深,亦野誠子(チーム虎姫,白糸台),
神代小蒔,石戸霞,薄墨初美,狩宿巴,滝見春(永水女子)
<症状>
※照が軽いヤンデレ
<その他>
※ギャグです。
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菫「……」サッサッ
菫「……」サッサッ
照「菫、何してるの?」
菫「見ればわかるだろ。掃除だよ、掃除」
淡「なんでまた急に?」
菫「いや、定期的に掃除はしているが…
今日来るのは永水だからな」
照「永水だと何かあるの?」
菫「何…というわけではないが、
彼女たちは言うなれば神の使いだろう?
それ相応に礼を尽くすべきかと思ってな」
誠子「なるほど」
小蒔(浮き輪)
「素晴らしい心がけですね!我々も見習わないと!」
尭深「神の使い、浮き輪にはまって登場」
初美(半裸)
「ちょっと姫様ー?
まだ開室時間になってませんよー?」
照「神の使い、ほとんど肌色で登場」
霞「こらこら初美ちゃん?
そんなはしたない恰好で出てきたら駄目でしょう?」
初美(半裸)「こっ…かひゅっ…」
淡「神の使い、アイアンクロー!」
菫「ははっ、日本、終わったな」
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菫「さて…というわけで、
待たせてしまったが開室だ」
照「最初の相談者は誰かな?」
淡「楽しみ!」
菫「おい、何当然のように居座ってるんだ」
照「事前に永水からOKはもらった」
淡「むしろウェルカムだってさ!」
菫「…まぁそれなら何も言うまい」
菫(くそっ…むしろ、こっそり私が
こいつらのことで
相談に乗ってもらおうと思ってたのに…)
トントン
菫「どうぞ」
淡「そういえばここって防音なのに
どうして最初のやり取りできるの?」
菫「相談中以外はちょっとドアを開けてるからな」
照「なるほど」
小蒔「失礼いたします!」
ガチャッ…
小蒔(浮き輪)
「永水女子高校2年生の神代小蒔と申します。
本日はよろしくお願いいたします」ぺっこりん
菫「おお…おお…」
照「菫が謎の感動をしている」
菫「これまで、長いこと相談室をやってきたが…
ここまで心から安心できる相談者は初めてだ…!」
淡「浮き輪には目をつむったんだね」
照「そしてフラグを立てる」
菫「うるさい!彼女は神の依代だぞ!?
お前らみたいなヤンデレなはずがないだろう!
失礼な口を叩くな!」
菫「さ、神代さん…好きなだけ相談していってくれ」
照「態度の違いが不快」
淡「遺憾の意を表明する」
小蒔(浮き輪)
「はい…私の相談内容はですね…
実は、海に行きたいんです!」
照「見ればわかる」
淡「というか、ここに来るまでに
いくらでも行けたんじゃない?」
小蒔(浮き輪)
「皆さんと一緒に行きたいんです!」キラキラ
菫「ははっ、海か、いいじゃないか!」
照「!?あの菫がまさかの快諾!?」
淡「私達がどれだけ誘っても
頑として首を縦に振らなかったのに!?」
菫「だからお前達と一緒にするな!
お前達は私の水着を脱がすことに
全身全霊を注いでくるだろうが!」
菫「彼女を見ろ!この純真無垢な浮き輪スタイル…
彼女は間違いなく純粋に海を楽しもうとしている!」
照「どうしよう菫が壊れた」
淡「いつもなら絶対浮き輪にツッコむのにね…」
菫「というわけで、神代さん。
その相談…というかお願いだが、承諾したよ
ぜひご一緒させてくれ」
小蒔?(浮き輪)
「…その言葉、誠ですか?」
菫「ん?ああ、本当だ。さっそく後で
日程を決めようじゃないか」
淡(…雰囲気が変わった!?)
照(…これは、降りたっぽい)
小蒔?(浮き輪)
「…そう…ならば、
これよりそなたは我が娘。
さぁ、神境に行きましょう」
小蒔?(浮き輪)
「…そして、我が同胞(はらから)と共に、
永久(とこしえ)に
この地を護る(まもる)のです」
菫「な、なんだ?何の話をしている?」
ザッ!
照「菫、逃げて。あれは神代さんじゃない。
たぶん悪い神様」
淡「このままじゃ菫先輩、
神隠しされちゃうよ!?」
菫「なっ!?あの浮き輪を
装着した残念な姿が神様だというのか!?」
悪い神(浮き輪)
「…我が娘達、貴女達もいらっしゃい。
さすれば、悠久の時を
そこな娘と生きることができますよ?」
照「なんだ、いい神様だった。じゃぁ行こうか」
淡「神境にレッツゴー!」
菫「変わり身早すぎだろ!?」
善い神(浮き輪)
「…さ…それでは、藍色髪の娘を捕えるのです」
照「了解」
淡「捕えるついでに食べていい?」
菫「くっ…いくらなんでも神の前で
矢をつがえていいのか…!?」
ヒュッ
初美(肌色)「その必要はありませんよー」
霞「まったく、冗談好きの神様にも困ったものね」
巴「いやいや、あの神様どちらかというと
霞さん枠ですから。
冗談も時々本当にしちゃいますよ?」
春「とりあえず、お戻りいただく…」
菫「永水!?」
照「の全員、まさかの盗聴」
--------------------------------------------------------
小蒔(浮き輪)
「すやすや…もう食べられません…」
菫「…あれは何だったんだ…」
春「いたずら好きの神様」
霞「ついでに女好き」
初美(肌色)
「時々見こみのある子を
さらってきちゃうんですよねー」
菫「それって本当に神なのか?変態じゃなくて?」
巴「いいとこもあるんですよ?
…えと、麻雀が恐ろしく強いとか…」
菫「照、お前神様に親戚いないか?」
照「変態=私という図式に遺憾の意」
淡「そういえば、どうしてすぐここに来れたの?
やっぱ盗聴?」
巴「まさか。私達も一応修行を積んでますから、
姫様に神様が降りてきたらすぐわかるんですよ」
霞「もちろん、降りてきた神様が誰かも、ね」
春「ちょっと危なそうだったから助けに来た」
菫「おお…おお…!」
照「菫がまた謎の感動」
菫「浮き輪とか半裸とかアイアンクローとかを見て
ちょっと不安になったが…
やはり永水は神の使いだ…!」
淡「それだけ見たのにまだ信じるんだ?」
菫「若干神様とか問題もあったが、
これなら今日は安心して
相談も続けられそうだ…」
照「だからなんでわざわざフラグを立てるの?」
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春「というわけで、次は私…」
菫「君は…1年生の滝見さんだったな。
さっきは助けてくれてありがとう」
春「気にしないで…これから助けてもらうから」
菫「そう言ってもらえるとありがたいが…
君にも何か悩み事があるのか?」
春「ある…久に会いたい」
菫「ひ、ひさ…もしかして、清澄の竹井久のことか?」
春「そう」
菫「…他校にまで久を好きな子がいるのか…」
照「…やっぱり竹井さんに問題があると思う」
淡「関わるとヤンデレになっちゃうとか?」
菫「久は無実だ!」
菫「まあ、それは置いておいて。
君の悩みを解決するのはちょっと難しいな…
直接会いには行けないのか?」
春「行けるけど…鹿児島と長野は遠い」
春「そこで、解決策を持ってきた」
菫「解決策って…黒糖?これでどうするつもりだ?」
春「食べてみてほしい」
菫「まぁいいが…」
ガシッ
菫「なんだ、照」
照「その黒糖は危険」
淡「明らかによくないオーラてんこ盛りだよ!」
菫「いやいや、ただの黒糖だろう?」
照「だったらまず亦野に毒見させよう」
春「食べてくれれば誰でもいい」
……
ガチャッ
誠子「ええと、呼び出しがあったから来ましたけど…
何かあったんですか?」
春「おみやげに黒糖を持ってきた。食べてほしい」
誠子「あ、そのために呼んでくれたんだ。
なんだか悪いなー、じゃ、ありがたくいただくね」
パクッボリボリボリ…
誠子「ん、おいし
その瞬間だった。
亦野の体が突然光を放ったかと思うと、
やがて光は四散し、辺り一面を白一色に変えた。
あまりの眩さに私達は思わず目を瞑った。
そして、目を開けた次の瞬間には…
もう、亦野はそこにいなかった。
菫「ま…亦野ー!!!」
春「…成功。多分」
菫「あの黒糖は何だったんだ!?」
春「悪い神様に力を借りた、転移の黒糖」
照「悪いって言っちゃった」
淡「転移…なんかかっこいい!」
春「食べた者を一定の確率で喜界に飛ばす」
菫「…喜界に飛ばなかった時は!?」
春「異次元空間で個を保てなくなり霧散する」
菫「おぃぃぃぃいいい!!!」
春「今回は成功…多分。
おかげでいいデータが取れた…」
菫「多分ってなんだ!?
とりあえず安否確認しないと!」
ピッポッパ
プルルルーッ…プルルルーッ…プルルルーッ…
プルルルーッ…プルルルーッ…プルルルーッ…
ガチャッ
菫「もしもし!?亦野大丈夫か!?」
誠子『えーと、弘世先輩…ちょっと、
展開についていけてないんですが…』
誠子『なんで私、沖縄にいるんですかね?』
春「…残念。ちょっとずれた」
菫「ちょっとどころじゃないだろう!?」
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菫「くそっ!永水は完全に安牌だと思っていたのに!
とんでもない伏兵じゃないか!」
照「それもこれも、竹井さんに関わったのが…」
淡「多分箱入り娘だっただろうし、
外来の汚染物質に対する
抵抗力がなかったんだろうねー」
照「春は犠牲になったのだ…久の犠牲にな」
菫「久を悪者みたいに言うな」
照「…菫は竹井さんをひいきしすぎ」
淡「自分に跳ね返ってくるからってねー」
菫「そこは譲れないんだよ。
こっちに原因があるとか考えたくない」
照「まあいい。残りは、眼鏡と半裸とアイアンクロー」
淡「さて、安牌はあるのかな?」
菫「その言い方やめろ!
なんか危険牌しかない気がしてくる!」
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巴「あ、私はそういう点では安牌ですよ」
菫「ほっ」
照「自分で言う安牌ほど怪しいものはない」
淡「さっきも全裸で神代小蒔に絡みついてたしね!」
巴「あ、あれは儀式だから仕方ないんだってば!」
照「その神聖な儀式の内容を教えてほしい。菫とやる」
淡「私もやる!」
菫「はい馬鹿はストップ。
じゃあ、君の悩み事を聞こうか…
そもそもあるのか知らないが」
巴「あ、ありますよ。おそらく、
弘世さんもこれから味わうことになりますが…」
巴「残ってる二人が、なかなかの悪霊コンビでして…
私も手を焼いているんです」
菫「ははっ、聞きたくなかった情報だな」
照「巫女なのに悪霊がいるの?」
巴「私達六女仙は役割で二つの班に分かれるんです。
一つは春ちゃんと私のように、悪霊を祓う側」
巴「もう一つは、霞さんやハッちゃんのように、
その身に穢れをため込んだ後で
清められる側です」
淡「お守りみたいなもの?」
巴「あ、まさにそれです。
守りたい誰かの代わりになって
穢れを引き受けるんです」
菫「…それだけ聞いていると、
普通に胸を打たれるんだが。
人のために身代わりになるなんて、
そうそうできたもんじゃないぞ」
巴「はい…確かにつらいお役目ですし、
それを笑顔でこなす二人のことを尊敬しています」
巴「が…」
菫「が?」
巴「すいません、順番逆の方がよかったですね…
直接、見てもらった方が早いかなと」
巴「私の相談は、
あの二人を少し懲らしめてほしい、です」
巴「後はよろしくお願いします」
菫「お、おい!?ここまで引っ張っておいて
それはないだろう!?」
巴「いえ…正直、口で説明するのが
恥ずかしいので…すいません!」
菫「口で言うのをはばかるような事態になるのか!?」
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菫「くそっ…確かに彼女自身は何もなかったが…
結局心労は増えたじゃないか!」
照「後ろの二人、楽しみだね」
淡「悪霊コンビかー!なんかすごそうだよね!」
菫「楽しみなら代わってくれないか?
私はコーヒーブレイクしてくるから」
照「止めはしないけど…
前回どうなったか覚えてるよね?」
淡「私はとりあえず引っ掻き回すよ!」
菫「くそっ!さっさと終わらせるぞ!!」
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初美(肌色)「というわけで、次は私ですよー!」
照「あ、半裸」
淡「というか、ほぼ全裸だよね?」
菫「確かにツッコミたくはなるが…」
初美「んっ…」ゾクゾクッ
初美(肌色)
「えへへ…この衣装は、
霞ちゃんがくれた神聖な衣装ですよー?」
菫「そ、そうか…なら何も言うま」
照「なんであなただけそんなきわどいの?」
菫(聞かなかったのに!!)
初美(肌色)
「あははー、そこ、聞いちゃいますかー」
初美(肌色)
「ある時ですねー、霞ちゃんがですねー、
おいたをした私を叱ったんですよー」
初美(肌色)
「こう、おしりをぺろーんって出してー、
ぺちんぺちんってですねー」
初美(肌色)
「それがー、すっごく、痛くてですねー…
私、泣いちゃったんですよー」
初美(肌色)
「そしたらですねー、霞ちゃんが、
すっごいエロっちい顔をしてですねー」
初美(肌色)
『初美ちゃん、あなたは
いつも悪さばかりするから、
これからはいつでもお仕置きできるように
これを身につけなさい?』ってですねー」
初美(肌色)
「もちろん私は抵抗しましたよー?
でもですねー、抵抗したそばから組み伏せられて、
またペチーン!!ペチーン!!ってー」
初美(肌色)
「そしたらですねー、なんか、私、
変になってきちゃいましてー」
初美(肌色)
「いたいんですよー?でも、なんか、
だんだん、すきに、なってきてー」
初美(肌色)
「おしおき、されないと、
だめに、なっちゃいましてー」
初美(肌色)
「そのうち、なんか、これ、
着てるだけで、からだがむずm」
菫「す、ストップ!ストップだ!!
もう相談でも何でもない
ただの猥談になってるじゃないか!!」
照「でも、菫も聞き入ってた」
淡「ストップだいぶ遅かったよね!」
菫「うるさい!!」
菫「おい、薄墨!結局お前の相談は何なんだ!」
初美(肌色)
「えーとですねー。実は最近霞ちゃんとのプレイが」
菫「よし!相談終了!帰れ!!」
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淡「いやー、さすが三年という年に違わぬエロっぷりだったね!」
照「私達も見習わないと」
菫「見習うなよ!?そして私を巻き込むなよ!?」
菫「そして、次は変態の片割れか…!
もう、ここで閉室してもいいんじゃないのか!?」
照「菫はアイアンクローかます
悪霊持ちの巫女を平然と無視できるんだね」
淡「私だったらアイアンクローいやだなー」
菫「くそっ!やればいいんだろう!?やれば!!
私だってアイアンクローはいやだ!!」
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霞「永水女子高校の石戸霞と申します。
本日はよろしくお願いしますね」
菫「…前情報がなければ安心できたのになぁ」
照「でもネタはすでに割れている」
淡「ドS!」
霞「あらあら、初美ちゃんあたりが吹き込んだのかしら?
これは、またお仕置きしないといけないわね」にっこり
菫「…とりあえずお仕置きは
帰ってからやってもらうとして…
あなたには悩み事はあるのか?」
霞「ええ、あるわ」
菫「一応聞いておくが、
薄墨とのプレイがらみじゃないよな?」
霞「ええと…真面目に相談したいんだけど…」
菫「…なんかすいません」
霞「では、気を取り直して…初美ちゃんと私が、
身代わり人形だって話は誰かから聞いたかしら?」
菫「…狩宿さんから」
霞「そう。なら話は早いんだけど…
私たちね、そろそろ限界が近いのよ」
菫「げん…かい?」
照「人形としての寿命ということ?」
霞「ええ。あなた達の反応からして、
初美ちゃんがけっこうやんちゃしたんでしょう?」
霞「でもね…あの子も、昔はあんな子じゃなかった。
もちろん、私もね」
霞「穢れをため込んでいくうちに、
穢れが取れなくなっていったの。
祓われても、少しずつ残るようになっていったの。
それが、精神にまで影響を及ぼしている」
霞「もうすぐ、私達は正常な思考すら保てなくなる」
淡「そんなっ…!」
菫「なんとか…ならないのか…!?」
霞「…それを相談したいの。一応解決策も持ってきたわ」
霞「…はい、黒糖」
菫「その流れはもうやったんだよぉおおお!!!」
霞「あらら、もしかして春ちゃんとかぶってたかしら?」
照「完全に一致」
淡「まったくもって!」
霞「それは残念。でも私は
春ちゃんほど甘くはないわよ?」
シュッ
菫「なっ」ゴクンッ
その瞬間だった。
菫の体が突然光を放ったかと思うと、
やがて光は四散し、辺り一面を白一色に変えた。
あまりの眩さに私達は思わず目を瞑った。
そして、目を開けた次の瞬間には…
もう、菫はそこにいなかった。
照「す、すみれー」
淡「テル、もうちょっと気持ちこめようよ」
霞「さ、想い人はもう神境に行ってしまったけど…
あなた達はどうするのかしら?
同じようにスローインしてもいいけど」
照「仕方がない」ボリボリ
淡「鹿児島探検も面白いんじゃない?」ボリボリ
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尭深「…で、結局虎姫全員で神境訪問ですか…」
菫「まぁ、海に行くって約束したしな…
結果的には手間が省けてよかったかもしれない」
誠子「私だけ、ここ来るの命懸けだったんですけど!?
主にハブが!ハブの奴が!!」
菫「飛ばされどころが悪すぎたな…すまん」
誠子「いや、弘世先輩は悪くないんですけどね」
春「今度はちゃんと師匠に教わってからにする…」
誠子「いやもう食べないよ!?」
巴「やっぱりこうなりましたか…
霞さん、やりたい放題ですから」
菫「あのどシリアスな話はなんだったんだ!?」
霞「あなた達を呼び込むために頑張って考えたのよ」
菫「作り話かよ!?」
初美(肌色)
「というか、霞ちゃんの話は9割型嘘ですよー?」
菫「お前はいいから服を着ろよ!!」
照(浮き輪)
「まぁ、来たからには思い切り楽しむべき」
淡(浮き輪)
「楽しむべき!」
小蒔(浮き輪)
「楽しむべきです!」
照(浮き輪)
「まずは、菫の水着をはぎ取る」
淡(浮き輪)
「はぎ取る!」
小蒔(浮き輪)
「え、あ…はぎ取る!」
菫「おい、ヤンデレ馬鹿ども!
神代さんに悪い影響を与えるな!」
菫「たくっ……まあでも、
たまにはこういうのもいいか…
私も泳ぐとしよう」
霞「ひょんなことから神境に足を踏み入れた虎姫。
だが、そこは巫女以外立ち入り禁止の聖域だった。
巫女となる使命を課される虎姫。
果たして、次に彼女達が世俗に触れられるのは
いつの日か…」
霞「次回、菫相談室 『修行!』お楽しみにね」
菫「マジで!?」
霞「もちろんうそよ?」にっこり
菫「このドS!!」
(完)
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亦野さん、いつもお疲れさまさまです…。
むしろ儀式の為だからと脱ぎだす巴さんに露出癖疑惑が
コメントがハッちゃんに集約(笑)
亦野さん>
菫「次の部長(ツッコミ)は頼んだぞ…」
誠子「私には無理です」
露出癖疑惑>
巴「この記事は間違いです!
実際に疑惑があるのは春ちゃんです!」
春「…否定はしない」
巴「しないの!?」
ツッコミが巴だけ>
巴「あ、本当だ…私ってもしかして不遇!?」
久「大丈夫、ヤンデレに想われてないだけましだから!」
他のキャラは大体全員濃いですしもう少し濃くても・・・
早く続きが読みたいです。