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【咲SS:久咲】咲「部長が外堀を埋めてきた!」【前編】

<あらすじ>
久「咲を懲らしめるために合戦を開くわ!」
咲「ふふ…かかってきてください」

<登場人物>
竹井久,宮永咲,その他大勢

<症状>
・食べる側は全員ヤンデレ

<その他>
※菫相談室の設定を引き継いでいますが、
 別にこの話だけで完結しているので
 読んでなくても大丈夫…なはず。
 菫相談室を読んでない方はこちらの設定を把握しておくと
 よりお楽しみいただけると思います。
 【菫相談室設定】 
 もしくは菫相談室の以下を抑えておくとわかりやすいです。
 尭深「…第04話はこれです」

※校舎の配置などは適当です
※合戦もガチ合戦ではありません

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内木一太(学生議会副会長)
  「…会長。ちょっとお話ししたいことが」

久「ん、何?改まって」

一太「少し話しにくいんですが…
   会長のところの、宮永さんが問題になってます」

久「咲が?なんでまた」

一太「なんでって…あの子、会長に近づいた人を
   ことごとく簀巻きにするじゃないですか」

一太「この前、ついに教師を簀巻きにしちゃったんですよ」

久「むしろまだやってなかったんだ」

一太「被害を受けた先生が温厚な方だったので
   今のところ大きな問題にはなってませんが…
   さすがに野放しにはできないと」

一太「とはいえ、何しろインターハイ出場の
   立役者ってこともありますし、
   知名度も高いので大っぴらに
   処分するのも難しいみたいで…
   会長が対処しろという話になりました」

久「ふむふむ」

一太「そんなわけで、よろしくお願いします」

久「あいよー」

久「とはいってもねー。注意したくらいで
  咲がやめるとは思えないんだけどなあ」



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ガチャッ


久「っていう話なんだけど、申し開きあるかしら?」

咲「特にないですけど部長に近づいた
  男が悪いので私は自粛しません」

久「思いっきり申し開いてるじゃない」

優希「というか、入ってくるなり何の話だじょ?」

まこ「何でお前さんらは会話が成立しとるんじゃ」

和「咲さんが何かトラブルに
  巻き込まれたというのはわかりましたが…」

久「ああ、咲以外は盗聴に手を染めてないのね。
  ちょっと安心したわ」

久「ま、端的に説明すると
  『咲、教師、簀巻き、処罰』。
  これでいいかしら?」

まこ「なるほど」

優希「咲ちゃん、ついにやっちゃったのか」

咲「だって、仕方ないじゃない。
  あの男、部長のヘアゴムを触ったんだよ?」

優希「あー、それは仕方ないじぇ。
   あの男は万死だじぇ!」

久「いや、先生をあの男て。
  そもそも、そのヘアゴムも私が落としたのを
  拾ってくれただけなんだけど」

咲「どんな状況であろうと関係ありません。
  部長のものに触っていいのは私だけです」

咲「今回の件で言えば、素手で触れないように
  ピンセットで摘出して返すのが礼儀でしょう」

久「それやられてたら、私が少なからず
  ショックを受けてたけど?」

咲「ともかく、私は自身の正義に従って
  行動したので省みません」

久「うーん。まあいつもならそれでいいんだけど、
  今回は学校が問題にしてるからなぁ」

優希「下手したら退学とかか?」

久「そこまではないと思うけど…
  停学くらいは普通にあり得るわね」

まこ「むしろ今停学になっとらんのがおかしいじゃろ」

咲「ふむ…」

咲「じゃあ、こうしませんか?
  部長と私で勝負するんです」

久「ほほう。詳しく」

咲「部長は私に
  『ごめんなさい、もう部長の事しか
   考えませんから捨てないでください!』って
  校内放送で私に謝罪させたら勝ち」
  
咲「私は部長に『咲、愛してる』って
  校内放送で宣言させたら勝ち」

咲「私が負けたら、しばらくは大人しくしてますよ」

久「私の勝利条件おかしくない?」

咲「『部長以外の人とはもう
   一切会話しませんから捨てないでください!』
  の方がいいですか?」

久「大して変わってないわよ!
  そんなの校内放送で言わせたら
  私がもの凄いドSみたいじゃない!」

咲「私は、そんな部長でも受け入れますよ?」

久「やめて!?私がなんか性癖
  我慢してるみたいな言い方するのやめて!」

和「でも、勝負というのはいいんじゃないですか?
  ちなみに、私は部長の側につきます」

優希「お、和ちゃんが部長に味方するとか珍しいな!」

久「勝負中に寝首をかいて暗殺するのは禁止よ?」

和「じゃあ咲さんの側につきます」

久「あっはっはー、冗談だったんだけどなー?」

まこ「ほう。和は久に『咲、愛してる』と
   言わせたい咲のお手伝いをするっちゅうんか。
   わしならのど元を掻き毟るくらい嫌じゃが」

和「じゃぁどうすればいいんですか!?
  やっぱり部長を殺すしかないじゃないですか!」

久「なんで!?」

久「ああもう、ボケが多すぎて話がまとまらないわ!
  話を収束させましょう!」

久「咲、勝負の話については乗ったわ!
  ただし、ルールはもっと簡単にする!」

咲「どんなですか?」

久「それぞれに陣地を決めて、
  そこにカセットデッキを置くの。
  で、お互いテープに
  敗北宣言を意味する台詞を吹き込んで
  セットしておく」

久「後は、自分のテープを再生されないように守りつつ、
  相手のテープを再生させたら勝ち」

久「どう、単純でしょう?
  私が勝ったら、咲には先生に謝ってもらうわ」

咲「私が勝った時のご褒美は何ですか?」

久「さすが咲、この状況でご褒美を要求するか…
  逆に聞くけど、何してほしい?」

咲「部長の純け」久「ごめん、今の質問なし」

咲「部長の純潔をください」

久「なしって言ったじゃない!」

咲「私が負けたら、私も捧げますから」

久「重っ!?いらないわよ!
  そんな重たい勝負じゃないからね!?」

久「こほん…そうね、キスくらいなら
  『口に』してあげてもいいわ…って
  勝手に台詞に単語挟まないでくれる!?」

咲「もう言質は取りましたよ?」ボイスレコーダー

久「えぇー…」

久「……」

久「ま、いいわ。最初から負けることを心配してたら、
  先輩として恰好がつかないしね」

久「その条件、飲んであげようじゃない!」

咲「ふふ…部長の、そういう所大好きですよ。
  一生檻に入れて眺めたいくらい」

久「こわっ!?」

咲「じゃあ、私は学校の至る所に
  トラップを仕掛けに入りますので、
  今日は失礼しますね」

久「いや、それ一般生徒がひっかかるからね!?」



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優希「協議の結果、勝負の詳細は
   こんな感じになったじょ!」



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『 ■ 竹井久 VS 宮永咲 頂上合戦!! ■

     <竹井久>
     陣地  :麻雀部部室
     助っ人 :弘世菫
          高鴨穏乃
          大星淡

     <宮永咲>
     陣地  :学生議会室
     助っ人 :宮永照
          松実宥
          新子憧


     <勝利条件>
     互いの陣地にカセットデッキを設置。
     デッキには敗北宣言を
     録音したテープをセットしておく。
 
     自分のテープが再生される前に、
     相手のテープを再生させた方が勝ち。
 
     <勝負の時間>
     土曜日の15:00から二時間
 
     <勝負の舞台>
     学校(ただし校舎のみ)
 
     <その他条件>
     ・各自助っ人を三人まで準備可能
     ・各人の初期配置は自由
     (ただし敵の陣地から50m以上離れること)
     ・物理攻撃は禁止。
      (代わりにペイント弾、カラーボールを使用。
       二発被弾で戦闘不能としてゲーム退場)
                           』



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<チーム久>


久「そんなわけで、こんな内輪のお遊びに
  参加してくれてありがとうございます」

久「ぜひ、一丸となってチーム咲を攻略しましょう!」

菫「…なあ、これってどういう観点で
  チーム編成決めたんだ?」

久「食べる側と食べられる側で分けたつもりだけど」

淡「……」

菫「一匹入っちゃダメなのが混入してるだろ!?」

淡「じゃんけんで勝ちました!」

久「菫を獲物にする子が三人もいたから
  どうしようもなかったのよ」

菫「帰っていいか!?
  私だけ敵が多すぎだろ!!」

久「駄目よ。貴方はスナイパー兼囮役なんだから」

菫「スナイパーで囮っておかしいだろ!?
  食われること前提じゃないか!?」

穏乃「はい、質問!」

久「高鴨さん、どうぞ」

菫「流された!?」

穏乃「私、食べられる側なんですか?」

久「……」

菫「……」

淡「……」

久「ま、まぁあまり気にしなくていいわよ?」

久「清澄もそうだけど、長野勢を入れちゃうと
  咲と私を狙う子が出てきて
  収集つかなくなるからねー」

久「長野以外で、最近交流ができて
  付き合ってくれそうなあなた達に声をかけて、
  その中で割り振っただけだから」

穏乃「なるほど!てっきり憧が
   私のこと狙ってるのかと
   思っちゃいましたよー!」

穏乃「あっはっはー!」

久「あっはっはー」

久(その通りなんだけどね)


淡「で、方針はどんな感じなの?」

久「初手からガンガン攻めるわ!
  時間も少ないし、籠城タイプの咲に合わせてたら
  何もしないでタイムアップになるもの」

久「具体的にはね…」



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<チーム咲>


咲「というわけで、こっちはチーム咲だよ」

咲「言い換えると、捕食側だね」

照「本当に、菫を食べてもかまわないの?」

宥「…え?菫ちゃんを食べるのは私だよ?」


照「……」ギュルギュル

宥「……」マフラーフワァッ


憧「…なんか、早くも仲間割れが起きそうなんだけど」

咲「そこは、向こうのチームも一緒じゃないかな?
  菫さんと淡ちゃんが同じチームだし」

咲「とりあえず、二人とも
  菫さんを捕まえることを考えようよ。
  取り合いは後でもできるんだから」

照「…そうだね。
  まずは菫を捕まえることが先決」

宥「…公的に菫ちゃんを食べられる
  またとない機会だもんね」

憧「作戦はどんな感じなの?」

咲「私は陣地を守るよ」

咲「多分、部長はガンガン攻めてくると思うから、
  それを三人で返り討ちにしてもらうことになるかな」

咲「その際に、想い人を捕まえられたなら
  好きなだけ食べてもらってかまわないよ」



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決戦当日。





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玄『竹井久VS宮永咲、頂上合戦!』

玄『審判兼解説は、私松実玄と!』

灼『…鷺森灼』

尭深『渋谷尭深』

誠子『そして、亦野誠子の四人でお送りします!』

誠子『というか、解説なんているの?』

灼『一応、三校の交流イベントも兼ねてるから、
  記念として動画を配るらし…』

玄『と、しゃべってる間にもう
  開始の時間がやってまいりました!!』


玄『というわけで…ゲームスタート!!』


ピーーーーーーーーーーーー!!!!


菫「……」

菫「くらえ!!」


…ビシュッ!!


玄『おおっと!奇襲!!開始の合図と同時に、
  鋭い矢の一閃が生徒会室を襲います!!』

灼『矢は三階の窓から放たれて、
  一直線に一階の学生議会室に…』

誠子『生徒会室の窓を通して、
   一気にカセットデッキの
   再生ボタンを狙う作戦だね…って、
   言っててものすごい違和感なんだけど。
   これって人間業なの?』

尭深『…弘世先輩も何気に人外だから』



咲「…お姉ちゃん、ガード」

照「了解」ギュルギュルギュル

照「コークスクリュー!!」


ゴォオオオオッ!!


玄『なんと!生徒会室に入射してきた矢を
  暴風が薙ぎ払う!奇襲は失敗!』

灼『この人たち、素でサーカスに出られると思…』

尭深『…この作戦は読まれてましたね…
   弘世先輩の狙撃ポイントのすぐ近くに、
   松実宥さんと新子さんが配置されています』

尭深『…あえてカセットデッキを
   狙撃しやすい位置に配置して、
   狙ってきたところを
   捕まえる作戦かと思います』



咲「ま、部長が好きそうな作戦だよね」

咲「宥さん、近くに菫さんがいるはずです。
  捕まえられそうですか?」

宥『うーん、さっき見つけたけど…
  一発射た後にすぐ穏乃ちゃんが
  おんぶして逃げちゃった』

憧『大丈夫よ!シズ対策ならお手の物だから!』

憧「さ、シズ…いらっしゃい」


コトッ…

パタパタパタ


玄『おーっと!!憧ちゃんが床に置いたのは…
  ラーメン!ラーメンだー!!』

誠子『え?なんで戦場にラーメン持ってきてんの!?』

灼『扇子で仰いで匂いを拡散…これは効果的』

誠子『いや、だからなんでラーメン持ってきてんの!?
   ていうかそんなんで匂いに気づくはずが…』


穏乃「……!」

穏乃「いい匂いがする!!」


誠子『気づいた!?』

玄『穏乃ちゃん、すごい鼻が利くから…』


穏乃「こっちだ!!」

菫「お、おい!高鴨!!どこに行く気だ!?」

穏乃「ラーメンのあるところですよ!」


ダッ!


誠子『しかもひっかかった!?あの子アホなの!?』

灼『穏乃は、本能で動いてるから…』

玄『穏乃ちゃん、ものすごい勢いでおねーちゃんと
  憧ちゃんがいるポイントに走っていきます!』

尭深『ついでに、その背中に
   背負われている弘世先輩も…』


穏乃「ラーメン!ラーメン!!」


ダダダダダッ


菫「ま、まさかこんな手にひっかかるとは…
  いきなり戦闘か…だが!」


ダダダダダッ


憧「ふふふっ…来た来た」

宥「ふふっ…菫ちゃんも来たよ……え?」

宥「!?憧ちゃん逃げて!」

憧「え?」


菫「もう遅い!!」


ビシュッ!!


宥「きゃっ」ひょいっ

憧「おもちっ!」ビチャッ


玄『な、なんとなんとなんと!
  弘世さん、超スピードで走る穏乃ちゃんに
  おぶられながら、正確に射撃!』

尭深『…まるで流鏑馬(やぶさめ)』

灼『走ってる人におんぶされて矢を射れるとか…
  あの人もやっぱり人外だと思…』

玄『おねーちゃんは避けたけど…
  憧ちゃんはまともに喰らっちゃいました!』

灼『あれを避けれる宥さんも
  ちょっとおかしいと思…』

誠子『ていうか、おもちって何!?』

玄『あ、それは悲鳴なのです!』

灼『まあ、とりあえずこれで憧がダメージ1』



菫「くっ、奇襲のペイント弾まで避けるか、
  はぐれメ○ルめ!」

宥「す、菫ちゃんすごいね…
  まさかその状態で矢を射れるとは思わなかったよ」

宥「えへへ、でも…いきなりチャンスが
  回ってきちゃったかも」

宥「頼みのお馬さんはお食事中だよ?」


穏乃「おいしい!ラーメンおいしい!!」ガツガツ


菫「参ったな…状況的には一対一だが…」


久「いーえ、二対一よ!」バンッ



玄『弘世さんの窮地にさっそう訪れたのは、
  なんと竹井さん!』

灼『いきなり大将が登場とか…』

誠子『ん?別に将棋とかじゃないんだし
   出てきてもいいんじゃないの?』

尭深『…確かに、大将がやられても終わらないけど…
   大将がやられたら指揮系統がガタガタになるから、
   結果的には限りなく負けに近くなるよ?』

誠子『な、なるほど…』



宥「えぇ!?大将さんが来ちゃったよ!?」

菫「!?なんでお前が来てるんだよ!」

久「いやー、どうしてもここは勝っておきたくてねー」

久「さて、松実宥さん。
  あなた、避けるのは得意みたいだけど…」

久「こういうのは、避けられるかしら?」

久「大星さん!」

淡「ガッテン!!」


ガラララッ!

宥「え!?」


玄『突然の伏兵!戦闘中の廊下に隣接した
  教室の扉が開いた!』

尭深『…そう、実はチーム久、
   陣地はなんと、もぬけの殻』



淡「さわやかな風をプレゼント!」扇風機

淡「ポチッとな」扇風機


ブォォォォオオオッ


宥「かっ…風!?」

宥「う、うぅ…あったかくない…」

宥「と、冬眠…」パタン


玄『そ、そしてなんと!
  突如吹いた風に、おねーちゃん冬眠!』

灼『か、解説がほし…』

誠子『いや、私達が解説だから!』

尭深『…あらかじめエアコンで
   教室をキンキンに冷やしておいて、
   その風を扇風機で
   松実宥さんに直接ぶつけたようですね…』

誠子『いや、なんでそれで冬眠すんの!?
   あの人本当に人間!?』



久「さて、松実宥さんにも一発」ヒュッ

宥「うぅ…おもちっ…!」ペチョッ

久「これでよし!」



誠子『いやだからなんでおもちって言うの!?』

玄『悲鳴なのです!』

誠子『だからどんな悲鳴だよ!?』



久「三人とも、戻るわよ!」

淡「ラジャー!!」

穏乃「ラーメンおいしかった!!」

菫「おい!何で全員出てきてるんだよ!
  拠点がもぬけの殻じゃないか!!」

菫「ていうか高鴨!汁まですするのはやめろ!
  健康に悪い!」

久「咲は籠城派だから、どうせ陣地に籠ってるわよ。
  だったら待機戦力もつぎ込んだ方が得でしょ?」

久「さ、照が部室に来る前に戻るわよ!」



--------------------------------------------------------



久「ふぅ…とりあえず戻ってこれたわ…
  緒戦はこっちが圧勝ね!」

淡「あの二人は戦闘不能にしなくてよかったの?
  それこそ簀巻きにするとか」

久「いやいや、これ一応学校の行事だからね?
  物理的な危害は与えちゃだめだから」

菫「しかし高鴨がいきなり突進しだした時は
  正直肝が冷えたぞ?」

穏乃「ご、ごめんなさい…ラーメンがおいしくて」

久「いいのよ。あなたの機動力が
  すごい戦力になるのはよくわかったし、
  むしろいい奇襲の材料になったわ!」

菫「二人とも1ダメージは与えたから、
  結果的にはこれでよかったのかもな」
  
久「ええ!この調子で、
  らっくらくに攻め落としちゃいましょう!」

菫「おー!!」
穏乃「おー!!」
淡「おー!!」



--------------------------------------------------------



憧「…ごめん、見事にしてやられたわ」

宥「わ、私もごめんね…冬眠しちゃって」

咲「…い、いえ…いいんですよ…」ビククン

憧「…どしたの?」

照「咲はドSだけどドMでもある」

憧「いや、いきなり性癖を語られても」

宥「あったかーくなっちゃった?」

咲「は、はい…えへへ」ゾクゾクッ

咲「初手から攻めてくるとは思ってましたけど…
  まさかいきなり陣地を無人にして
  総力戦仕掛けてくるとは思わなかったです」

咲「ああもう、やっぱり部長は最高だよ!」

憧「言ってる場合か!どうすんの?
  あの人、本気で定石が通用しなさそうだよ?」

咲「うーん、じゃぁ、こっちも定石を破ろうか」

照「具体的には?」

咲「カセットテープは諦めよう」

憧「はぁっ!?」

宥「えーと、降伏するってこと?」

咲「いえ。私達は、捕食者です。
  極論を言っちゃえば、
  別に勝てなくても相手を食べられればいい。
  …ですよね?」

照「うん」

憧「まあ」

宥「そうだね」

咲「対照的に、向こうは大星さんを除けば、
  三人は食べられる側です」

咲「だから、三人のうち誰か…
  まぁ、菫さんか高鴨さんの
  どっちかを全員で狙いましょう」

咲「で、捕まえて人質にしちゃえば…
  後はもう私達の勝ちです」

咲「ま、そうじゃなくても…
  とりあえず今回は私達の親睦を深める意味で、
  勝敗度外視で誰かの願いを
  叶えるってのもいいかなって」

宥「そっかー、そういうことなら、
  憧ちゃんがいいかな?」

照「そうだね。菫は徹底ガードされてるだろうし、
  捕まえても三人で取り合いになる」

咲「じゃ、今回は高鴨さんを捕まえて、
  新子さんにプレゼントするってことで」

憧「い、いいの?なんか私だけ得しちゃうけど」

咲「いいんですよ。私達はヤンデレ同盟です」

照「情けは人の為ならず」

宥「うん。それに穏乃ちゃんなら、
  憧ちゃんの事受け入れてくれるよ〜」

憧「あ…ありがとう!私、
  絶対にシズを食べるわ!絶対に!!」

咲「じゃあ、目標を変更して…
  頑張って、高鴨さんを捕獲しましょう!」

照「おー!」
宥「おー!」
憧「おー!」



(続く!)
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posted by ぷちどろっぷ at 2014年10月24日 | Comment(3) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
何故かタイトルで吹いた
Posted by at 2014年10月24日 16:30
続き楽しみ(^-^)
Posted by at 2014年10月24日 19:56
コメントありがとうございます!

タイトル>
咲「大阪冬の陣のごとく外堀を埋めようと
  必死で土木工事にいそしむ部長…」
和「ありですね」
久「ないわよ?」にっこり

続き>
咲「ありがとうございます。
  後編もお楽しみください!」ぺっこりん
Posted by ぷちどろっぷ(管理人) at 2014年11月01日 10:55
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