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【ゆるゆりSS:京結】京子「セルフ監禁!」【ヤンデレ】

<あらすじ>
京子「結衣がヤンデレだという情報を掴んだ!
   このままでは私は監禁されてしまう!」

京子「だから、私は先手を打とう!
   やられる前にやる!!」

結衣「いやまず情報の真偽を確かめろよ」


<登場人物>
歳納京子,船見結衣

<症状>
・ヤンデレ(かわいい)
・監禁

<その他>
・お試しと言うことで短いです。
 ゆるゆり読み直さないとなぁ。

--------------------------------------------------------



結衣「ふぅ…一週間分の買い出しだと、
   やっぱり量が多いなぁ」

結衣「京子に手伝ってもらえばよかったかな…
   いや、でもあいつ買い出しに連れてくと
   ラムレーズン買うまで引き下がらないしなぁ」

結衣「…いや、買ったんだけどさ。ラムレーズン」


ガチャッ…


結衣「ただいまー」


結衣「なんてね。返事が返ってくるわけじゃないけど、
   こういうのは習慣づけておかないt」


京子(四肢拘束)
  「おかえりー」


結衣「なんでだよ!?」

京子(四肢拘束)
  「やーだ結衣ったらーん。
   昨日、私の事監禁したの忘れたのー?」

結衣「ああ、まったく記憶にないよ!!
   なんでお前、ベッドのパイプに
   手足を繋がれてるんだよ!?」

結衣「も、もしかして強盗!?
   この部屋に誰かいるのか!?」

京子(四肢拘束)
  「いや、いないけど。これもセルフだけど」

結衣「えぇー」

京子(四肢拘束)
  「最近、結衣がヤンデレだという噂を聞きつけたので、
   やられる前にやれってことで!」

結衣「新しいな」

京子(四肢拘束)
  「さあ結衣!私は逃げも隠れもしない!
   監禁したければするがいい!」

結衣「そりゃ逃げも隠れもできないよな。
   ていうかもう捕まってるしな」

結衣「ていうかヤンデレって何?」

京子(四肢拘束)
  「ヤンデーレ伯爵(710〜1291)」

結衣「生きすぎだろ」

京子(四肢拘束)
  「好きな女の子を監禁して愛でるのが
   趣味の変態であった」

結衣「よく581年捕まらなかったな」カチカチ

京子(四肢拘束)
  「何してんの?」

結衣「埒が明かないからネットで調べてる」カチカチ



--------------------------------------------------------



結衣「…へぇ。好きな人を愛しすぎて
   病気になっちゃった人のことを言うのか。
   それだけ聞くとなんか切ないな」

京子(四肢拘束)
  「自覚なしか」

結衣「いや、あるわけないだろ。
   その情報の出所どこだよ」

京子(四肢拘束)
  「歳納自宅」

結衣「お前かよ」

京子(四肢拘束)
  「ところで結衣さんや。私この体勢になってから
   実は3時間ほど経過しておりまして」

京子(四肢拘束)
  「できればご飯をはい、あーんで
   食べさせてもらえないと死んでやる!」

結衣「懇願か恐喝かどっちかにしろよ」


……

結衣「はい、あーん」

京子(四肢拘束)
  「あーん…うめぇ!」

結衣「ぶっちゃけこれ疲れるから
   自分で食べてくれない?」

京子(四肢拘束)
  「そう言われましても
   拘束されておりますので」

結衣「鍵どこだよ」

京子(四肢拘束)
  「歳納自宅」

結衣「なんでだよ!?そもそもこれ
   どうやってやったんだよ!?」

京子(四肢拘束)
  「私の、華麗なるワイヤーアクションを見るかい?」

結衣「才能の無駄遣いってこういう事を言うんだな」

結衣「はぁ…仕方ない。取りに行ってくるから
   大人しく…せざるをえないか」

京子(四肢拘束)
  「……ねぇ、結衣」

結衣「何?」

京子(四肢拘束)
  「本当に、何も感じないの?」

結衣「…は?何をだよ」

京子(四肢拘束)
  「このまま、私を独り占めしたいとかさ」

京子(四肢拘束)
  「このまま放置するだけで、
   私を飼いたい放題だよ?」

結衣「…言っとくけど、ヤンデレとかの話なら
   本当にお前の見込み違いだぞ?」

京子(四肢拘束)
  「……」

京子(四肢拘束)
  「…そっか。じゃぁいいや」

京子(四肢拘束)
  「ポケットの中に、鍵入ってるよ」

結衣「…ホントに何がしたいんだお前」



--------------------------------------------------------



カチャッ…

結衣「…はい、これで最後。
   晴れてお前は自由の身だ」

京子「かーっ!久しぶりの
   シャバの空気はうめぇなぁ!」

結衣「まったく同じ部屋だけどな」

結衣「…で、さっきの質問の答えは?」

京子「ん?なんのこと?」

結衣「何がしたかったんだ?いくらお前が普段から
   ちょっとアレだとしても、
   今回はあまりにもアレすぎるぞ?」

京子「……」

京子「おっかしいなぁ。
   結衣は絶対こっち側だと思ったんだけど」

結衣「…え?」

京子「結衣って寂しがり屋なのに。
   その結衣がわざわざ一人暮らし始めるとか」

京子「私を監禁して飼うためだとばっかり
   思ってたんだけど」

結衣「どんな超展開だよ」

京子「…そっか。本当に、
   私の見込み違いだったのか」

京子「…ちぇー!悔しいから
   やけラムレーズンしてやる!」

結衣「当然のように人んちの冷凍庫漁るなよ」

京子「まあまあ。ほら、
   一口分けてあげるから!」あーん

結衣「買ってきたの私だけどな」ぱくっ


……


カチャカチャ


結衣「……」すーっ…すーっ…

京子「……」


カチャカチャ


京子「…よもや、万が一のために
   仕込んでおいた睡眠薬入り
   ラムレーズンを使う事になるとは…」

京子「よっと。これでよし」


結衣(四肢拘束)
  「……」すーっ…すーっ…


京子「…私、本当は飼われる方がいいんだけどなあ」

京子「まあ、結衣に自覚がないなら仕方がない」

京子「自覚ができるまでは、
   私が結衣を育ててあげよう」

京子「結衣のヤンデレはわしが育てた」



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--------------------------------------------------------



ちなつ
  「あぁ…結衣先輩…早く帰ってきて下さい…
   チーナ、干からびてしまいそうです…!」

あかり
  「家族で海外旅行かぁ。あかり、
   海外とか行ったことないよー」

京子「家族旅行なのに私が入ってないことに対して
   遺憾の意を表明したい!」

ちなつ
  「京子先輩は純然たる赤の他人ですよ?
   それを言うなら、私が
   除外されてることの方がおかしいです!」

あかり
  「あ、あはは…そうだ!
   今度、ごらく部のみんなで旅行行こうよ!」

ちなつ
  「それいいかも!あかりちゃん、
   珍しくナイスアイデア!」

あかり
  「珍しく!?あかりの提案って
   いつもはそんなに駄目なの!?」



--------------------------------------------------------



ガチャッ…


京子「ただいまー」

結衣(首輪)
  「…おかえり」

京子「うんうん、新しくつけた首輪、
   いい感じだな!」

京子「で、そろそろ考え直してくれた?」

結衣(首輪)
  「…まあ、こんな首輪つけられて
   監禁されるくらいなら、
   まだつける側の方がましかなとは思うよ」

京子「おぉ!ついに結衣がヤンデレに目覚めた!」

結衣(首輪)
  「ヤンデレ基準ゆるいな」

京子「さあ、気が変わる前にカモンカモン!」

結衣(首輪)
  「はいはい…」


カチャカチャ…


結衣「はい」

京子(首輪)
  「歳納京子は歳納京子(首輪)に
   クラスチェンジした!」

結衣「それ、明らかに弱体化してるよな」

京子(首輪)
  「……」

京子(首輪)
  「…へへ」

結衣「…そんな、幸せそうな顔される事を
   した覚えはないんだけど」

京子(首輪)
  「さぁ結衣!次は私をベッドに拘束するんだ!
   間に合わなくなっても知らんぞ!」

結衣「誰だお前」


カチャカチャ…


結衣「ったく…人の事ヤンデレ呼ばわりしておいて、
   結局ヤンデレなのはお前なんじゃないか」

京子(首輪)
  「明言は避けるがその事象が事実である可能性が
   否定できない点について認めることは
   やぶさかではない!」


カチャカチャ…


結衣「どっちだよ」

京子(首輪)
  「ヤンデレです!」


カチャカチャ…カチャン


結衣「やれやれ…ほら、できたぞ」


京子(四肢拘束)
  「四肢拘束歳納京子、誕生!!」

京子(四肢拘束)
  「じゃあ、結衣さんや…介護してくれんかの?」

結衣「四肢拘束歳納京子弱すぎだろ」

京子(四肢拘束)
  「……」

京子(四肢拘束)
  「…へへ…」ぐすっ

結衣「いや、拘束されて泣かれると
   なんかすごい罪悪感がこみあげてくるんだけど」

京子(四肢拘束)
  「…これは、嬉し涙だから」すんっ

結衣「いや、それはそれでドン引きなんだけど」

京子(四肢拘束)
  「拘束した以上、ちゃんと飼ってね?」

結衣「はいはい…まったく、
   厄介なヤンデレに捕まっちゃったなぁ」



--------------------------------------------------------













--------------------------------------------------------



ちなつ
  「あぁ、!結衣先輩!!
   チーナ寂しかったです!」

あかり
  「マダガスカル旅行楽しかったー?」

結衣「う、うん…はい、これお土産のキャッサバ」

あかり
  「わ、わーい!あかり、キャッサバ大好き!!」

ちなつ
  「さ、さすが結衣先輩!
   キャッサバなら食べるだけじゃなくて
   毒としても使用できますもんね!」

結衣「ふ、二人とも無理しなくていいんだよ…?
   正直私も、なんでこれをチョイスしたのか
   自分で理解に苦しむよ」

ちなつ
  「確かに、どちらかというと
   京子先輩みたいなチョイスですよね」

あかり
  「それにしても、今度は入れ替わりで
   京子ちゃんがマダガスカル旅行かぁー」

ちなつ
  「今流行ってるんですかね?」

結衣「さぁ…少なくとも私は別に
   行きたくないけど」

あかり
  「そういえば、結衣ちゃんは
   いつ戻ってくるか聞いてる?
   急な話だったから、
   私達は何も聞いてないんだけど」

結衣「うーん…戻ってくるのかなぁ」

あかり
  「永住!?」



--------------------------------------------------------



ガチャッ……


結衣「ただいまー」

京子(四肢拘束)
  「おかえりー」

結衣「お前なぁ…なんでよりによって
   マダガスカルなんだよ。
   もっと他に当たり障りのないところがあるだろ」

京子(四肢拘束)
  「それを私に言われても困る!」

結衣「他に誰に言うんだよ」

結衣「…で、そのマダガスカルからは
   いつ帰国するつもりなんだ?」

京子(四肢拘束)
  「へ?永住するけど?」

結衣「…あかり、まさかの大正解」

京子(四肢拘束)
  「ちゃんと飼って、っていったじゃん」

結衣「はいはい…ていうか、
   この状況見られたら
   私普通に捕まると思うんだけど」

京子(四肢拘束)
  「いっそ、本当に
   マダガスカル行っちゃうか!」

結衣「達者でな」

京子(四肢拘束)
  「まぁ、後少ししたら帰国するよ。
   結衣が完全にヤンデレになったらね」

結衣「…だから、ならないって言ってるだろ」


(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2014年12月20日 | Comment(3) | TrackBack(0) | ゆるゆり
この記事へのコメント
来たか……! ゆるゆりの主要キャラは咲勢と比べて若いので、背徳感が何とも……
まぁ、小学生、高校生、大学生、教師と意外と幅も広いですけど。
Posted by at 2014年12月20日 22:39
普通にこの結衣って既にヤンデレ共依存に見える・・・

京子も本当はそれに気付いているんだろうなぁ
Posted by ホーネット普通にこの結衣って既にヤンデレ共依存に見える・・・ 京子も本当はそれに気付いているんだろうなぁ at 2014年12月21日 21:35
コメントありがとうございます!

背徳感が何とも>
京子「だから際どいのはやらない!」
結衣「お前の中で今回のはセーフなのか」

既にヤンデレ>
京子「普通にヤンデレだよね。
   逃げようと思ったら逃げられるのに
   助けも呼ばなかったしさ」
結衣「…お前に付き合ってやっただけだって」
Posted by ぷちどろっぷ(管理人) at 2014年12月27日 13:45
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