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【咲-Saki-SS:咲久】久「見逃してください!!」【ヤンデレ】【簀巻き】

<あらすじ>
簀巻き咲と部長のクリスマスIFです。
超小ネタ。いや本当に。

<登場人物>
宮永咲,竹井久

<症状>
・ヤンデレ(かわいい?)
・簀巻き

<その他>
※IFです。今後の展開には影響しません。


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久(簀巻き)
 「明日はクリスマスイブねー」

咲「そうですね」

久(簀巻き)
 「見逃してください!!」

咲「命乞い早すぎませんか?」

久(簀巻き)
 「いやだってさぁ、24日に
  入ってからじゃ遅いじゃない。
  前日から監禁されてそのままとかさぁ」

久(簀巻き)
 「というか、今すでにそのコースよね?
  なんかいつもより厳重に巻いてあるし」

咲「部長、なんか勘違いしてますよね?
  私は、部長を守ろうとしてるんですよ?」

咲「福路さん、和ちゃん。染谷先輩。
  黒糖さん。風神さん。
  その他散々部長がタラシてきた人たち」

咲「そういった人たちから、
  部長は一人で逃げ切れるんですか?」

久(簀巻き)
 「じゃあ咲は、守った後は
  素直に解放してくれるのかしら?」

咲「介抱しますよ?散らした後で」

久(簀巻き)
 「見逃してください!!」

咲「いやです」

久(簀巻き)
 「ぶっちゃけ咲さえ何とかなれば、
  後の人たちを撒くのは
  そんなに難しくないのよ!
  だからお願い!」

咲「だからいやですってば。
  私だって、24日に部長と添い遂げるのを
  楽しみにしてるんですから」

久(簀巻き)
 「…じゃぁ、こうしましょう。
  咲、私は24日あなたから全力で逃げるわ」

久(簀巻き)
 「捕まえたら、何をしてもかまわない。
  もちろん、純潔だって奪っていいわ」

久(簀巻き)
 「でも、捕まえられなかったら…
  私は逃げ切ることができる。これでどうかしら?」

咲「そんな提案に乗らなくても、
  今このまま部長を拘束し続ければ、
  部長の純潔は私のものですよ?」

久(簀巻き)
 「否定はしないけど、
  提案を飲んでくれた上で捕まえたら、
  私はもう抵抗しないわよ?」

久(簀巻き)
 「強姦が和姦になる。
  それってけっこう大きいんじゃない?」

咲「なるほど…さすが部長。
  いやらしいところを突いてきますね」

咲「わかりました。その要求飲みましょう」


はらりっ…


久「…ふう。ようやく自由の身かぁ」

久「じゃぁ、条件を明確に決めましょうか。
  ゲームは24日終日。私は今から逃げる。
  もし、24日中に捕まったら、
  私はあなたのものになる。逃げ切ったら私の勝ち」

久「どう?シンプルでしょ?」

咲「その間に他のヤンデレに捕まったら?」

久「その時は自力でなんとかするわ。
  逃げてるのにあなたに助けを求めるというのは
  虫がよすぎるでしょ」

咲「私としては、このゲームのせいで部長の純潔が
  他の女に散らされる方が看過できませんけど」

久「んー、まぁ大丈夫よ。さっきも言ったけど、
  あなたさえ何とかなれば他はどうとでもなるわ」

咲「…わかりました。ただ、
  本当にどうしようもなくなったら
  呼んでくださいね?」

久「了解。じゃあ、今からゲームスタートと言うことで」

咲「はい。じゃあ私は今から
  フルHDビデオカメラを買いに行きますね?」

久「それを何に使うつもり!?」

咲「もちろん記念撮影ですけど」



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ゴォォォォォォォォォ



久「……」

久「ここがロサンゼルスかぁ…」

久「……」

久「日本から東に行くと日付変更線をまたぐから、
  日付が1日巻き戻る。
  23日17時の飛行機に乗ると
  ロサンゼルスには23日の10時につく」

久「逆にロサンゼルスから日本に戻る時は
  日付変更線で1日進むから、
  24日の0時5分出発で、
  到着時には25日の5時5分」

久「24日、私は日本に存在しない上、
  私にとっての24日はほんの数時間で
  しかも飛行機の上」

久「パスポートを取るにも10日近くかかる。
  咲が現在パスポートを持ってないことは確認済み。
  この勝負、私の勝ちが確定したわ!」


……


久「さて、やってきましたアメリカ大陸!
  と言っても、1日もいられない以上は
  空港から出ない方がいいわよねー」

咲(Welcomeボード持ち)
 「そんなぁ。せっかく海外に来たんですから、
  いろいろ見て回りませんか?」

久「んー、とはいっても、貧乏学生には
  今回の弾丸往復も相当な痛手なのよねー」

咲(Welcomeボード持ち)
 「でも、2か月前くらいからずっと
  サイトをチェックして値段を吟味してましたよね」

久「だいぶ安く手に入れたんだけどねー。
  それでも高いもんは高いわ」

咲(Welcomeボード持ち)
 「そうですか…でも、それならよけい
  楽しまないと損ですよ?」

久「んー…でも、今から
  宿を抑えるのも厳しいしなぁ」

咲(Welcomeボード持ち)
 「大丈夫です!そう思って、すでに
  ラグジュアリークラスのホテルを
  抑えておきましたから」

久「本当に!?そんなお金
  どこから出てきたの!?」

咲(Welcomeボード持ち)
 「雀士ですし…やんちゃし過ぎなければ、
  あぶく銭なんて簡単に貯まりますよ?」

久「…その方法、あんまり多用しちゃ駄目よ?
  そういうお金に慣れちゃうと、
  まっとうに働く気が無くなっちゃうんだから」

久「じゃ、そういうことで!
  また日本で会いましょ!」


ダダッ


咲「え、でも部長…
  私、部長の復路のチケットは
  キャンセルしちゃいましたよ?」


ピタッ


久「…マジで?」

咲「はい。ついでに言うと、
  部長が往路のチケットを発券した後で
  ネット予約アカウントの
  パスワードも変えました」

咲「もう部長は、私の力なしでは
  日本の土を踏めないと思いますけど…」


咲「それでも…追いかけっこします?」

久「……」

久「あー…うん。負けを認めるわ…
  優しくしてね?」

咲「私が、部長に優しくしなかったことありますか?」

久「あ、うん。現在進行形で
  超ハードモードだと思うけど」

咲「すいません。気づいてませんでした。
  これからは大切にしますね?一生」

久「あ、うん。いい台詞なんだけどね?
  ちょっと重いかなって」

咲「善処しますね。さ、行きましょうか。ホテルに」

久「早くない!?まだこっちは23日なんだけど!!」



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--------------------------------------------------------



チュンチュン……


久(裸)
 「…ロサンゼルスに雀っているのかしらね?」

咲(裸)
 「さぁ…あ、それはそうとして、
  ごちそうさまでした」

久(裸)
 「…言わなくていいわよ…私だって、
  一応もらったわけだし」

久(裸)
 「あー!それにしても、
  今回は完全にしてやられたわ!
  何で私の行動が筒抜けだったわけ!?」

咲(裸)
 「むしろ部長こそ、何で今さら自分に
  プライバシーがあると思ったんですか?」

久(裸)
 「いや、だってチケット取る時も、
  足がつかないように休み時間に
  友達の携帯借りて予約したのに…」

咲(裸)
 「なんで、部長の友達に
  プライバシーがあると思ったんですか?」

久(裸)
 「マジで!?友達まで監視対象なわけ!?」

咲(裸)
 「部長の友達なんて、それすなわち
  ヤンデレ予備軍じゃないですか。
  逐一行動を監視してしかるべきですよ?」

咲(裸)
 「実際その友達とやらが、部長が予約したのと
  同じ便を予約してたの知ってました?」

久(裸)
 「OH…」

咲(裸)
 「そこまでわかってしまえば簡単ですよね?
  部長の計画に気づいてないふりをして、
  私がパスポートを持ってないという
  嘘の情報を流すだけです」

咲(裸)
 「後は、その日が来るまで待っていれば
  部長が自分から私の元まで来てくれます。
  他のヤンデレに邪魔されないというおまけつきで」

久(裸)
 「おかしいとは思ったのよね…
  咲にしては全然アクションもなしで
  あっさり国外逃亡できちゃったから」

咲(裸)
 「でも、部長もずいぶんあっさり
  食べさせてくれましたよね。
  本当は、いざという時に本気で泣かれたら
  やめようと思ってたんですけど…」

久(裸)
 「……」

久(裸)
 「んー…まあ、約束したってのもあるけど」

久(裸)
 「私一人捕まえるためだけに、
  わざわざ海外まで先回りして
  追いかけてこられたらねー」

久(裸)
 「ああ、もう捕まっちゃってもいいかなって。
  この子に、溺れちゃってもいいのかなって
  思っちゃった」

咲(裸)
 「部長…」

咲(裸)
 「それって、しつこく追いかけられたら
  誰にでも股を開くってことですか?」ゴッ

久(裸)
 「そう受け取っちゃうの!?
  少しはあまい雰囲気にひたらせなさいよ!?」

咲(裸)
 「冗談ですよ。でも、
  浮気は絶対にしないでくださいね?
  ちゃんと責任取って幸せにしますから」

久(裸)
 「はいはい。あなたこそ、私が
  他の人に捕まらないようにちゃんと守ってね?」

咲(裸)
 「もちろんです。お望み通り、
  誰にも捕まらないように
  24時間部屋に閉じ込めて
  私以外と接触できないようにしますよ?」

久(裸)
 「あ、前言撤回していい?
  別に守らなくていいわ」


Merry Christmas!


(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2014年12月24日 | Comment(9) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
簀巻きシリーズ好きです
Posted by at 2014年12月24日 10:52
めっちゃ甘々やん!
Posted by at 2014年12月24日 11:37
何気にのどっちまで部長に陥落してた。
Posted by at 2014年12月24日 14:02
クリスマスにLAの高級ホテルで部長と過ごそうと計画するとかロマンチックな咲さんですね(違)
Posted by at 2014年12月24日 21:52
関わった人を無意識にヤンデレに変える部長も相当黒いっすね‥他のヤンデレから部長を守る咲さんの方がまだ白く見える不思議。
Posted by 130 at 2014年12月25日 00:42
のどっちが散らそうとしてるのは部長の命やから・・・
Posted by at 2014年12月25日 00:48
のどっちは部長を亡き者にしようとしてるって意味じゃないかな?
このシリーズほんと好きですありがとうございます!
Posted by at 2014年12月25日 00:55
簀巻き咲久もついに一線を超えましたか…

なんだかんだ部長も頂いていて笑いました
Posted by at 2014年12月25日 01:24
簀巻きシリーズ好き>
咲「ありがとうございます!
  これからも頑張ります!」
久(簀巻き)「頑張らなくていいのよ?」

めっちゃ甘々やん>
久「…あまあま要素、どこかにあったかしら?」
咲「食べあっこしているじゃないですか」
久「…あまあま要素、どこかにあったかしら?」

のどっち>
和「失礼な。私は部長が間違いを起こす前に
  断罪しようとしているだけです」
久「あなたの存在がそもそも間違ってるわよ?」
咲「…でも、なんだかんだで
  殺し合いするくらい仲いいよね。
  和ちゃんも排除対象かな?」
和「そんな!誤解です!!」

ロマンチックな咲>
咲「そりゃ、可憐な文学少女ですし…」
久「可憐な文学少女は人を簀巻きにしないわよ?」
久(簀巻き)「聞いてた?」

部長も相当黒い>
咲「これ、普通に部長が悪いですよね?」
久「いや、私の何が悪いのよ」
咲「だから存在ですってば」

一線を超えました>
久「まぁクリスマスくらいはねー。
  あ、これは並行世界の私達だから
  相談室の方ではまだくっついてないわよ?」
咲「…まだ、ですか」にこっ
久「くっつかないわよ?」
Posted by ぷちどろっぷ(管理人) at 2014年12月27日 14:07
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