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【咲-Saki-SS】菫相談室 第07話 『千里』【ギャグ】

<あらすじ>
菫「ついに、この日が来てしまったか…」

照「関西人(千里山)強襲」

菫「あいつら絶対ボケまくるだろ!?
  勘弁してくれよ!」

照「関西人を何だと思ってるの」


<バックナンバー>
量が多すぎるので以下にまとめてあります。

【設定紹介】本ブログで出てくる人たちとか用語とか【咲SS風味】
※記事の末尾をご覧ください。


<登場人物>
弘世菫,宮永照,大星淡,園城寺怜,清水谷竜華,江口セーラ,船久保浩子,二条泉

<症状>
※照がヤンデレ
※淡が軽いヤンデレ

<その他>
※ギャグです。


--------------------------------------------------------



菫「…はぁ…」

照「菫、今日は溜息つきっぱなしだね」

菫「ああ…放課後の事を考えると気が重くてな」

誠子「今日は千里山の人たちが来るんでしたっけ」

淡「え?ダニ来るの!?麻雀打ちたい!」

照「言い方」

菫「まったく、練習試合で来てくれるなら
  喜んで迎え入れるんだがな」

尭深「…千里山の人たちに何か嫌な思い出でも?」

菫「いや、そういうわけでもないが…
  でも、あいつら関西人だろう?」

菫「絶対ボケまくるに決まってるじゃないか」

照「何その関西人に対する強烈な偏見」

菫「いつもより疲れることが想定されるので、
  今回は前もってこちらでオーダーを決めておいた」

照「私を無視とは成長したね」

菫「先鋒、園城寺怜。
  次鋒、清水谷竜華。
  中堅、船久保浩子。
  副将、江口セーラ。
  大将、二条泉」

菫「今回の相談はこのオーダーで行く」

尭深「…これはどういう基準で決めたんですか?」

淡「はいはい!大将はストレス発散枠だよね!」

照「…後は厄介な順?」

菫「大体そんな感じだ。あの膝枕コンビは
  どう考えても面倒だからな。
  先に終わらせておくことにした」

菫「で、淡の言う通り二条ははけ口要員」

菫「後の二人は…比較的安牌だと思うが、
  船久保は準決勝副将戦の顔がやばすぎだったから
  江口より前にした」

誠子「あいつ絶対頭おかしいですよ!
   相手の事『根金際しゃぶりつくしたる!』
   とか思ってますって」

照「経験者は語る」

菫「亦野らしくないな。
  いくらなんでもそれはないんじゃないか?」

菫「聞くところによると、関西圏では
  『困ったら船Q』と呼ばれるほど
  神格化されているらしいからな。
  むしろお助けキャラポジション
  であることを期待している」

照「さて、毎回あてにならない菫の推理。
  今回はどのくらい当たっているのか」

淡「というか、いまだにまともな人が
  一人でもいると思ってる時点で夢見がちだよね!」

菫「だからそういう事を言うな!!」



--------------------------------------------------------



菫「……」

照「……」

淡「……」

怜(膝枕)「……」

竜華「……」なでなで


菫「おい」

怜(膝枕)
 「ん?なに?」

菫「オーダーは事前に説明したよな?」

菫「なんでいきなり二人セットで登場してるんだ」

怜(膝枕)
 「あー、私病弱なんでー」ゴロゴロ

竜華「あ、気にしんといて。
   うちはただの椅子やから」なでなで

菫「そんな椅子いてたまるか!」

淡「ねえテルー。私もあれやりたい」

照「そのためにはまず菫を拘束する必要がある」

菫「ほら見ろ!うちのヤンデレどもが
  悪影響受けてるじゃないか!
  清水谷はひとまず帰れ!」

怜(膝枕)
 「はー…」

菫「な、なんだその露骨な溜息は」

怜(膝枕)
 「あかん、あかんでシャープシューター」

怜(膝枕)
 「相談員のくせに、いきなり
  相手の行動を拒絶したらあかんやん」

菫「ぐっ」

怜(膝枕)
 「私はな?膝枕されとる時が
  一番リラックスできんねん」

怜(膝枕)
 「せやから、相談する時も
  このスタイルが最適なんや。
  それでも、あんたが竜華との同室を
  拒否するっちゅうんなら…」


怜(膝枕)
 「あんたの膝に…
  乗せてもらうしかないなぁ?」にたぁっ


淡「……!」

照「園城寺さん…なんという策士…!」

淡「これじゃあ菫先輩は…
  膝枕するしかないよ!!」

菫「いやなんでだよ」

怜(膝枕)
 「ちゅうわけや、竜華。
  私は今からシャープシューターの
  膝に乗るから帰ってええよ?」

竜華「そっ…そんなぁ!?怜、捨てんといてぇ!!」

怜(膝枕)
 「ごめんな竜華…でも、そうせんと相談
  受けてもらえへんみたいやから…」

怜(膝枕)
 「悪いのは全部あのシャープシューターなんや…
  恨むなら、あのネコミミを恨んでや…」

竜華「許さへん…許さへんで
   ネコミミシャープシューター!!」

菫「理不尽すぎだろ!?ていうか
  シャープシューターって言うのやめろ!!」

照「ネコミミ」

淡「ネコミミ」

菫「ネコミミもやめろ!!」



--------------------------------------------------------



怜(膝枕)
 「んー…♪」

淡「いいなー…私だってまだしてもらってないのに」

照「後で二人ともしてもらおう。
  園城寺さんがOKなら私達もOKなはず」

菫「くそっ…嫌な前例を作ってしまった…!
  で、満足したか?」

怜(膝枕)
 「なかなかやな。73点や」

菫「なんだその微妙な点数」

怜(膝枕)
 「太さはなかなか。でもちょいと筋肉質やな。
  スポーツでもやっとるん?」

菫「弓道を少々な。一応走り込みもしている。
  …って、私の太もも評論はいいんだよ!!」

菫「結局お前の相談は何なんだ!?」

怜(膝枕)
 「んー、うちな。将来膝枕ソムリエになりたいんよ」

菫「なるほどやはり変態か」

怜(膝枕)
 「でな、そのためにはありとあらゆる
  膝枕を経験せんとあかんわけや!」

菫「なんだその無駄な使命感」

怜(膝枕)
 「でも竜華ヤンデレやし、なかなか
  監視の目をかいくぐるんが難しいんよ」

菫「…おい、今さらっと
  恐ろしい事実を吐かなかったか?」


怜(膝枕)
 「ちゅうわけで、竜華に刺されずに
  他の女の膝枕を堪能するには
  どないしたらええでしょうか?」


菫「予想以上に最悪だなお前!?」

菫「というか清水谷ヤンデレなのか!?
  そういう事は最初に言えよ!」

菫「お前のせいで私が刺されるじゃないか!!」

怜(膝枕)
 「や、弓道やっとるんやろ?やったら
  いくらでも撃退可能やん?」

菫「私の弓道は人を殺めるためのものじゃない!」

照「えっ」←もう50発は食らってる

淡「えっ」←最近食らい始めた

宥『えっ』←100発以上打たれて一度も中ってない

怜(膝枕)
 「まあまあ。とりあえず菫の生死については
  後で勝手に考えてもらうとして…
  今は私の相談に乗ったってや」

菫「くそっ…とは言え、そんな理不尽な要求を
  どうやってヤンデレに飲ませるか…」

照「簡単。ヤンデレの性質を逆手にとればいい」

怜(膝枕)
「ん?チャンピョンもうちょい詳しく」

照「チャンピョンはやめて。…だから、
  清水谷さんはヤンデレなんだよね?」

怜(膝枕)
「重度のな」

照「でも、見た感じチョロそうでもある。
  だから、『他の女を堪能する』じゃなくて、
  『竜華の良さを理解するために他の女と比較する』
  って言えばいい」

照「他の女に浮気しても、
  最終的には戻ってきてくれる。
  それを匂わせておけば、
  清水谷さんもそこまで心配しないはず」

照「ヤンデレは一途。多分その言葉一つで
  縛ることができると思う」

菫「…と、うちの狂人が申しているが」

怜(膝枕)
「目から鱗や!!」

菫「えー……」

怜(膝枕)
「つまりこういう事やんな?
 私が他所の膝枕に浮気すんのは
 あくまで相対的に竜華の良さを
 再認識するためって事やんな?」

照「そう」

怜「よし、その案採用や!
  片っ端から膝枕ったる!!」

怜「あんがとな!チャンピョン!!」


怜「よーし!まずはセーラから蹂躙するでー!!」


ダダダダダッ


照「……」

淡「……」

菫「……」

照「一件落着」

淡「…すごい勢いで飛び出してったね」

菫「病弱設定どこに行ったんだ」

淡「でも、さっきのテル理論、本当に通用するのかなぁ」

菫「私ならそんな他所で
  つまみ食いする女なんか願い下げだが」

照「大丈夫じゃない?清水谷さんも園城寺さんも
  どっちもポンコツっぽいし」

菫「うちのポンコツ代表に言われたら形無しだな」



--------------------------------------------------------



菫「…さて、そんなわけで一人終わったわけだし…
  疲れたから帰っていいか?」

照「いいわけないでしょ」

淡「次は完全に病んだダニの登場だよ!!」

照「言い方」

菫「ああもう!なんで毎回こう超展開なんだ!
  一回くらい普通に相談室させてくれよ!!」

淡「というわけでご登場です!どうぞ!」

菫「だからもう少し心の準備をさせてくれよ!」


コォォォォォォォ

竜華「……」

コォォォォォォォ


菫(こわっ!?)

照(これは…なかなかのなかなか)

淡(いい感じにトランスってるね!
  麻雀打ちたいなー)


竜華「……」

菫「……」

菫「…さ、さっきはすまなかったな。
  まあ、まずは座ったらどうだ」

竜華「なあ、ネコミミさん」

菫「…なんだ」

菫(今はツッコむまい)

竜華「ある猫がな?うちの怜を奪ってくんや」

竜華「うちはその泥棒猫を殺したい」

竜華「ぐっちょんぐっちょんに、
   すり潰して殺したい」

竜華「どうしたらええかな?」

菫「…どうしろと」

竜華「んー、わからんかぁ。
   じゃあ、もうちょい具体的に言うとな…」


竜華「…死んでくれへん?」


菫「……!」

菫「い、一応言っておくが…私は
  園城寺の事は何とも思ってないぞ」

竜華「はぁっ!?あんなに可愛い怜の事を
   何とも思ってへんやて!?」

竜華「それはそれで万死や!!
   死んで償ってや!!」

菫「ああやっぱりそうなるよな畜生!!」

竜華「アンタを殺してうちは怜と幸せになるー!!」

菫「そこは『私も死ぬー』じゃないのかよ!
  思ったより冷静だな!?」

淡「菫先輩もこの状況でツッコミとは冷静だよね!」けらけら

菫「笑ってないで助けろ!」


照「清水谷さん、ストップ」


竜華「…なんや」

照「園城寺さんが自由奔放なのは、
  あなたがそうやって園城寺さんに
  執着しているのが原因」

竜華「…チャンピョン?」

照「だからチャンピョンはやめて。
  園城寺さんは、あなたが園城寺さんから
  離れる事はないと高を括ってる」

照「あなたが自分だけを見てほしいと思うなら…
  あなたも自分を変えないといけない」

竜華「もうちょい詳しく」

照「押しても駄目なら引いてみろ。
  もう少し、園城寺さんを自由にさせてみるといい」

照「園城寺さんもなんだかんだでヤンデレ。
  清水谷さんが、自分が思ってるほど
  自分に執着してないと感じたら…
  きっとすぐ不安になって
  清水谷さんのもとに戻ってくる」

菫「…と、うちの狂人が申しているが」

竜華「目から鱗や!!」

菫「ああ、うんもうそれでいいよ」

竜華「よし、その案採用や!
   他の女に声をかけて、怜を嫉妬させたる!」

竜華「あんがとな!チャンピョン!!」


竜華「よーし!まずはセーラから蹂躙するでー!!」


ダダダダダッ


照「……」

淡「……」

菫「……」

照「一件落着」

菫「…なあ、これって江口はどうなるんだ?」

照「知らない」

淡「セーラは犠牲になったのだ…
  ヤンデレ二人の犠牲にな…!」

菫「無責任すぎるだろ!?」



--------------------------------------------------------



菫「…はぁ。のっけから咲ちゃんレベルで疲れた」

照「確かに、あそこまでとは思ってなかった」

菫「だが、元々この二人がきついのは想定通りだ。
  後はどんどん楽になっていくはず」

菫「次は船久保か…ここはまだ安牌か不明だが…
  あれよりひどいと言う事はないだろう」

淡「なんでそうやってフラグ立てるかなぁ…
  まあいいや。船Q入りまーす」


バタンッ!

浩子「ども。船Qこと船久保浩子ですー。
   なんちゅうか、お疲れさんです」


菫「…ああ。正直疲れたよ。
  君は癒し要員と考えていいのか?」

浩子「微妙なところですね。あの二人ほど
   おかしいちゅう事はないと思いますけど」

菫「…まともに会話が成立するだけで十分だ。
  じゃあ、相談の内容を教えてもらおうか」

浩子「そうですね…とりあえずあんたら全員
   根金際しゃぶりつくしたいですね」

菫「…は?」

浩子「あー、うちデータの鬼なんですよ。
   この前の短髪女はおいしゅう
   いただかせてもらいました」

浩子「他の四人のデータも取りたいですなぁ。
   特に部長さん…あんた、ヤンデレに好かれるとか
   面白い性質持っとんなぁ」

浩子「ちょいとデータ取らせてくれません?
   あ、ちゅうても大したことはあらへん。
   まずは唾液と髪の毛だけでええんで」

菫「…照、淡。出番だ」

照「…まさかの船Q変態疑惑」ゴォォッ

淡「追っ払っちゃうよー」ブワァアッ

浩子「そこのヤンデレ二匹、ちょぉ待ちぃや」

照「なに?菫はしゃぶらせない」

淡「むしろ私がしゃぶりたい!」

照「駄目。菫をしゃぶるのは私」

淡「じゃあ妥協して二人でしゃぶろうよ」

菫「おい。どんどん論点がずれてるぞ」

浩子「まあまあええから、耳貸し」


照『何?』

浩子『うちがあのネコミミシャープシューターを解析したら、
   あの女の弱点とか見つかるかもしれへんで?』

浩子『例えば、あのネコミミ引っ張ったら
   力が出せんくなるとか…
   うちそういうんを見つけるの得意なんや』

浩子『もしそんなんが見つかれば…
   あの女、食い放題になるで?』

照『く…食い放題?』

淡『菫先輩が!?』

浩子『せや。うちは中身には興味あらへん。
   欲しいのはデータだけや。
   しかも見つけた弱点はお前らに教えたる』

浩子『…手ぇ組まへん?』

照『……』ゴクリ

淡『……』ゴクリ


照「商談成立」

淡「データはあげる!その代わり
  菫先輩は私達がしゃぶるよ!」

菫「どうしてそういう話になるんだよ!!」

浩子「あんたがそれを知る必要はない。
   大人しくうちらにしゃぶられとき」

照「しゃぶられとき」

淡「ときー♪」

菫「くっ…結局この弓矢に頼ることになるのか…!!」



--------------------------------------------------------




ドシュッ!
照「おもちっ!!」

ドシュッ!
淡「おもちっ!!」

ドシュッ!
浩子「うまい…うまいわぁお前のデータぁ…」





--------------------------------------------------------



菫「はぁ…はぁ…」

菫「なんとか…撃退することができたっ…!」

菫「誰だよ船久保が安牌とか言った奴!
  結局あいつも違うベクトルで狂人じゃないか!!」

菫「矢が中ってるはずなのに
  『うまい…うまいわぁお前のデータぁ…』
  とか怖すぎだろ!?お前は妖怪か!!」

菫「この調子だと、完全安牌だと思っていた
  江口もどうなることか…!」

菫「……」

菫「…にしても遅いな。もしかして帰ったのか?」


バタ…ンッ…

セーラ「すまん…遅なった」ボロボロ


菫「…!?なんでそんなボロボロなんだ!?」

セーラ
 「…俺にもわからんけど…なんか
  怜と竜華にいきなり言い寄られてな…」

セーラ
 「逃げ回っとったらこのザマや…
  悪いけど相談とかええから
  ちょっと休ませてくれへん?」

菫「ああ…ああ…!ゆっくり休め……!!」ポロポロ

セーラ
 「ちょ、なんで泣いとるん!?」

菫「いや…お前の完全安牌っぷりに気が緩んでな…」

セーラ
 「…そっちも苦労しとるんやな」


……


菫「…とはいえ、せっかく来てもらったのに
  これでは少し申し訳ないな。
  お前自身、何か悩みとかはないのか?」

セーラ
 「あー…あるにはあるんやけどな。
  ちょい気恥ずかしいわ」

菫「そういう普段言いにくい悩みを打ち明けるのが
  本来の相談室の趣旨だ。
  愚痴ついでに話してみないか?」

セーラ
 「……」

セーラ
 「…女らしくなりたい」

菫「……!?」

セーラ
 「…こんなナリしといて何言っとんねん、
  ちゅうのはわかっとる」

セーラ
 「でもなぁ、やっぱり大学入っても
  このままじゃあかんやろ」

セーラ
 「ちゅうても、いきなり女らしい格好すんのも
  照れが入って難しいしなぁ…」

セーラ
 「どうしたもんかなぁ」

菫「……」ボロボロ

セーラ
 「だからなんでいちいち泣くんや!」

菫「そうだよ…私はこういう相談を待ってたんだよ…!
  こういう、普通の相談を…!!」

セーラ
 「お前、普段どんだけ苦労しとんねん」



--------------------------------------------------------



菫「江口にはまず髪型を変える事を提案しておいた」

菫「いきなり服を変えるのは難しいが、
  髪の毛なら切らずに伸ばしていけばいい話だしな」

菫「あいつも決してベースは悪くない。
  髪が伸びたらそれを降ろすだけで美少女になるはずだ」

菫「江口は晴れやかな笑顔で去って行った。
  相談室でこれだけほっこりしたのは
  初めてかもしれないな…」


泉(磔)
 「そ、そんなら私も見逃してもらえません?」


菫「そうしたいところではあるが、
  私の中で今日お前は生贄枠と決めていたんでな」

菫「ほら、あるだろう?今日はもう
  胃がラーメンの気分とか」

泉(磔)
 「知りませんて!そんな晩御飯気分で
  人の生き死に決めんといてもらえます!?」

菫『シャープシューター(笑)』

泉(磔)
 「……」

菫「私は、そんな恥ずかしい二つ名を
  名乗った覚えは一度もないんだがな?」

泉(磔)
 「……」

菫「…覚悟はいいか?」

泉(磔)
 「……はい」


ドシュッ!!


泉(磔)
 「はっ……!?」


泉(磔)
 (こっ…これや…やっぱこれや……!)

泉(磔)
 (…挑発、した甲斐があった…!)

泉(磔)
 (このっ…射抜かれる瞬間っ……!)


泉(磔)
 (最高にっ……!気持ちええっ!!!)


菫「……」ゾクッ

菫「…なんか急に不快になったから
  これでやめておこう」

泉(磔)
 「そ、そんな殺生な!?」

泉「もっと打ったってくださいよ!?」バリッ!!

菫「な!?自力で拘束を解いただと…!?
  お前、もしや変態か!?」

菫「それ以上近づくな!!」


ドシュッ!!
ドシュッ!!


泉「はぁっ!?はぁっ!?」


菫「何だこいつ!?なんで止まらないんだ!」


泉「もっとや…!もっと打ってください!!」じりっ…


菫「照ぅううう!!!淡ぃいいい!!
  助けてくれえぇえ!!!!」



--------------------------------------------------------












--------------------------------------------------------



尭深「…はい、これで千里山の方たちも終了ですね。
   お疲れ様でした」

照「……」くいくい

淡「……」くいくい

誠子「あいつ、どうでした?」

菫「疑ってすまなかったな。
  お前の言う通りだったよ」

菫「本当に根金際だった」

誠子「やっぱり…!」

照「……」くいくい

淡「……」くいくい

菫「というか照、淡。なんでお前たちは
  私の髪の毛を引っ張ってるんだ」

照「力抜けてこない?」

菫「むしろどうして抜けると思ったんだ」

怜(膝枕)
 「で、他の奴らはどうやったん?」

菫「江口以外は全滅だったな…
  ってなんでお前がそこにいるんだ!?」

怜(膝枕)
 「や、素直に帰ろかとも思ったんやけどな。
  そういや白糸台ってもう一人
  よさそうな膝枕おったなって」

尭深「…土下座されたので仕方なく」にっこり

菫「…頼むから意気投合しないでくれよ?
  東西の腹黒コンビとか勘弁だからな?」

照「そう言って自らフラグを立てにいった弘世菫。
  彼女の言葉通り渋谷尭深と千里山…
  最終的に船久保浩子は手を組むことになる。
  弘世菫という巨悪に対抗するために」

怜「次々に取り込まれていくかつての仲間たち…
  孤立した弘世菫に、ヤンデレ達の魔の手が襲い掛かる」

淡「次回、菫相談室!『東西戦争』
  菫先輩の明日はどっちだ!?」


菫「なんかリアルっぽい予告もやめろ!!」


(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2015年01月12日 | Comment(11) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
セーラが癒しすぎて泣いた
ところで膝枕ソムリエの仕事って要は紐ニート……
Posted by さいふぁ at 2015年01月12日 09:35
ダニさんの相談の時に思ったのですが、他のヤンデレから菫を守り、その上自分が菫を襲う時は呆気なくシャープシュートで撃退される照って、実は菫に都合の良い、頼れるパートナーじゃないでしょうか。
Posted by 宮永照 at 2015年01月12日 12:10
泉さん良いですねぇ! こういう直球系ドMヤンデレを待ってたんだよぉ!
何かとネタにされがちな彼女ですが、就寝時には枕を抱いて寝るという可愛らしい一面もあるんですよ。
Posted by at 2015年01月12日 12:27
泉は安全だと思っていたのに…っ
Posted by at 2015年01月12日 12:28
この照なら簡単に菫さんも言いくるめられそう。

あえてそうしない余裕を感じる。

この予告はリアルでも面白そう。

というか戦争というよりは対菫蹂躙に感じる。

菫さんって味方最悪亦野一人・・・
Posted by ホーネット at 2015年01月12日 17:43
今回は照がまともに見えてしまった。怜と竜華にアドバイスをしていたからだろうか(それが的確かどうかはともかく)
それと泉がけっこうなレベルで変態で笑ってしまった
Posted by オリ at 2015年01月12日 18:30
次回の菫相談室は天とのクロスということなので?
Posted by at 2015年01月12日 19:08
セーラの完全安牌っぷりに感動しました。泉は安牌だと思っていたのにっ・・・というか、見事に予想が全て外れました。私は菫さんになったかw
Posted by at 2015年01月12日 21:03
なんだかんだ菫相談室が一番楽しみかもしれない。
Posted by 上上 at 2015年01月13日 17:37
コメントありがとうございます!
膝枕ソムリエの仕事って要は…>
怜「自身の膝枕に自信が持てない人を勇気づける
  尊いお仕事やで?」
竜華「いつもめっちゃ酷評しとるやん」

頼れるパートナー>
照「ではないでしょうか」
菫「お前はそれでいいのか?
  いいなら都合よく使ってやるが…」

直球系ドMヤンデレ>
菫「言われてみると新しいな。
  増えてほしくはなかったが」
泉「撃退しやすいからええですやん」
菫「いや、すごい矢が打ちにくい」

泉は安全だと>
泉「いつからそう錯覚してたんです?
  私も千里山ですよ?」
セーラ
 「アホ!千里山を変態みたいに言うな!」

対菫蹂躙>
照「実際勃発したら菫孤立無援だよね」
菫「…その時は久に助けを求めるさ」
照「それ、味方以上に敵がいっぱい増えるけど?」

照がまとも>
照「?私は別にいつもまともだけど…」
菫「自覚ないのか?」

天とのクロス>
淡「ごめんね!麻雀漫画は咲しか知らない!」

見事に予想が全て外れ>
菫「というかこんなの読めるわけないよな」
照「そう?割と順当な結果だと思うけど」
セーラ
 「普通なら俺が漫才役になるんやろうけどな」

菫相談室が一番楽しみ>
照「書く方も楽だったりする」
菫「シリアスに疲れた時に書いてるから
  他の話よりハジケてるのかもな」
Posted by ぷちどろっぷ(管理人) at 2015年01月14日 20:51
「お前、もしや変態か!?」

で盛大に笑ってしまった・・・。
Posted by at 2021年08月25日 13:44
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