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【咲-Saki-SS:憧穏】穏乃「監禁するんだ!憧を!!」【ギャグ】
<あらすじ>
タイトルそのままの小ネタです。
<登場人物>
高鴨穏乃,新子憧,鷺森灼,松実玄,松実宥,弘世菫
<症状>
・あまあま
・共依存
・ヤンデレ(かわいい)
<その他>
特になし。
--------------------------------------------------------
穏乃「むむむ…よくない、よくないぞこの状況!」
穏乃「なまじ全国で有名になっちゃって、
憧の良さに気づいちゃった人がたくさんいる
この状況!!」
穏乃「このままほおっておいたら、
誰かに憧が盗られちゃうぞ!」
穏乃「そうなる前に先手を打たなきゃ…!」
穏乃「よし、決めた!」
穏乃「監禁するんだ!憧を!」
……
憧「…由々しき事態ね」
憧「全国大会でテレビに映っちゃった上、
大将としてその諦めない心で
全国の皆の心をわしづかみにしたシズ」
憧「このままほおっておいたら…
シズが誰かに誘惑されかねない」
憧「シズは基本おバカだから…
お菓子とかにつられてほいほい
連れてかれちゃうかも」
〜〜〜〜〜〜〜〜由々しき事態〜〜〜〜〜〜〜〜
100年生
『ほらシズノ!お菓子あげるよ!』
シズ『お菓子だ!大量のお菓子だ!』
100年生
『私の家にはこんなの目じゃないくらい
たくさんのお菓子があるよ!
うちに行こうよ!』
シズ『行くんだ!大星さんの家に!』
……
シズ『食べるんだ!お菓子を!!』もきゅもきゅ
100年生
『いいよいいよー、好きなだけ食べて!』
100年生
『その代わり…私はあんたを食べるけど』ぼそっ
シズ『お菓子おいしい!!』もきゅもきゅ
〜〜〜〜〜〜〜〜由々しき事態〜〜〜〜〜〜〜〜
憧「…ありえ過ぎて頭痛いわ…!
これが現実になる前に何とかしないと…」
憧「よし、決めた」
憧「シズを…監禁する!!」
--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
穏乃「め、珍しいね、憧が山登りに
付き合ってくれるなんてさ!」
憧「ま、まぁね。たまには
運動するのも悪くないかなって」
穏乃「あ、そ、そうだ!せっかくだからさ!
あの隠れ家にしてた小屋行こうよ!」
憧「な、ナイスアイデア!
私も久しぶりに見てみたいわ!」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃(よーし!よーし!自然な感じで
小屋に誘導できたぞ!)
穏乃(実は小屋には、私がこっそり
作った地下室がある…!)
穏乃(あそこに憧を閉じ込められれば…
憧はもう私だけのものだ!)
憧(ラッキー!向こうから小屋に行こうって
提案してくれるなんて…!)
憧(あの小屋、何でか知らないけど
地下室があったのよね)
憧(あそこにシズを閉じ込めれば…
シズは私だけのものになる…!)
穏乃(……)
憧(……)
穏乃・憧
((閉じ込めるんだ!憧(シズ)を!))
--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
バタンッ…
穏乃「あこぉおおおおおおおっ!!」
憧「しずぅぅうううううううっ!!」
穏乃「山で鍛えた体力!!」ガバッ!
憧「スタンガン」サッ
ビリリリリッ!!
穏乃「うきゃぁあああっ!!!」ビククンッ!
憧「ふっ…文明の勝利」
穏乃「ひ、卑怯な…!ていうか
なんでいきなりスタンガンなんだよ!!」
憧「いやいや、あんたこそ
なんで急に襲い掛かってきたのよ」
穏乃「……」ひゅーひゅー
憧「いや、吹けてないから」
憧「まぁいいか。じゃ、
地下室に行きましょうか」
穏乃「あれ?なんで憧が地下室のこと知ってるの?」
憧「いや二人の共同秘密基地だったんだから
私がその存在を知ってても
おかしくないでしょ」
穏乃「え、でもあれ、私が憧を
閉じ込めようと思って
最近私が作った奴なんだけど…」
憧「……」
穏乃「……」
憧「なるほど。どうやら目的は
一緒だったって事ね」
穏乃「そうだね」
憧「ま、それなら話が早いわ。
大人しく入ってくれるわよね?」
穏乃「いやだ!なんかそれってズルい!!」
穏乃「スタンガン使ったのもズルいし、
地下室だって私が作った奴じゃんか!」
憧「むむ…そう言われると痛いけど、
どうせあんたも私の事
閉じ込めるつもりだったなら同じじゃない」
穏乃「同じじゃない!だって
私を監禁しても憧は結局フリーじゃん!
結局誰かに盗られちゃうかもしれないじゃん!」
憧「それはこっちの台詞だってば。
元はと言えばアンタが無邪気おバカ可愛過ぎて
攫われないか心配だから監禁するのよ?」
穏乃「何をー!?憧だって可愛くて綺麗だから
いつ襲われちゃうかわからないんだからな!」
穏乃「むむむむむむ!!」
憧「むむむむむ!!」
--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
憧「…というわけでどっちが監禁されるかで
揉めに揉めたのよ」
憧「まぁ結局スタンガンで麻痺してたわけだし、
私が無理矢理小屋にほおりこんできたけどね」
玄「え、えーと…じゃあ、
穏乃ちゃんは今もその小屋に?」
憧「もちろん。あ、もちろんご飯とかは
ちゃんと用意してるしケアはしてるわよ?」
灼「…わずらわし…二人とも
監禁しないと安心できないくらい
お互いの事を想ってるなら、
別に監禁なんかいらないと思…」
憧「私は別にシズを信じてないわけじゃないのよ。
外部からの干渉を恐れてるだけ」
憧「現に、高鴨穏乃ファンクラブとかできてたし…
まぁソッコー潰してきたけど、
あの手の輩がいるようじゃ、
やっぱり監禁は必須でしょ」
穏乃「だったら憧が監禁されるべきだ!!」
憧「し…シズ!?あの亀甲縛りを
抜けてきたっていうの!?」
灼「なんでそんな縛り方したのか
小一時間問い詰めた…」
玄「?亀甲縛りって何?」
灼「…しまった…恥ずかし…!」カーッ
憧「で、どうやって出てきたの?」
穏乃「山は私のテリトリーだからね!」えへん!
憧「何の説明にもなってない説明ありがと」
穏乃「というわけで、今度こそ大人しく
監禁されてもらおうか!」
憧「いやだから監禁されるのはアンタだってば。
どう考えてもアンタの方が危なっかしいじゃない」
穏乃「むむむむむむ!!」
憧「むむむむむ!!」
灼「…このままじゃ議論が平行線だから、
麻雀でもして決めればいいと思…」
憧「その案もらいっ!負けた方が監禁ね!」
穏乃「負けるもんか!!」
……
憧「勝った!さすが私!」
穏乃「ぐぬぬぬっ…!も、もう一回!
一回勝負とは言ってない!」
憧「お子様か」
穏乃「この際お子様でもいい!
諦めるもんか!!」
憧「素直に監禁されときなさいよ。
うちなら神社だから、
一人くらい神隠ししても隠し通せるし」
灼「罰当たりにも程があると思…」
バタンッ……
宥「こんにちはー」
憧「あ、宥姉!宥姉も言ってやってよ!
シズと私じゃどう考えても
シズが監禁されるべきよね!?」
穏乃「何言ってんだよ!憧の方が可愛いんだかから
狙われ率高めだろ!?」
宥「え、えっとぉ…何の話?」
……
宥「そっかぁ。二人とも、
お互いに相手が誰かに
盗られないか心配なんだね」
憧「うん。ほら、シズって
こんなにちっちゃくて可愛いのに、
そのくせ芯は強くてここぞという時は
底力を発揮してかっこよくなるじゃない?」
憧「絶対悪い奴がたぶらかそうと
虎視眈々と狙ってると思うのよ。
間違いないわ!」
穏乃「それを言うなら憧だって、
すっごく女の子らしくって可愛くて綺麗で
いい匂いして頭良くって
気配り上手で頼りがいがあるから」
穏乃「憧に惚れてて、いっそ
襲っちゃおうって言う人が
絶対いると思うんですよ!」
宥「そっかぁ」
宥「でも、そういう事なら簡単だよ?
お互いに想いあってるんだもん」
宥「どちらかが一方的に
監禁しようと思うからダメなの。
二人で一緒に暮らせばいいんだよ」
宥「そう、松実館で」にっこり
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「その手があったか…!」
憧「確かに、それが一番安心ね」
憧・穏乃
「「さっすが宥姉(宥さん)!」」
--------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
憧「ようこそいらっしゃいました。
ご予約の方ですか?」
憧「はい、はい…承っております。
今案内させていただきますね。
…シズ、荷物お願い!」
穏乃「あいよー」
……
玄「二人とも、全国に行ってから
あんなに情緒不安定だったのに
今は安定してるねー!」
宥「結局、ずっと二人でいられない不安が
二人を苦しめてたんだよ。
だったら、監禁するよりも、
いつも二人で一緒に居られる方法を
探すべきだよね」
玄「さっすがおねーちゃん!!」
宥「えへへ…じゃあ、私はちょっと
地下に行ってくるからよろしくね?」
……
菫「くそっ…!なんで旅館の地下に
こんな牢屋があるんだ…!」
菫「何とか脱出しなければ…!
こんなところにいつまでも
閉じ込められていたら、
こっちまでおかしくなってしまう!」
宥「そ、そういう事考えちゃ駄目だよ?」
菫「!」
菫「宥!ここから出してくれ!!
私は別にお前から離れたりはしない!
愛していると何度も言ってるじゃないか!」
宥「す、菫ちゃんの愛は疑ってないよ?
でも、数百人レベルのファンクラブ会員がいるのに、
安心しろって言う方が無理だよ…」
宥「その中に、一人か二人でも
私みたいな人がいたら…
菫ちゃん、私の前から消えちゃうんだよ?」
菫「そ、それは…!」
宥「だから、菫ちゃんには
ずっとここに居てもらうね?」
宥「大丈夫、私が一生面倒見るから」にこっ
--------------------------------------------------------
穏乃「あー疲れたー!!
掃除も終わったし休憩しようよ」
憧「お疲れ様。はい、お茶淹れといたわよ」
穏乃「お、サンキュー!!」
憧「どうしたしまして」
穏乃「……」ずずっ
憧「……」ずずっ
憧「…なんか、夢みたい」
憧「こうやって、いつもシズと一緒にいられて、
必要以上に私達に構ってくる人もいない」
憧「幸せって…こういう事を言うのかな」
穏乃「…そうだね」
憧「……」
穏乃「……」
穏乃「でもさ」
憧「ん?」
穏乃「憧、最近人気出てきたよね」
穏乃「旅館のパンフとか載っちゃってさ…」
憧「いやいや、それを言うなら
シズだって載ってるでしょ」
穏乃「憧はもう少し自分の魅力を
考えるべきなんだよ」
穏乃「せっかく学校やめて松実館に来たのに、
ここでも有名になってどうすんのさ」
憧「だからそれブーメランだってば。
シズだって、年配層にものすごい
人気あるの知ってるんだからね?」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「決めた!やっぱり憧は監禁する!
弘世さんの隣の牢屋空いてたよね?」
憧「スタンガン」サッ
ビリリリリッ!!
穏乃「うきゃぁあああっ!!!」ビククンッ!
憧「ふっ…文明の勝利」
穏乃「なんでスタンガンなんて
携帯してるんだよ!?」
憧「いつシズが暴漢に襲われるか
わかったもんじゃないでしょ」
憧「まあシズにしか使ったことないけど」
穏乃「それっておかしくない!?」
バタンッ…
宥「あれれ?二人ともまたやってるの?」
憧「あ、聞いてよ宥姉!
シズはやっぱり監禁するべきなのよ!」
穏乃「違うね!憧が監禁されるべきなんだ!」
宥「そっかぁ。二人とも、
まだ安心できないんだね?」
宥「じゃあ、いっそのこと二人で
菫ちゃんの隣に引っ越す?」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「その手があったか…!」
憧「確かに、それが一番安心ね」
憧・穏乃
「「さっすが宥姉(宥さん)!」」
(完)
タイトルそのままの小ネタです。
<登場人物>
高鴨穏乃,新子憧,鷺森灼,松実玄,松実宥,弘世菫
<症状>
・あまあま
・共依存
・ヤンデレ(かわいい)
<その他>
特になし。
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穏乃「むむむ…よくない、よくないぞこの状況!」
穏乃「なまじ全国で有名になっちゃって、
憧の良さに気づいちゃった人がたくさんいる
この状況!!」
穏乃「このままほおっておいたら、
誰かに憧が盗られちゃうぞ!」
穏乃「そうなる前に先手を打たなきゃ…!」
穏乃「よし、決めた!」
穏乃「監禁するんだ!憧を!」
……
憧「…由々しき事態ね」
憧「全国大会でテレビに映っちゃった上、
大将としてその諦めない心で
全国の皆の心をわしづかみにしたシズ」
憧「このままほおっておいたら…
シズが誰かに誘惑されかねない」
憧「シズは基本おバカだから…
お菓子とかにつられてほいほい
連れてかれちゃうかも」
〜〜〜〜〜〜〜〜由々しき事態〜〜〜〜〜〜〜〜
100年生
『ほらシズノ!お菓子あげるよ!』
シズ『お菓子だ!大量のお菓子だ!』
100年生
『私の家にはこんなの目じゃないくらい
たくさんのお菓子があるよ!
うちに行こうよ!』
シズ『行くんだ!大星さんの家に!』
……
シズ『食べるんだ!お菓子を!!』もきゅもきゅ
100年生
『いいよいいよー、好きなだけ食べて!』
100年生
『その代わり…私はあんたを食べるけど』ぼそっ
シズ『お菓子おいしい!!』もきゅもきゅ
〜〜〜〜〜〜〜〜由々しき事態〜〜〜〜〜〜〜〜
憧「…ありえ過ぎて頭痛いわ…!
これが現実になる前に何とかしないと…」
憧「よし、決めた」
憧「シズを…監禁する!!」
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穏乃「め、珍しいね、憧が山登りに
付き合ってくれるなんてさ!」
憧「ま、まぁね。たまには
運動するのも悪くないかなって」
穏乃「あ、そ、そうだ!せっかくだからさ!
あの隠れ家にしてた小屋行こうよ!」
憧「な、ナイスアイデア!
私も久しぶりに見てみたいわ!」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃(よーし!よーし!自然な感じで
小屋に誘導できたぞ!)
穏乃(実は小屋には、私がこっそり
作った地下室がある…!)
穏乃(あそこに憧を閉じ込められれば…
憧はもう私だけのものだ!)
憧(ラッキー!向こうから小屋に行こうって
提案してくれるなんて…!)
憧(あの小屋、何でか知らないけど
地下室があったのよね)
憧(あそこにシズを閉じ込めれば…
シズは私だけのものになる…!)
穏乃(……)
憧(……)
穏乃・憧
((閉じ込めるんだ!憧(シズ)を!))
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バタンッ…
穏乃「あこぉおおおおおおおっ!!」
憧「しずぅぅうううううううっ!!」
穏乃「山で鍛えた体力!!」ガバッ!
憧「スタンガン」サッ
ビリリリリッ!!
穏乃「うきゃぁあああっ!!!」ビククンッ!
憧「ふっ…文明の勝利」
穏乃「ひ、卑怯な…!ていうか
なんでいきなりスタンガンなんだよ!!」
憧「いやいや、あんたこそ
なんで急に襲い掛かってきたのよ」
穏乃「……」ひゅーひゅー
憧「いや、吹けてないから」
憧「まぁいいか。じゃ、
地下室に行きましょうか」
穏乃「あれ?なんで憧が地下室のこと知ってるの?」
憧「いや二人の共同秘密基地だったんだから
私がその存在を知ってても
おかしくないでしょ」
穏乃「え、でもあれ、私が憧を
閉じ込めようと思って
最近私が作った奴なんだけど…」
憧「……」
穏乃「……」
憧「なるほど。どうやら目的は
一緒だったって事ね」
穏乃「そうだね」
憧「ま、それなら話が早いわ。
大人しく入ってくれるわよね?」
穏乃「いやだ!なんかそれってズルい!!」
穏乃「スタンガン使ったのもズルいし、
地下室だって私が作った奴じゃんか!」
憧「むむ…そう言われると痛いけど、
どうせあんたも私の事
閉じ込めるつもりだったなら同じじゃない」
穏乃「同じじゃない!だって
私を監禁しても憧は結局フリーじゃん!
結局誰かに盗られちゃうかもしれないじゃん!」
憧「それはこっちの台詞だってば。
元はと言えばアンタが無邪気おバカ可愛過ぎて
攫われないか心配だから監禁するのよ?」
穏乃「何をー!?憧だって可愛くて綺麗だから
いつ襲われちゃうかわからないんだからな!」
穏乃「むむむむむむ!!」
憧「むむむむむ!!」
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憧「…というわけでどっちが監禁されるかで
揉めに揉めたのよ」
憧「まぁ結局スタンガンで麻痺してたわけだし、
私が無理矢理小屋にほおりこんできたけどね」
玄「え、えーと…じゃあ、
穏乃ちゃんは今もその小屋に?」
憧「もちろん。あ、もちろんご飯とかは
ちゃんと用意してるしケアはしてるわよ?」
灼「…わずらわし…二人とも
監禁しないと安心できないくらい
お互いの事を想ってるなら、
別に監禁なんかいらないと思…」
憧「私は別にシズを信じてないわけじゃないのよ。
外部からの干渉を恐れてるだけ」
憧「現に、高鴨穏乃ファンクラブとかできてたし…
まぁソッコー潰してきたけど、
あの手の輩がいるようじゃ、
やっぱり監禁は必須でしょ」
穏乃「だったら憧が監禁されるべきだ!!」
憧「し…シズ!?あの亀甲縛りを
抜けてきたっていうの!?」
灼「なんでそんな縛り方したのか
小一時間問い詰めた…」
玄「?亀甲縛りって何?」
灼「…しまった…恥ずかし…!」カーッ
憧「で、どうやって出てきたの?」
穏乃「山は私のテリトリーだからね!」えへん!
憧「何の説明にもなってない説明ありがと」
穏乃「というわけで、今度こそ大人しく
監禁されてもらおうか!」
憧「いやだから監禁されるのはアンタだってば。
どう考えてもアンタの方が危なっかしいじゃない」
穏乃「むむむむむむ!!」
憧「むむむむむ!!」
灼「…このままじゃ議論が平行線だから、
麻雀でもして決めればいいと思…」
憧「その案もらいっ!負けた方が監禁ね!」
穏乃「負けるもんか!!」
……
憧「勝った!さすが私!」
穏乃「ぐぬぬぬっ…!も、もう一回!
一回勝負とは言ってない!」
憧「お子様か」
穏乃「この際お子様でもいい!
諦めるもんか!!」
憧「素直に監禁されときなさいよ。
うちなら神社だから、
一人くらい神隠ししても隠し通せるし」
灼「罰当たりにも程があると思…」
バタンッ……
宥「こんにちはー」
憧「あ、宥姉!宥姉も言ってやってよ!
シズと私じゃどう考えても
シズが監禁されるべきよね!?」
穏乃「何言ってんだよ!憧の方が可愛いんだかから
狙われ率高めだろ!?」
宥「え、えっとぉ…何の話?」
……
宥「そっかぁ。二人とも、
お互いに相手が誰かに
盗られないか心配なんだね」
憧「うん。ほら、シズって
こんなにちっちゃくて可愛いのに、
そのくせ芯は強くてここぞという時は
底力を発揮してかっこよくなるじゃない?」
憧「絶対悪い奴がたぶらかそうと
虎視眈々と狙ってると思うのよ。
間違いないわ!」
穏乃「それを言うなら憧だって、
すっごく女の子らしくって可愛くて綺麗で
いい匂いして頭良くって
気配り上手で頼りがいがあるから」
穏乃「憧に惚れてて、いっそ
襲っちゃおうって言う人が
絶対いると思うんですよ!」
宥「そっかぁ」
宥「でも、そういう事なら簡単だよ?
お互いに想いあってるんだもん」
宥「どちらかが一方的に
監禁しようと思うからダメなの。
二人で一緒に暮らせばいいんだよ」
宥「そう、松実館で」にっこり
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「その手があったか…!」
憧「確かに、それが一番安心ね」
憧・穏乃
「「さっすが宥姉(宥さん)!」」
--------------------------------------------------------
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憧「ようこそいらっしゃいました。
ご予約の方ですか?」
憧「はい、はい…承っております。
今案内させていただきますね。
…シズ、荷物お願い!」
穏乃「あいよー」
……
玄「二人とも、全国に行ってから
あんなに情緒不安定だったのに
今は安定してるねー!」
宥「結局、ずっと二人でいられない不安が
二人を苦しめてたんだよ。
だったら、監禁するよりも、
いつも二人で一緒に居られる方法を
探すべきだよね」
玄「さっすがおねーちゃん!!」
宥「えへへ…じゃあ、私はちょっと
地下に行ってくるからよろしくね?」
……
菫「くそっ…!なんで旅館の地下に
こんな牢屋があるんだ…!」
菫「何とか脱出しなければ…!
こんなところにいつまでも
閉じ込められていたら、
こっちまでおかしくなってしまう!」
宥「そ、そういう事考えちゃ駄目だよ?」
菫「!」
菫「宥!ここから出してくれ!!
私は別にお前から離れたりはしない!
愛していると何度も言ってるじゃないか!」
宥「す、菫ちゃんの愛は疑ってないよ?
でも、数百人レベルのファンクラブ会員がいるのに、
安心しろって言う方が無理だよ…」
宥「その中に、一人か二人でも
私みたいな人がいたら…
菫ちゃん、私の前から消えちゃうんだよ?」
菫「そ、それは…!」
宥「だから、菫ちゃんには
ずっとここに居てもらうね?」
宥「大丈夫、私が一生面倒見るから」にこっ
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穏乃「あー疲れたー!!
掃除も終わったし休憩しようよ」
憧「お疲れ様。はい、お茶淹れといたわよ」
穏乃「お、サンキュー!!」
憧「どうしたしまして」
穏乃「……」ずずっ
憧「……」ずずっ
憧「…なんか、夢みたい」
憧「こうやって、いつもシズと一緒にいられて、
必要以上に私達に構ってくる人もいない」
憧「幸せって…こういう事を言うのかな」
穏乃「…そうだね」
憧「……」
穏乃「……」
穏乃「でもさ」
憧「ん?」
穏乃「憧、最近人気出てきたよね」
穏乃「旅館のパンフとか載っちゃってさ…」
憧「いやいや、それを言うなら
シズだって載ってるでしょ」
穏乃「憧はもう少し自分の魅力を
考えるべきなんだよ」
穏乃「せっかく学校やめて松実館に来たのに、
ここでも有名になってどうすんのさ」
憧「だからそれブーメランだってば。
シズだって、年配層にものすごい
人気あるの知ってるんだからね?」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「決めた!やっぱり憧は監禁する!
弘世さんの隣の牢屋空いてたよね?」
憧「スタンガン」サッ
ビリリリリッ!!
穏乃「うきゃぁあああっ!!!」ビククンッ!
憧「ふっ…文明の勝利」
穏乃「なんでスタンガンなんて
携帯してるんだよ!?」
憧「いつシズが暴漢に襲われるか
わかったもんじゃないでしょ」
憧「まあシズにしか使ったことないけど」
穏乃「それっておかしくない!?」
バタンッ…
宥「あれれ?二人ともまたやってるの?」
憧「あ、聞いてよ宥姉!
シズはやっぱり監禁するべきなのよ!」
穏乃「違うね!憧が監禁されるべきなんだ!」
宥「そっかぁ。二人とも、
まだ安心できないんだね?」
宥「じゃあ、いっそのこと二人で
菫ちゃんの隣に引っ越す?」
穏乃「……」
憧「……」
穏乃「その手があったか…!」
憧「確かに、それが一番安心ね」
憧・穏乃
「「さっすが宥姉(宥さん)!」」
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宥ねぇが出たあたりからスミレチャーが捕まってることを確信してました(真顔)
そしてさも当然の様に監禁されているシャープシューターに涙を禁じ得ない。
そして弘世様お元気そうでなにより
そして不憫な菫さん笑
穏憧の微笑ましいやり取りのなかの宥ねえというスパイス。
さっすが宥姉(宥さん)!
むっつりなあらたそいいゾ〜^
安定の宥ねぇ(笑)
そして安定の宥菫。
テンポが最高ですね。
憧穏カワイイ、憧穏カワイイ
そこにシビれる!あこがれるゥ!
好きすぎてアホになっちゃう2人がとてもかわいかったです。菫さんは頑張ってください!
という事で無垢な(作戦)攻めの玄とそれにタジタジする灼をリクエストします。
>確信してました
菫「訓練されすぎだろ」
宥「菫ちゃんと私はセットなんだよ?」
照「異議あり」
淡「異議あり」
>同じ手を二度食らうシズのバカかわいさ
穏乃「普通スタンガンなんか考慮しないって」
憧「そうよね。そのままのシズでいてね?」
>これが偏差値70
灼「穏乃がからむと憧は駄目になると思…」
宥「玄ちゃんにとっての
おもちみたいなものだね…」
>アコシズ二人とも可愛すぎ
灼「しかもこの二人、実はまだ
告白すらしてなかったという…」
>何故かほのぼの
宥「病んでるのに可愛いよね」
菫「お前は怖いけどな」
>シズのこととなるとIQ70になる憧ちゃん
憧「いくらなんでも70はないって」
灼「70あるか怪しいと思…」
>服があったかーくなりました
菫「い、いや…私は悪くないぞ?」
宥「濡れたならお着替えしようね?」
菫「濡れたのは私じゃない!」
>むっつりなあらたそ
灼「べ、別に高校生なら亀甲縛りくらい
知っててもおかしくないと思…!」
玄「ねえねえ、亀甲縛りって何?」くいくい
安定の宥ねぇ>
宥「私そんなに病んでるかなぁ?」
菫「このブログだとお前ほぼ
100%病んでるじゃないか!」
テンポが最高>
憧「書きやすくて、小ネタのつもりが
それなりの文量になってたわ」
穏乃「ツィッターの方では
こういうのよく書いてるよね」
>さすが宥姉!
菫「泥水で唇を洗えばいいんだろうか」
宥「私ならそのたびに唇を奪うけどなぁ」
>この2人どんどん深みに
菫「最近隣に二人が引っ越してきたんだが…
これ以上の底があるのか?」
宥「試してみる?」
>ヒモ世様みたいなモノと考えれば
菫「失礼な!私はちゃんと働く意思がある!」
宥「結果的にはヒモだよ?」
>スタンガンを当然のようにスルー
穏乃「まあ憧が私に勝とうと思ったら
妥当な判断だし」
憧「これなら肌を傷つけなくていいしね」
>玄灼のフラグ
玄「ねえねえ、亀甲縛りって何?」くいくい
灼「だからそういうのは憧に聞いて…///」
玄「」