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【咲-Saki-SS:簀巻き】咲「たまにはこんな組み合わせで」【ヤンデレ】【ギャグ】
<あらすじ>
とくになし。<その他>を参照してください。
<登場人物>
宮永照,竹井久,弘世菫,宮永咲
<症状>
・ギャグ
・簀巻き
<その他>
以下のリクエストに対する作品です。
・菫相談室の設定で菫咲と照久の絡み
--------------------------------------------------------
照「……」テクテク
菫「……」テクテク
照「…今日は久しぶりの菫とのデート」
照「思いっきり羽目を外して楽しむ」
菫「いや、外すなよ?お前のタガが外れると
大変なことになるからな」
照「大丈夫。どうせ行き先はスイパラだし、
せいぜい店員が涙を流しながら
崩れ落ちるだけ」
菫「十分すぎるだろ…
『宮永照、スイパラで暴飲暴食!』とか
記事書かれたくなければ腹八分…
いや、六分……三分くらいにしておけ」
照「なんで食べ放題でそこまで
セーブしなくちゃいけないの」
菫「お前の三分は一般人の
限界突破だからだよ…」
菫「…ん?あそこにいるのは…」
菫「んん!?」
……
咲「今日は天気もいいですし
絶好のデート日和ですね!」ずるずる
咲「最近二人でデートできてませんでしたから…
思いっきり楽しみましょう!」ずるずる
久(簀巻き)
「めいっぱい楽しみたいなら
拘束解いた方がよくない?」ずるずる
咲「そしたら逃げますよね?」
久(簀巻き)
「というか、この惨状を見て
なんで警察呼ばれないのかしら」ずるずる
咲「そういうカップルだって
認識されたんじゃないですか?」ずるずる
久(簀巻き)
「何それ怖い」ずるずる
咲「あ、ほらあそこの人写真撮ってますよ?」ピース
久(簀巻き)
「やめて!撮らないで!
というか撮ってる暇あったら
通報しなさいよ!」ジタバタ
咲「いやいや通報されたらさすがに困りますよ」ピース
久(簀巻き)
「…ってあれ?あそこにいるのは…」ぴたっ
ばったり。
照「……」
菫「……」
咲「……」
久(簀巻き)「……」
咲「不可侵で」スッ
照「了解」スッ
菫「いやいやそんなわけにいくか!?」
菫「馬鹿なのか!?なんで天下の往来で
人を簀巻きにしてるんだ!」
久(簀巻き)
「あ、よかった。てっきり世界が
簀巻きを受け入れちゃったのかと思った」
『おまわりさん、こちらです!』
久(簀巻き)
「あ、こっちもよかった。
まだちゃんと警察は機能してるのね」
菫「言ってる場合か!?
このままじゃ補導されるぞ!?」
咲「別に正直に説明すれば
いいだけじゃないですか」
照「なんて」
咲「愛の形は人それぞれだと」
久(簀巻き)
「いやよ!?それじゃ私達がどぎつい
SMプレイしてるみたいじゃない!」
咲「…」
久(簀巻き)
「否定しなさいよ!?」
照「しかもそれ、結局
公然猥褻物陳列罪だと思うけど」
菫「仕方ない…というかもう
見つかってるしここは逃げるとしよう」ダッ
咲「了解」ダッ
照「心得た」ダッ
久(簀巻き)
「ちょっと置いてかないでよ!?
誰か私を背負ってちょうだい!?」うねうね
咲「ふふっ…見捨てられてくねくねしてる
部長素敵ですよ?」ダッダッダッ
菫「お前ブレないな!?照、
お前が一番近いから助けてやれ!」ダッダッダッ
照「そう言いながら自分は
しっかり逃げてるとかどうなの」はぁ…
--------------------------------------------------------
『久・照サイド』
--------------------------------------------------------
照「……」
久(簀巻き)
「……」
照「…なんでこの組み合わせ?」
久(簀巻き)
「いや私に言われても。
あなたが途中で菫と真逆の方向に
方向転換したんじゃない」
照「分かれた方が捕まりにくいかと思った。
でも菫なら後でついてきてくれると思った」
久(簀巻き)
「まあ分かれたのはいい選択だったと思うわ。
別に後で落ち合えばいいだけだしね。
というわけで連絡して?」
照「わかった」ごそごそ
照「……」ごそごそ
照「……」
久「どったの?」
照「…何かとこぜわしい現代社会。
人々の疲れを助長しているものは、
常に誰かと繋がれてしまう
携帯電話ではないだろうか」
照「たまの休日くらい、全てから解き放たれて
時間も忘れて自然の中を
揺蕩って(たゆたって)みては」
久(簀巻き)
「携帯忘れたのね?」
照「ごめんなさい」
久(簀巻き)
「いや別にいいんだけど…
私も寝込みを襲われたから
携帯持ってないのよねー」
久(簀巻き)
「ま、そうなると狙って合流するのも
難しそうだし…
いっそ二人で遊びましょっか!」
照「…私、菫とデートだったんだけど」
久(簀巻き)
「どうせ一日デート券のデートでしょ?
今回は全面的にこっちが悪いから
菫にお願いして延長してあげるわよ」
照「そういうことなら。私も咲を落とした
その手並みには興味があるし」
照「咲を落とす秘訣…それがわかれば
私も咲を食べられる」
久(簀巻き)
「あなた何でもありなのね」
--------------------------------------------------------
『菫・咲サイド』
--------------------------------------------------------
咲「…どうやらはぐれてしまったようですね。
……お姉ちゃんが」
菫「まぁ久がいるならうまくやるだろう」
咲「私達はデートだったので今すぐにでも
合流して二人っきりになりたいんですけど」
菫「相手を簀巻きにして引き回すのはデートなのか?」
菫(簀巻き)
「オーケー分かったデートだと認めよう。
まずは拘束を解いてくれ」
菫「こちらとしても別に
連絡が取れるなら構わないが…
少なくとも照は今日
携帯を持ってないと思うぞ」
咲「…私も携帯は持ってませんし…
部長も寝込みを襲ったから持ってませんね」
咲「お姉ちゃんと行くところは
決めてなかったんですか?」
菫「いつも通りスイパラに行く予定だったが…
照単体では『いつものスイパラ』が
どこにあるのかわからないだろうな」
菫「お前の方の予定は…って、
あれはほぼ拉致状態だったか」
菫「…まぁ、いい機会だ。
今日は私達二人で行動してみないか?」
咲「…どうして?」
菫「お前とは一度、きちんと
話し合ってみたいと思っていた」
咲「何を?」
菫「一般常識について少しな」
咲「私に教える前にお姉ちゃんに教えては?」
菫「いくら照でも私を簀巻きにして
市中引き回しにはしない」
咲「ああ…ということは知らないんですね。
お姉ちゃんのあのおぞましい変態行為を」
菫「…ちょっと待て、何の話だ」
咲「さて、じゃあ移動しましょうか。
エスコートしてくれるんですよね?」
菫「その前に聞かせろ!
照の変態行為って何だ!!」
咲「……」
咲「…今度から、下着の枚数は
ちゃんと数えた方がいいですよ?」
咲「後、枚数が一致していても
それが妙に唾液で湿ってないか、
もしくは逆に妙に新品同然になってないかも
確認した方がよいかと」
菫「てるぅうううううっ!!!」
菫「ってなんでお前も知ってるんだ!!!」
咲「知ってますか?最新の監視カメラって、
かなり潜伏性能が高いんですよ?」
咲「あんな旧式の探知機では
見つけられないくらいには」
菫「くそっ!また盗撮してたのか!
ていうかそもそもなんで
私を監視するんだ!」
咲「私の一番の敵なので」
菫「敵!?言っておくが私は
久の事をそういう目で
見たことは一度もないぞ!」
咲「今はそうでも、いつ恋愛感情が
芽生えるかわからないじゃないですか」
咲「そうなった時迅速に除去できるように
事前準備してるだけですよ?」
菫「なんなんだこいつ怖すぎだろ!」
咲「まあまあ、いいじゃないですか。
菫さんが泥棒猫にその身を落とさない限り
大した害はありませんよ」
咲「私と交流したいんですよね?
じゃあいつまでもこんなところで
話してないで移動しましょう」
咲「…まあ己を知り敵を知れば
百戦危うからずと言いますし、
仕方ないから付き合ってあげますよ?」
菫「くそっ…なんか釈然としないが、
こちらもお前の行動を学習してやる!」
--------------------------------------------------------
『久・照サイド』
--------------------------------------------------------
久「いつもは菫とどんなところに行ってるの?」
照「スイパラ」
久「なんとなく予想はついたけど…他には?」
照「…スイパラ」
久「…菫が行きたいところは行かないの?」
照「…!」はっ
久「いや、その『その手があったか…!』
みたいな顔止めてくれない?」
照「さすがヤンデレホイホイ2号…
まさにコペルニクス的転回…!」
照「自分だけでなく相手の楽しみも考える…
そうやって相手の心にするりと入り込むのか…!」
久「いやいや普通だからね?というか人聞き悪い。
まぁでもそういうことなら
スイパラ行きましょうか。
ひょっとしたら二人と
合流できるかもしれないし」
照「確かに」
……
久「到着!ていうかいつも行ってるなら
場所位覚えておきなさいよ」
照「すばら…すばらっ!!」
照「ああー、すばら!!」
久「持ちネタパクッちゃ駄目でしょ。
それにしてもすごい
テンションの上がりようね」
照「スイーツを前に
テンション上がらない女子高校生は
女子高校生の名を返上すべき」
久「はいはい、今日はおごってあげるから
好きなだけ食べなさい?」
照「なん…だと…!?」
久「せっかくのデート潰しちゃったからねー。
そのくらいはさせてちょうだいな」
照「くっ…餌付けという事か…
さすが咲を落としただけある…」
照「だが私はもう菫のもの、
この程度の攻めには屈したりしない」土下座
久「いや別に咲はスイーツで
餌付けされたわけじゃないからね?」
久「そもそもそれを言うなら
跪くのやめてくれない!?
恥ずかしいから!!」
照「おっと失礼」土下座
--------------------------------------------------------
『菫・咲サイド』
--------------------------------------------------------
菫「いつもは久とどんなところに行くんだ?」
咲「最近よく行くのは…そうですね、
せっかくだから行ってみましょうか」
……
咲「つきました。ここです」
菫「…ほ、本当にここなのか?」
咲「本当にここですけど」
咲「やっぱり結婚指輪は永く使うものですから
それなりにいいものが欲しいですよね」
菫「だからってジュエリーショップは
やり過ぎだろ!」
咲「私は華美なものじゃなくて、
そっといつも寄り添っているような
さりげないものが好みですね
あ、ちなみにルビーとサファイヤは避けてます」
菫「今さりげなく福路美穂子を排除しなかったか?」
菫「しかし、まさかこんなところに
来ているとは思わなかったな…
てっきり久は嫌がっていると思っていたが、
実はあいつもまんざらでもないのか?」
咲「だと思いますよ?前に来た時は
部長の意識はありませんでしたけど」
菫「すまん何を言ってるのかよくわからない」
咲「おそらく多幸感のあまり自我を
保てなかったんじゃないかと」
菫「どうせお前がここに無理やり連れてくるために
締め落としたとかだろ…」
菫(簀巻き)
「だから店内で簀巻きはやめろ!」
--------------------------------------------------------
『久・照サイド』
--------------------------------------------------------
久「ね、ねぇ照?そろそろお腹苦しいんじゃない?」
照「全然。まだ腹三分目」もきゅもきゅ
久「常人ならもうとっくに
お腹はち切れてると思うんだけど…
本当に大丈夫なの?」
照「余裕。私は頭を使ってるから
もっと糖分が必要」もきゅきゅ
久「…明らかにあなたの体積を
超えていると思うんだけど…
一体どこに入っていくのよ…」
照「あ、すいません。
これいつ頃できますか?」もっきゅきゅ
久「やめて!大盛りだったケーキ皿を
自分一人で空にした挙句
追加を要求するのやめて!」
照「食べる…!店内のスイーツがなくなるまで…!」もぎゅるるっ
久「連れてくるんじゃなかった!!」
--------------------------------------------------------
『菫・咲サイド』
--------------------------------------------------------
菫「くそっ…!一日に二回も警察に
追いかけられる羽目になるとは…!」
咲「逃げるのがだいぶ板についてきましたね。
さすがです」
菫「誰のせいだ!結局ほとんど中も見れなかったし」
咲「菫さんと私で宝石なんか見ても
意味ないからいいじゃないですか」
菫「なんで連れて行った!?」
咲「菫さんがいつも言ってるところって
言うからじゃないですか」
菫「…まあいい、次行くか…
他にはどこに行く予定だったんだ?」
咲「そうですね…特に予定は決まってなくて、
適当にそこら辺をぶらぶらするつもりでしたけど」
咲「菫さんが部長と浮気した時は
どこに行ったんですか?」
菫「さらっと人聞きの悪い事を言うな。
前に巻き込まれた時の話なら、
カフェに入った後雑貨屋に行って
ポーチを買ったな」
咲「部長を落とす気だったんですか?」バチバチッ
菫「自分用だ!たまたまその時
ファスナーが壊れてたから
新しいのを買いに行っただけだ!」
菫「というかなんて自然に
スタンガンが出てくるんだよ!?
お前本当に女子高生なのか!?」
咲「…まあいいです。今回は不問にしましょう。
私もそこに行きたいと思ってましたし」
菫「ん?何か買いたいものでもあるのか?」
咲「はい…ヘアゴムを」
菫「ゴム使う程髪が長くも見えないが」
咲「まぁいろいろあるんですよ」バチィッ!!
菫「おふぅっ!?なんでだよ!?
なんでいきなり攻撃してくるんだよ!?」シビビッ!!
咲「……」
咲「行けばわかります」
--------------------------------------------------------
『久・照サイド』
--------------------------------------------------------
『誠に恐れ入りますが本日食材が底をついたため
早期クローズさせていただきます』
久「……」
照「…久々に満足した。久だけに」
久「さいですか…私はもう金輪際お断りだわ」
久「というか本当に食べたもの
どこに入っていってるのよ」
照「別腹に」
久「この件について分かり合えないという事が
よくわかったわ」
久「で、次はどうする?まさかケーキ
食べ放題でおしまいって事はないわよね?」
照「逆にこちらが聞きたい。
この前菫とデートした時は
何をしてたの?」
久「あの時は喫茶店入ってから雑貨屋で物色したかな?
菫のポーチが壊れてたみたいだったから」
照「むぅ…そういうピンポイントなタイミングを
逃さないのが咲を食べる秘訣なのか…」メモメモ
久「まあデートって言うよりは普通に
友達と遊んでるだけだったけどねー」
久「じゃあせっかくだから行ってみましょうか。
ひょっとしたら咲達も同じような事
考えて鉢合わせするかもしれないし」
照「ガッテン」
--------------------------------------------------------
……
--------------------------------------------------------
咲「やっぱりここで買ったゴムだったんだ」
菫「何の話だ?」
咲「部長がある時からヘアゴムの
メーカーを変えたんですよ」
咲「いたくお気に入りのようで、
でも売ってるお店がわからなくて
非常に不愉快な思いをしてたんですけど」
咲「おかげで今日はぐっすり眠れそうです」
菫「日用品のメーカーまでチェック対象か…
本当に重症だな」
咲「部長の事で私が知らない事があるのが
許せないんですよ……」
咲「あ」
久「あ、やっぱりここに来てたのね」
照「なんと…発信機もなしに居場所を探し当てるとは。
さすが女たらし」
菫「いや普通の人間は一生
発信機なんて目にしないからな?」
久「そもそも私は誰もたらしてないってば」
咲「部長、お姉ちゃんにいたずらされませんでしたか?」
久「悪戯というか…まぁ神経はすり減らされたわね」
咲「お姉ちゃん、覚悟はいい?」
照「なんでただスイパラでスイーツ食べて
雑貨屋来ただけで覚悟しないといけないの」
菫「…照、ちゃんと腹三分目で我慢したのか?」
照「……」
照「もちろん」
久「…今日、スイパラの一店舗が
不慮の材料不足で早期クローズしたわ」
久「それなりの騒動になってたから
多分ちっちゃいニュースくらいには
なるんじゃない?」
菫「だからあれほどセーブしろって
言ったじゃないか!」
照「菫が私をちゃんと管理してないのが悪い」
久「咲の方は迷惑かけなかった?」
菫「宝石店の店内で簀巻きにされて
警察を呼ばれて逃げ出した」
久「ガチ犯罪じゃない」
咲「部長が私のそばにいないからいけないんですよ」
咲「……」
咲「やっぱり離れてみて実感しました。
私の横にいる人は部長じゃないと駄目だって」
咲「だって菫さん、簀巻きにした後
警察呼ばれてるのにただ芋虫みたいに
うねうね蠢いてるだけでしたし」
咲「今朝みたいに雁字搦めにしてあったならともかく、
あの程度の軽い拘束は部長みたいに数分で
縄抜けしてほしかったですね」
菫「無茶言うな、住む世界が違いすぎる」
久「いやこっちも痛感したわ。
まさか食べ放題だからって全メニュー
食いつぶすとか思わなかったし」
久「なんだかんだ言ってまだ咲の方が
明確に悪意を持って行動する分
安心できるかもしれないわね」
咲「ですよね。お互いの理解も得られましたし
じゃぁ結婚しましょうか」
久「ノーセンキュー」
菫「このポンコツ姉と腹が真っ黒の妹を比較して
後者の方が楽?
お前は何を言ってるんだ」
久「天然ものはツッコミにくいのよ」
照「…菫はどうだった?」
菫「まあ、照の方がよっぽどましだとは思ったな…
というか咲がひどすぎるだけとも言えるが」
咲「さて、お互いに愛を再確認できたみたいですし、
デートに戻りましょうか」
咲「さ、行きましょう部長」
久(簀巻き)
「別にここまで戻さなくてもいいんじゃない?」
照「菫、スイパラ行きたい」
菫「はぁ!?お前一つの店舗を壊滅させたんだろ!?」
照「あれからもう30分は経ってる」
菫「燃費悪すぎだろ!?」
咲「……」
久(簀巻き)
「……」
照「……」
菫「……」
咲「…多分、今みんな同じこと考えてますよね」
久(簀巻き)
「そうね」
照「うん」
菫「認めるのは非常に癪だが…」
久(簀巻き)咲「やっぱり」
照菫「この組み合わせが落ち着くな」
(完)
とくになし。<その他>を参照してください。
<登場人物>
宮永照,竹井久,弘世菫,宮永咲
<症状>
・ギャグ
・簀巻き
<その他>
以下のリクエストに対する作品です。
・菫相談室の設定で菫咲と照久の絡み
--------------------------------------------------------
照「……」テクテク
菫「……」テクテク
照「…今日は久しぶりの菫とのデート」
照「思いっきり羽目を外して楽しむ」
菫「いや、外すなよ?お前のタガが外れると
大変なことになるからな」
照「大丈夫。どうせ行き先はスイパラだし、
せいぜい店員が涙を流しながら
崩れ落ちるだけ」
菫「十分すぎるだろ…
『宮永照、スイパラで暴飲暴食!』とか
記事書かれたくなければ腹八分…
いや、六分……三分くらいにしておけ」
照「なんで食べ放題でそこまで
セーブしなくちゃいけないの」
菫「お前の三分は一般人の
限界突破だからだよ…」
菫「…ん?あそこにいるのは…」
菫「んん!?」
……
咲「今日は天気もいいですし
絶好のデート日和ですね!」ずるずる
咲「最近二人でデートできてませんでしたから…
思いっきり楽しみましょう!」ずるずる
久(簀巻き)
「めいっぱい楽しみたいなら
拘束解いた方がよくない?」ずるずる
咲「そしたら逃げますよね?」
久(簀巻き)
「というか、この惨状を見て
なんで警察呼ばれないのかしら」ずるずる
咲「そういうカップルだって
認識されたんじゃないですか?」ずるずる
久(簀巻き)
「何それ怖い」ずるずる
咲「あ、ほらあそこの人写真撮ってますよ?」ピース
久(簀巻き)
「やめて!撮らないで!
というか撮ってる暇あったら
通報しなさいよ!」ジタバタ
咲「いやいや通報されたらさすがに困りますよ」ピース
久(簀巻き)
「…ってあれ?あそこにいるのは…」ぴたっ
ばったり。
照「……」
菫「……」
咲「……」
久(簀巻き)「……」
咲「不可侵で」スッ
照「了解」スッ
菫「いやいやそんなわけにいくか!?」
菫「馬鹿なのか!?なんで天下の往来で
人を簀巻きにしてるんだ!」
久(簀巻き)
「あ、よかった。てっきり世界が
簀巻きを受け入れちゃったのかと思った」
『おまわりさん、こちらです!』
久(簀巻き)
「あ、こっちもよかった。
まだちゃんと警察は機能してるのね」
菫「言ってる場合か!?
このままじゃ補導されるぞ!?」
咲「別に正直に説明すれば
いいだけじゃないですか」
照「なんて」
咲「愛の形は人それぞれだと」
久(簀巻き)
「いやよ!?それじゃ私達がどぎつい
SMプレイしてるみたいじゃない!」
咲「…」
久(簀巻き)
「否定しなさいよ!?」
照「しかもそれ、結局
公然猥褻物陳列罪だと思うけど」
菫「仕方ない…というかもう
見つかってるしここは逃げるとしよう」ダッ
咲「了解」ダッ
照「心得た」ダッ
久(簀巻き)
「ちょっと置いてかないでよ!?
誰か私を背負ってちょうだい!?」うねうね
咲「ふふっ…見捨てられてくねくねしてる
部長素敵ですよ?」ダッダッダッ
菫「お前ブレないな!?照、
お前が一番近いから助けてやれ!」ダッダッダッ
照「そう言いながら自分は
しっかり逃げてるとかどうなの」はぁ…
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『久・照サイド』
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照「……」
久(簀巻き)
「……」
照「…なんでこの組み合わせ?」
久(簀巻き)
「いや私に言われても。
あなたが途中で菫と真逆の方向に
方向転換したんじゃない」
照「分かれた方が捕まりにくいかと思った。
でも菫なら後でついてきてくれると思った」
久(簀巻き)
「まあ分かれたのはいい選択だったと思うわ。
別に後で落ち合えばいいだけだしね。
というわけで連絡して?」
照「わかった」ごそごそ
照「……」ごそごそ
照「……」
久「どったの?」
照「…何かとこぜわしい現代社会。
人々の疲れを助長しているものは、
常に誰かと繋がれてしまう
携帯電話ではないだろうか」
照「たまの休日くらい、全てから解き放たれて
時間も忘れて自然の中を
揺蕩って(たゆたって)みては」
久(簀巻き)
「携帯忘れたのね?」
照「ごめんなさい」
久(簀巻き)
「いや別にいいんだけど…
私も寝込みを襲われたから
携帯持ってないのよねー」
久(簀巻き)
「ま、そうなると狙って合流するのも
難しそうだし…
いっそ二人で遊びましょっか!」
照「…私、菫とデートだったんだけど」
久(簀巻き)
「どうせ一日デート券のデートでしょ?
今回は全面的にこっちが悪いから
菫にお願いして延長してあげるわよ」
照「そういうことなら。私も咲を落とした
その手並みには興味があるし」
照「咲を落とす秘訣…それがわかれば
私も咲を食べられる」
久(簀巻き)
「あなた何でもありなのね」
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『菫・咲サイド』
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咲「…どうやらはぐれてしまったようですね。
……お姉ちゃんが」
菫「まぁ久がいるならうまくやるだろう」
咲「私達はデートだったので今すぐにでも
合流して二人っきりになりたいんですけど」
菫「相手を簀巻きにして引き回すのはデートなのか?」
菫(簀巻き)
「オーケー分かったデートだと認めよう。
まずは拘束を解いてくれ」
菫「こちらとしても別に
連絡が取れるなら構わないが…
少なくとも照は今日
携帯を持ってないと思うぞ」
咲「…私も携帯は持ってませんし…
部長も寝込みを襲ったから持ってませんね」
咲「お姉ちゃんと行くところは
決めてなかったんですか?」
菫「いつも通りスイパラに行く予定だったが…
照単体では『いつものスイパラ』が
どこにあるのかわからないだろうな」
菫「お前の方の予定は…って、
あれはほぼ拉致状態だったか」
菫「…まぁ、いい機会だ。
今日は私達二人で行動してみないか?」
咲「…どうして?」
菫「お前とは一度、きちんと
話し合ってみたいと思っていた」
咲「何を?」
菫「一般常識について少しな」
咲「私に教える前にお姉ちゃんに教えては?」
菫「いくら照でも私を簀巻きにして
市中引き回しにはしない」
咲「ああ…ということは知らないんですね。
お姉ちゃんのあのおぞましい変態行為を」
菫「…ちょっと待て、何の話だ」
咲「さて、じゃあ移動しましょうか。
エスコートしてくれるんですよね?」
菫「その前に聞かせろ!
照の変態行為って何だ!!」
咲「……」
咲「…今度から、下着の枚数は
ちゃんと数えた方がいいですよ?」
咲「後、枚数が一致していても
それが妙に唾液で湿ってないか、
もしくは逆に妙に新品同然になってないかも
確認した方がよいかと」
菫「てるぅうううううっ!!!」
菫「ってなんでお前も知ってるんだ!!!」
咲「知ってますか?最新の監視カメラって、
かなり潜伏性能が高いんですよ?」
咲「あんな旧式の探知機では
見つけられないくらいには」
菫「くそっ!また盗撮してたのか!
ていうかそもそもなんで
私を監視するんだ!」
咲「私の一番の敵なので」
菫「敵!?言っておくが私は
久の事をそういう目で
見たことは一度もないぞ!」
咲「今はそうでも、いつ恋愛感情が
芽生えるかわからないじゃないですか」
咲「そうなった時迅速に除去できるように
事前準備してるだけですよ?」
菫「なんなんだこいつ怖すぎだろ!」
咲「まあまあ、いいじゃないですか。
菫さんが泥棒猫にその身を落とさない限り
大した害はありませんよ」
咲「私と交流したいんですよね?
じゃあいつまでもこんなところで
話してないで移動しましょう」
咲「…まあ己を知り敵を知れば
百戦危うからずと言いますし、
仕方ないから付き合ってあげますよ?」
菫「くそっ…なんか釈然としないが、
こちらもお前の行動を学習してやる!」
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『久・照サイド』
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久「いつもは菫とどんなところに行ってるの?」
照「スイパラ」
久「なんとなく予想はついたけど…他には?」
照「…スイパラ」
久「…菫が行きたいところは行かないの?」
照「…!」はっ
久「いや、その『その手があったか…!』
みたいな顔止めてくれない?」
照「さすがヤンデレホイホイ2号…
まさにコペルニクス的転回…!」
照「自分だけでなく相手の楽しみも考える…
そうやって相手の心にするりと入り込むのか…!」
久「いやいや普通だからね?というか人聞き悪い。
まぁでもそういうことなら
スイパラ行きましょうか。
ひょっとしたら二人と
合流できるかもしれないし」
照「確かに」
……
久「到着!ていうかいつも行ってるなら
場所位覚えておきなさいよ」
照「すばら…すばらっ!!」
照「ああー、すばら!!」
久「持ちネタパクッちゃ駄目でしょ。
それにしてもすごい
テンションの上がりようね」
照「スイーツを前に
テンション上がらない女子高校生は
女子高校生の名を返上すべき」
久「はいはい、今日はおごってあげるから
好きなだけ食べなさい?」
照「なん…だと…!?」
久「せっかくのデート潰しちゃったからねー。
そのくらいはさせてちょうだいな」
照「くっ…餌付けという事か…
さすが咲を落としただけある…」
照「だが私はもう菫のもの、
この程度の攻めには屈したりしない」土下座
久「いや別に咲はスイーツで
餌付けされたわけじゃないからね?」
久「そもそもそれを言うなら
跪くのやめてくれない!?
恥ずかしいから!!」
照「おっと失礼」土下座
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『菫・咲サイド』
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菫「いつもは久とどんなところに行くんだ?」
咲「最近よく行くのは…そうですね、
せっかくだから行ってみましょうか」
……
咲「つきました。ここです」
菫「…ほ、本当にここなのか?」
咲「本当にここですけど」
咲「やっぱり結婚指輪は永く使うものですから
それなりにいいものが欲しいですよね」
菫「だからってジュエリーショップは
やり過ぎだろ!」
咲「私は華美なものじゃなくて、
そっといつも寄り添っているような
さりげないものが好みですね
あ、ちなみにルビーとサファイヤは避けてます」
菫「今さりげなく福路美穂子を排除しなかったか?」
菫「しかし、まさかこんなところに
来ているとは思わなかったな…
てっきり久は嫌がっていると思っていたが、
実はあいつもまんざらでもないのか?」
咲「だと思いますよ?前に来た時は
部長の意識はありませんでしたけど」
菫「すまん何を言ってるのかよくわからない」
咲「おそらく多幸感のあまり自我を
保てなかったんじゃないかと」
菫「どうせお前がここに無理やり連れてくるために
締め落としたとかだろ…」
菫(簀巻き)
「だから店内で簀巻きはやめろ!」
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『久・照サイド』
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久「ね、ねぇ照?そろそろお腹苦しいんじゃない?」
照「全然。まだ腹三分目」もきゅもきゅ
久「常人ならもうとっくに
お腹はち切れてると思うんだけど…
本当に大丈夫なの?」
照「余裕。私は頭を使ってるから
もっと糖分が必要」もきゅきゅ
久「…明らかにあなたの体積を
超えていると思うんだけど…
一体どこに入っていくのよ…」
照「あ、すいません。
これいつ頃できますか?」もっきゅきゅ
久「やめて!大盛りだったケーキ皿を
自分一人で空にした挙句
追加を要求するのやめて!」
照「食べる…!店内のスイーツがなくなるまで…!」もぎゅるるっ
久「連れてくるんじゃなかった!!」
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『菫・咲サイド』
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菫「くそっ…!一日に二回も警察に
追いかけられる羽目になるとは…!」
咲「逃げるのがだいぶ板についてきましたね。
さすがです」
菫「誰のせいだ!結局ほとんど中も見れなかったし」
咲「菫さんと私で宝石なんか見ても
意味ないからいいじゃないですか」
菫「なんで連れて行った!?」
咲「菫さんがいつも言ってるところって
言うからじゃないですか」
菫「…まあいい、次行くか…
他にはどこに行く予定だったんだ?」
咲「そうですね…特に予定は決まってなくて、
適当にそこら辺をぶらぶらするつもりでしたけど」
咲「菫さんが部長と浮気した時は
どこに行ったんですか?」
菫「さらっと人聞きの悪い事を言うな。
前に巻き込まれた時の話なら、
カフェに入った後雑貨屋に行って
ポーチを買ったな」
咲「部長を落とす気だったんですか?」バチバチッ
菫「自分用だ!たまたまその時
ファスナーが壊れてたから
新しいのを買いに行っただけだ!」
菫「というかなんて自然に
スタンガンが出てくるんだよ!?
お前本当に女子高生なのか!?」
咲「…まあいいです。今回は不問にしましょう。
私もそこに行きたいと思ってましたし」
菫「ん?何か買いたいものでもあるのか?」
咲「はい…ヘアゴムを」
菫「ゴム使う程髪が長くも見えないが」
咲「まぁいろいろあるんですよ」バチィッ!!
菫「おふぅっ!?なんでだよ!?
なんでいきなり攻撃してくるんだよ!?」シビビッ!!
咲「……」
咲「行けばわかります」
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『久・照サイド』
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『誠に恐れ入りますが本日食材が底をついたため
早期クローズさせていただきます』
久「……」
照「…久々に満足した。久だけに」
久「さいですか…私はもう金輪際お断りだわ」
久「というか本当に食べたもの
どこに入っていってるのよ」
照「別腹に」
久「この件について分かり合えないという事が
よくわかったわ」
久「で、次はどうする?まさかケーキ
食べ放題でおしまいって事はないわよね?」
照「逆にこちらが聞きたい。
この前菫とデートした時は
何をしてたの?」
久「あの時は喫茶店入ってから雑貨屋で物色したかな?
菫のポーチが壊れてたみたいだったから」
照「むぅ…そういうピンポイントなタイミングを
逃さないのが咲を食べる秘訣なのか…」メモメモ
久「まあデートって言うよりは普通に
友達と遊んでるだけだったけどねー」
久「じゃあせっかくだから行ってみましょうか。
ひょっとしたら咲達も同じような事
考えて鉢合わせするかもしれないし」
照「ガッテン」
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……
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咲「やっぱりここで買ったゴムだったんだ」
菫「何の話だ?」
咲「部長がある時からヘアゴムの
メーカーを変えたんですよ」
咲「いたくお気に入りのようで、
でも売ってるお店がわからなくて
非常に不愉快な思いをしてたんですけど」
咲「おかげで今日はぐっすり眠れそうです」
菫「日用品のメーカーまでチェック対象か…
本当に重症だな」
咲「部長の事で私が知らない事があるのが
許せないんですよ……」
咲「あ」
久「あ、やっぱりここに来てたのね」
照「なんと…発信機もなしに居場所を探し当てるとは。
さすが女たらし」
菫「いや普通の人間は一生
発信機なんて目にしないからな?」
久「そもそも私は誰もたらしてないってば」
咲「部長、お姉ちゃんにいたずらされませんでしたか?」
久「悪戯というか…まぁ神経はすり減らされたわね」
咲「お姉ちゃん、覚悟はいい?」
照「なんでただスイパラでスイーツ食べて
雑貨屋来ただけで覚悟しないといけないの」
菫「…照、ちゃんと腹三分目で我慢したのか?」
照「……」
照「もちろん」
久「…今日、スイパラの一店舗が
不慮の材料不足で早期クローズしたわ」
久「それなりの騒動になってたから
多分ちっちゃいニュースくらいには
なるんじゃない?」
菫「だからあれほどセーブしろって
言ったじゃないか!」
照「菫が私をちゃんと管理してないのが悪い」
久「咲の方は迷惑かけなかった?」
菫「宝石店の店内で簀巻きにされて
警察を呼ばれて逃げ出した」
久「ガチ犯罪じゃない」
咲「部長が私のそばにいないからいけないんですよ」
咲「……」
咲「やっぱり離れてみて実感しました。
私の横にいる人は部長じゃないと駄目だって」
咲「だって菫さん、簀巻きにした後
警察呼ばれてるのにただ芋虫みたいに
うねうね蠢いてるだけでしたし」
咲「今朝みたいに雁字搦めにしてあったならともかく、
あの程度の軽い拘束は部長みたいに数分で
縄抜けしてほしかったですね」
菫「無茶言うな、住む世界が違いすぎる」
久「いやこっちも痛感したわ。
まさか食べ放題だからって全メニュー
食いつぶすとか思わなかったし」
久「なんだかんだ言ってまだ咲の方が
明確に悪意を持って行動する分
安心できるかもしれないわね」
咲「ですよね。お互いの理解も得られましたし
じゃぁ結婚しましょうか」
久「ノーセンキュー」
菫「このポンコツ姉と腹が真っ黒の妹を比較して
後者の方が楽?
お前は何を言ってるんだ」
久「天然ものはツッコミにくいのよ」
照「…菫はどうだった?」
菫「まあ、照の方がよっぽどましだとは思ったな…
というか咲がひどすぎるだけとも言えるが」
咲「さて、お互いに愛を再確認できたみたいですし、
デートに戻りましょうか」
咲「さ、行きましょう部長」
久(簀巻き)
「別にここまで戻さなくてもいいんじゃない?」
照「菫、スイパラ行きたい」
菫「はぁ!?お前一つの店舗を壊滅させたんだろ!?」
照「あれからもう30分は経ってる」
菫「燃費悪すぎだろ!?」
咲「……」
久(簀巻き)
「……」
照「……」
菫「……」
咲「…多分、今みんな同じこと考えてますよね」
久(簀巻き)
「そうね」
照「うん」
菫「認めるのは非常に癪だが…」
久(簀巻き)咲「やっぱり」
照菫「この組み合わせが落ち着くな」
(完)
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いやあ、お互いの愛の深さを再確認できてよかったなあ(目線反らし)
さりげなくルビーとサファイアを避ける…つまり咲さんは実はかなり美穂子を警戒していた…?
いや多分ほいほい久さんが釣られるせいですねわかります(簀巻きになりながら)
こっちの照は菫一筋ってより好きな人は全て手に入れる貪欲さがあるな。咲も好きだし菫好きな奴に酷い人はいない理論でチーム虎姫も宥姉も好きそう
咲さんは…愛の深さが深淵を余裕で突破してるね…二人とも方向性は違うけどとんでもない病み(闇)だよ…
だがそこがいい。長文失礼。
普通?ならここから借金というエロい状況になるけどこの面子だとそうは成りませんかね。
部長はその内、縄の縛り加減で咲さんの機嫌とか体調とか理解るようになちゃうんじゃないかあ
こういう交流の場面とかすごい好きです。それと一度離れることで愛を再確認できてみんな幸せみたいで良かったです(簀巻きからは目をそらしつつ)