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【咲-Saki-SS:白糸台】淡「淡ちゃん総受けキス22タイトル!」その2【ノーマル?】

<あらすじ>
淡「これの続きだよ!」

淡「淡ちゃん総受けキス22タイトル!」その1

<登場人物>
大星淡,宮永照,弘世菫,亦野誠子,渋谷尭深

<症状>
・特になし


<その他>
・Twitter上で仲良くさせていただいている
 恵野さんのイラストに対する短編集です。
 (本人から許可はいただき済み)

・少しずつ追加していきます


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(前回はこちら)


淡「こうしてみると同じキスでも結構違うねー」

照「菫だけなんか住む世界が違う。エロい」

菫「も、妄想してるのは淡だろう!
  私のせいじゃない!」

淡「いやぁ、菫先輩っていざそういう関係になったら
  肉食っぽいなぁと思って」

照「わかる」

尭深「…わかります」

誠子「……(わかる)」

菫「…覚えておけ…!どうせお前らだって、
  後半になったら獣に変えられるんだからな…!」

淡「あ、ちなみにそれぞれの組み合わせの中では
  話が繋がったり繋がらなかったりするけど、
  組み合わせが違う時は完全にパラレルワールドだと思ってね!
  じゃないと私が4股してるみたいになっちゃうし」

照「淡が4人と別々に結ばれた世界が別々にあって、
  そこからシーンを切り取って持ってきてるってこと?」

淡「いえす!」

菫「なんだその無駄に凝った設定は…
  というかわざわざストーリーなんか考えなくても、
  普通に意味だけ説明したら駄目なのか?」

淡「普通に意味だけ勉強しても面白くないじゃん。
  スパイスだよ、スパイス!」

誠子
 「無駄に凝った設定か…そういえば宮永先輩の話の
  『お互い様』って何だったんだ?」

淡「えー、そこ説明しなきゃいけないのー?」

照「亦野じゃ仕方がない」

尭深「…男の子には難しいかも」

菫「…ま、淑女なら花言葉くらい嗜んでおくんだな?」

誠子
 「そんなに私駄目ですか!?
  ていうか尭深!私は男じゃない!」

淡「じゃあそろそろ次行ってみよう!」

誠子「無視!?」






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『淡総受けでKISS22TITLE』






Twitterで仲良くしていただいている
恵野さんのイラストとのコラボです。

今回は『(05)鼻梁』から
『(08)喉(欲求)』までが対象です。



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『(05)鼻梁』
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私が淡ちゃんに対して抱く想い。
それにはいろんな種類があるわけですが、
一番強いのはこの想いだと思います。

こう、なんというか
愛玩動物を見ているような。
そんな感覚に近いです。

見てるとつい、よしよし
してあげたくなるんです。

これは、そんな淡ちゃんとの
心温まるエピソードの一つです。


……


その日は掃除当番で、しかも運悪く
ゴミ捨てまで任されてしまいました。

急いで教室を後にします。
でも部室に着いた頃には、
もう部活開始から30分も経っていて。


「すいません、遅くなりました」


なんて謝罪と共に、虎姫ルームの扉を開けると、
そこにはだるそうに机に突っ伏す淡ちゃんの姿。

淡ちゃんはこちらを振り向くと、
つぶれたままの顔で苦情を唱えました。


「たーかーみー、おーそーいーー」

「あ…今日はまだ淡ちゃんだけなんだね」

「うん。テルと菫先輩はOB会の打ち合わせで
 どっか行っちゃった」

「亦野先輩は亦野先輩で、
 珍しく後輩の指導に行っちゃうし」

「おかげで淡ちゃんは独り寂しく
 お留守番だったんだよー」

「というわけで寂しかったからかまってー!」


状況を説明し終えた淡ちゃん。
いきなりがばっと起き上がると、
私に飛びついてのしかかってきます。

さながらまるで、ご主人様を
待ちわびていた仔犬のよう。
いえ、体格だけなら淡ちゃんの方が
大きかったりするんですけど。


「ふふ、淡ちゃん仔犬みたい」

「…わんわん!くぅ〜ん♪」


くすくすと笑う私を前に。
淡ちゃんは鼻を摺り寄せて、
積極的にあまえてきます。


ああ、本当に可愛らしい。
思わず食べてしまいたいくらい。

そんな愛しい気持ちが溢れてしまって。
私はつい、目の前で揺れ動く淡ちゃんの鼻に、
そっと唇を押しあててしまいました。


「ひゃっ!?な、ど、どうしたの!?」


さすがの淡ちゃんもこれにはびっくり。
頬を真っ赤に染めながら、
たじたじと私の顔を見つめます。


「ああ、深い意味はないよ?」

「で、でも、今キスしたよね!キス!」

「あ…淡ちゃんは知らないんだね。
 キスって、する部位で
 いろいろ意味が変わるんだよ?」

「そ…そうなんだ。じゃあ、
 鼻へのキスはどんな意味があるの?」

「ふふ…お鼻はね?愛玩。
 ええと、『可愛いね』って意味があるの」

「へえぇ…タカミーは博識だねー。
 私全然知らなかったよ!」


淡ちゃんは感心したように頷くと、
にっこり笑ってお鼻を突き出してきます。


「そういう事なら、はい!」

「いいの?」

「うん。ちょっとビックリしたけど、
 可愛がってくれるならウェルカムだよ!」


淡ちゃんのお許しが出たので、
もう一度キスします。
ちょこんと触れるくらいの、
可愛らしいキス。


「えへへ」


今度は淡ちゃんも驚くことはなく。
幸せそうに、その目を細めて笑ったのでした。



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『(06)頬(親愛/厚意/満足感)』
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そんな事があってから。
淡ちゃんと私は、時々二人きりの時に
キスをするようになりました。

ちなみに、淡ちゃんはキスする場所によって
意味が違う事にいたく興味を持ったようです。


「ねえねえ、今日もキスの意味を教えてよ!
 あ、もちろん実践で!」


こんな風に、二人きりになるたびに、
違う場所へのキスをせがんできます。

目をキラキラと輝かせる淡ちゃんを前に、
今度はどこにキスしようかと考えました。

瞼、鼻、ときたら…
そうですね。頬辺りが妥当でしょうか。


「じゃあ、今日はほっぺたにしよっか」

「うん」


私は淡ちゃんの隣に座って顔を近づけます。
淡ちゃんは少し頬をピンクに染めながらも、
抵抗することなく目を伏せました。


「んっ…」


そのまま、桜色のほっぺに優しくキス。
そしてゆっくり、ゆっくりと唇を離して
淡ちゃんの顔を見つめると…

淡ちゃんはどこか幸せそうに、
とろんとした表情を浮かべていました。


「えへへー…これいいね。
 ほっぺにはどんな意味があるの?」

「…当ててみて?」

「んー…愛情、かな?」

「…もう少し詳しく」

「もう少しかぁ。難しいなー。
 友達とも違うしー、こう、
 恋人って感じでもないしー」

「あ、家族?うん。家族っぽい感じ!で、正解は?」

「…淡ちゃんので大体あってるよ?」

「…ほっぺたへのキスは、親愛。厚意。満足感。
 親しい人へ想いを伝える時にするんだよ」

「へぇー。でも、なんかわかる気がする!
 そういえば外国の人はほっぺにキスするよね!」

「うん。多分そういう事なんだろうね」

「なるほどなるほどー!
 長年の謎が解けた気分!」


淡ちゃんは満足げに頷きます。と思ったら、
ニコニコしながら私に顔を近づけて…


ちゅっ…


と、可愛らしい音を立ててキスをしました。


「はい!私からタカミに愛を籠めて!」


なんて、お日様のような温かい笑顔で笑うものだから。
私は胸がじんわりと温かくなると共に、
どこか今までとは違った…

不純なときめきを覚えてしまったんです。



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『(07)唇(愛情)』
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キスする場所によって意味が違う。
どうせ淡は知らないだろうけど。

なんて軽く馬鹿にしてはみたものの、
どうやら馬鹿だったのは私の方だったらしい。

そんな自分の馬鹿さ加減を悟ったのは、
淡がシャンプーを変えてから、
たっぷり一か月も後の事だった。


「淡、そのシャンプーお気に入りなんだね」


私ほどではないにせよ、
淡もシャンプーにはこだわるタイプだ。
そんな淡は、曜日や気分によって
使うシャンプーを変えているはずで。

密かにその変化を楽しみにしていた私は、
最近まったく変化がない事に
少しだけ物足りなさを感じていた。

でも、そう問われた淡は、
どこか不本意そうに唇を尖らせる。


「んー。本当はこんな長く
 使いたくなかったんだけどねー」

「?ならどうしてずっと使い続けてるの?」

「あーもう、それ聞いちゃうんだ?
 まあでも全然気づいてくれないし、
 ヒントくらい上げた方がいいのかもねー」

「???」

「ヒント、花言葉。これ以上は教えないよ!」


不機嫌そうに頬を膨らせる淡。
そんな淡から与えられたヒントは、
たった3文字。

それでも、それはほとんど答えそのもので。
私は思わず目を見張ると、淡の目をじっと覗き込む。


淡は頬を紅潮させながらそっぽを向いた。
そんな淡から漂う芳香。華やかな薔薇の香り。


「…そっか。そうだったんだ」

「……気づいてくれた?」

「…うん」


薔薇の花言葉はいろいろあるけれど、
今のこの場に合う、
一番シンプルな言葉と言えば…



求愛。



私…ずっと淡に求愛されてたんだ。


「そっか…そっか」

「…っ…へ、返事は?」


一人喜びに打ち震えているところを、
淡の声で現実に引き戻される。

それはひどくか細い、泣きそうな声。
そっか。淡にはまだ、
私の気持ちが伝わってないんだ。


でも。


「…私だって、淡にはもう想いを伝え済みなんだけど?」

「え…!?いやいや、
 私何も聞いてないよ!?」

「うん。言葉では伝えてない。
 私も淡と同じような方法を使ったから」

「ただ、ちょっとわかりにく過ぎたみたい」

「え、えぇ〜…?全然身に覚えがないんだけど…」

「ほら、淡が今のシャンプーに変えた時。
 髪の毛にキスしたでしょ」

「う、うん」

「…あれ、告白の代わり」

「はぁ!?なんでそうなるの!?」

「キスは、する場所によって意味が変わる。
 髪の毛へのキス。その意味は思慕」

「!?そ、そんなのわかるわけないじゃん!!」

「うん。私も伝わらないと思ってた」


だって、伝わらなくていいと思ってたから。
ううん、伝わるのが怖いと思っていたから。

まあそんな事してるから、
後輩に告白させるなんて
情けない事になっちゃったんだけど。


「ああぁ〜…もう…!じゃあ私達、
 あの日にはもう告白しあってたって事?」

「そうなるね」

「なにそれぇ…それならもっと
 素直に告白しとけばよかったぁ〜…」

「…まったくもって」

「うぁー。私もだけどさぁー…
 テルももっとわかりやすく教えてよぉー!」


あまりにぐだぐだな展開に、
喜んだり泣いたりする事も忘れ、
淡はぐったりと脱力する。


「ごめん。今度はもっと、わかりやすく伝える」


そう。これ以上ないくらいシンプルに。
私は淡の頬に手を添えると、
そのまま顔を引き寄せた。


「……テル?」

「…改めて言う。私も、淡の事が好き」

「この前は、髪の毛なんて
 中途半端な事しちゃったけど…」

「もし、淡が受け入れてくれるなら」

「今度はもっと、ストレートに伝えたい」

「…テル…」


私の意図を理解した淡は、少しだけ躊躇しながらも。
やがて、すっと長い睫毛をおろした。
私もそっと目を閉じて…





そして、唇が重なった。





それは本当に一瞬触れ合うだけのキス。
コンマ何秒のほんの一瞬。
でもたったそれだけで。

淡の。私の想いが、余す事無く伝わった。

瞼をあげた淡は、ほどけるような笑みを浮かべて。
改めて言葉でも、キスの意味を伝えてくれる。


「…へへ。テル、大好き」

「淡。愛してる」


私達はなおも愛をかわし続けた。
時に言葉で、そして時には唇で。

それはまるで、今まで
伝わらなかった時間を
必死に取り戻すかのように。


愛してる

愛してる

愛してる

愛してる


そのキスに、ありったけの想いを籠めて。
私達は、数えきれないほどキスをした。



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『(08)喉(欲求)』
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陽が落ちた教室の一角で、
妖しく蠢く人影が2つ。


「んっ…はぁっ…」


つがいの片割れが、およそ学び舎には
似つかわしくない鳴き声をあげる。
清楚な制服は艶めかしく着乱され、
胸元がはしたなく露出している。


「だめぇっ…こんなっ…ところでぇっ……」

「すみれっ…せんぱいぃっ…」


襲われている女生徒…淡は、
熱い吐息を漏らしながら、
切なげな声で私の名を呼ぶ。

私はその声に応えることなく、
そのまま淡の喉に吸いつき続けた。


「んんっ……!」


淡はぞくぞくと肩を震わせて、
唇から与えられる感覚に身をよじる。


「参ったな…これは、癖になりそうだ」

「ていうかっ…なんでっ…
 そんなところ…キスするのぉ…っ!?」

「雑誌で見たんだが…キスする場所で、
 その意味が変わると聞いてな」

「なかなか突拍子もない場所に
 キスをしていたから、
 つい私も試したくなった」


そこで一度言葉を区切ると、
もう一度淡の喉に唇を押しあてる。
さらに上下の唇で、
そっとその肌をくわえてみる。


「ふぁっ…」


淡が声を発すると。
喉を通り抜ける震えが
直接私の唇に伝わってくる。

それがまたひどく扇情的で、
私の官能を刺激する。


「知ってるか、淡」

「な、何を…?」

「喉へのキスは…『欲求』を示すそうだ」

「……」


解答を聞いた淡は、
何を馬鹿なとばかりに眉をひそめた。


「そんなの、キスしなくっても
 脱がしてる時点でまるわかりじゃん……」

「はは、確かにな」

「もっ…口、つけたまま笑わないでっ…」


喉に吸い付いたまま会話する私に、
淡は抗議の言葉を投げかける。

だがその声は明らかに色を帯びていて。
淡の手は、決して離すまいとばかりに
しっかり私を掴んでいる。

淡は淡なりの方法で、
私への欲求を伝えているのだろう。

それを分かっていながらも。
意地の悪い私は、ついつい
淡をいじめたくなってしまう。


「…続けてもいいか?」

「…わかってるくせにっ……」


淡は少しだけ拗ねたように頬を膨らませると、
その両腕で私を包み込む。

私は期待通りの反応に満足して、
淡の胸元のボタンを一つずつ外し始めた…




(その3に続く!)
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posted by ぷちどろっぷ at 2015年06月12日 | Comment(1) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
淡ちゃんの妄想という事はもしかして淡ちゃんってMなんですかね。
生意気な態度とってるのも仕返しされるのを期待しての事でしょうか。
所がどっこい、それに応えられるのはエロの化身弘世様だけ……! ムッツリタカミーなら可能性有り?
Posted by at 2015年06月12日 22:32
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