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【咲-Saki-SS:久咲】 咲「私、アイドルになります」【中編】【カオス】

<あらすじ>
なし。その他をご覧ください。

前編はこちら。

<登場人物>
竹井久,宮永咲

<症状>
・ギャグ
・カオス

<その他>
以下のリクエストに対する作品です。
・久咲のギャグで聡明で人気者の久さんに相応しい人に成るため、
 なぜか学園のアイドルを目指すべく猛勉強始める咲さんと
 可愛さから意地悪したり邪魔したりする
 久さんによる久咲日和みたいな話。

※ごめんなさい。もう咲日和っぽくするのは
 あきらめてます。

※原村はピンクじゃないです

※カオスなので内容にツッコミはいれないように!

※今回は病み成分ほぼゼロです。ご注意を。



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『第3話:予選@』







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恒子
 「というわけでやってきました!
  ちょーローカルにもほどがある!
  麻雀インターハイ長野予選決勝進出校限定
  アイドル決定戦だー!!」

恒子
 「解説は面白いことならなんでも首を突っ込む
  わたくし福与恒子と!」

久「今回の企画の発起人である
  サプライズ大好き竹井久でお送りいたします」

恒子
 「ていうか久ちゃんこっち側なんだ?」

久「あはは、私が出たらその時点で
  優勝決定しちゃうじゃないですか」

恒子
 「ローカルとはいえ生放送なのに
  その度胸やよし!じゃぁさっそく
  ルールの説明をよろしく!」

久「はい。今回のコンセプトは
  麻雀ができるアイドルを決定しようという事で、
  審査項目は予選と本選の2回に分かれてます」

久「予選は自己PR形式。
  各校から推薦された2名に
  自由にアピールしてもらいます」

久「番組を見た皆さんに
  リアルタイム投票をしてもらって、
  そこに審査員票を加えて
  上位4名が本選進出です」

恒子
 「一応相手が高校生だから、
  敗者に考慮して得票数は非公開だけど許してね?」

久「本選は4人で麻雀ですね。
  麻雀アイドルですから麻雀で魅せないと」

恒子
 「トップになった人が優勝ってこと?」

久「いえ。さすがにそれだと
  『最初から麻雀しろよ』になっちゃうので」

久「こっちも審査方法は同じです。
  視聴者と審査員による投票で」

久「必ずしも強い人が勝つ人は限らない。
  華がある人が勝つことになります」

恒子
 「なるほどなるほどー!
  みんなのお眼鏡に叶う子は誰かな?
  じゃぁさっそく本番いってみよう!」

久「一番の子、どうぞー」

?「はい」


スタスタスタ


和「…一番、原村和ことのどっちです」

恒子
 「いきなり来たぁぁぁああっ!説明不要!
  のどっちだぁああああっ!!」

久「ネット麻雀のアバターの格好とは
  気合入ってるわね!
  さぁ、何を見せてくれるのかしら?」


和「空を飛びます」


ふわぁっ


恒子
 「…と、と、と、と…飛んだー!!?」

久「背中の翼でふわふわ飛んでますねー。
  さすが天使」

恒子
 「え!?何これ!?いきなり人外来ちゃった!?」


バッサバッサ


和「人が飛ぶなんてそんなオカルトありえません」


バッサバッサ


恒子「飛んでる本人がそれ言っちゃうの!?」

久「あ、ネタばらししちゃうと
  和の翼は私が知り合いのつてを使って
  作ってもらいました」

恒子「何その謎の人脈!?怖い!」


バッサバッサ


和「…と、こんなところで」ばささっ


ふわぁっ


和「原村和でした。よろしくお願いします」


久「はい、お疲れ様でした!」

恒子「……」

恒子「…これ、一番に持ってきちゃってよかったの?」

久「いやいや最初は知名度がある子で
  ガツンと視聴者を殴りたいって言ってたの
  福与アナじゃないですか」

恒子「いやまさかここまでとは思わなかったし」

恒子「これ、次の子相当ハードル高いと思うけど…」

久「ああ、次の子なら多分大丈夫ですよ。
  場馴れしてるはずですから」


久「というわけで次の人どうぞー」



--------------------------------------------------------




楽屋裏。




--------------------------------------------------------



はじめ
 (……)


『…と、と、と、と…飛んだー!!?』


はじめ
 (はあ、まったく久ときたらやってくれるよ)

はじめ
 (まさかトップバッターで原村さんを飛ばした上、
  ボクをその次に持ってくるとか)

はじめ
 (まあでも、つまりはそれだけ
  ボクを買ってくれてるってことだよね)

はじめ
 (ボクだって仮にもマジシャンの端くれだ。
  この程度の逆境、ねじ伏せて見せようじゃないか!)ぐっ


スタスタスタ


はじめ(肌色)
 「龍門渕高校2年生の国広一です。
  特技はマジックなので今日はそれを」

恒子
 「ちょっとまってその恰好は放送禁止っ!!!
  あれ!あれ出して『しばらくお待ちください』の奴」


フッ…


--------------------------------------------------------




しばらくそのままでお待ちください




--------------------------------------------------------



はじめ(肌色)
 『?』

久『ん?何か問題ありました?』

恒子
 『え!?何その《素で分からない》みたいな反応!?
  その恰好は明らかにアウトでしょ!』

はじめ(肌色)
 『…コンテストだっていうから
  一応それなりにちゃんとしたの
  選んできたつもりですけど…』

恒子
 『ほとんど肌色じゃん!
  おもち見えちゃってるじゃん!!』

久『?』

はじめ(肌色)
 『?それが何か?』

久『むしろ普段着からしたら抑えめよね?』

はじめ(肌色)
 『だよね』

恒子
 『と、とにかく駄目!NAGANOスタイル禁止!!』

はじめ(肌色)
 『ちょ、ちょっと待ってください
  インターハイで永水に
  どっこいの子いたじゃないですかなんで私だけ』

AD
 『はいはい言い分は取調室で聞くからねー』



--------------------------------------------------------



フッ…


恒子
 「はぁ…あやうく放送禁止になるところだった。
  まさか私がここまでツッコミに
  回らされるとは思わなかったよ」

久「あのくらいでダメとかテレビって面倒なんですね」

恒子
 「いやいやなんであれが通ると思っちゃうの!?
  長野魔境過ぎでしょ!!」

久「はじめも言ってたけどインターハイで
  薄墨さんとか同じくらい
  肌色だったじゃないですか」

恒子
 「いやあれも大問題になって
  放送ではモザイク入れてたからね?」

久「あはは。まあでもこれで次の子は
  ハードル下がったんじゃないですか?」

恒子
 「まあそうだけど…どうか次の子は
  もう少し普通の子お願いします!どうぞ!」


?「はいだし」


スタスタスタ


華菜
「…」ちょーん


恒子
 「そうそうこういう子!
  こういう普通の子待ってた!」

華菜
 「アイドルコンテストで普通普通言うなし!?
  風越女子高校2年の池田華菜だし!」

久「池田さんも普通に可愛いけどね。
  で、今日は何を見せてくれるのかしら?」

華菜
 「だから普通言うなし…
  今日は私のとっておきを披露するし」

華菜
 「ん〜〜〜〜〜」ぷるぷるぷるっ!

華菜
 「……」



華菜
 「猫耳出しますし」にゅっ


久「…なーんだ、いつもの奴かぁ」

恒子
 「……」

恒子
 「え、何もしかして長野って
  まともな人間いないの?」



華菜(猫耳)
 「動かしますし」ぴょこぴょこ



恒子
 「あ、もしかしてこれも久ちゃんの仕込み?」

久「いや池田さんのは天然ものですけど」



華菜(猫耳)
 「自耳だし」ぴょこぴょこ



恒子
 「自耳って何なの!?とりあえず後で
  研究対象として捕獲していい?」



華菜(猫耳)
 「ダメだし」ぴょこぴょこ



久「うーん、確かに可愛いけど
  ちょーっとインパクトに欠けるかしらね?」

恒子
 「何言ってるの!?インパクト十分だよ!?
  むしろこのまま研究所に
  売り飛ばしたいレベルだよ!?」


恒子
 「とりあえずADさん捕獲して!」


--------------------------------------------------------



恒子
 「うーん。これローカルでやったの失敗だったなぁ。
  普通にゴールデン狙えたんじゃない?」

久「いや学生のお遊びでそこまで本気出されても」

恒子
 「この調子で人外がわさわさ出てきたら
  ちょっと本気で考えてみよう。
  とりあえず次の方どうぞ〜」

?「ワハハー」


スタスタスタ


智美
 「ワハハー」


智美
 「鶴賀学園高等部3年生の蒲原智美だー」

恒子
 「一見この子も普通だけど…
  長野である以上ただじゃ終わらないよね?」

智美「ワハハー、私も一発芸するぞー」

恒子
 「また一発芸…今度はどんな
  度肝を抜く芸が飛び出すのか…」

智美
 「ワハハ、口の形に注目なー?」



智美
 「カマボコ」



恒子
 「……」

久「……」



智美
 「…カマボコ」



恒子
 「……」

久「…ゴールデン、いけそう?」

恒子
 「や、ローカルでよかったわ」

久「…ちょうど半分だし、CM行きましょうか…」

恒子
 「そだね」

智美
 「ぐすっ…このくらいじゃ泣かないぞ…!」



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照「…なんというか、凄いのか凄くないのか
  よくわからない展開だね」

菫「いや凄いだろ。空飛んで露出狂で天然猫耳だぞ?
  一体長野はどうなってるんだ」

照「咲、大丈夫かな…?」

菫「まあこれだけ奇抜なのが
  並んでいるとどうだろうか」

菫「麻雀では鬼気迫るものがあったが、
  人間的には普通だったからな」

菫「そもそも何であの子なんだ?
  他にもインハイでマント羽織って登場した
  目立ちたがりがいただろ」

照「…咲には咲の考えがあるんでしょ」

照「……」

照(頑張れ、咲)



--------------------------------------------------------







『第4話:予選A』







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恒子
 「さてようやく半分行きました!
  今のところだとトップバッターの
  のどっちがダントツかな?」

久「後半も粒揃いだから気合い入れていきましょう!
  じゃぁ次の方どうぞ!」


シーン


久「?次は確かゆみよね?もう入ってきていいわよ?」

AD
 「す、すいません。こんな書置きが」

久「え?何々…」



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『わけあて急に出られなくなった。
 申し訳ないが不戦敗で頼む』



----------------------------------------------



久「あちゃー、そう来るかー」

恒子
 「まさかのドタキャン来た」

久「いや、これはちょっと怪しいわね…」

久「ゆみ、大丈夫かしら」



--------------------------------------------------------




とあるホテル。




--------------------------------------------------------



ゆみ
 「んむー!んむー!!!」

桃子
 「…先輩が悪いんっすよ?私はあんなに
  反対したのに、参加辞退しないから」

桃子
 「先輩は私だけのものっす。
  万人のアイドルとかありえないっす」

桃子
 「そんなにアイドルになりたいなら…
  私だけのアイドルになってほしいっす」

ゆみ
 「んむー!んむー!!!」ぶんっ、ぶんっ

桃子
 「さあ、二人だけのアイドルコンテストを
  開催するっすよ…」しゅるんっ…



--------------------------------------------------------



恒子
 「どういう事?」

久「口調も筆跡も真似てますけど、
  多分これを書いたのは別人ですね。
  ゆみは連絡なくドタキャンするような
  子じゃないですから」

久「多分また拉致られてるかな。
  龍門渕に連絡してレスキュー隊を要請しとかなきゃ」

恒子
 「また!?何その子何度も拉致られてるの!?」

久「長野なら日常茶飯事ですよ?」

恒子
 「いやもうホント何なの長野」

久「まあでもそういう事なら仕方ないですね。
  悪いけど、次の子に繰り上げで
  入ってもらいましょうか」

久「というわけで次の子どうぞー!」


?「は、はい…失礼します」


とことことこ


美穂子(エプロン)
 「風越女子高校3年生、福路美穂子です…」


恒子
 「おぉぉおおお!!
  久しぶりにまともな美人さん来た!」

久「エプロン姿とはわかってるわねー。
  これだけでも十分な気がするけど、
  何か準備とかしてきてる?」

美穂子(エプロン)
 「は、はい…その。
  お弁当作ってきました…久に」

恒子
 「まさかの愛妻アピール!
  もうアイドルじゃなくて嫁に欲しい!」

久「美穂子の料理って絶品なのよねー。
  …うん、これもすっごく美味しい!」

美穂子(エプロン)
 「す、すいません…
  他の人みたいに面白いことできなくて」

美穂子(エプロン)
 「私も飛んだり耳を生やしたり
  できたらよかったんですけど…」

恒子
 「いや、そんな事できるの長野だけだからね?」



--------------------------------------------------------



恒子
 「いやー、正統派美少女も来てくれてホッとしたわ。
  こりゃ本選進出確実かな?」

久「後二人いますけど、その可能性は高いですね」

恒子
 「この調子でサクサク行きましょう!
  次の方どうぞ!」

?「…うむ」


てってって


天江衣
 「…天江衣だ」


恒子
 「わお、また有名枠!いいねいいね!!
  じゃぁ自己アピールをどうぞ!」


衣「不要」


恒子
 「へ?」

久「どういう事かしら?」


衣「小賢しい細工など衣には不要」

衣「本選は麻雀と聞いた」

衣「衣抜きの、つまらない対局を見たければ衣を外すがいい」

衣「だがしかし。もし一度(ひとたび)、
  衣が舞台に立ったなら」


衣「見せてやろう。奇幻なる打ち手との饗宴を」


衣「…失礼する」


てってって


恒子
 「……」

久「……」

恒子
 「……何あの子。ちまっこいのにかっこよすぎでしょ」

久「おかしいなぁ。今日は満月じゃない上に
  まだ昼間だから月も出てないのに」


恒子
 「月の満ち欠け関係するの!?中二病とか!?」


『……っ』ボソ


恒子
 「…ん?久ちゃん今何か喋った?」

久「いえ、私じゃないですけど」


『……っ……っ』ボソボソ


久「…楽屋裏から声がしますね」



--------------------------------------------------------




楽屋裏。




--------------------------------------------------------



衣『とーか!言われたとおりに演技してきたよ!』

透華
 『よくできましたわ!
  これで視聴者の皆さんも
  衣の大人っぽさに釘づけですわ!』

衣『衣おねーさんって呼ばれるかな!?』

透華
 『もちろんですわ!おねーちゃんですわ!』

衣『やった!衣おねーちゃんだ!
  って、ちゃんではなく!』



--------------------------------------------------------



『コロモオネーサンダ!』



久「…声、思いっきり漏れてるんだけど」

恒子
 「何あの幼女可愛い」



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恒子
 「長野すごいなぁ…天使、露出狂、生猫耳、カマボコ」

恒子
 「拉致られて不在、正統派美少女、ガチ幼女…
  本当にみんな普通の女子高生なの?」

久「まぁ粒ぞろいなのは事実ですね。
  しかも、最後は例のあの人です」

恒子
 「ではトリを飾っていただきましょう!
  最後は、インターハイで一躍有名になったあの人!」

恒子
 「チャンピオンの妹さんです!どうぞ!」

?「……はい」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


すたすたすた


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


咲「……」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


恒子
 「……」

久「……」

恒子
 「あ…あれ?この子、こんな怖い感じだったっけ?」

恒子
 「なんか衣装もあれだし、心なしか
  どす黒いオーラ出してるような」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


咲「……」



--------------------------------------------------------







前日。







--------------------------------------------------------



久『うーん、まだ笑顔が固いわねー。
  やっぱりそう簡単にはいかないか』

咲『ご、ごめんなさい…
  どうしても緊張しちゃって』

久『私にはあんなに自然に笑いかけられるのにねー』

咲『そ、それはその…部長ですから』

久『…いっそ方向転換しましょうか。
  可愛い系で行こうと思ってたけど、
  かっこいい系で攻めた方がいいかも』

咲『私がかっこいい系ですか?』

久『うん。そっちなら笑顔じゃなくてもいいし、
  口数が少なくてもごまかせるでしょ』

久『それに、麻雀打ってる時の咲って…
  すっごく凛々しくてかっこいいから』

咲『…!ぶ、部長がそういうなら、
  私かっこいい系を目指します!』

久『オッケー!じゃぁ衣装もそれっぽく、
  ちょっと強そうなイメージで…』

久『確か演劇で使った魔王の衣装とかあったわね』ごそごそ

久『あ、そうだ!天江さんのアレできる?
  決勝戦で停電させた奴』

咲『ちょっと頑張ればできると思いますけど』

久『やっちゃいましょう!
  インパクトも十分だわ!』

久『思いっきりやっちゃいなさい!
  視聴者のドギモを抜く感じで!』

咲『はい!』



--------------------------------------------------------



恒子
 「……」

久「……」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


咲「…清澄高校1年生、宮永、咲です」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


咲「…特技は麻雀をすることです。
  それ以外は特にできません」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


咲「…でも、一生懸命頑張ります。
  よろしくお願いします」ゴッ!!


フッ


恒子
 「うわっ!?何!?停電!?」

久「咲が頑張っちゃったので」

恒子
 「また人外枠!?ていうか普通に怖すぎでしょこれ!?」

久「停電になっちゃったので
  とりあえずこれで終わりにして、
  CM開けたら結果発表に行きましょうか」

久「というわけで皆さん、CMの間に
  誰に投票するか考えておいてくださいねー」


恒子
 「いやなんでそんな平然としてるの!?
  長野の人ホントおかしいでしょ!!」



--------------------------------------------------------



 『長野の人ホントおかしいでしょ!!』


まこ
 「…こ、こがぁなんで大丈夫なんか…?」

京太郎
 「だ、大丈夫じゃないですか?
  部長が企画してるんだし、
  審査員票で本選出場は確実でしょう…
  なんだよな?」

優希
 「そ、そもそも周りに和ちゃんがいるから
  霞んじゃうだけで、咲ちゃんも
  普通にかわいいじょ!」

まこ
 「や、そりゃわしらは
  普段の咲を知っとるからあれじゃが…」

京太郎
 「…初見の人からしたら、完全に魔王ですね…」

優希
 「…正直、さっきのは私もちょっと
  ブルッてきたじぇ」

京太郎
 「…咲…お前はいったい
  どこに向かおうとしてるんだ…」



--------------------------------------------------------



久「ちょっとアクシデントもありましたが、
  予選の結果が出ました!
  本選に進むメンバーを発表します!」

恒子
 「1位抜けしたのは…!清澄高校1年生、
  原村和さんでしたー。はい拍手ー」

久「トップバッターでインパクトが大きかったし、
  普通にいろいろ人気でしたね」

恒子
 「おもちとか羽とか」

久「次に2位抜けしたのは…
  風越女子高校3年生、福路美穂子さん!」

恒子
 「まあ正統派の二人が順当に抜けてきた
  って感じかな?」

久「そうですね」

恒子
 「3位は…龍門渕高校2年生、天江衣さん!
  …登場時の禍々しさと
  楽屋裏のかわいさのギャップが
  ロリコ…一部の層に受けた形かな」

久「純粋に麻雀を見たい、
  という声も多かったですね」

恒子
 「そして、最後に4位で抜けたのは…」


恒子
 「清澄高校1年生、宮永咲さん!」


恒子
 「『魔王怖い』『強くなると意図的に停電起こせるんだ』
  『もう一度頂上決戦が見たい』
  おかしいなぁこれアイドル決定戦だよね?」

久「おかしいなぁ…咲、あんなに可愛いのに」

恒子
 「いや、言っちゃ悪いけど正直普通に怖かった。
  具体的にはマジギレした時のすこやんくらい」

久「…まぁ、本選での巻き返しに期待って事で」

恒子
 「というわけで、本選は
  この4人で麻雀を打ってもらいます!」

久「続きはやっぱりCMの後!」



--------------------------------------------------------



優希
 「そんなこんなで、
  辛くも予選を通過した咲ちゃん」

優希
 「でもその評価はアイドルって言うより
  完全に魔王のそれだったじぇ」

優希
 「一体咲ちゃんは何になろうとしているのか!
  そして部長は何を考えているのか!
  すべては、本選で明らかに…」

優希
 「第5話『本選』、お楽しみにだじょ!」



(続く!)
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posted by ぷちどろっぷ at 2015年07月13日 | Comment(5) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
公共の場では一人称が『私』なはじめちゃんマジ常識人。
そしてゆみとモモはホテルで緊縛セッ(ry

咲さんは果たしてどうなるか。おもちは二人には敵わないし、衣みたいに見た目が幼い訳でもないし。
Posted by at 2015年07月13日 21:31
かっこいい咲さんは大好物です
魔王咲様のイラストはどこですか?
Posted by at 2015年07月14日 12:05
ゆーきのナレーション?が何気に可愛すぎて辛い
Posted by at 2015年07月15日 05:54
なんだかんだプロデュースする透華素敵
Posted by at 2015年07月15日 11:06
ワハハェ…

この4人が残りましたか。長野頂上決戦って感じですね。
Posted by まそ at 2015年07月17日 12:00
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