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【咲-Saki-SS】【ファンタジー】久「人狼ゲーム?しないわよ」【人狼】【ギャグ】

<あらすじ>
久「人狼の世界をベースにしたゆるふわギャグよ!」

咲「人狼を知ってても知らなくても大丈夫です」

和「短編集のようなものなので
  犯人が変わったりします」

桃子
 「まあ気楽に読んでくれればいいっす」


<登場人物>
片岡優希,染谷まこ,
竹井久,原村和,宮永咲,須賀京太郎,
福路美穂子,池田華菜,
東横桃子,加治木ゆみ,
龍門渕透華,天江衣
宮永界


<症状>
・時折ヤンデレ
・咲は久に狂ってます
・和がピンク

<その他>
・元ネタは「汝は人狼なりや?」です。
 興味がある方はインターネットで検索してみて下さい。
 なお、元ネタを知らなくても
 読めるように配慮はしたつもりです。

 知らない人は一応以下だけ
 なんとなく目を通しておいていただけると
 話がスムーズかと思いますが
 多分知らなくてもあんまり問題ないです。

 人狼 :村人を食い殺す存在。人間に化けている。

 狂人 :人間にもかかわらず人狼に味方する精神異常者。

 占い師:一日一回、指定した者を占って
     人間か人狼かを判定できる。
     占いができるのは夜で、発表できるのは翌日。

 霊能者:死んだ人間が人間か人狼かを判定できる。
     判定ができるのは朝。

 狩人 :一日一回、指定した人を人狼から
     守る事が出来る。自分が狙われた場合は殺される。

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『人狼ゲーム?しないわよ』(主に人狼の説明です)
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界「…もうみんなわかっているだろうが…
  昨日の夜、この村は人狼に襲撃された」

界「今、この村人の中には
  人に化けた人狼が紛れ込んでいる。
  人狼は毎晩一人ずつ人間を食い殺していって、
  人間の数が人狼と同数になったら
  村を滅ぼしてしまうんだ」

界「だから俺達は…
  人狼ゲームをやらないといけない」

華菜
 「どんなゲームなんだし?」

界「村の全員で人狼が
  誰に化けているかを話し合うんだ。
  で、人狼っぽい奴を一日一人ずつ処刑する」

界「上手く人狼を処刑する事ができれば、
  村から人狼を根絶する事ができるだろう」

久「いやいや。いきなり処刑とか言われても」

界「だが悲観しすぎる必要はないぞ。
  村には占い師、霊能者、狩人って
  心強い力に目覚めてる奴もいるはずだ
  (長くなるので冒頭の説明読んでね!)」

界「こいつらの力を上手く使う事ができれば
  人狼だけを狙って処刑する事も可能なはずだ」

咲(狂人)
 「狂人については触れなくていいの?
  人狼に味方する人間もいるんだよね?」

界「あー、気にしなくていいんじゃないか?
  確かにごくまれにそういう輩もいるが
  こんな辺境の村で平和に暮らしてる若者の中に、
  『人狼様に殺されてもいいです!
   遠慮なく使い捨ててください』
   なんて狂人がいるはずもないだろ」

咲(狂人)
 「そっか。それもそうだね」

界「他に質問がないなら明日から
  人狼ゲームを開始するぞ」

久「……」

久「はい!人狼ゲーム反対です!」

界「ぇぇぇえ」

久「いきなりそんな事言われても
  はいそうですかなんて言うわけないでしょ」

界「いやでもこれやらないと、村人は毎晩
  一人ずつ食われて終わるだけだぞ!?」

久「皆で集まって寝ればいいじゃない。
  人狼は一対一なら人間に勝てるけど
  二人がかりなら抵抗できるのよね?」

久「というわけで、今日から皆で寝ましょ?
  一応村を半分に分けて交代で見張り番をすれば
  寝てる間に襲われる事もないわ」

界「……」

界「あ…でもその…
  人狼ゲームしてほしいっていうか…」

久「じゃぁ多数決取りましょう!
  人狼ゲームしたい人手ー挙げて!
  はい、おじさん一人ね?
  人狼ゲームは否決されました!」

桃子
 「じゃあ次は布団の配置について決めるっすよ。
  私は先輩の隣がいいっす」

美穂子
 「じゃ、じゃぁ…私は、久の隣にでも」

華菜
 「駄目だしキャプテン!
  竹井の隣とか近寄るだけで孕まされるし!」

咲(狂人)
 「そうですよ。麻雀部以外の人に
  迷惑かかるのは申し訳ないです」

咲(狂人)
 「だから私が部長の隣で、他の人を襲わないか
  見張っておきますね?」

和「ならその隣は私ですが
  iPS細胞というので同性の間でも
  子供ができるらしいです」

界「ちくしょぉおおおおお前ら
  人狼ゲームしてくれよぉぉおお!!」



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『開始1分で終了』
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久(村人)
 「…おじさんが泣いて縋るから
  仕方なく人狼ゲームを始める事にするわ」

久(村人)
 「ま、こういう時私が出ないのも
  キャラじゃないわよね。
  一時的に司会をやらせてもらうわね」

久(村人)
 「じゃ、始めましょうか。そうね。
  まずは人狼の人は名乗り出てくれる?」

久(村人)
 「なーんて出てくるわけないわよn」

優希(人狼)
 「はいだじょ」

華菜(人狼)
 「はいだし」

久(村人)
 「……」

優希(人狼)
 「……」

華菜(人狼)
 「……あっ」

久(村人)
 「…えーと。場を和ませるための
  軽いジョークのつもりだったんだけど」

優希(人狼)
 「…やり直しを要求するじぇ!」

久(村人)
 「まったくもう、次からは気を付けてよー?」

人狼
 「「はーい」」

和(村人)
 「いや吊りましょうよ」



咲(狂人)
 「嘘みたいな話だけど、初心者の人だと
  これで本当に名乗り出ちゃう人もいるよ。
  まぁゲームの場合はやり直しするけどね」



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『私が人狼よ!!』
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久(人狼)
 「人狼ゲームがなんぼのもんよ!
  ぶっちゃけ私の人望だったら
  村の大半を支配できるわ!」

久(人狼)
 「今ここに宣言するわ!私が人狼よ!
  夜ぺろっと食べられたい人(意味深)は
  私についてきなさい!」

美穂子(狂人)
 「じゃあ今晩伺いますね?」

咲(狂人)
 「じゃあ私がこの人から部長を守りますね」

和(狂人)
 「咲さんが部長の味方をするなら
  仕方ないですね…」

優希(狂人)
 「部長の言う事は絶対だじょ!
  言いつけは守るじょ!」

まこ(狂人)
 「久との付き合いはわしが一番長いんじゃ。
  一番手は譲らんぞ?」

桃子(人狼)
 「私は先輩が居れば後はどうでもいいっす」

ゆみ(狂人)
 「…まあ、モモが私以外に手を出さないというなら
  ちょっとくらいは目をつぶろう」


華菜(占い師)
 「……」


華菜(占い師)
 「初日から人狼にパワーで押し切られたんだけど
  どうすればいいんだし…?」

透華(霊能者)
 「もうみんなで仲良く
  暮らせばいいじゃありませんの」

衣(狩人)
 「それは神算鬼謀!」

京太郎(村人)
 「『男は狼よ!須賀君から吊りましょう!』とか
  言われるよりはましかもな」



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『フラグ回収』
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和(人狼)
 「須賀君を占いました。占った理由は
  男は狼だからです」

和(人狼)
 「結果は人狼でした。まあ男は狼ですからね。
  今日の処刑は須賀君でいいと思います」

華菜(占い師)
 「くっ…須賀は人間だったんだけど
  男は狼だからすっごいかばいにくいし…!」

久(人狼)
 「…第三者の意見を聞きましょうか。
  証言者は三週間前に須賀君と
  二人っきりで遊んだらしい片岡優希さんです。
  ねえ優希。果たして須賀君は人狼なのかしら?」

優希(村人)
 「…犬は…オオカミだったじょ…///」

京太郎(村人)
 「おかしいでしょう!?
  人狼とそっちの狼は別で考えてくださいよ!?
  後優希、何もしてねぇだろ
  頬赤らめるんじゃねぇ!」

咲(狂人)
 「ちょ、ちょっと待ってください!
  確かに京ちゃんは男で狼だけど、
  後1年待ってください!」

久(人狼)
 「…咲、それはどういう事?」

咲(狂人)
 「なんか京ちゃんどんどん可愛くなってますから!
  来年には女の子になって
  『本当に京ちゃん』になってるかもしれません!」

咲(狂人)
 「そしたら、男は狼の法則から除外されます!」

久(人狼)
 「…ふむ。それなら来年私が卒業しても
  団体戦出られるし、いいかもね!」

京太郎(村人)
 「それはそれでシャレにならないからやめろぉぉお!!」



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『竹井久!今日がお前の命日だ!』
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久(村人)
 「……」

久(村人)
 「……」


『ワオーン……』

『ワオーン……』


久(村人)
 「すごい鳴いてる…
  さすがにちょっと怖いわね」


『ワオーン……』

『ワオーン……』


久(村人)
 「しかも、まるで近くに居るみたいに…
  もしかして、今日の襲撃は私なのかしら」


咲(人狼)
 『だから部長は私が食べるって
  言ってるじゃないですか』

美穂子(人狼)
 『私は3年前からずっと
  久に恋焦がれてたのよ?』

咲(人狼)
 『麻雀の個人戦で戦ったってだけの
  一方通行ですよね?』

美穂子(人狼)
 『ルビーとサファイア』

咲(人狼)
 『諦めてくださいよ。もう部長は
  私に可愛いって言われたのを思い出して
  にへらってしちゃう人なんですから』

美穂子(人狼)
 『…どうやら久のところに行く前に
  雌雄を決する必要があるみたいね?』

咲(人狼)
 『…そうですね』


『ワオーン!!』

『ワオーン!!』


ボコスカボコスカ


久(村人)
 「……」

久(村人)
 「家の前で人狼が私を取り合って
  仲よく喧嘩してるんですが、
  私はどうしたらいいでしょうか、っと」



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-------------------------------------------------
『久は人間だけど狼です』
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久(村人)
 「じゃあ、また人狼ゲームを始めましょうか。
  占い師は出てきて占った結果を教えてくれる?」

美穂子(人狼)
 「久を占って人間でした。占った理由は
  久が狼だといいなと思ったからです」

咲(狂人)
 「部長を占って人間でした。占った理由は
  まあ部長は狼だよねって思ったからです」

まこ(占い師)
 「久を占って人間じゃった。占った理由…
  言わんとわからんか?」

久(村人)
 「私どんだけ狼だと思われてるのよ」

美穂子(人狼)
 「狼になってくれていいですよ?
  今夜、部屋の鍵は開けておきますね?」

咲(狂人)
 「部長は私だけの狼ですよ?
  私の部屋に来てくれますよね?
  あ、これ部屋の鍵です」

まこ(占い師)
 「まったく、久は人間じゃが狼じゃけぇ困るわ」

優希(村人)
 「……?よくわからなくなってきたじょ。
  結局部長は人間なのか?狼なのか?」

美穂子(人狼)
 「久は狼ですよ?私だけの」

咲(狂人)
 「部長は私の狼ですってば」

まこ(占い師)
 「まあ久は狼じゃな」


久(村人)
 「よし、占い師ローラーしましょう。
  この子達居ても議論をかき回すだけだわ」



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『人狼(無害)』
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華菜(占い師)
 「見つけたし!東横、お前人狼だな!?
  加治木さんを見る目が怪しいと思ってたんだし!」

桃子(人狼)
 「あー、この際ぶっちゃけるっす。
  確かに私は人狼っすよ。
  でも加治木先輩以外食べる気はないっす」

ゆみ(人狼)
 「さらに言うと私も人狼だ。
  モモ以外の体に触れるつもりはない」

ゆみ(人狼)
 「と言うわけで、無視してくれるなら
  霧が晴れない点を除けば私達は無害だ。
  ただし吊るというなら
  敵討ちとして誰かを殺していくが」

久(村人)
 「えーと…どうしたもんかしら」

和(村人)
 「最短で吊っても一人は犠牲になっちゃいますね」

透華(村人)
 「霧が晴れない位いいじゃありませんの」

咲(狂人)
 「人狼って人肉以外も食べられるんですか?」

桃子(人狼)
 「人間と変わらないっすよ?
  人肉は好物ってだけっす」

久(村人)
 「ま、この村は元々そんなに
  よそとの交流もないしねー。
  このまま一緒に暮らしちゃいますか」

ゆみ(人狼)
 「ありがとう。代わりと言ってはなんだが
  力仕事は任せてくれ」

桃子(人狼)
 「バリバリ働くっすよー!」

華菜(占い師)
 「……」

華菜(占い師)
 「せっかく初日にファインプレイしたのに
  この結果はあんまりだし…」



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『人狼(ピンク)』
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和(人狼)
 「ついにこの瞬間(とき)がやってきました。
  ようやく人狼になれて、
  襲撃の番が回ってきましたよ」

和(人狼)
 「というわけで、当然襲撃対象は咲さんです」

和(人狼)
 「…咲さんは狂人だからまだ喰うなと
  仲間に激しく止められましたが
  ピチューンしてきました」

和(人狼)
 「iPS細胞の準備も万端です。
  これで、咲さんは同性の間で
  子供ができるらしいです」

和(人狼)
 「……」

和(人狼)
 「…しかし、いつまでたっても
  咲さんの部屋に着きませんね。
  もう3時間は歩いていますが」

和(人狼)
 「いくらなんでもおかしいです。
  …これは…まさか!」


……


久(狩人)
 「咲。今日も来ちゃった」

咲(狂人)
 「毎晩来るんですね」

久(狩人)
 「ふふ、咲を守らないといけないからね?」

咲(狂人)
 「守るどころか食べちゃってるじゃないですか…
  私にとっては部長が一番の狼ですよ」

久(狩人)
 「咲だけの狼だからいいのよ」


……


和(人狼)
 「物凄く嫌な予感がします!早く行かないと!
  どうして咲さんの部屋に着かないんですか!」

和(人狼)
 「SOA!!SOA!!」



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『ペット』
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久(人狼)
 「ていうかさ。このゲーム、何が駄目って
  人狼側が全く得しないのよね」

咲(人狼)
 「そんなゲームやるってわかってたら、
  わざわざ生存者として出て行きませんよね。
  こっそり隠れて、村人がゲームで
  勝手に殺し合うのを眺めてます」

久(人狼)
 「そうすれば、夜にこっそり出てきて
  襲撃するだけの簡単なお仕事になるしね」

咲(人狼)
 「というわけで、今私達は
  村はずれの牢屋に隠れてます」

久(人狼)
 「今思えばなんでよりによってここに
  隠れちゃったのかしらね?」

和(村人)
 「まあおかげでペットとして
  可愛がられつつ
  村も平和に過ごせるんだから
  いいじゃないですか」

和(村人)
 「はい、今日のエサですよ」

久(人狼)
 「また干し肉ー?たまには
  フレッシュなお肉が食べたいんだけど」もきゅもきゅ

咲(人狼)
 「フレッシュなお肉なら毎日私のお肉を
  甘噛みしてるじゃないですか」もきゅもきゅ

和(村人)
 「イラッってするのでナチュラルに
  イチャつくのやめてもらえますか?」

久(人狼)
 「ま、咲と一緒なら
  こんな結末も悪くないかもね」すりすり

咲(人狼)
 「前向きに考えれば、悠々自適な
  引きこもり生活ですしね」すりすり

和(狂人)
 「…何なら、脱獄に手を貸しますよ?」

久(人狼)
 「や、いいわ。私達はここでペットとして
  二人より添いながら生きていくわ」すりすり

咲(人狼)
 「部長と二人ならどこだって天国です」すりすり

和(狂人)
 「こんなオカルトありえません!!」


(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2015年09月23日 | Comment(2) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
狂人しかいないのにこの違和感のなさ。
Posted by at 2015年09月23日 22:58
かつてこれ程まで宮永界が輝いたssがあっただろうか。
いや、探せばあるんでしょうけど、界の名前見たの何年振りか。

百合人狼……狼に狙われた人は食べられ(意味深)最多票の人は村人たちから吊られる(意味深)禁断のゲーム……!
Posted by at 2015年09月23日 23:02
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