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【咲-Saki-SS:久咲】咲「パブロフの犬」【R18】【狂気】【依存】

<あらすじ>
たまたま二人同時に睡魔に襲われ、
部室のベッドに同衾した二人。
そんな何気ない日常が、ほんの少しのきっかけで
二人の関係を大きく歪めていく事になる。

<登場人物>
宮永咲,竹井久

<症状>
・異常行動(重度)
・知能低下(重度)
・狂気(重度)
・性欲過多(重度)

<その他>
次のリクエストに対する作品です。
・どろどろえろえろ久咲

※お題の都合上、露骨な性描写を多分に含みます
 むしろそれしかありません。
 未成年の方、苦手な方は
 閲覧せずページを閉じてください

※ちょいネタのつもりが長くなったので、
 竹井久編とエピローグを削りました
 礼によって続きを読みたい方はコメントにて
 「咲さんかわいい!」か
 「久さんかわいい!」してください。



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切っ掛けは取るに足らない事だった


『あーごめん咲。ものすごい眠いから寝ちゃっていい…?』

『は、はい…じゃあ私は保健室行ってきます』

『わざわざ行くのも大変でしょ…
 ほら、私は気にしないから一緒に寝ちゃいましょ?』

『は、はい』


たまたま放課後、同時に眠気に襲われた二人がいて、
重なり合うように倒れ込んだ


そのまま二人で泥のように眠ってしまい
目を覚ましたのは逢魔が時

夢の世界を揺蕩ううちに、
二人はお互いの身体を無意識に抱き寄せて…
酷く、酷く肌を密着させていた


『んっ、んんっ……』


普段なら侵入を許さない、
秘められた場所に足が割り込み
太ももが花びらに擦りつけられていた


そう、それはまるで愛撫の如く


一足先に目を覚ました片割れは驚き戸惑う
起きた時、身体が完全に昂り切っていたからだ


(な、にっ、これっ……)

(い、いつから…こんなっ…
 なっちゃってたんだろっ……)


わからない
だが、身体はもはや耐えがたい程の
甘い熱に疼いていて、
漏らす吐息は、淫靡な色に染まっている

危うい事になっている
もう一人が目を覚ます前に
離れなければいけない

でも、脳は痺れて蕩けていて
肌に纏わりつく濃密な空気が、
行動を起こす気力を削いでいく


『……んんっ!?』


未だ夢を旅する片割れが身をよじる
刹那、起きている片割れの身体にぴりりっと
甘い官能が通り抜ける

じゅわぁ、と腰から液が漏れて融けていく感覚
覚醒しきってない頭はあっさりとその波に呑まれ、
無意識のうちに腰を擦り寄せてしまった


(やだっ…これっ…気持ち、いいっ……)


腰を揺らす度に悦びが広がっていく
だらしなくほおが緩んでいく

片割れの太ももがぬめりを帯びていく
ぬるついた粘膜の感触が、淫らな興奮を助長して
ついには交尾のように腰を振り立て始めてしまう


(駄目、だよっ…こんな、こんなのっ……)


禁忌を犯しているのはわかっていた
こんな様を見られたら言い訳のしようもない
足に塗りたくった蜜に言及されたらどうすればいい?
終わらなければ、彼女が起きてしまう前に

そんな、禁に対する警鐘すらも
狂った脳は浅ましく快楽に変換してしまう


(あっ、やだっ、私っ、うそっ!?)


身体が忙しなくわななき始める
腰の奥から、危険なうねりがせり上がってくる
片割れは、それの意味するところを知っていた


止めなければ、このままでは、本当に、自分は


脳内で警鐘は鳴り響く
その早鐘に合わせるように、
腰の動きは激しさを増して行く


そして……


(んんんんっっっ……!!!)


刹那、片割れの身体が硬直し、
その後断続的に痙攣を繰り返す
ぶるぶると内股を震わせ、目に涙を滲ませながら、
何かに耐えるように唇を噛んだ


『んっ……!』


強かに太ももを締め付けられ、わずかに痛みを覚えたのだろう
なおも眠り続ける片割れが、小さく呻き声を漏らした

起きていた片割れの心臓が跳ね上がる
恐怖に震え上がて顔を見やるも、
眠り姫が覚醒する事はなかった

安堵に胸を撫で下ろす
絶頂の末弛緩しきった事も手伝って…


片割れの獣は、そのまま意識を手放した



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この秘めやかな体験は、宮永咲の心に
深刻な影響をもたらした

部活の先輩と肌を重ね、あまつさえ
一方的に秘部を擦りつけ達してしまった
しかも、本人の合意も得ないまま


何より宮永咲はそれまで、
自慰すらほとんどした事はなく
まして絶頂を覚えたのはこれが初めてで

この異常体験は、宮永咲の性に対するあり方を
歪ませるには十分過ぎた



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『パブロフの犬』




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彼女にとって不幸だったのは、
その強烈な経験が思い出として風化する前に
『二度目』を体験してしまった事だろう


『あー、やっぱり秋は駄目ねー。
 いくらでも惰眠を貪りたくなるわ』

『というわけで私は寝ます。
 皆様おやすみなさいませ』


『あ!待ってください!わ、私も眠いです!!』


あの日と同じように目をこすりながら
布団に包まろうとする先輩に口を挟み
宮永咲は同じ寝床に潜り込んだ


今度は明確に、艶めいた何かを期待して


本当に限界だったのだろう
傍らの先輩は目を閉じてすぐに寝息を立て始める
だが、宮永咲は眠れなかった

あの日抱きあう事になった理由はすぐにわかった
寝返りを打とうとした竹井久は、
それを阻害する異物を感じたのか
抱き枕にするように、宮永咲を腕の中に取り込んだ

身をよじる度、体が擦れあう度に
少しずつ布が捲れ上がり、肌が外気に晒されていく

直接触れる部位が増えていく
宮永咲が誘う(いざなう)ように足を広げると、
さも自然に、竹井久の足が股の付け根に割り込んできた

ぬちゅり、と卑猥な感触を伝えながら
竹井久の太ももが宮永咲の花弁にキスをする

後はあの日の繰り返しだった
ただ違っていた事と言えば、宮永咲は終始起きていた事
そして竹井久が目を覚ますまで、
たっぷりと猶予が残されていた事だ


(んっ、んんっ、んっ……!)


最初こそ躊躇していた宮永咲だったが、
まるで目を覚ます気配のない先輩を前に、
あっさりと警戒を解いていく

一度腰が動き始めればもう止まる事はなく
何度も先輩の肌に愛液を塗り付ける


(ダメッなのにっ、…気持ちいいっ……!)


幾度となく腰を震わせ、震わせながらも秘部を押し付けた
硬く尖った突起をくりゅくりゅと
押し潰すように擦りつけると、頭がバカになっていく


(んぁっ…!んっ、くぅっっ……!!)


快楽で脳がおかしくなった宮永咲は、
優に一時間以上、先輩を使った自慰に耽り続けた

荒れ狂う獣欲がようやく収まる頃
宮永咲は自らの狂気に強い危機を抱く


(…どうしよう、こんなのっ…
 こんなのが癖になっちゃったら……!)


もっともとうに手遅れだった

苛烈な快感は完全に脳裏に焼き付き、
二度と忘れる事ができなくなっていた



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二度ある事は三度ある
三度ある事は何度もある

それからも、竹井久は毎週何日か
昼寝をするためにベッドに消え、
その度に宮永咲は懐に潜り込んだ

無論それは惰眠を貪るためではなく、
淫らな悦びに浸るために

宮永咲の体内で着実に、
快楽の回路が形成されつつあった
放課後を迎えて部室に辿り着き、
竹井久があくびを噛み殺す姿を目に留めると、
それだけで宮永咲の身体は疼き始めてしまう


『竹井先輩、眠いんじゃないですか?』

『あ、わかる?って事はやっぱり咲も?』

『はい』

『じゃ、いつも通りベッドにしけこみましょっか』


甘さを匂わせ竹井久が微笑む
無論、彼女にとっては冗句の範疇なのだろう
だが、それこそが宮永咲の求めるところだった

降りてくる瞼と戦いながら、
竹井久が3時間のタイマーを掛ける


『あれ、アラーム使うんですね』

『うん。最近涼しくなってきたせいか、
 いくらでも寝られちゃうからねー』

『これ鳴っても起きなかったら
 起こしてくれる?というか、
 多分私は起きないから』

『あ、はい…私も起きられないかも
 しれないですけど』

『あはは、その時は二人で反省会ね。
 んじゃ、おやすみなさーい』

『はい、おやすみなさい、先輩……』


『ぐっすり、眠ってくださいね?』


宮永咲は蕩けるような笑みで囁く
その息は既に上がっていた



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ルーチンが完成しつつあった
ある特定の曜日の放課後
竹井久は寝不足のまま部室に姿を現す

程なくして彼女はベッドに倒れ込み、
その後夜まで起きる事はない


『ぁっ、んぁっ、ぁぁっ、ぁっっ


宮永咲は眠りこける彼女と肌を重ねて、
絶頂に全身をわななかせる
そしてタイマーが鳴り響く少し前に
身だしなみを整えると、
素知らぬ顔で竹井久を起こすのだ

同じパターンを、
繰り返す、繰り返す、繰り返す、繰り返す

無意識のうちに刷り込まれていく
火曜日は交尾の日、いっぱい気持ちよくなれる日

木曜日も交尾の日、次は来週の火曜日だから、
たくさんイッておかないといけない日

先輩の身体を勝手に使う罪悪感は、
とっくの昔に霧散していた


そんな爛れたルーチンを二カ月も繰り返し、
宮永咲は完全に覚え込んだ
脳が、体が、快楽のパターンを定着させてしまった

もはや取り除く事ができない程に
強く、強く


(…まだかな。竹井先輩まだ来ないのかな)


特定の曜日、放課後が近づくにつれて体が疼き始める
部室の扉を開いて、ベッドを目の当たりにしたらもう駄目だ
脳がじーんと痺れて、思考力が一気に低下する


(あっ、竹井先輩だっ…竹井先輩っ…


竹井久が姿を現すと、それだけで
愛液がとろりとももを伝い始めて

後はもう、お預けを喰らった犬に成り下がる
荒い息を必死で潜めて交尾できる時を待つ


そして、『その時』が来たら一心不乱に腰を振るのだ


竹井久は一度眠りについたら3時間は起きない
つまり、タイマーがなるまでは何をしても問題ない
その事実を知ってから、宮永咲は躊躇しなくなった


『んっ、んぁっ、ぁっ、んっっ


もっとも、最初の2時間は我慢の時間だ
まだ部員がいるから、流石に声を抑えないといけない

部員が皆帰ってからが本番だ
二人きりになるなり、宮永咲は
平気で甘ったるい声を垂れ流し、
大胆に腰をくねらせる


『せんぱいっ、たけいせんぱいっ……ひささんっっ


度重なる情交を経た結果
宮永咲の、竹井久に対する想いも
大きく変貌を遂げていた

尊敬に値する先輩から、胸を焦がす想い人に
そして、劣情をぶつける交尾相手へと


『すきですっ、せんぱいっ、あっ、ああっ

『あっ、イッちゃうせんぱいっ、わたし、イクッ

『っっ!』

『っあ゛ぁぁぁあ゛あ゛あっっっっ


作り変えられたのは心だけではない
身体の変化はさらに目覚ましかった

より浅ましく、より淫らに
欲望を抑えきれない体へと


快楽を覚え込んだ宮永咲の陰核は
ぷっくりと膨らむようになり
ほんの数度擦りつけるだけで
容易く絶頂を迎えるようになっていた

それでいて、メスとしての快楽に
終わりがない事を覚えた体は
達しても達しても疼きを覚えてきりがない

疼きが知能を低下させ、知能の低下が
行為をさらに激しくさせる

思考を蕩かし、涎を垂らしながら
陰唇を擦り続ける
達する、腰がヒクつく、愛液がどろり、
気持ちいい、気持ちいい
きもちいい、キモチイイ


『きもちいいよぉっっっ


人から滑り落ちていく
獣寄りの生き物に堕ちていく


そんな宮永咲は気づいていなかった


秘め事を隠し続けるための予防線
竹井久が眠りについてから
3時間後に鳴り響くはずのタイマー

そのタイマーが沈黙を保ち続けたまま
すでに4時間が経過していた事に

その日、竹井久は『偶然』…
宮永咲が我に返るまで目を覚ます事はなかった



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転機は突然訪れた
否、あくまで宮永咲がそう感じただけで
実際には周到に計画されていあのかもしれないが

その日、宮永咲は朝から脳が蕩けていた
今日が特別な日である事を知っていたからだ


『わかっちょるじゃろうが、来週からは
 試験期間じゃけぇ部活は禁止じゃ』

『最初の週は見回りが特に厳しいけぇの。
 部室に寄らんと家で勉強しときんしゃい』

『ま、私は寝に来るけどね!』

『おい、元学生議会長』

『元学生議会長だから、よ。ちょっとくらいの狼藉なら
 見逃してもらえるくらいの実績は積んできたもの』

『あ、咲まくらは気を付けてこっそりとね?
 まあ、見つかったら忘れ物したとか言えば大丈夫よ』

『咲まくらって何じゃ』

『やー、なんか癖になっちゃって。
 咲を抱いてると昼寝が捗るのよねー』


細かい事はどうでもよかった
重要なのは、自分達以外部室に誰も来ないという一点のみ
それはつまり、3時間丸々気兼ねなく、
情事に耽る事ができる事を意味している

それも、欲望が溜まりに溜まった週明けの火曜日だ
その火曜日に、最初から頭を空っぽにして、
全力で腰を振り乱す事ができる
こんなチャンスは早々訪れないだろう


放課のチャイムが木霊するなり、
宮永咲は荒い息を吐きながら部室に駆け込む
目は潤み、花弁は蜜に塗れている
今すぐにでも耽りたくて仕方なかった


『おー、ちゃんと私が眠る前に来てるとか、偉いわねー』


竹井久が姿を現すと、宮永咲の腰が震える
ただ姿を捉えただけで、興奮し過ぎて
達してしまいそうになる


『はっ、はいっ!まってました!
 いますぐねましょう!!』


もはや取り繕う事も忘れ、
宮永咲は盛り切った表情そのままに
竹井久を寝床に促す
竹井久も特に異を唱える事無く素直に横になった

二人で横になる事数分
竹井久から寝息が聞こえ始めるや否や
宮永咲は竹井久の足を両の太ももで挟み込む


『え、えへへ…きょうは、
 こえがまんしなくていいんだよね』

『いっぱい、いっぱいしちゃえるんだよね』

『んっ、もうイキそっ…
 いっかい、イッちゃおうっ……!』


独り言をつぶやく間も腰はリズミカルに動いている
擦りつけ始めてから一分も経たずして、
宮永咲の腰が絶頂に向けて痙攣し始める


『んっ…イクッ…イクッイクッ


あっさりと腰は蕩け、宮永咲は身体を大きくのけぞらせる
ここからが本番だ
一度達して本格的にタガが外れて、
戻れなくなってからが気持ちいい

宮永咲は竹井久の上にまたがり、
騎乗位の体勢で激しく腰を振り始める――



--------------------------------------------------------




――瞬間、その腰を両手でがしりと掴まれた




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「えっっ?」




--------------------------------------------------------



一体何が起きたのか、宮永咲には理解ができなかった
腰は今も動こうと力を籠めている
でも掴まれてるから動けない


(だれに?え、だれが、つかんでるの?)


著しく知能が低下した頭では、
この難問を解く事はできなかった
だが答えを導き出す前に、
宮永咲はもう一つの事実に気づく


眠り始めたら3時間は起きないはずの竹井久
その、竹井久の両目が開いていた


「えっ、なんでっ、まだっ、はじめたばっかりなのにっ」


宮永咲が狼狽した声をあげる
腰はまだ動こうとぶるぶる震えている

竹井久は問いに答えなかった
何をしているか詰問するでもなく
異常事態に戸惑う事無く

ただ、宮永咲の腰を掴んだまま
蠱惑的な笑みで宮永咲に問い掛ける


「ねえ、咲。腰、動かしたい?」

「動かしたいわよね?今もすごい力入ってるもの」

「ここからが気持ちいいんだもんね?
 腰振りたくて仕方ないでしょ?」

「ねえ、咲。どうかしら?」


聞かれるまでもない問いだった
本来なら、今頃思い切り腰を振って
もう2、3回は絶頂を覚えているはずで


なのに、せき止められている


「ふりたいっ、ふりたいですっ!」


欲求に脳が焼き切れた宮永咲は、
もはや状況を把握する努力もできず
ただただ、欲望を満たす事しか考えられない


「あはは」


竹井久は腰を掴んだまま、
宮永咲の股に挟まれた太ももを突き上げる


「んぁぁっ」


宮永咲は容易くバランスを崩し、
そのまま竹井久の上に倒れ込んでしまった

一気に距離近づいた竹井久の唇から、
宮永咲の耳に、直接声が流し込まれる


「ねえ、でも本当にいいの?
 今日まではこっそり隠れて
 シてたつもりかもしれないけど」

「今の貴女、私にぜーんぶバレた上で
 『公開オナニーしたいです!!』
 って主張してるんだけど?」

「ねえ、それでも腰振りたい?
 いやらしく腰をカクカクさせちゃいたいの?」

「それって人としてどうなのかしら。
 …まあ、すっごく気持ちいいでしょうけど」


「ねえ、咲。それでも腰を振りたいのね?」


問い掛けの形をした誘惑だった
耳から甘い声が注ぎ込まれる度、
宮永咲の脳は焼けつくように熱を覚え
より知能が低下して、獣に貶められていく


「ふりたいっ、ふりたいですっ、
 おねがいっ、こしふらせてっ」


恥も外聞もなく涎を撒き散らしながら、
宮永咲はこいねがう
竹井久は呆れたように嗤いながら、
さらにしつこく警告を加えた


「…本当にいいのね?これシちゃったら、
 貴女、もう完全に戻れないわよ?」

「どうなっちゃってもいいのね?
 ニンゲンやめちゃってでも
 腰振りたいのね?」


「ねえ、腰振ってニンゲンやめちゃいたいのね?」


もう理解するだけの知能はなかった
言葉は脳に入った瞬間快感に変換され、
ただただ、言われた事が望む事に置き換えられて――


「やめたいっ、やめたいからぁっ!
 はやく、こし、ふらせてよぉっっっ!」



――宮永咲は、自分でもよくわからないまま人間をやめる


「はい、よくできました。
 じゃあたっぷりとおあがりなさい?」


万力のように腰を抑えつけていた手が取り払われる
宮永咲の腰が動き始めると同時に、
竹井久の足が宮永咲の陰核を容赦なく擦る
尖り切った肉の芽をいたぶるように
ごりっ、ごりっと押し潰す


「〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!?!?!!」


宮永咲の腰が爆ぜる
声にならない声を絞り出しながら、
宮永咲は病的なまでに全身を震わせた


「あ゛〜〜〜〜っ!!!あ゛〜〜〜〜っっっっ!!!!」


腰が跳ねる、跳ねる、跳ねる、跳ねる
絶叫が遅れてやってくる
少しでも放出しなければ狂ってしまう程の快感が
体内を駆け巡り、うねり、溢れて、迸る(ほとばしる)

びゅっ、びゅるっ、と粘る愛液が
射精のごとく噴き出すも、勢いが止まる事はない
腰の震えが止まらない
腰の動きも止まってくれない



「ぅ゛あ゛〜〜〜っ!!!あ゛ぁぁあ〜〜っっっっ!!!!」


ありとあらゆる体液が全身から溢れ出す
涙を、汗を、愛液を、果ては琥珀の液体までも垂れ流し
それでも宮永咲の絶頂を洗い流すには至らなかった


「あ゛っっ……!!あ゛っっっ……!!」


絶頂が止まるより命が止まる方が先かと思える程に
逸脱した痙攣を軽く数十分は繰り返した後
ようやく、ようやく筋肉の収縮が納まってくる


「ふぁあぁ…………


なおもふるふると軽く腰を震わせ、
失禁しながら弛緩した声を漏らした宮永咲の表情からは
かけらも人間らしさを見つける事ができなかった――



(Side−久に続く……??)
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posted by ぷちどろっぷ at 2016年10月29日 | Comment(21) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
咲さんかわいい!
久さんかわいい!
Posted by at 2016年10月29日 21:47
咲さんかわいい
久さんかわいい
Posted by at 2016年10月30日 00:49
咲さん可愛い!!!
久さんかわいい!!!!

きっとこの久さんは策士( 名推理 )
Posted by at 2016年10月30日 01:24
久さんかわいい!
Posted by at 2016年10月30日 01:42
さき可愛い
久可愛い
どっちも可愛い
Posted by at 2016年10月30日 01:51
咲さんかわいい!久さんかわいい!!!
Posted by at 2016年10月30日 02:32
さ…、咲さんかわいい!
条件付けを初めて聞いたときは怖いと思った。
Posted by at 2016年10月30日 04:13
これはいち早く続きがよみたいです

久さんかわいい
Posted by at 2016年10月30日 09:56
咲さんかわいい
うえのさんかわいい
Posted by at 2016年10月30日 22:04
咲ちゃんの獣のように快楽を求める姿がいいです
咲さんかわいい
久さんかわいい
Posted by at 2016年10月30日 23:40
咲さんかわいい!
Posted by at 2016年10月31日 13:15
久さんかわいい!咲さんかわいい!
Posted by at 2016年10月31日 15:29
ごちそうさまです

久さんかわいい!!
Posted by at 2016年10月31日 17:17
以前からずっと読ませて頂いていましたが初めてコメントさせていただきます。

咲さん可愛い

久さん可愛いです!
Posted by at 2016年10月31日 19:58
早く久さんサイドみたいですよ。
久さんも咲さんもかわいい!
Posted by なな at 2016年11月01日 00:27
久さん悪い…じゃなかった、かわいい!
Posted by at 2016年11月03日 02:20
咲さん可愛い!久さん可愛い!!
Posted by 名無し at 2016年11月03日 07:47
エロっちくて最高です…!
咲さんかわいい! 久さんかわいい!
(^q^)
Posted by 百合好きランメ at 2016年11月03日 20:03
続きが待ち遠しい!
咲さん可愛い
久さん可愛い!
Posted by at 2016年11月06日 10:44
何これぇ…(^q^)

咲さんかわいい!
Posted by at 2016年11月07日 21:15
咲さんかわいい!久さんかわいい!
Posted by at 2017年05月03日 22:30
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