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【作品紹介】作者自薦SSのご紹介(咲-Saki-SS)

<あらすじ>
SSではありません。リクエストにあった
本ブログのSSの作品紹介です。

<その他>
次のリクエストに対す記事です。
・ぷちどろっぷが自分で書いたssの、
 お気に入りランキングとか発表
 気に入ってる要素や、何らかのエピソードなんか添えて
 もしくはぷちどろっぷが影響を受けた
 咲ssランキングとかでも可。

※これだけで更新とかアレなので
 夜に小ネタのSSも投下します。


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照「……というわけで、この白糸台ブログに投稿されてきた
  作品の中で特にお気に入りの作品を紹介する」

菫(簀巻き)
 「何が『というわけ』なのかさっぱりなんだが」

宥「数が多過ぎてどれから手を付けていいのか
  わからない、って意見をもらったみたいだよ?」

淡「思えばいっぱい書いてきたねー、
  確かに全部読むだけで相当な時間がかかるかも!」

照「……というわけで、お薦めを紹介がてら
  各作品のポイントとかも書いていこうかと」

久(簀巻き)
 「ふんふむ。例えばどれがお薦めなのかしら?」

咲「私のお薦めはこの、部長が狼にその身をやつして、
  あげく罪悪感で精神が崩壊するお話ですね」

久(簀巻き)
 「こわっ!?なんでそんな話書いちゃったの!?」

咲「愛ゆえに。他には部長が自分から
  お腹をナイフで貫く話もお薦めですよ?」

久(簀巻き)
 「貴女は私を何だと思ってるの?」

淡「とまぁ、あまあまから絶望まで
  全部自給自足で楽しんでるわけだけど!
  その中でも、特によく読み返してる作品を
  ピックアップしてみたよ!」

菫(簀巻き)
 「え、自分で書いたのをわざわざ読み返してるのか?」

照「そりゃそうでしょ。そもそも自分が
  読みたいから自給自足してるんだし」

宥「あ、せっかくなのでシリアス系と
  ギャグ系とかのカテゴリーで
  分けてまとめてみたよ」

久(簀巻き)
 「思ったより一杯あるわね。
  じゃーちゃっちゃと行きましょうか」

淡「ちなみにこれ、結局は自作品のあとがきというか
  紹介というかそんな感じになるから
  そういうのが嫌いな人はスルーしてね!」

菫(簀巻き)
 「後は、一応まだ読んだ事のない人のために
  ネタバレになりそうなところは
  <ネタバレ>と注記している。
  各自の判断で読み飛ばしてくれ」

久(簀巻き)
 「じゃ、問題ない人だけ
  スクロールしてGO!」






















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【シリアス部門のお気に入り】
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【咲SS:久咲】
堕ちる。深く、深く。
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/101983336.html

この話が書きたくて
(もっと言うとこういう話が読みたくて)
ブログを始めた思い出のお話。
「自作品とのネタ重複」という縛りがなく、
書きたいものを書いた結果だけに、
ブログの特性を端的に表現していると思います。
最初期の作品で読んでない方も多いと思うので是非。

テーマは『危うさの共通性』。
原作の宮永咲は1巻の時点ですでに
異常さを醸し出していますが、
竹井久もその境遇や心の弱さが
時折描写されており、どこか危うさを感じます。
(さすがにこれを書いた時点では
 まさか原作で『相手の大将叩き潰せばわかってくれるよね』まで
 言うとは思ってなかったですが)

もし咲と照が破局を迎えた時。
おそらく横に居るのが和であれば、
強い言葉で叱咤激励するのでしょう。

でも、同じく離別経験の可能性がある久は……
悲しみを共有して、肩を抱いてともに
堕ちていくかもしれません。
でも、ある意味それはそれで幸せなんじゃないかなと
思って書いたIF展開の作品です。


咲は基本青春物語ですし、照も善人にしか見えないので
原作では明るい結末が待っていると思います。
でも、正直咲の思いに照の思いが
釣り合うようには感じないんですよね。
その愛を受け止められるとしたら。
かつ壊れた咲を壊れたまま
受け止めそうなのは久だけな気がします。

そんな原作における二人の共通性を想像しながら読むと
より楽しんでいただけるのではないかと思います。


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【咲-Saki-SS】
咲「貴女は人狼ですか?」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/164084824.html

人狼咲-Saki-SS読みたいんです誰か書いてください
という事で布教目的で書いたお話。

人狼自体は咲と無関係のテーブルゲームですが、
全然知らなくても読めるはずなのでぜひ読んでほしい!
そして人狼の世界にハマってぜひ咲-Saki-人狼SSを…

内容は、人狼という知人に化けて
仲間を喰い殺す化け物を退治するために、
仲間を多数決で処刑していくという話です。

結果、疑い憎しみ合う展開になる事が多い人狼ですが、
本作品のテーマは『愛』。
『自分ではなく大切な人を守ろうとする』様を描いています。
……そして、自分にとって大切な人が逝ってしまった時、
生きる事を諦めて廃人になってしまう点も。

生と死が隣り合わせの世界で、
それでも決して途切れない深い愛を描いたつもりです。
興味のある方はぜひ読んでみて人狼咲SS書いてください。


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【咲-Saki-SS:久咲】
咲「あなたは私の最後の希望」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/112609112.html

本ブログのヘッダにもなっているだけあって、
かなり気合を入れて書いたお話です。

常に張り詰めた緊張感、死臭が纏わりつくような気味悪さ、
世界に味方は自分だけという二人ぼっち感。
いっそ二人で死んでしまえばいい、
なんて危うい愛にまみれた話になってます。


隠れたポイントは、作中での刃物の使い方。
咲が愛を永遠にすべく他人に刃物を向けるの対し、
久は新しい愛を得るために刃物を自分に向けています。

この話においてヒロインは間違いなく咲なのですが、
ここぞという時『愛して』と希う久のヒロイン性に
着目していただけるとまた違った見え方になると思います。


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【咲-Saki-SS:小霞】
神鬼(かみおに)
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/179142630.html

大好きなファンタジー枠の二人です。
『神代』と『石戸』が連綿と紡いできた絶望の歴史を
純粋な小蒔ちゃんが痛快に破壊するお話。

実は挿絵の方が先にあった状態で、挿絵担当の方に
『思いっきり酷い話ウェルカム』
と言われてこうなりました。

結果小蒔は鬼と化して霞は貪り食われる事になりますが、
個人的にはハッピーエンドのつもりで書いてます。
重苦しくて薄気味悪いファンタジーが好きな人にお薦め。


<ネタバレ>
作中で出てくる『恐ろしいもの』は
現在の巫女達からすれば鬼であり敵なのですが、
実は誰よりも優しい神格です。

この世界での神境は、
神を使役して人間に繁栄をもたらす装置として
消耗品のように神代と石戸を使い捨てています。

互いに愛し合う巫女が引き裂かれた姿を
延々と目の当たりにした神は、
その非道に憤り邪魔をするようになりました。
結果鬼扱いされるようになりましたが、
結局鬼か神かなんて人間の尺度でしかありません。

最初からこの鬼(神)が味方だったという
小蒔視点で読んでみると
また違った印象になるかと思います。


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【咲-Saki-SS:久咲】
咲「その傷痕に口づけを」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/178007741.html

このブログ作品の大半は、
文章表現自体は読みやすく簡素にする代わりに、
発生する事件を激しくする事で
感情の鋭さを表現しています。

そんな中で、『しっとり』というリクエストを受けたので、
たまには内面を重点的に書いてみよう、と挑戦してみたお話。
結果普段のような鋭さはありませんが、
そっと傍らに寄り添うような、優しい話になった気がします。

注目いただきたいポイントは、
傷=見せたくない弱み=自分の心だという事。
最後に咲も触れていますが、
上記を念頭に読んでみると久の弱さが
より一層理解できるかと思います。


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【咲-Saki-SS:久咲】
久「どうして、こんな結末になったのでしょうね」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/168353008.html

真相編とセットで読んでいただきたいお話。
一見飄々としながら、後輩への愛情が
もはや病気の域に達している愛情深い久さんの物語です。

久が宮永家の和解に尽力し、
わだかまりが氷解した世界。
後は平穏を満喫するだけのはずが、
久は咲のもとから姿を消して――という展開。

久が何を思い、どうしてこうなってしまったのか、は
ぜひ作品を読んで確かめていただければと。


隠れがちなお薦めポイントは染谷まこの行動。
久が狂い始めている事に気づきながらも、
(自分では久を救えないから)
健常者の癖に久の行動を黙認するあたりに
まこの葛藤と寂寥を感じていただけると幸いです。

もう一つは照の愛。この作品では咲を救えない宮永照ですが、
それでも彼女は咲を救うために
一般的な模範解答を選び続けています。

愛情深く理知的で健全で、ほぼ完璧に近い照が、
だからこそ歪んだ咲を救えない。
対照的に、狂ってしまったからこそ
壊れた咲と心を通わせられる久。

両者を対比してみるとまた
違った感想が生まれるかもしれません。


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【咲-Saki-SS:久咲】
咲「あの日、選べなかった道」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/174152683.html

宮永家の悲劇が火事による親戚の喪失だったと
仮定したお話になってます。

皆が皆壊れてて、でも誰一人悪くなく。
苦しくて悲しくて、でもそれが愛おしい。
そんな雰囲気を表現してみたつもりです。
悪者が居ない絶望と、それでも
最後には愛が報われる展開が好きな人にお薦め。


<ネタバレ>
解説でも書いてますが『あの日選べなかった道』を
咲が選んでいた場合はその時点で死んでいました。
選べなかった事を咲は後悔していますが、
『選んではいけなかった道』とも言えるでしょう。

『選べなかった道=人を救うための自己犠牲』を
久が選んでしまい、咲までも
『今度は私も選べる気がする』と変わってしまった事は、
果たして本当にいい事だったのでしょうか。

物語的にはハッピーエンドですが、
実際には咲と久の精神はより重症化して
取り返しがつかなくなってしまっています。
その点に着目して読むと、
また違った印象になるかもしれません。


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【咲-Saki-SS:穏憧】
『ずっと、ずっと、一緒に遊ぼう』
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/177810442.html

卒業を間近に控え、進路という現実が
穏乃と憧を引き裂こうとして。

真剣にお互いの事を考えて悩んだ結果、
二人がとった決断は。
という感じの青春物語です。

私の書くお話は、割と登場人物を限定して
狭い世界で書く事が多いですが、
このお話は阿知賀女子の全員が出てきます。

メインはもちろん穏乃と憧なのですが、
ちゃんと大切な人が他にもいて、
それぞれの人生経験から二人にアドバイスします。
そんな『阿知賀の仲良しさ』に注目しながら読むと
よりほっこりできるかもしれません。


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【咲-Saki-SS:淡照菫】
淡照菫「三人揃って綴る手記」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/173163999.html

大好きな淡照菫ボタン掛け違え話。
三人が三者三葉に相手を思いやりながら、
衝突を避けたがために悲劇的な結末を迎える…
そんなやりきれなさを描いたつもりです。

うちのブログ全般に言える事ですが、
『ヤンデレ=他者を排除』ではなく、
『ヤンデレ=自己犠牲』寄り。

特に、敵意と孤独に脅かされ続けた淡が、
大好きな照と菫の世界を守るために
自ら身を引いて地獄に戻ろうとする健気さに
注目していただけると淡がとても可愛いです。

もう一つのポイントとしては、
状況は刻々と悪化しているものの、
三人とも自分達の状況を把握している事。
『おいなんで気づかないんだよ鈍感』みたいな
展開にはなってないと思います。

どうすれば円満に解決したのか、
そんな当事者視点で考えながら読んでみると
また一層やりきれなさが募るかもしれません。


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【咲-Saki-SS:怜竜】
怜・竜華『「そして二人は混ざりあう」』
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/165574278.html

魂ぶった切りファンタジー系の怜竜編。
完結編のSSを持ってきてますが
関連する作品を一緒に読まないとよくわからないかも。

依存しきった二人がより
二人でずっと一緒にいるために
狂気に手を染める展開になっています。

咲-Saki-の世界において怜と竜華の依存性は
トップクラスだと考えているだけに、
他の組み合わせ(久咲、菫照)が
進めなかった狂気(破滅)の世界に
嬉々として飛び込んでしまうあたりがポイントです。

もう一つのポイントはフナQ。
先輩の事を敬愛しており、心底守りたいと思う彼女が、
少しずつ壊れて侵されている点に着目すると
より二人の狂気が浮き彫りになるかもしれません。


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【咲-Saki-SS:菫淡】
淡「ストーカーが、いるみたいなんだ…」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/139276472.html

(うちのブログでは)普段振り回される側の菫が
シリアス展開で攻めに回るとどうなるか、的なお話。

アーチェリーで相手を射るという
麻雀での攻撃性もそうですが、
わざわざ相手が陥りやすい方向に
罠を『寄せていく』特性を考えると、
なかなかに菫も怖い存在な気がします。

原作の菫は鷹揚で優しさに溢れた
カリスマだと思いますが、
その思いが誰か一点に歪んだ形で
集中したらどうなるか、という思いで書いた作品です。

淡と菫の両者視点で2作品書いているので
ぜひ淡の方から順番に読んでみていただけると幸い。


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【咲-Saki-SS:久咲】
咲「悪夢と狂気と壊れた私」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/133042157.html
※注意:R18

エロです。感情を表現する上で性行為というのは
重要なファクターになると思うのですが、
あまりこのブログでは扱ってなかったり。
なのでこの際ド直球でそっち方向を攻めてみたらどうだろう、
みたいな感じで書いてみました。

まあやってる事は終始直球のエロなのですが、
その根源にあるのが
「どんな手を使っても咲に振り向いてほしい」
という切ないまでの恋心、
という点を念頭に置くと
また違ったお話に見えるのではないかと思います。


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【咲-Saki-SS:白塞】
白望「迷った先にあるものは」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/116213023.html

割と珍しく救いのないバッドエンド。
普段であれば善人で救い手側に回るシロが、
ほんの少しのきっかけから少しずつ
世界を狂わせていくお話。

最終的には塞以外の全てを壊してしまうシロですが、
そんな狂気の発端は、幼馴染との平穏を取り戻したい
という酷く細やかな願い。

シロが願いを叶えていけばいくほど、
愛すべき塞が壊れていく点に注目すると、
より絶望感が際立つと思います。


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【咲-Saki-SS:憧宥】
宥「あなたは私の、甘い猛毒」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/115430999.html

Twitterで「憧宥書いて」って言われて
「どうやったら憧宥くっつくのさ」って
納得いく展開を考えてみたのがきっかけ。

言われた時は「ないない、ノーウェイ」とか
思ったのですが、書いてみたら意外にアリじゃない?
となりました。

穏乃と憧の組み合わせだと割と
憧が振り回されてる感があるのですが、
憧と宥だと(少なくとも精神的には)
お互いに支えあう感じになりそうです。

作品の雰囲気は不穏ですが、
実は普通にあまあまじゃない?
と思って読むと多分砂を吐くと思います。


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【咲SS:久咲】
咲「私達は病気のペット」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/107114382.html

管理人が夢で見たシリーズなのですが
夢の中ではトップクラスに好きな夢です。

寒々しい病棟のような雰囲気の中、
皆が皆終わりを求めて寄り添っている。
心の傷を舐めあいながら、
少しずつ依存しあっていく二匹。

一見救いがなさそうで、実は
壊れた二匹の再生の物語として書きました。
(実際夢の結末も明るい感じでした)

隠れ注目ポイントは店員である原村和。
一見冷静で理知的に思える彼女が、
実は一番打ちひしがれていて、
もう楽になりたいと考えています。
原村視点で読んでみるとより絶望が増すかもしれません。


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【咲SS:豊白】
白望「遠野心中」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/105989498.html

基本登場人物を殺さない、という自分ルールの中で、
心中というリクエストが来て頭を抱えたお話。

テーマは『絶望が確定した中での細やかな幸せ』
であり、終末医療の雰囲気が漂っていると思います。
心中を図る程追い詰められた状況なのに、
二人は病んでいるわけではなく健全な点に
胸を締め付けられていただけると嬉しいです。

(隠し)塞が登場する展開を
IFとみるかで雰囲気が全然違うお話。
一度絶望を味わってから
塞を見つけると二度楽しめるかと。


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【咲SS:淡照菫】
照「菫がじくじくと腐っていく」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/105459194.html

このブログでも珍しく死人が出るお話で、
かつ一切の救いがないお話。
正直自分で書いた話だから読めるだけで
他の人が書いた作品なら読まないと思います。
救いのない話はあまり好きじゃないので。

確かリアル入院を繰り返して
死を意識し始めた時に書いたお話。


<ネタバレ>
感想のコメントでも書いてますが、
実際にはストッパーが掛かった話です。

元々考えていた話では、
自殺により更なる被害者を増やした二人は
あの世で菫に会う事はできず。
菫は賽の河原で人形のように転がる二人を
天から眺める事しかできず、
ボロボロと涙をこぼし手を伸ばす(無論掴めない)
という展開でした。
我ながら考えた時の精神状態が不安になりますね。


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【咲SS:菫宥】
菫「例え、世界が君を否定しても」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/105392789.html

凍てついた世界に二人きり、
心を許せるのは貴女だけ。
そんな感じの菫宥です。

割とオーソドックスな展開ですが
それだけにシンプルでお気に入り。

見所ポイントは終盤に訪れる松実玄。
菫と宥は二人納得した上で
世界を閉じてしまいますが、
彼女だけはそんな二人を
救い出そうともがいています。
玄という健常者を通じて二人の世界の悲しさを
感じ取れるとより寒々しさが増すと思います。


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【咲SS:霞小】
小蒔「私達は、二人で一つです!」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/104495142.html


大好きな絶望ファンタジー枠。
宮守と永水を題材にするとよく
ファンタジー枠になりますね。

神をおろす『神代』と、
その神代の天倪となる『石戸』。
天倪が消耗具合によって取り換えられる
使い捨てである事を知った小蒔は、
最愛の霞を救い出すために――というお話。


<ネタバレ>
このお話で一番絶望に打ちひしがれた人物は『母上様』です。
一見すれば冷徹に霞を『取り換える』事を宣言する彼女ですが、
わざわざその事実を小蒔に伝えたのはどうしてなのか。
そこには、彼女が迎えた悲劇的結末が見え隠れしています。

小蒔と霞の二人が紆余曲折の上幸せになれたのは、
親世代の悲劇を踏み台にしたものである事に気づくと、
『神代』の闇と悲しさが一層増すと思います。
なお、このあたりの『親世代の悲劇』は
『神鬼』にも共通したテーマです。


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【咲SS:菫淡】
淡「スミレ先輩は、私の事捨てないよね?」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/104013629.html

一見ドロドロしているようで、
実際にはどこまでも愛されてる淡のお話。

「別れを乗り越えて前を向くべき」的な健全性は
生きていく上で確かに必要だと思うのですが、
乗り越えられず潰れてしまう程の重い愛情も
危うくてまた愛おしいと思います。
そんな、優しく傷を舐めあう菫と淡のお話。

隠れた注目ポイントは照も『間違ってはいない』事。
(優等生テルーは割といつも
 かわいそうな役回りになっちゃいますね)

正論が人を幸せにするとは限らず、
健常者に異常者は救えないという
リアルな歪みを感じてもらえるとより楽しめると思います。


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【咲SS:霞初】
霞初「鬼に堕ちた巫女」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/103496450.html

大好きな絶望ファンタジー枠。
神代小蒔と石戸霞の二人を『光と闇』とするならば、
石戸霞と薄墨初美は『闇と闇』。

お互い穢れているからこそ、深く理解し繋がれる。
小蒔の時とは違った絶望を根底にした
傷の舐めあい感をお話にしました。

これはあくまで二次創作ですが、
原作の神代も相当闇が濃いと思います。
鬼門を開いて百鬼を笑顔で召喚するに至るまで、
初美はどれだけ苦しみ穢されたのか。
その辺原作で触れてくれると嬉しいなと。


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【咲SS:豊白】
豊音「じ、実は…わたし…妖怪なんだー」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/103012452.html

大好きな絶望ファンタジー枠宮守編。
抗いようのない絶望に寄り添い
手を繋ぎながら堕ちていく、
そんな物悲しさとシロの愛情深さが
表現したくて書いてみました。

ポイントはミイラ取りがミイラ。
豊音に深く関わった人間は
皆精神を汚染されて人間性を欠損していきます。

自分が自分でなくなってしまう恐怖と
豊音を見捨てる恐怖を天秤に掛けた上で、
宮守の全員が豊音を選ぶのでしょう。

将来的に迎えうる可能性に思いを馳せながら読むと
よりつらくて愛おしい話になると思います。


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【ギャグ部門のお気に入り】
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菫相談室(簀巻き咲)は基本全部ここに入ると思いますが、
量が多すぎるので除外します。

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【咲-Saki-SS:玄灼】
玄「やっぱり私達ってお似合いだね」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/156663833.html

カオス系人格崩壊ギャグ…かと思いきや、
実際には胸が締め付けられるような切ないお話。

「ですのだ!」とか言ってそうなクロチャーが、
実際にはただただ灼に
愛情を注いでいるだけだった……
というやりきれなさと愛おしさを
感じてもらえると幸いです。

導入は軽いノリで読めるので
気軽に読みたい人にお薦め。


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【咲-Saki-SS:久?】
和「竹井久被害者の会…?」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/114465507.html

一度『竹井久ハーレム(ただし本人は困ってる)』を
書いてみたかったのでやってみたら案の定お気に入りに。

カオスギャグという事で
なかなか破天荒な展開になってます。

感想にもあった通り、久さん視点では
『警戒のために派遣した調査員と親愛なる後輩に騙されて
 拉致監禁された上で毎晩調教される』
というなかなか酷い話になってますね。

福路さんの扱いも酷すぎる気がしますし、
不条理ギャグが楽しめる人にお薦め。


-----------------------------------------------
【咲SS】
尭深「…弘世先輩が主人公のゲームを作りました…」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/105002520.html

管理人が夢で見たシリーズ。いろいろと酷い。
珍しく夢で大笑いしたので自分の中でもお気に入りです。
淡がかわいくて何よりです。

尭深作成(淡照宥監修)のゲームを
菫が強制プレイさせられる…というお話。

夢の中では実際にゲームをプレイしていて、
菫がひげ親父のごとく土管の上でしゃがみ込んで
『デッデッデ』と
土管に吸い込まれていきました。真顔で。何度も。
夢の中で笑い転げたのは初めてです。

続編を見れたら続きを書きたいですが
もうあんな夢を見る事はないでしょう……


==========================================================
【ほのぼの部門のお気に入り】
==========================================================

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【咲-Saki-SS:淡菫】淡「体育倉庫で二人きり!」
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http://yandereyuri.sblo.jp/article/161848622.html

病みつつも可愛い淡。他作品の
「ヤンデレごっこしよう!」とかもですが、
咲さんが病むとシャレにならないのに
淡が病むとなんかかわいい感じになりそうで
そんなところがお気に入りです。

ちょっと病み成分入りつつも安心して
あまあまが読みたい人にお薦め。


-----------------------------------------------
【咲-Saki-SS:照淡】
淡「あまあまデート!」照「ただしヤンデレ」
-----------------------------------------------
http://yandereyuri.sblo.jp/article/109926463.html

病んでも可愛い淡と割と動じないテルーの組み合わせ。
あまり照淡は書かないのですが
二人のほのぼの感が好きです。

ポイントは弘世菫ファンクラブ。
無駄に練度が高く統制されたこの集団が
普段何をしているのか想像しながら読むと
また面白いかと思います。


-----------------------------------------------
【咲SS:咲久】
久「私だって焼きもちを妬かれたい!」
-----------------------------------------------
http://yandereyuri.sblo.jp/article/105915922.html

ヒロインの久さんが思うさま周りを振り回すお話。
恋人のヤンデレを受け入れる展開は
結構多いと思いますが、
もっと愛されたくてヤンデレを
さらに煽る展開は珍しいのかなと。

個人的に大好物なのでこういうの増えてほしいです。


-----------------------------------------------
【咲SS:穏憧】
憧「いろんなシズ」
-----------------------------------------------
http://yandereyuri.sblo.jp/article/102663326.html

ド安定のほのぼのあまあま穏憧。
穏乃って結構自由気ままに
憧を振り回してるイメージがあるのですが、
憧が要領よく受け止めるので
大事にならない感じがあります。
(そもそも穏乃がわがままを言う相手は
 憧くらいしかいませんが)

そんな憧なら、穏乃が病んでも
まぁこんな感じで受け止めそうだなと。
原作穏乃の憧に対する自由っぷりを
思い浮かべながら読むとより楽しめる気がします。


-----------------------------------------------
【咲-Saki-SS:久咲】
久「ね、咲。名前を呼んで?」
-----------------------------------------------
http://yandereyuri.sblo.jp/article/174930691.html

病んでないので後ろの方に。
時々あまりに酷いお話を書いた時は
口直しにこんな話を書きたくなります。

内容は罰ゲームで久を
呼び捨て&タメ口にする事になった咲が、
それはもう全力で可愛がられるお話。
何も考えずただただ
「あっま!何コレあっま!」って
感じを目指しました。


-----------------------------------------------
【咲SS:久咲】
白久さんと白咲ちゃん 心理テスト編
-----------------------------------------------
http://yandereyuri.sblo.jp/article/102454480.html

同じく病んでないので後ろの方に。
病んではいないけどタラシパワー全開の久さんに
咲さんがトロトロにされるお話。

何も考えず頭真っ白にしながら
だらーっと読めるという点でお薦めです。


-----------------------------------------------

というわけで作品紹介でした。
読むのに迷った時の参考にしていただけると嬉しいです。
なお、ここでは特に自分が読み返してる話をピックアップしましたが、
他の作品も全部何かしら裏設定を考えてます。
「この話について掘り下げて!」などあれば
嬉々として回答しますのでコメントとか感想もらえると幸い!
 Yahoo!ブックマーク
posted by ぷちどろっぷ at 2017年10月08日 | Comment(7) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
堕ちる。深く、深く。
茨姫は今日も輝く
真っ白なユキを黒く、黒く
が特に好きです。
久咲は王道カプではないんですよね。きっと久咲があるはずとアニメを見ると、咲と和が随分と仲が良くて、部長とは!?何かないの?!と思っていました。
Posted by at 2017年10月08日 17:41
自分は
『咲「…責任、取ってください」』と
『久「咲の観察日記をつけてみることにしたわ!」』と
『久「チョロ可愛い咲」』と
『久「あれ?私は今誰だっけ」』と
『菫「淡を苦しめる奴は許さない」』などが好きです。
久さんかわいい!咲さんかわいい!
ひっささき!ひっささき!
Posted by at 2017年10月08日 23:50
三人を分かつもの、それは
痛いの痛いの、飛んでいけ
私なんか、死んだほうがいいんだ
郁恭の二作
が個人的に大好きです
というかぷちさんの書く共依存は全部好きです
Posted by at 2017年10月09日 02:07
ここのヤンデレSS大好きです!
どの作品も好きですけど、自分はオリジナルSSの自殺する少女を依存させてヤンヤンするSSが好きでしたね
Posted by at 2017年10月09日 04:05
リクしたものです。

宥「数が多過ぎてどれから手を付けていいのか
  わからない、って意見をもらったみたいだよ?」

と、ありますが違うんですよ!単に自分はぷちどろっぷさんの趣向を知った上で「ああ、やっぱこの作品良いよねぇ。」と、共感したかっただけです!

でもまぁ、堕ちる。深く、深く。で、ファンになった自分としてはそれが最初に紹介されてたのは非常にうれしい限りです!(その他に自分がリクしたのもあったし)

これからもがんばってください。読める限りは読んでい
きたいと思います!
Posted by at 2017年10月10日 13:19
私は普段から憧穏好きでここの憧穏も大好きなのですがそれ以上に
「あなたは私の、甘い猛毒」「今日も、二人の毒が混ざる」を読み返してしまいます
読んでると自分も宥姉に説得されてしまいそうな説得力がすごい
「やっぱり私達ってお似合いだね」も王道前提変化球の話ですが大好きで何回も読み返してます

シズ中毒とハルちゃん中毒を克服(?)した上二つに
照のお菓子中毒、咲の心、菫の暑がりを治療する
「松実館でお菓子中毒を克服する」
「そうだ、松実館行こう」「松実館へ、ようこそ!」
「もうぽかぽか特訓は嫌だ!」
を加えて勝手に松実病院ものと呼んでたり
よければまた誰か入院させてください
Posted by at 2017年10月10日 21:39
コメントありがとうございます!
好きな作品聞けるのすごくうれしいです。コメント後で返しますがひとつだけ。久咲王道じゃない発言特に気にしてないのでおきになさらず!
Posted by ぷちどろっぷ@管理人 at 2017年10月11日 09:33
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