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【咲-Saki-SS】車イスに乗った少女合同に参加しました【感想記事】
2018年4月1日に開催された
「スーパーヒロインタイム2018春」にて
minamosakanaさんの主催の合同し
「車イスに乗った少女合同」に参加しました。
水面日和:車イスに乗った少女合同
https://minamosakana.booth.pm/items/810458
原作でもそろそろ全国大会の
決勝戦が始まるタイミングということもあり、
『設定が固まっていない内に好き勝手やりましょう』
というコンセプトで始まったこの合同、
参加者19人の全112Pという気が狂った
愛の籠った同人誌となりました。
素敵な作品を読ませてくださった参加者さんに感謝です。
せっかくなので紹介を兼ねて
感想を書かせていただきましたので
興味のある人の背中を押せたらいいなと思います。
※なお、感想中は『車イスに乗った少女』だと
長ったらしいので『みなもちゃん』と呼ぶことにします
--------------------------------------------------------
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
若鶏 にこみさんの作品
『楽しいタイプの家族イベント!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永家(親族含む)の思い出的日常を綴ったお話。
子供らしい思い付きと優しさが
読む人の心を温めてくれるほのぼのした作品で素敵です。
「この宮永照いつも何か食ってるな」の口のテルーとか
長野の大手スーパーであるアップルランドのロゴとか
細かい点が妙に色々面白いので
穴の開く程見て見ると新しい発見があるかも。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぬめぬめさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
インターハイ中にふとしたきっかけから
みなもちゃんの事を回想するテルー……
というかコスプレ妄想集。
もにょもにょするシュークリームテルーが可愛くて素敵です。
みなもちゃんというと例のお洒落な服が印象的ですが、
服装が変わるとイメージがガラッと変わって可愛いです。
いろんなみなもちゃんが見たい人はぜひ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
四季 幽稀さんの作品
『水面に映る白昼夢』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
インターハイ中、淡との会話の中で
みなもちゃんの事を回想する照のお話。
見たいもの、見たくないもの、
今照の前に映し出された『それ』は
見たくないものなのか。
後悔しつつ、目を背けたいと思いながらも
忘れず相対しようとする照が素敵です。
照にとって『あの日』の事は後悔が尽きない悲劇なのだけれど、
一番好きである『今』はその後悔の延長線上に繋がっている。
だからこそこれからも消さずに後悔し続ける道を選ぶ。
その生き方は強くて気高いけれど、
その実重くて悲しくも感じます。
木漏れ日の中、悪夢と共にまどろみたい人にお薦め?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魚足りいさんの作品
『いつでも微笑みを』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みなもちゃんと照が将来の夢とか
いろいろについて語り合うお話。
誤解を恐れずに言えば残酷な話だと思います。
結末が書き切られていないだけに希望も残されていますが、
常に苦しみに顔を歪める照が素敵です。
泳ぐ事で生を実感できるから好きなのだとすれば、
今の彼女は生きているのでしょうか。
新しくできた彼女の夢、それを
叶えられる可能性が低い事を知りながら
約束する照の心中はいかに。
眼前に絶望を突きつけられながら、
少しずつ首を絞められるのが好きな人にお薦め?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
HATOさんの作品
『宮永家と行く福井県自分探しの旅』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永界、宮永咲、みなもちゃんの3人で
福井県探訪をするお話。
眼鏡について熱く語る宮永界が
水を得た魚みたいで可愛くて素敵です。
いつも笑顔で明るいみなもちゃんですが、
その人生に目を向ければ
むしろ笑える時の方が少なかったでしょう。
ふと一人になった時、寝る前の闇の中で
怯えていてもおかしくない。
彼女の笑顔の中に覚えるどこか不気味な仄暗さは、
まさに暗順応という単語がしっくりきます。
そんな彼女が旅を経てまた前向きな気持ちを取り戻す様に、
読んでいて清々しい気分になりました。
嫌な事があって落ち込んでる人にお薦めです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
VRIさんの作品
(イラスト)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もしみなもちゃんが白糸台高校や清澄高校に
入学していたら…みたいな感じのイラスト。
テルーの時には支えられながら、
咲の時にはその腕を引っ張っていくあたりから
3人の関係性が垣間見えて素敵です。
何気にここまでみなもちゃんの
お洒落衣装登場ゼロなので
いろんなみなもちゃんが見たい人に
お薦めの本になってるような。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
minamosakanaさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とりあえず家が燃えてほのぼの会話して
鮭が広い海を泳ぎまわった後
故郷に戻ってくるいいお話で素敵です。
ぶっちゃけこの話なら家燃えるとこ
描く必要なかったよね!?
と思いがちですが、実際原作を矛盾なく構成した上で
みなもちゃんが生きてるとしたら
このルートじゃないかな、と私も思ってます。
つまり入念に原作を考察した結果であり何気に深い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
kariさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツッコミどころしかなくて冒頭の説明を
どうしようか迷ったけど
とりあえずみなもちゃんが板前?になってるお話で
意味不明過ぎて素敵です。
色々ツッコミたくて仕方ないんですが
ツッコミどころ全部ネタばれになるので
まあ実物を読んでいただければ。
全然ツッコまないテルーが好き。
ここに菫さん連れて行って全力でツッコミ入れさせたい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Skyさんの作品
『マイナスの過去を精算し、ゼロに向かって歩くために』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どこまでも陰鬱で、へばりつくような闇を纏ったお話。
救いのない絶望の世界の中、
傷を舐めあう様に寄り添いつつも
どこか溝が横たわっているような。
そんな薄気味悪い仄暗さが素敵です(褒めてます)。
おそらくこの展開は原作ではあり得ないと思いますが、
だからこそ二次創作として
全力で負の方向に注ぎ込まれたエネルギーが
心地よくて胃が気持ち悪くなります。
マイナスを清算してプラマイゼロにするために
動こうとする咲ですが、
照と会話できて仲直りできたとして、
ゼロには程遠いでしょう。
果たして本当に咲は『呪い』を払拭して
プラマイゼロを達成できるのか。
続きが気になる作品でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぜろどさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
小学校〜中学校目前の頃をモチーフにした
宮永家+みなもちゃんの思い出話。
和気藹々とした雰囲気の中漂う不穏さが素敵です。
かつて明るく笑いに溢れていた空間が、
酷く寒々しい離別をほのめかす空間に変わる。
細かく描写されていないだけに
その暗さはどこまでも深く染み込んでいきます。
いい思い出、悲しい過去、両方あるはずなのに
全てを捨て去ってプラマイゼロにしてしまおうとする咲といい、
読めば読む程重苦しさで胸がじくじくします。
最後に思い浮かべた情景が現実になる事を願いたい、
そんな気持ちになるお話でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おらんだ15さんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
胡蝶の夢、そんな感じのお話。
明るいような暗いような、どちらともいえない
絶妙な陰鬱さが素敵です(褒めてます)。
夢の中において自らの足で佇む彼女は
自身に満ち溢れており何より成長しています。
夢から醒めて目が濁る彼女にとっては、
きっと夢の方が幸せなのでしょう。
でもつらい現実の中においても
細やかな喜びを見つけられる彼女は、
現実でも幸せになれるのだと思います。
でも多分みなもちゃんも大きくならないと思うよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぷちどろっぷの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うん、自分の作品です。
原作を確認した結果、みなもちゃんが逝くとしたら
溺死の可能性が高いな…と思ったのですが、
だからこそ真相が明かされる前に思うまま書いてみました。
何かと不穏な雰囲気が漂うみなもちゃんですが、
彼女自身は苦境にあっても笑顔を絶やさない素敵な子です。
起きた出来事は悲しく辛い悲劇であっても、
彼女自身は宮永姉妹を救うための
キーであって欲しいと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
匿名希望さんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
車イスに乗ってない車イスに乗った少女が
名実ともに車イスに乗った少女になるお話。
何とも言えないシュールさが素敵です。
これまたツッコミどころ満載で
でもツッコミ入れたらネタばれになる系の
お話なのですがとりあえず
車イスに乗った少女ちゃん力つよっ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
にーなさんの作品
『そうだ、旅に出よう。』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
咲が漫才しながらほのぼの語りつつ
旅に行きたがるみなもちゃんをいなすお話。
二人は普通に高校生になっていて、
平和な日々が続きます。
薄暗さを感じない等身大の二人のやり取りが素敵です。
題目は『そうだ、旅に出よう。』なのですが、
果たして旅に出ていたのは誰だったのでしょうか。
最後二人で旅に出る時、なぜかそのそばに居なかったのは
咲のどんな心情を表しているのでしょうか。
最後まで読んだ後読み直すとまた違う姿を見せてきて、
一粒で二度美味しいお話だと思いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
フィリップさんの作品
(イラスト)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
例の水面を覗いてる時のみなもちゃん。
車イスに乗るとより病人らしさ…
もとい危うさが引き立って可愛くて素敵です。
みなもちゃんというと例のお洒落衣装で
大人びた印象がありますが、
こうやって二人で並んでみると
年相応の可愛さで愛らしいですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
刈田ナシオさんの作品
『女子会エンジョイしているかい』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永姉妹+みなもちゃんで女子会しながら
どういうことなの…って感じのお話。
女子高生がダルダル下ネタかましたり
ボケたりツッコミ入れたりする感じが
ほのぼの日常って感じで素敵です。
計算的ボケ担当のみなもちゃんと
割と辛辣なツッコミ入れるテルーと
割と淡々として黒そうな咲さんが素敵です。
ていうかなんで燃えたし!?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
荒熊・東雲さんの作品
『キャラ崩壊以前に
そもそもなにも
定まってないから
とても自由に描いた
みなもちゃんマンガ』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みなもちゃんが自由過ぎる4コマ漫画。
みなもちゃんが自由過ぎて不謹慎で素敵です。
これまたツッコミどころ満載で
でもツッコミ入れたらネタばれになる系の
お話なのですがとりあえず
水の中泳げよ!!って思いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シエルさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永姉妹+みなもちゃんでお留守番しながら
バタバタ日々を過ごす日常話。
全員が今と違って感情豊かな感じが
在りし日の幸せという感じで素敵です。
原作にも出てきた例の集合写真は、
どこか不穏で寒々しい印象を受けるのですが、
この作品では真逆の意味づけをしており、
ああ、そういう幸せを切り取った写真という
見方もあるか、と心が洗われる思いでした。
『みなもちゃんが幸せだった日々の回想』というと
いつかどこかで暗転しそうな感じですが、
本作はどこまでも光が立ち込めているので
爽やかなみなもちゃん作品を読みたい方にお薦めです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宇吉郎さんの作品
『アレ日和』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永姉妹+みなもちゃんをメインにした
咲日和のような雰囲気のようでそうでもない4コマのお話。
ネスカフェゴールドブレンドを優雅に傾けながら
読んでいたのですが「に゛ゃあぁああ」で
コーヒー噴きそうになってので素敵です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おわり
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで感想でした。
全部読んでみた感想としては割と
みなもちゃん死んでないというか
『溺死』が一つもなかったのが予想外でしたね…
何しろ原作で名前すら明かされていない
少女の合同ということで
万人にはお薦めできないのかな……という気もしてましたが、
咲-Saki-が好きなら普通に楽しめそうな気がします。
興味がある方はぜひ手に取っていただけると嬉しいです!
(完)
「スーパーヒロインタイム2018春」にて
minamosakanaさんの主催の合同し
「車イスに乗った少女合同」に参加しました。
水面日和:車イスに乗った少女合同
https://minamosakana.booth.pm/items/810458
原作でもそろそろ全国大会の
決勝戦が始まるタイミングということもあり、
『設定が固まっていない内に好き勝手やりましょう』
というコンセプトで始まったこの合同、
参加者19人の全112Pという
愛の籠った同人誌となりました。
素敵な作品を読ませてくださった参加者さんに感謝です。
せっかくなので紹介を兼ねて
感想を書かせていただきましたので
興味のある人の背中を押せたらいいなと思います。
※なお、感想中は『車イスに乗った少女』だと
長ったらしいので『みなもちゃん』と呼ぶことにします
--------------------------------------------------------
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
若鶏 にこみさんの作品
『楽しいタイプの家族イベント!』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永家(親族含む)の思い出的日常を綴ったお話。
子供らしい思い付きと優しさが
読む人の心を温めてくれるほのぼのした作品で素敵です。
「この宮永照いつも何か食ってるな」の口のテルーとか
長野の大手スーパーであるアップルランドのロゴとか
細かい点が妙に色々面白いので
穴の開く程見て見ると新しい発見があるかも。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぬめぬめさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
インターハイ中にふとしたきっかけから
みなもちゃんの事を回想するテルー……
というかコスプレ妄想集。
もにょもにょするシュークリームテルーが可愛くて素敵です。
みなもちゃんというと例のお洒落な服が印象的ですが、
服装が変わるとイメージがガラッと変わって可愛いです。
いろんなみなもちゃんが見たい人はぜひ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
四季 幽稀さんの作品
『水面に映る白昼夢』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
インターハイ中、淡との会話の中で
みなもちゃんの事を回想する照のお話。
見たいもの、見たくないもの、
今照の前に映し出された『それ』は
見たくないものなのか。
後悔しつつ、目を背けたいと思いながらも
忘れず相対しようとする照が素敵です。
照にとって『あの日』の事は後悔が尽きない悲劇なのだけれど、
一番好きである『今』はその後悔の延長線上に繋がっている。
だからこそこれからも消さずに後悔し続ける道を選ぶ。
その生き方は強くて気高いけれど、
その実重くて悲しくも感じます。
木漏れ日の中、悪夢と共にまどろみたい人にお薦め?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
魚足りいさんの作品
『いつでも微笑みを』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みなもちゃんと照が将来の夢とか
いろいろについて語り合うお話。
誤解を恐れずに言えば残酷な話だと思います。
結末が書き切られていないだけに希望も残されていますが、
常に苦しみに顔を歪める照が素敵です。
泳ぐ事で生を実感できるから好きなのだとすれば、
今の彼女は生きているのでしょうか。
新しくできた彼女の夢、それを
叶えられる可能性が低い事を知りながら
約束する照の心中はいかに。
眼前に絶望を突きつけられながら、
少しずつ首を絞められるのが好きな人にお薦め?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
HATOさんの作品
『宮永家と行く福井県自分探しの旅』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永界、宮永咲、みなもちゃんの3人で
福井県探訪をするお話。
眼鏡について熱く語る宮永界が
水を得た魚みたいで可愛くて素敵です。
いつも笑顔で明るいみなもちゃんですが、
その人生に目を向ければ
むしろ笑える時の方が少なかったでしょう。
ふと一人になった時、寝る前の闇の中で
怯えていてもおかしくない。
彼女の笑顔の中に覚えるどこか不気味な仄暗さは、
まさに暗順応という単語がしっくりきます。
そんな彼女が旅を経てまた前向きな気持ちを取り戻す様に、
読んでいて清々しい気分になりました。
嫌な事があって落ち込んでる人にお薦めです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
VRIさんの作品
(イラスト)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もしみなもちゃんが白糸台高校や清澄高校に
入学していたら…みたいな感じのイラスト。
テルーの時には支えられながら、
咲の時にはその腕を引っ張っていくあたりから
3人の関係性が垣間見えて素敵です。
何気にここまでみなもちゃんの
お洒落衣装登場ゼロなので
いろんなみなもちゃんが見たい人に
お薦めの本になってるような。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
minamosakanaさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
とりあえず家が燃えてほのぼの会話して
鮭が広い海を泳ぎまわった後
故郷に戻ってくるいいお話で素敵です。
ぶっちゃけこの話なら家燃えるとこ
描く必要なかったよね!?
と思いがちですが、実際原作を矛盾なく構成した上で
みなもちゃんが生きてるとしたら
このルートじゃないかな、と私も思ってます。
つまり入念に原作を考察した結果であり何気に深い。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
kariさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ツッコミどころしかなくて冒頭の説明を
どうしようか迷ったけど
とりあえずみなもちゃんが板前?になってるお話で
意味不明過ぎて素敵です。
色々ツッコミたくて仕方ないんですが
ツッコミどころ全部ネタばれになるので
まあ実物を読んでいただければ。
全然ツッコまないテルーが好き。
ここに菫さん連れて行って全力でツッコミ入れさせたい。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
Skyさんの作品
『マイナスの過去を精算し、ゼロに向かって歩くために』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どこまでも陰鬱で、へばりつくような闇を纏ったお話。
救いのない絶望の世界の中、
傷を舐めあう様に寄り添いつつも
どこか溝が横たわっているような。
そんな薄気味悪い仄暗さが素敵です(褒めてます)。
おそらくこの展開は原作ではあり得ないと思いますが、
だからこそ二次創作として
全力で負の方向に注ぎ込まれたエネルギーが
心地よくて胃が気持ち悪くなります。
マイナスを清算してプラマイゼロにするために
動こうとする咲ですが、
照と会話できて仲直りできたとして、
ゼロには程遠いでしょう。
果たして本当に咲は『呪い』を払拭して
プラマイゼロを達成できるのか。
続きが気になる作品でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぜろどさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
小学校〜中学校目前の頃をモチーフにした
宮永家+みなもちゃんの思い出話。
和気藹々とした雰囲気の中漂う不穏さが素敵です。
かつて明るく笑いに溢れていた空間が、
酷く寒々しい離別をほのめかす空間に変わる。
細かく描写されていないだけに
その暗さはどこまでも深く染み込んでいきます。
いい思い出、悲しい過去、両方あるはずなのに
全てを捨て去ってプラマイゼロにしてしまおうとする咲といい、
読めば読む程重苦しさで胸がじくじくします。
最後に思い浮かべた情景が現実になる事を願いたい、
そんな気持ちになるお話でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おらんだ15さんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
胡蝶の夢、そんな感じのお話。
明るいような暗いような、どちらともいえない
絶妙な陰鬱さが素敵です(褒めてます)。
夢の中において自らの足で佇む彼女は
自身に満ち溢れており何より成長しています。
夢から醒めて目が濁る彼女にとっては、
きっと夢の方が幸せなのでしょう。
でもつらい現実の中においても
細やかな喜びを見つけられる彼女は、
現実でも幸せになれるのだと思います。
でも多分みなもちゃんも大きくならないと思うよ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ぷちどろっぷの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
うん、自分の作品です。
原作を確認した結果、みなもちゃんが逝くとしたら
溺死の可能性が高いな…と思ったのですが、
だからこそ真相が明かされる前に思うまま書いてみました。
何かと不穏な雰囲気が漂うみなもちゃんですが、
彼女自身は苦境にあっても笑顔を絶やさない素敵な子です。
起きた出来事は悲しく辛い悲劇であっても、
彼女自身は宮永姉妹を救うための
キーであって欲しいと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
匿名希望さんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
車イスに乗ってない車イスに乗った少女が
名実ともに車イスに乗った少女になるお話。
何とも言えないシュールさが素敵です。
これまたツッコミどころ満載で
でもツッコミ入れたらネタばれになる系の
お話なのですがとりあえず
車イスに乗った少女ちゃん力つよっ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
にーなさんの作品
『そうだ、旅に出よう。』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
咲が漫才しながらほのぼの語りつつ
旅に行きたがるみなもちゃんをいなすお話。
二人は普通に高校生になっていて、
平和な日々が続きます。
薄暗さを感じない等身大の二人のやり取りが素敵です。
題目は『そうだ、旅に出よう。』なのですが、
果たして旅に出ていたのは誰だったのでしょうか。
最後二人で旅に出る時、なぜかそのそばに居なかったのは
咲のどんな心情を表しているのでしょうか。
最後まで読んだ後読み直すとまた違う姿を見せてきて、
一粒で二度美味しいお話だと思いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
フィリップさんの作品
(イラスト)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
例の水面を覗いてる時のみなもちゃん。
車イスに乗るとより病人らしさ…
もとい危うさが引き立って可愛くて素敵です。
みなもちゃんというと例のお洒落衣装で
大人びた印象がありますが、
こうやって二人で並んでみると
年相応の可愛さで愛らしいですね。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
刈田ナシオさんの作品
『女子会エンジョイしているかい』
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宮永姉妹+みなもちゃんで女子会しながら
どういうことなの…って感じのお話。
女子高生がダルダル下ネタかましたり
ボケたりツッコミ入れたりする感じが
ほのぼの日常って感じで素敵です。
計算的ボケ担当のみなもちゃんと
割と辛辣なツッコミ入れるテルーと
割と淡々として黒そうな咲さんが素敵です。
ていうかなんで燃えたし!?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
荒熊・東雲さんの作品
『キャラ崩壊以前に
そもそもなにも
定まってないから
とても自由に描いた
みなもちゃんマンガ』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みなもちゃんが自由過ぎる4コマ漫画。
みなもちゃんが自由過ぎて不謹慎で素敵です。
これまたツッコミどころ満載で
でもツッコミ入れたらネタばれになる系の
お話なのですがとりあえず
水の中泳げよ!!って思いました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
シエルさんの作品
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永姉妹+みなもちゃんでお留守番しながら
バタバタ日々を過ごす日常話。
全員が今と違って感情豊かな感じが
在りし日の幸せという感じで素敵です。
原作にも出てきた例の集合写真は、
どこか不穏で寒々しい印象を受けるのですが、
この作品では真逆の意味づけをしており、
ああ、そういう幸せを切り取った写真という
見方もあるか、と心が洗われる思いでした。
『みなもちゃんが幸せだった日々の回想』というと
いつかどこかで暗転しそうな感じですが、
本作はどこまでも光が立ち込めているので
爽やかなみなもちゃん作品を読みたい方にお薦めです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宇吉郎さんの作品
『アレ日和』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
宮永姉妹+みなもちゃんをメインにした
咲日和のような雰囲気のようでそうでもない4コマのお話。
ネスカフェゴールドブレンドを優雅に傾けながら
読んでいたのですが「に゛ゃあぁああ」で
コーヒー噴きそうになってので素敵です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
おわり
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というわけで感想でした。
全部読んでみた感想としては割と
みなもちゃん死んでないというか
『溺死』が一つもなかったのが予想外でしたね…
何しろ原作で名前すら明かされていない
少女の合同ということで
万人にはお薦めできないのかな……という気もしてましたが、
咲-Saki-が好きなら普通に楽しめそうな気がします。
興味がある方はぜひ手に取っていただけると嬉しいです!
(完)
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