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【オリジナル百合SS】 「ただただ、あなたに愛されたい」【共依存】【狂気】

<あらすじ>
なし。冒頭がそのままあらすじです。

<症状>
・狂気
・共依存

<その他>
・管理人が夢で見たシリーズ。
 例によって複雑な話ではないので
 肩の力を抜いて読んでいただけると。



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奴隷制度。

それは人類史上最悪の忌むべき悪習。
各国の首脳が躍起になって消し去ろうとする負の遺産。

先進国は特にこの制度を嫌う傾向が強い。
いまだ奴隷制度を堅持している途上国に
経済制裁を科すほどに。
曰く、

『同胞を家畜の如く扱うなど。そんな
 非人道的行為を許すわけにはいかない』

とのことだ。彼らの発言に思うところがないでもないが、
話がそれるから口をつぐもう。

ここで伝えておきたいのは、
この世界には奴隷制度がある事、
それでいて、人身売買は禁忌とされつつある事。
ただそれだけだ。

これから紡ぐ物語。
それは、奴隷制度が撤廃されつつある世界の中。
私が一人の少女を買うところから始まる。



--------------------------------------------------------




『ただただ、あなたに愛されたい』




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旅先で訪れた異国の土地。
鼓膜をつんざく呼び声に、思わず耳を疑った。


「安いよ安いよ!生きのいい14歳女!
 気立てもよくてお買い得だよ!」

「訳アリ品の大安売り!
 片腕なし!全身火傷!でも圧倒的に安い!
 ともかく安さを求めるアナタに!」


信じられない光景だ。
まるで野菜でも売るように。
今晩の献立にでも薦めるがごとく、
人間が軽々しく売られている。

あり得ない光景に目を擦っていると、
一人の女商人が声をかけてきた。


「ほら、そこの小綺麗な身なりのお姉さん!
 どうだい?一人買ってみないかい?」

「……奴隷制度は全世界的に
 廃止の方向に向かってるはずだけど」

「はっは!馬鹿言っちゃいけねぇよ。
 あんなの先進国様が自己満足で
 やってるだけだろぉ?
 単なる言葉遊びじゃねぇか」

「あいつらが他国の移民を低賃金で
 使い潰してるのは知ってるぜ?
 『奴隷』と『労働者』。
 何がどう違うってんだい?」

「……ま、確かに違いはないかもね」

「だろ?この国じゃそんな建前は要らねぇ。
 素直な本音をさらけ出しなよ。
 で、誰か一人買ってけ。なに、損はさせないぜ?」


「「「買ってって!!」」」


明け透けな女の物言いに眉を顰める。
同時に、声を張り上げた少女達を見て
さらに眉間の皺が深くなった。

こんな幼い少女まで売り物にしているのか。
胸の内に膨らみ始めた不快感。
だがそれを些細な違和感が遮った。

なんだか妙だ。
奴隷という割には随分と表情が明るい。


「おねーちゃん!私、料理上手でお買い得だよ!」
「むっ、私は力が強いもんね!重労働もできるもん!」
「……私は世界三か国語の読み書きができますよ」


違和感がさらに膨らんだ。なんだこれは。
どうして売られる側が意気揚々とアピールしてくる?
そんなにここに居たくないのか?
よほど劣悪な環境に置かれているとか?

いやでも、その割には身なりが……そうだ。
奴隷にしては随分と小綺麗ではないか。


「……わからない。なんでこの子達は
 こんなに明るくて奇麗なの?」

「お、違いが判る口かい?流石だねぇ。
 この国の奴隷は他とは違うんだよ。
 こいつらはさ、『自分から所有権を売ってる』のさ」

「……自分から?」

「そ。他の国だとさ、奴隷側に選択権はないだろ?
 親に売られるなり悪党に攫われるなりして、
 自分の所有権がはく奪される。
 この国はそーゆーの禁止してるんだ」

「売るのはあくまで自分から。
 もちろん相手を選んだ上でな。
 まさにフェアトレードってやつさ」

「なら、貴女は何をしているの?」

「こいつらの価値を高める代わりに、
 売れた時にマージンをもらう。
 ちゃんとこいつら自身と決めた事さ」


成程。奴隷というよりは
就職斡旋に近いのかもしれない。
それなら彼女達のやる気も頷ける。


「……もしかして、1日だけ
 頼んだりする事もできる?」

「そいつはなしだな。言ったろ?売ってるのは所有権だ。
 こいつらを一生好きにできる権利さ」

「普通に可愛がるなり、労働力として確保するなり。
 もちろんセックスするのも有りだ。
 ……要らなくなって殺すのもな」

「……この子達に、そこまでの覚悟があるというの?」

「もちろんさ。というか、
 買われなきゃ最後には死ぬんだよ。
 なら、優しいご主人様に会えるって目に賭けた方が
 まだ望みがあるってもんだろう?」

「……」


ずん、と胃が重くなる。いくら明るく振舞ったところで、
結局はこの地も深い闇に覆われているのだ。

地理に明るい私ですら名前も知らない国。
なのに農耕も狩猟も工業の片鱗もない。
つまりは人的サービスのみ。
まさに人的資源のみが売りなのだろう。


「おっと、だからって同情で買うのは止めてくれ。
 こっちだってプロだからな。
 ちゃんと欲しい奴を買ってくれよ」

「……そもそも、私は
 一度も買うなんて言ってないけれど」

「だからこっちはプロなんだって。
 お前さんは買うね。そういう匂いをしてる」

「そもそもこの子達いくらなの?」

「値付けはこいつらが自分でやってるからな…
 バラバラだけど、まあ中央値は2万ガメルってとこだ」

「……微妙な値段設定だね」

「高い、って言わないあたり好感が持てるぜ」


2万ガメル。決して安い金額ではない。
例えば、安全が確保された中級宿の
1泊料金がだいたい50ガメルだ。
つまり、約一年間旅先で遊んで暮らせる金額だ。

おいそれと払える金額ではないだろう。
しかし、人間一人の値段と考えればどうだろうか。
健康で年若い少女の人生を買い取るにしては安過ぎる。


「で、持ってるかい?2万ガメル」

「……まあ」

「だよな!お前さん明らかに金持ちっぽいし。
 どうせ高レベルの冒険者かなんかだろ?」

「当たらずも遠からずだね」

「あんたなら引く手あまたさ。何なら10人くらい
 一気に買っていってもいいんだぜ?」

「流石にそこまでの手持ちはないし
 買うとは言ってないんだけれど」

「まーまー、そう言わずにさ。
 とりあえず一通り見てってくれよ!
 うちの自慢の『商品』をさ」


女は馴れ馴れしく肩に手を回すと、
自身の人間牧場に案内する。
私はなかば辟易しながらも、
仕方なく足を踏み入れた。



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バラックが立ち並ぶ界隈を歩いていると、
そこここで声を掛けられる。
どの声も明るくて瑞々しい張りがあった。


「お姉さん奴隷買いに来たの?私とかおススメだよ!」

「私達は姉妹なんです。セットだと2割引きにしますね」

「なんとアタシは魔法が使える!
 おねーさん冒険者でしょ?絶対役に立つと思うよ!」


極上の少女達。女が自慢するだけあって、
確かに品揃えはかなりのものだった。

どの子も皆美しい。そして生命力に溢れている。
何より酷く人懐っこい。
本当に奴隷なのかと訝しむほどに。


「……」


そんな中、我関せずを決め込む少女達も居る。
成程確かに、選ぶのはこちらだけではないらしい。

歩く事数分、やがて袋小路が私を遮った。
出会った少女は14人。
まあ一人のブローカーが抑える人数としては
そんなものだろう。

くるりと身を翻し、どう言い訳したものかと思案する。
品質が高いのは事実だが、だからと言って人を買う趣味はない。
とはいえここまで冷やかした以上、
それなりの対価は払うべきだろう。

なんて事を考えていた私の前に、
一人の少女が立ちはだかった。

小柄で痩身の女の子。
短く切り揃えられた茶髪の髪は、
ともすれば少年のそれを思わせる。
でもわずかながらに膨らんだ胸が
初見の印象を否定していた。

視線と視線が交錯する。
わずかに赤く目を濁らせた少女は、
私を見つめながら口を開いた。


「奴隷を買いに来たんですか?」


問い掛けに若干辟易する。
今日だけで同じセリフを何度聞いただろうか。
いけないとは思いつつも返す言葉に棘が混じる。


「違うよ。悪いけど単なる冷やかしなんだ」

「そうですか。なら、レンタルならどうですか?」

「……ん?ここで売ってるのは所有権だけと聞いたけど」

「基本はそうです。でも、それは売る子がそう決めてるだけ。
 一生の権利を売らないといけない決まりはないんです」

「滞在期間中、私を所有してみませんか?
 1日80ガメルです」


安い。素直にそう思った。
私自身買った事はないけれど、
おそらく売春宿で一晩女性を買っても
もう少しするんじゃないだろうか。


「ガイドとして使うのも有りだと思います。
 危ない道、安全な道、面白い道全部知ってます」

「もちろん、人恋しいなら肌も重ねますよ。
 それなりに自信があります。
 ……もっとも、経験はないので自己流ですが」


少女は薄く微笑むと、ちらりと赤い舌を覗かせる。
その笑みは酷く蠱惑的で、
ぞくりと背筋を震わせる何かがあった。

脳内に警鐘が鳴り響く。冒険者としての勘が告げている。
この子はどうも『危ない』と。
だが口を開く前に、能天気な声が静寂を切り裂いた。


「お、そいつに目をつけるとは流石だねぇ。
 うちでは一番の才媛だよ。その分値段も張るけどな!」

「それなんですが、とりあえず
 レンタルからという話をしてまして」

「はぁ?うちはレンタルなんかやってないだろ。
 それじゃ単なる娼婦じゃねぇか。
 自分を切り売りすんじゃねぇよ」


片眉を寄せるブローカーに対して少女が耳元に口を寄せる。
何かを耳打ちされた女は、頭をガリガリ掻きむしった。


「……ま、そういう事なら。んで、滞在期間って何日なんだ?
 流石に一日ってのはやめてくれよ?」

「……一応、一週間はいるつもりだけれど」

「じゃ、560ガメルだな。前金でよろしく」


女が「ん」と手を突き出してきた。
あれよあれよという間に商談が成立してしまったらしい。

まあ、どの道現地のガイドは調達する予定だった。
冷やかした詫びだと考えればいいだろう。

素直に金を差し出した。
女はそこから56ガメルを抜いて少女に渡す。
マージンは1割か。随分良心的なブローカーも居たものだ。


「じゃ、一週間こいつはアンタのもんだ。
 煮るなり焼くなり殺すなり好きにしてくれ。
 おい、アレ渡しとけ」

「はい」


女に促されて栗毛の少女は懐から何かを取り出す。
眼前に差し出された一枚の紙。
そこには歪んだ字でこう記されていた。


そう、『所有書』と。



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少女から渡された羊皮紙は、
まぎれもなくマジックアイテムだった。
本来の名は『血の誓約』。
書かれた内容にサインしたが最後、
契約を破ったら死が訪れる呪いのアイテムだ。


『         所有書
 
  私(    )はあなた(    )の
  所有物となります。
  私はあなたのそばを離れません。
  私はあなたの全命令に従います。
  私はあなたの命令に背いた場合、
   あなたが望むなら私は命を絶ちます。
  私があなたを殺そうとした場合には
   あなたを殺す前に命を絶ちます。     』


『ただし、期間は一週間です』と特約を書き加えた後、
少女は躊躇う事無く『私』の欄にサインする。

逆に私は躊躇した。渡された羽ペンを滑らせてよいものか。
こんな、どう考えても異常な契約に。


「ここに。あなたの欄に名前を書いてください」

「……貴女は何の疑問も抱かないの?
 これ、どう見ても80ガメルで交わす契約じゃないでしょ」


極端な話。もし私が
『契約期間中ずっと売春して売り上げを全部私に寄越せ。
 契約期間の最後に臓器を売るから自殺しろ』
とか言い出したらどうするつもりなのか。

そもそも『血の誓約』自体
1000ガメルはくだらないアイテムのはず。
一週間560ガメルでは原価すら回収できない。

わからない。この子は何を考えている?


「私も馬鹿ではありません。
 あなたが致命的な命令をしない人間だと
 わかっているからこそ契約するんです」

「出会って数分でそれがわかるとでも?」

「わかりますよ。私達は生まれてからずっと、
 人の顔色だけを伺ってきたんですから」

「それを事実だと飲み込んだとしても。
 このマジックアイテムの代金より安い理由は?」

「書いてくれたら話します」

「それ、つまりは裏があるって事だよね?」

「あったとして何か困りますか?
 所有書自体は正当なものですし、
 あなたが困る文面はありませんよね?」

「……」


言葉に詰まる。もし私がサインして窮地に陥るとすれば、
この証書自体に細工がある場合だろう。
だが、これが本当に『血の誓約』なら問題ない。
『血の誓約』は書面を覆すような細工を加えると、
その時点で効力を失うからだ。

後、考えられるパターンと言えば…
そもそもこれが単なる羊皮紙だという可能性。


「わかった。サインするよ」


いっそ、ただの紙である事を願いながら筆を走らせる。
名前を書き込んで数秒後、羊皮紙が仄かに黒く光った。

……これ、やっぱり本物じゃないか。


「これで契約成立です。
 私は晴れてあなたの所有物となりました」

「……じゃあ教えて。貴女はどうして、
 あんな安値でこんなバカげた契約をしたの?」


少女が嗤う。口角をにたりと押し上げるその笑みは、
本能的な恐怖を呼び起こすものだった。


「単純ですよ?所有される事そのものが目的です」


「私、『ポゼッション』ですから」


カチリ、と脳内でピースが符合する。
そして私は、自分がとんでもない過ちを犯した事に気づいた。



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『ポゼッション』


『所有』および『占有』の意味を持つ単語だ。
同時に『悪魔が取り付く事』や
『狂気に侵される事』を指す名詞でもあり――


――とある魔族の種族名でもある。


誰よりも深く他者を愛し、そして他者を求める悪魔。
この悪魔に憑かれた人間は、愛される事で正気を失う。
挙句の果てに、やがて自らも
その人外を病的に愛するようになる。


「命令する。今すぐあの市場に戻りなさい」

「残念ながらその命令は聞けません。
 契約上、私はあなたのそばを離れられませんから。
 矛盾する命令は無効です」

「……っ」

「ふふ、そんなに怖がる必要はないですよ?
 その気になれば、あなたはいつでも
 私を殺せるのですから」

「ただ、できれば一日は生かしてほしいですけれど」

「一日経てば私が正気を失うから?」

「違います。私の愛があなたに浸透するまで、
 少なくとも一か月はかかりますし」

「ならなぜ」


「単純ですよ。愛したいからです」


少女は寂しそうに目を伏せる。
細めた目には諦めの色が滲んでいた。


「私達が愛した人はなぜか狂気に囚われる。
 ただ愛したいだけなのに」

「壊したくなんかないんです。
 ただ、ただ、一途に無償の愛を。私の全てを捧げたい。
 所有されたいだけなんです」

「なのに、誰も私達を飼ってくれない。
 皆が皆遠巻きにして、関わる事を避けようとする」

「怖がられて遠ざけられるくらいなら、
 いっそ、『死ね』と命令された方がましなのに」

「……だから期間を設けました。一週間。
 あなたと私が全力で愛に溺れても、
 私の愛があなたを壊す事はありません。
 どうか、怖がらず私を所有してください」

「それも無理だというのなら…
 どうか、一日だけでも所有してくれませんか」


儚げに微笑む少女の顔に、胸が鋭い痛みを訴える。
愛したい、ただそう願う彼女を愛おしく思うのは、
すでに私が狂い始めているからなのだろうか。


「……貴女の言葉を信じていいのか迷う。
 だから命令させてもらうよ。
 もし今まで吐いた言葉が嘘なら撤回して」

「一切の嘘偽りはありません」

「……っ、他に、私に隠している事はない?」

「そうですね。隠している…に
 該当するかはわかりませんが。
 一週間後、あなたが受け入れてくれなければ
 私は大人しく死のうと思います」

「……なんで?」

「私達は愛する人をコロコロ変えられる程
 器用ではありませんから」

「……どうして、私なの」

「あなたが愛を求めていたから」

「……出会って数分でそれがわかるとでも?」

「わかりますよ。私は生まれてからずっと、
 人の顔色だけを伺ってきたんですから」

「愛を、求めている人を探すために」


硝子細工のように透き通った瞳。
大きくて丸いその瞳に、私の顔が映りこむ。
心の奥まで見通されるような感覚に、
私は思わず目を背けた。


「あなたからは孤独の匂いがします。
 それと、酷く悲しい絶望の匂いも」

「冒険者、なんですよね。
 喪ったんじゃないですか?」


刹那、脳裏によぎったのは『赤』。
血の滝がフラッシュバックする。
友だと『思っていた』者の悲鳴が木霊する。


「あなたに何があったのかは知りません。
 でも、直感で確信しました。
 あなたと私は『ぴったり』だって」

「一週間でいいです。私を、
 あなたの悲しみを癒す道具として
 使ってください」

「どうか、どうかお願いします」


やがて彼女は座り込み、頭を床に擦り付ける。
拒絶?できるわけがなかった。

今ここで私が拒めば、彼女は命を絶つのだろう。
『愛したかった』、そう泣きながら、
自らの喉笛を掻き切るのだろう。

それを無情に見過ごせるほど、
冷たくもなければ強くもなかった。

彼女の前に膝をつき、そっとその手を握り締める。
それがよくない選択であると気づきながら。


「わかったよ。ただ、約束して欲しい。
 一週間後、私が貴女を手放しても死なないで」

「……残念ですが、契約期間を超過する命令は
 受理できません」


死の宣告。彼女はそれを撤回する事はしなかった。
命を委ねられている。その事実が背筋を凍らせる。
でも同時に、わずかに胸に火が灯った気がして。
そんな自分に寒気がした。



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手を取り合って宿に戻る。
何をするでもなくただ寄り添いあった私達は、
お互いの身の上話に花を咲かせていた。


「はぁ…パーティーの皆に裏切られた上に
 自分を残して後は全滅、ですか」
「……まあ、あれを『裏切り』と言うのは
 流石に酷かもしれないけどね」


とある洞穴での採取依頼。

報酬的には私達がやるような仕事ではなかったけれど、
他に空きが居なかったから引き受けた。
実際モンスターも大した事なく、
あっさりと2時間くらいで任務は終わる――


――帰り道、竜が顔を出さなかったなら。


『ど、ドラゴン!?なんでこんなとこr――


全てを口から吐き出す前に、仲間の首がボトリと落ちる。
横一文字に薙がれたかぎ爪は、一瞬で命を一つ摘み取った。


『くっ!!』


防御は無駄と考えつつも、一歩前に躍り出る。
このパーティーの前衛は私を含めて二人だけ。
もう片方はすでに肉塊と化した。
私が身をもって盾にならなければ
パーティーは全滅するだろう。

固まっていたら炎の餌食になる。
前衛の私が持ちこたえる間に、
後衛が距離を取って魔法で援護する。

だから、後衛の仲間がひとまず逃げる事は
狙い通りではあった。

ただ。二つ誤算があった。


『皆、援護を――みんな!?』


一つは後衛が魔法を打たず逃げに徹した事。
そしてもう一つは……後衛が逃げこんだ洞穴こそ、
竜が財宝をため込んでいた宝物庫であり。
竜が私を無視して後衛を追いかけた事だ。


『助げっ、たずげでぇぇ゛え゛えぇ゛っっ!!!』


魔法使いの娘が竜に咥えられ、
そのまま体を噛み千切られる。
やがて悲鳴がぷつりと途絶え、
竜の胃袋に飲み込まれていく。

周囲に血のシャワーが降り注ぐ中、
私は体を動かせずにいた。

暗い、黒い感情が脳を染め上げる。
『助けて?』だと?
私を見捨てて逃げようとしたお前が言うのか?


頭では理解していた。実際あの竜は手に余る。
もし彼女達が私を見捨てず戦ったとしても、
全滅する可能性の方が高かっただろう。

ならばいっそ後衛だけでも逃げのびて。
後から遺体を回収しての蘇生に賭ける方が、
結果的にパーティー全体の生存率は
高かったのかもしれない。

だが、仮に彼女達の行動が
そんな論理に基づく結果だとしても。
私に与えた失望が覆るものではなかった。


『……』


悲鳴を上げて逃げ惑うかつての仲間に背中を向けて、
私は一人その場を離れる。
私を裏切らなかった男の亡骸を背負い、
断末魔の悲鳴を聞き流しながら。

竜は追ってこなかった。代わりに、
宝に近づいた愚か者を念入りに咀嚼する。
あれでは蘇生も不可能だろう。
私はそう結論づけると、
二度とこの洞窟に近づかない事を決めた。


「その、連れ帰ったもう一人はどうなったんですか?」

「蘇生を試みたけど失敗したよ。今はもうお墓の中」

「そして、私は一人ぼっちだ」


再び誰かとパーティーを組む気にはなれなかった。
私はただ失意のまま、あてもなく各地を放浪し。
結果、この地に足を踏み入れた。

奴隷商人の話に聞き入ってしまったのも、
根底に寂しさがこびりついていたからだろう。


思う。

言っても詮方無い事だけど。
もしあの時、あの場に居たのが奴隷だったなら。
私に身も心も捧げてくれるような、
私の所有物だったなら。

例えその身を犠牲にしてでも、
私のそばに居てくれただろうか。

なんて、考えた自分に呆れ果てる。
金で買われた奴隷など、それこそ
嬉々として逃げ出すに決まって


「私なら、あなたのそばを離れませんでしたよ」

「……読心術でも身につけてるの?」

「読心なんていりませんよ。
 それだけはっきり顔に出てれば」

「……割と無表情って言われる方なんだけど」

「なら、愛がなせる業って事にしておいてください」


愛……軽々しく吐かれるその言葉に自然と眉が寄る。
無論、彼女の言う愛は軽いものではないだろう。


でも。


「出会って1時間の私に愛…ね。貴女はさ、
 愛させてくれれば誰でもいいの?」

「まさか。誰でもいいなら、あんな
 場末のバラックで一人縮こまってません。
 その辺のお金持ちに近寄って、
 一か月ぴったりくっついてれば
 安泰じゃないですか」

「なら、どうして私?愛を求めてる人なんて
 いくらでもいると思うけど」

「自己評価が低いんですね。
 あなたほどの人なんて滅多に居ませんよ」

「どの辺が」

「自分で言ったじゃないですか。
 『前衛だからとりあえず前に出た』って」

「それ、相当異常ですよ。狂ってます。
 目の前で一人死んでるのに。
 逃げた他の人の方が普通です」

「今の話を聞いて確信しました。
 あなたの愛は私に釣り合う」


「やっぱり、あなたを選んでよかった」


彼女はにっこりと微笑み私の肩を抱き寄せる。
慈しむように、労わるように、
そして閉じ込めるように。

ぎゅうと私の肩を抱く彼女のぬくもりが
心地よくて仕方がない。

嘘偽りはないと言われたけれど。
愛が染み渡るまで一か月、
あれは本当に事実なのだろうか。

だって、私は、すでに、もう。
たった1時間しか経ってないのに――


――この子に、心を開きかけている。



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一週間はあっという間に過ぎ去った。


これといって目的もない私は、
彼女に導かれるままこの地を案内してもらう。

彼女は言った。この地はいわば
知る人ぞ知る隠れ里のようなもので、
奴隷売買のメッカなのだと。

そして、売られているのは人間ではない。
皆が皆、何かしら訳ありの魔族ばかりなのだと。


「普通の奴隷は居ないって事?」

「はい。何かしら裏がないと、流石に
 あの値段であの品質の奴隷は出てきませんよ」

「買い手になる相手も厳選してます。
 結界が張ってあるんです。
 心が優しい人、心に傷を負った人。
 適合する人だけが入れるようになってます」

「入り口は全世界各地にあります。
 だから毎日賑わってるんです。
 誰が考えたのか知りませんが、
 面白い仕組みですよね」

「どこか歪で悲しい生き物同士を繋げる異次元空間。
 それが、この隠れ里の正体です」

「それでも、買われていく子は、
 そんなに多くないですけど」


腕の中に包まれながら、彼女はよどみなく言葉を紡ぐ。
街は確かに賑わって、酷く活気に溢れていた。
あの場に居た全員が、心に傷を負っているのか。
なぜか酷く胸がきしんで、
腕の中の少女をぎゅっと抱き締める。


「世界的には、奴隷制度は撤廃方向にあるそうですね。
 それに異を唱えるつもりはありませんけれど」

「個人的には思います。誰かに一生所有されて、
 その人の事だけを考えているだけでいい」

「それって、すごく幸せな事なんじゃないかって」

「本人達が互いに納得してるならそうかもしれない。
 でも、その条件でいいなら、奴隷じゃなくても
 恋人とかでいいんじゃないかな」

「否定はしません。お互いに離れたら
 死んでしまうと思えるほどに愛に隷属できるなら」


目を細めてほほ笑みながら、少女は私の瞳を見つめる。
危うい赤を孕んだ瞳に、私の顔が映りこんだ。

初めて見た時には確かに恐怖を覚えたはずの笑み。
でも、今の私はそれを愛おしさに変換してしまう。


「私は幸せ者です。運命のご主人様と出会えず
 自ら命を絶つ子が多い中で、
 こうしてあなたに出会う事ができた」

「……それはこっちの台詞だよ」

「ふふ、今日でお別れなんですけどね。
 もしかして、期待しちゃってもいいんでしょうか」

「……一つ聞いておきたいんだけど。
 もし、貴女の力で狂ってしまうとして。
 それって、実際どんな風になるのかな」


彼女はきょとんとした表情を浮かべると、
次の瞬間クスクスと笑い出した。


「そうですね。まず具体的には、
 私を性的な目で見るようになります。
 雄か雌かなんてお構いなしに、
 私以外に発情できなくなります」

「そして、私以外どうでもよくなる。
 私に近づく者を殺したくなる。
 ずっと二人きりで生きていたいと思うようになる」

「私に好かれるためなら何でもする。
 死ねと言われれば喜んで死ぬ。
 そんなところですが、どうでしょうか」


彼女が笑った理由がわかった。単純だ。
大して今の自分と変わりないじゃないか。


「それなら特に問題ないね」

「そうですか?最初のあなたは随分と怯えてましたけど」

「なら、もう貴女に作り変えられちゃったのかもね」

「違いますよ。あなたが私の呪いと釣り合うくらい、
 私を愛してくれてるだけです」


微笑む少女の目に涙が滲む。
雫を舌でそっと舐めとると、そのまま頬に口づけた。


「そっか。じゃあ頑張らないとね。
 貴女の呪いに負けないように」

「はい。私も頑張ります。あなたの愛に釣り合うように、
 あなたに全てを捧げますから」


彼女がそっと目を閉じる。
互いに示しあうでもなく、お互いの顔が近づいて。
やがて唇が重なった。



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『や、やっと見つけた!!!』




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あれから数週間。寄り添う愛し合う私達の前に、
一人の女が姿を現した。

驚愕に目を丸くする。
そう。そこに佇んでいた隻腕のプリーストは、
かつて私が仲間と呼んだ者だったからだ。


「探したよぉ〜〜!まさかこんなところに居るなんて!」

「……こいつは驚いた。生きてるとは思わなかったよ」

「私だけは、なんとか、ね」

「それで、裏切り者が何の用でしょうか。
 もしかして逆恨みの復讐とかですか?」


私にしがみ付いたままの恋人が酷く低い声で唸る。
一緒に過ごしてから知ったけど、
彼女はかなりの高位悪魔だ。その気になれば、
人間のプリーストごとき一瞬で消し炭にできるだろう。
まあ、特に止める気もないけれど。


「ふえっ!?違うよ!やっぱり誤解してたんだ」

「……誤解?あの時私を見捨てて逃げた事かな?」

「そうだよ!私達は逃げたんじゃない!!」


横ではすでに詠唱が始まっている。
殺意の波動が空気を捻じ曲げる。
私はそれを手で制しながら、女に続きを促した。


「……言い訳くらいは聞こうか」

「言い訳するまでもないよ!
 私達が自分だけ逃げるつもりだったなら、
 転移魔法ですぐ逃げられたじゃない!!」

「……っっ!でも、支援魔法は」

「勝ち目なんてなかったでしょ!?
 最初から逃げの一択だったの!
 だから貴女も一緒に逃げてきてると思ったんだよ!」

「でも、貴女が私達を守るために一人残ったのに気づいた!
 そんな貴女を見捨てて逃げるわけにもいかないじゃん!
 どうしたらいいか考えてるうちに――


――あの子が食べられちゃったんだよ!」


頭の中が真っ白になる。


裏切り者なんて居なかった。居たのはただ、
パーティーを窮地に追い込んだ愚か者だけ。

私が一人残らなければ。皆と一緒に逃げていれば。
私達は一人を喪うだけで済んだ。


つまり。あの惨劇を作り出したのはわた


「そういう事を考える必要はありませんよ」


鋭い声が制止する。横を向けば、
彼女が爛々と目に炎を灯していた。


「私はその場に居ませんでしたけど。
 その時あなたが残らなければ、
 逃げる全員の背中をブレスが襲っただけだと思いますよ」

「裏切られてなかったのは何よりです。
 でも、今更それで悲しむのは無意味です」

「そんな事より、最初の問いに答えてください。
 ……お前は、私達の前に何しに来た」


突如として口調を変えた彼女を前に、
プリーストは怯えるように一歩後ずさる。
それでも、二歩以上引く事はなく、決死の表情で口を開いた。


「あの子を助けたいの。
 竜に食べられて死んじゃったあの子を」

「あの子はね、わたしの全てなの。
 修道院で一人ぼっちだったわたしを救ってくれた」

「誤解はもう解けたよね?あの子を助けるために、
 一緒にあの洞窟に潜って欲しいの」


プリーストの目が決意に燃える。
悲壮なまでの決意を前に、私達は二人顔を見合わせた。
気持ちはわかる。けど正気とは思えない。

だって。


「……その事件が起きたのっていつでしたっけ?」

「もう3か月は経つかな」

「しかも食べられて死んだんですよね?
 救いようがないじゃないですか」


なかば呆れるようにこぼす彼女。
至極まっとうな反論に、
それでもプリーストは食い下がる。


「……骨くらい残ってるかもしれないよ。
 欠片でもいい。あの子が少しでも残ってるなら、
 わたしが蘇生してみせる」

「現実を見てください。そんなので
 生き返るわけがありません。
 謎のクリーチャーを錬成して終わりです」

「それでも、それでもあの子はわたしの……!!」

「……どうやらもう手遅れですね。
 わかりました。じゃあこうしましょう」


言い終わるないなや、彼女は右手をプリーストにかざす。
刹那、目を覆う程の激しい劫火が僧侶の全身を包み込んだ。


「〜〜っっっ!!!!???」


息を吐くそばから空気が燃焼され、
悲鳴は声になる事なく音を消す。
数秒シルエットが踊り狂った後、
さらなる火炎に飲まれて見えなくなった。

さらにそこから数秒が経過する。
劫火が掻き消えた後、その場に残されていたのは
ほんの一握りのわずかな灰。
彼女は右手を下げた後、こちらを向いて口を開いた。


「お墓くらい作ってあげますか?」

「……なんで殺したの」

「片割れが先に死んじゃった同胞は、
 一思いに葬ってやる。それが私達の決まりです」

「同胞?」

「はい。あの人の目、完全に私達と同じでしたから」


悲壮な決意を灯した瞳。キラキラ眩く輝くそれは、
確かに狂気に染まっていた。
今、目の前で儚く笑う彼女と同じように。


「ポゼッションが死ぬ時は、心中しなきゃ駄目なんです。
 残された方は『ああ』なってしまうから」

「愛する者の死を受け入れられず、
 ただ死者を追い求める壊れものになってしまうから」

「私達の時は気を付けないといけませんね」


改めて思う。ああ、私はやはり道を踏み外したのだろう。
かつての仲間が無残に殺された事よりも。
実は裏切られてなかった事よりも。


いずれ『ああ』なってしまう可能性ばかりが脳裏をよぎる。


彼女に先立たれるくらいなら。
いっそ今手を取り合って
逝ってしまいたいとすら思ってしまう。


「別にそれでもいいですよ?」

「愛する人と二人で逝ける。私達にとって、
 これほど幸せな死に方はありませんから」


少女の右手が炎を纏う。
ああ、確かにそうできたらどれだけ幸せだろう。
美しい幕切れに心を揺らされつつも、
なんとか破滅願望を退けた。


「ううん、まだいいよ。貴女には、
 もっと幸せになって欲しいから」

「もっと、もっと私を愛する事を満喫して欲しいから」


少女が目を見開いた。彼女の瞳に私が映る。
小さなスクリーンに映し出された私の瞳は、
彼女と同じようにどろりと赤く濁っていた。

ああ。彼女は小さな吐息を漏らすと、
うっとりと恍惚に頬を染めながら。
ぽそりと一言呟いた。


「こちらの世界へ、ようこそ」



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『女』は暗闇の中目を覚ました。

薄ぼんやりと瞼を開くと、
視界に飛び込んでくるは自分の四肢。

今この瞬間、『女』は自分が『生まれた』事を悟る。
種族名はポゼッション。
誰かをただ盲目に愛する愛情の悪魔。

記憶――自分のものではない、
おそらく種族に刻まれた歴史を探る。
自分がなすべき事は何なのか、
どうやって生きればよいのか。
その生き方を模索する。

ああ、そうだ。あそこに行こう。
心に傷を負ったものが集う奴隷市場。
あそこなら、きっと自分が愛するご主人様に会えるはずだ。
『女』はふらふら歩き始める。
道はわからないけれど。

それにしても。どうして自分は、
生まれたばかりなのに片腕を欠損しているのだろう。

わからない。わからないけれど。
連れ合いになるご主人様は、
魔法使いがいいなと思った。


こうしてまた一匹、悪魔が市場をさまよい始める。
自らの狂った愛と釣り合うつがいを探し求めて。


(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2018年06月02日 | Comment(6) | TrackBack(0) | オリジナル百合SS
この記事へのコメント
なんか途中から久咲を読んでるみたいでした。
凄く面白かったです!
Posted by JACKfate at 2018年06月02日 11:03
絶対に疲れるししんどいだろうけど一度くらい自分もこんな夢を見てみたい気もする。
あの少女の前世はどんなんだったんだろ……。
Posted by at 2018年06月02日 15:22
お馴染みの夢で見たシリーズ。実はこのサイトで1番の楽しみだったりします
設定がスッと頭の中に入ってきて、それでいて管理人さんの趣向がポツポツと頭を出しているところが良いですね
Posted by at 2018年06月02日 16:32
愛の輪廻が狂って回る……ぞわぞわする世界だ、すごい夢を見ますね
この種族に成仏の概念はあるんだろうか、ひとり残されることが発生の因子なら、最初のひとつはもう絶対に取り返せないわけですし
Posted by at 2018年06月02日 22:07
先立たれるぐらいなら心中したいと思ってしまう。身も心も相手に捧げて、ただ愛する人に尽くしたいと願う、そんな深く仄暗い愛が大好きです。
ポゼッションとして生まれた子たちのどれだけが理想の主人に巡り会えるのか分かりませんが、みんな幸せになってほしいですね。
狂っていて、暗くて、でもどこまでも暖かい。いつも最高の作品を読ませて頂いてありがとうございます。
Posted by at 2018年06月03日 21:03
コメントありがとうございます!

>なんか途中から久咲を読んでるみたい
「特に意識したつもりはないけど
 なんでなんだろうね」
「共通点は多いと思いますよ?
 お互い心に傷を負っていますし」

絶対に疲れるししんどいだろうけど>
「絶対しんどいのでおすすめはしないかな」
「狙った展開を狙って
 見られるものでもないですしね」
「私の前世は夢にありませんでした。
 ちょっと気になりますね」

管理人さんの趣向>
「ありがとう。需要があるのかどうか
 結構不安に思いながら書いてるので
 こういう感想はとても嬉しいよ」
「趣向が含まれるのは……
 無意識下に刻まれているのかもしれませんね」

この種族に成仏の概念はあるんだろうか>
「発生条件は『愛した者に先立たれる』
 のようなので、想い人に巡り合えなければ
 かき消えるのだと思います」
「絶滅しそうで絶滅しない悲しい種族だね」

どれだけが理想の主人に巡り会えるのか>
「愛したいと泣きながら、自身の愛が
 相手を壊す事を恐れる種族なので、
 相手は慎重に選びます」
「本当の意味で結ばれる者は
 一握りも居ないみたいだ」
Posted by ぷちどろっぷ@管理人 at 2018年06月14日 20:51
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