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【咲-Saki-SS:菫照】菫「もしかして照は『かまとと』ぶっているのではないだろうか」【小ネタ】

<あらすじ>
『かまととぶる宮永照概念』というお題で書いた小ネタ。

<登場人物>
弘世菫,大星淡,宮永照

<症状>
注意。特に病んでいません。

<その他>
ようやく復帰できるのでリハビリがてら
30分くらいで即興ライティング。



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「もしかして照は『かまとと』ぶっているのではないだろうか」

「……は?」


虎姫ルームに来て開口一番、意味不明な供述をする菫先輩。
私こと大星淡は、思わず低い声で疑問符を投げ返すしかなかった。


「……もしかして照は『かまとと』ぶっているのではないだろうか」

「いやいや声は聞こえてるよ。内容が意味不明な事に対する『は?』だよ」

「もしかして『かまとと』の意味を知らないのか?
 『かまとと』いうのは、『蒲鉾はとと(魚)からできてるの?』と
 あえて無邪気な世間知らずに見せかけて相手の気を引く対応の事だ」

「ああうん、聞きたかったのはそこじゃないけどもういいや」


また『ぐぬ』でもこじらせたのだろうか。『ぐぬ』、別名テルー独占欲。
最近はいつもこの調子だ。自分の知らないテルの話を聞かされたり、
自分の中にある『宮永照像』との食い違いが発生するたびに、
すぐ『ぐぬ』って私達虎姫を巻き込んでくる。

仕方ない、またタカミと亦野先輩に頑張ってもらお……
ってもう居ないじゃん!ちょっと逃げ足速過ぎない!?


「で、どう思う淡。お前は照が『かまとと』だと思うか?」

「いやいや、菫先輩が知らないのに私が知ってるわけないじゃん」

「いや、お前はダークホース的なところがあるからな。
 私が知らない照の秘密を隠し持っていてもおかしくない」


『隠し持つ』と来たか。
ホント何なのそのテルに対する尋常じゃない執着心。
大丈夫?ちょっとヤンデレ入ってない?

心の中でため息をつくも、このままでは話が進まないので
乗っかってあげる事にする。


「で、なんでテルがカマトトぶってるって思うの?」

「いやな。この前照の奴と二人でドンキに行ったんだが。
 どうせ何も知らないだろうと、アダルトグッズコーナーに連れて行ったんだよ」

「何考えてんの菫先輩」

「で、無知ゆえに大人の玩具を平然と手に取る照を
 至近距離で観察しようと思っていたんだが……
 あいつ、ほんの一瞬頬をピンクに染めたんだよな」

「その後は私が予想した通り『何も知らないです』的な
 反応だったんだが……こいつ、本当は
 結構耳年増なんじゃないか、と思ってな」


どうしよう、思った以上に菫先輩がヤバい。
普通にセクハラで訴えられたら負ける案件だ。
そもそもテルの知識がどうであれ、
普通アダルトグッズコーナーに友達と二人で入るだろうか――
――あ、私この前亦野先輩と一緒に入ったや。
これはOK判定にしとこう。


「どう思う?」

「うーん。それだけだと何とも言えないなぁ」


だってドンキのアダルトグッズコーナーでしょ?
コーナー自体がどピンクでものっすごい妖しいし。
仮に知識がなくたって、いかにもSMですって感じのボンデージとか
穴あきショーツとか飾ってあるのを見れば、
そこがどういう場所かわかりそうなもの。


「それで耳年増判定はちょっとかわいそうなんじゃない?」


なんて考えを素直に伝えてみる。菫先輩も同じ意見だったのだろう。
特に否定する事もなく鷹揚に頷いた。


「確かにな。たった一つの疑惑だけで判定するのは好ましくない。
 やはり、追加検証が必要のようだ」


言いながら、懐から何かを取り出したるそれは
みんな大好きピンクローター。

って!


「なんでそんなもん懐に忍ばせてるの!?」

「とりあえずお前が相応の知識を持っている事は判明したな」

「セクハラで訴えるよ!?」

「まあまあ」

「ぐっ……菫先輩にそう諭されるとなんかすごい腹立つ!」

「お前ももう少し目上に対する態度ってものを考えた方がいいぞ」


ピンクローターの卵部分を弄びながら先輩面で窘めてくる菫先輩。
駄目だこの人、テルが絡んでくると常識が通用しない。
ていうか『それ』使用済みじゃないよね!?


「……で、そのローターをどうするの?」

「もうすぐ照がインタビューを終えて帰ってくる」

「テーブルの上には可愛らしいピンクローター。
 果たして照はどんな反応を示すかな?」

「訴えられたら完全に負ける奴だよ?」


とはいえ興味がないと言ったら嘘になる。
あのテルが顔を真っ赤に染めるというなら、私だって見てみたい。
はたまた嫌悪に眉を顰めるなら、その時は容赦なく
『それ、菫先輩の私物です!』って大声で叫んでやろう。


「というわけで隠れるぞ。これでお前も共犯だ」

「菫先輩って、こういうイタズラをたしなめる立場の人じゃないの?」

「照の情報のためなら道理だって引っ込めるさ」

「全然かっこよくないからドヤらないで」


わちゃわちゃ問答しながらも、結局は二人でクローゼットに隠れる。
程なくして入口の扉が開き、現れたるはお菓子を大量に買い込んだテル。
果たして、テルの反応やいかに――?


「……何だろう、コレ。まあいいか」


きょとんと首を傾げたテルは、特に気にするでもなく
そのままテーブルの横にお菓子袋をどさりと乗せる。
そして我関せずとばかりにお菓子を食べ始めた。


『おい見たか淡。あいつ全然動じなかったぞ』

『うん。あれは本当に知らないんじゃないかな』


もちろん、演技で知らないふりをしてる可能性は残る。
とは言え、私の真横で凝視している顔面ソムリエを欺くのは至難の業だ。
シロ判定と見ていいだろう。


『よかった。本当によかった。
 誰かに性的な知識を教えこまれた照は居なかったんだな……!』


こっちの先輩は完全にクロ判定だけどね。



◆ ◇ ◆



そんなこんなで払拭されたテルのカマトト疑惑だったけど。
この事件がさらなる事件を呼ぶ事になった。
例によって虎姫ルームには私一人。次に入って来たのはテルー。
テルは入ってくるなり開口一番、こんな言葉を吐き出した。


「もしかして、菫って結構変態なんじゃないかな???」

「この前、なんかピンクのブルブル震える卵みたいな機械を
 執拗に押し付けられたんだけど」


ああうん、その疑惑なら即答できるよ。
間違いなく変態です!

(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2019年03月07日 | Comment(1) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
淡ちゃんツッコミに回るのなんか草
ところで亦野先輩と入ったというのはどういう…
Posted by at 2019年03月08日 03:01
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