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【咲-Saki-SS:花姫】花田「二十歳になる貴女へのプレゼント」【ラブホ女子会】【R18】

<あらすじ>
大学に進学してはや2年。
晴れて二十歳になる鶴田姫子が、
親友である花田煌にねだったもの。
それはラブホ女子会でした。

<登場人物>
鶴田姫子,花田煌

<症状>
・ラブホ女子会
・ヤンデレ要素は多分ありませんご注意を。

<その他>
・とある人の誕生日に贈るエロSSです。お題は以下。
 『花姫ラブホ女子会概念ください』

・ド直球に性的な表現を含みます。
 苦手な方や未成年の方は読むのをお控えください。



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初めて入ったラブホテルは、
親友の女の子とでした。



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「へぇー、ラブホってこがんなっとっやねー」


玄関の扉を開けるなり、
出迎えてくれたのは天蓋付きベッド。
少し奥に視線を向ければ、
バラの花弁を散りばめたフラワーバスが。
奥にある洒落たテーブルには、
2客のワイングラスと
冷やされたシャンパンが置かれています。

別世界。そう、ほんの数分前
歩いていた繁華街とはまるで違う光景が、
私の目の前に広がっていました。


「ひ、姫子。恥ずかしいからあんまり
 キョロキョロしないでよ」

「なんば言いよっと。むしろ、
 こがん機会でもなかぎ観察できんやろ?」

「そ、それはそうだけど……」


まるで物怖じする事なく、
興味津々にあたりを見回す姫子。

対して私は、頬が熱く染まっていくのを感じながら、
ひたすら平静を装うので精いっぱいでした。



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事の起こりは3月17日。
姫子の誕生日まで後10日切った時まで遡ります。


「ねえ姫子。何か欲しいものとかある?」


プレゼントの希望を聞くつもりだった私に、
放たれた言葉はこうでした。


「ラブホ女子会」

「え、えぇ……」

「ラブホ女子会!」


口角を下げドン引きの意を表明するも、
キラキラと目を輝かせる姫子には通じません。


「ほら、もうすぐ私も二十歳やん?
 ラブホ女子会できっとよ」

「ずっと前から狙っとったけん……
 今更逃げっとかなかよね?」

「うっ」


その言葉に偽りはなく。実際姫子はかなり前から、
私を『これ』に誘っていました。

インスタジェニック?と言うのでしょうか、
SNSで流れてくる煌びやかな光景を前にして、
流行に敏い姫子が食いつかないはずもなく。

『行きたか行きたか!』
そう姫子が駄々をねだるたびに、
私はこう返してきたのです。


『ラブホ女子会って未成年禁止でしょ?』


つまり、過去のツケを清算する時が
来てしまったわけで。

私はただただ、姫子が嬉々として
ラブホテルを予約する様を
見守るしかなかったのでした。



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ラブホ女子会。
それ自体は普通の女子会と変わりません。

ただ会場がラブホテルというだけ。
さらにホテル側もいかがわしさの払拭には腐心しており、
『ちょっとリッチな会場を貸切ろう!』
くらいの気軽さで開催されているようです。

少人数で行われる事も珍しくはなく、
『親友と二人きり』なんてパックも
普通に用意されています。


(……それでも戸惑いを隠せないのは、
 私が『よこしま』だからなのかな)


今、姫子がぼふぼふと寝心地を確かめている天蓋ベッド。
でもそのベッドは、誰かが睦事に励んだ場所で。
いくらシーツが新品だとしても、
ベッドには誰かの汗や、その、はしたない蜜が
たっぷりしみ込んでいてもおかしくないわけで。

もっと言えば。ほんの数時間前に、
誰かがこの部屋で『シていた』かもしれないのです。


「……っ」


耐えきれなくなり視線をずらせば、
枕元にあるティッシュ。
その傍らにはごくごく自然に
コンドームが忍ばせてあります。

いくら女子会と謳っても、結局、
ここは『そういう』場所なのです。
その事実から目を背ける事は
できませんでした。


なのに。


「花田ー。一緒にお風呂入っとよー」
「はいいい!?」


動揺しているのは私だけ。
姫子は私の気持ちなどおかまいなしに、
どんどん話を進めてしまいます。


「さ、流石にここは別々の方が
 いいんじゃないですかね!?」

「はいはい、そがんなんはよかけん
 さっさと脱ぎんね?」

「女子会やけん恥ずかしがる必要なんかなか。
 そいとも――」


「花田、私んこと『意識』しとると?」


にまり。妖艶に微笑みながら覗き込む姫子。
その瞳に捉えられた瞬間、
ぞわりと甘い痺れが下腹部を襲い、
じわじわと熱で疼いてきます。


ああ、姫子はいつもこうです。


こちとら友達・親友の関係を壊すまいと、
必死で劣情を押しとどめていると言うのに。
こっちの気も知らないで、
誘惑めいた事ばかりしてくる。

無論、それは信頼から来る甘えなのでしょう。
姫子はからかう相手を選ぶ子です。
私なら安心してじゃれあえる、
危険な事にはならないと。
そう信じてくれているのでしょう。
なんて、完全に読み違いなわけですが。


「ああもう、わかったから早く入るよ?」


長引かせたらかえって危険。
私はそう判断し、乱雑に服を脱ぎました。
帯び始めてしまった熱を、
姫子に気取られないように、
背中を向けて隠しながら。


「……」


だから気づかなかったのです。
姫子が、私の肌を
舐めるように凝視していた事に。



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何気ない顔で湯舟をあがり、
バスローブで肌を覆ってほっと溜息。

無事、最大の難関を
乗り越える事ができました。
入ってる最中、『緊張し過ぎやろ』なんて
苦笑いこそされましたけど。
『入りたてで、場の雰囲気に飲まれてるの』、
そう返せば不審がられる事もありませんでした。


結果として、最初にお風呂に入ったのは
正解だったのかもしれません。

時間が経過すればするほど、
体はあさましく反応していた事でしょう。
そんな昂った状態で、姫子に素肌を晒されていたら。
きっと、自分を押さえられなかったに違いありません。


「そいぎ、次は乾杯しゅぅ!」
「いいね!花田煌、不肖ながらお相手しましょう!」


山場を乗り越えたせいでしょうか、
心に余裕が生まれてきました。
シャンパンを高らかに掲げる姫子に、
意気揚々と乗っかる私。

それこそが落とし穴である事に気づきもせず。
私達は杯をカチンと鳴らし、
アルコールを流し込んだのです。



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後から思い返してみれば、
不穏な要素がてんこ盛りでした。

初めてのラブホ女子会、誕生日に二人きり。
そして何より、人生初めてのお酒。

そう、今更明かすのもなんですが。
二人とも、これが初めての飲酒だったのです。

去年の10月。一足先に二十歳となった私に、
姫子はこう言い放ちました。


『花田だけお酒飲むとは許さん。
 私が二十歳になるまで花田も禁酒!』


健気な私は、姫子の言いつけを
しっかりと守ってきたわけで。
自分がお酒を飲んだらどうなるか、
確かめる事なくこの日を迎えていたのです。


「「かんぱーい!」」


結論から言ってしまえば、
二人とも大崩れはしませんでした。
ただ気持ちが大きくなっただけ。
いえ、だからこそ問題だったのかもしれません。


「お、花田イケる口やん。そいぎもう一杯」

「あ、姫子は主賓なんだから私が注ぐよ。
 ほらグラス出して?」


女子会という事もあり、飲みやすいお酒が
用意されていたのも一因だったでしょう。
私達はジュースを飲むように、
注いでは飲んでを繰り返します。


「やー、花田もやっと調子出てきよったねー。
 さっきまで、借りてきたネコみたいやったけん」

「そりゃあ、ラブホテルなんて緊張するでしょ」


お酒は私の緊張をほぐしてくれました。
それと同時に、理性もごっそり削いでいきます。
そう、失うべきではなかった抑制を。


「そうけど所詮は女子会やん。そいとけ花田、
 いかがわしい事ば考えとったやろ?」

「それが普通でしょ。今座ってるこのソファーだって、
 誰かがシた後かもしれないんだよ?」

「あー、『シた』って何ばですかねー?」

「えぇ、そこツッコミ入れる?」

「こがん場所やなかぎできん話やし。
 ほれほれ、ナニシたと思っとっと?」

「そ、そりゃあ……その。えっち、でしょ」

「はー!聞きよったですか!花田ん奴が
 『えっち』言いよったとですよ!えっち!!」

「姫子だって大声で言ってるでしょ!?」


けらけらと笑いながら絡んでくる姫子。
私も頬を膨らませつつも、でも嫌な気分じゃなくて。
徐々に卑猥さを増す会話にも、
奇妙な心地よさすら感じていました。


「いやー、『聖女』からそがんな言葉聞けっとは」

「え、何それ。聖女?」

「花田んあだ名やけど。知らんかった?」

「初耳だよ……なんで私なんかが聖女なんだか」

「いっつも丁寧語で品行方正やったけん。
 みんな花田にだけはエロか話振らんように
 気をつけとったし」

「ええー、何それショックなんだけど。
 私だってそっちの興味くらいあるってば」

「そいない、一人えっちとかの経験もあっとですか!?」

「なんで急に丁寧語!?って、そんなの
 普通人に聞く事じゃないでしょ!?」

「ちなみに私はあっとです!」

「ちょ!?」

「はい、私は白状したけん。
 話すまで逃がさんとですよ〜?」


にまーっと、意地の悪い笑みを浮かべながら
にじり寄ってくる姫子。
二人用のソファー、絡みつかれたら
逃げ場なんてあるはずもなく。
あっさり抱き着かれてしまいました。

『ずいっ』と姫子の顔が近づいてきます。
お酒が入って上気した頬は、
ほんのりとピンクに色づいていて。
とろんとだらしなく潤んだ瞳は、
情事を思わせるほどに艶やかでした。

普段であれば、理性が
警鐘を鳴らしてくれたのでしょう。
でも、お酒が判断力を鈍らせて、
場の雰囲気が多少の淫らさを
肯定してしまいます。

そして何より。『初めて姫子と猥談を交わす』、
そのあまりに魅力的な展開に、
脳は甘く痺れていました。

だから……つい。踏み込んでしまったのです。


「……あるよ」

「へ、本当に?」

「だ、だから、あるってば……一人えっちでしょ?
 そのくらい私だって、その、シてるよ」

「へぇぇぇ……へぇぇぇぇぇ」

「ちょ、ちょっとやめてよそのしたり顔」

「いや〜、だって花も恥じらう花田とですよ?
 そん花田が、一人でシとるなんて聞かさるっとか……」


「コーフン、すっとやん?」


ゾクゾクゾクッ。細めた瞳に覗きこまれて、
思わず腰が震えました。
ぞわぞわと、正体不明のさざ波が体をよじ登ってきて、
自然と呼吸が浅くなります。

それはお風呂に入る前にも感じた衝動。
でも、あの時とは決定的な違う点がありました。

それに抗うべき私の理性が、
とうに蕩けてしまっている事です。


「……姫子、私で興奮しちゃうの?」


禁忌に足を踏み入れている、
その自覚はありました。

でも、それすらキモチよかったのです。
背徳を悦びに変換し始めた私は、
もう自分では止まれなくて。
なのに。姫子はさらに
追い打ちをかけてくるのです。


「も一つ白状せんば……私、花田ん事
 『オカズ』にした事あっけん」


じゅわりっ。

お腹の奥から熱い何かが湧き出して、
トロリと垂れ落ちていくのを感じました。

脳が桃色に埋め尽くされていきます。
五感で感じる何もかもが、卑猥で淫らに感じられて。
さらに堕ちて行きました。


「わたしも……ある、よ。
 姫子の事考えて、シちゃった、事」

「何回も、ある」


ついに言ってしまいました。
絶対隠し通すべき秘密を、あろうことか本人に。

それも、浅ましい期待を胸に秘めながら。


「へぇ……」


舌を舐めずり笑う姫子。
その顔はもう鼻先まで近づいていて、
吐息が顔にかかります。

その時初めて気づきました。
いつの間にか、自分が押し倒されている事に。

もぞり。姫子の脚が、私の股を
割るように押し入ってきます。
太ももを覆うバスローブは、
外敵の侵入なんて一切防いではくれません。
するすると、姫子のふとももが
脚の付け根まで到達して……

ぬちゅり。

『そこ』に密着した姫子の肉は、
私の『そこ』が、すでにどうしようもなく
滑っている事を伝えてきました。


「んんっ……」


もっとも、脳を肉欲に支配された私は、
それに羞恥を覚える事もなく。
むしろ浅ましく、ねだるようにくいくいと、
はしたない秘部を押し付けて。
姫子のきめ細かいすべすべの肌に、
淫らな蜜をたっぷりと塗りつけてしまいます。


「花田、けっこうエロかったんやね」

「……姫子が焚きつけてくるからでしょ」

「あはは。そいない、責任ば取らんとやね」


言いながら、姫子はさらに密着してきます。
私の太ももにも、姫子の脚の付け根が触れて、
姫子の方も、もうぐちょぐちょに
濡れている事を知りました。

その事実にまたも蜜を垂らしていると、
姫子の唇が近づいてきて――


「んっ……」


唇と唇が触れました。

それは私のファーストキス。
でも、姫子はそれを可愛らしいライトキスで
終わらせるつもりはないらしく。
そのまま唇を食み、舌を這わせて、
ぬるりと舌を押し入れてきました。


「んっ、んっ……はぁっ……!」


初めて味わう舌の感触。
ぬるぬると熱くて卑猥な感触に、
脳が焼け付いて真っ白になっていきます。

無我夢中で舌を吸い、時には姫子の唇に挟まれて。
ようやく姫子が離れる頃には、
舌に濃厚な糸の橋が架かるほど
行為に溺れてしまっていました。


「はぁっ……はぁっ……」

肩で荒い息を吐きます。
朦朧として思考が定まりません。
全身がヒクヒクと痙攣して、
ぐったり弛緩しています。
体中の骨が熱でどろりと溶けてしまったような、
そんな錯覚にすら陥りました。


「花田……麻雀やと飛ばんのに、えっちやと
 こがんあっさり飛ぶんやね?」

「へ……?い、いや、まだイッてませんよ?」

「イッとるようにしか見えんばってん……
 そんないば、手加減は必要なかね?」


ちろりと小さく舌を出し、
小悪魔めいた微笑みを見せる姫子。

そしてそのまま、姫子は
バスローブに手を掛けて――

本格的に、私を貪り始めたのでした。



--------------------------------------------------------



たっぷり鳴かされ、蜜を吸われては掻き出され。
ようやく解放された時には、
誕生日はもう終わっていました。


「ご馳走様。最高の誕生日プレゼントやった」

「……言わなくていいってば」


汗ばんだ体をベッドに投げ出し、
そんな睦言を吐き出しつつも。
少しずつ理性が戻ってきて、
後悔の念が襲ってきます。

親友と閨を共にしてしまった。
それも、相手には恋人が居るというのに。
どんなに言い訳を連ねようとも、
決して許される事はありません。

咎人に堕ちてしまったのです。
なのに。気落ちする私とは対照的に、
姫子は笑顔のままでした。


「悩み過ぎやろ」

「……姫子は後悔してないの?
 白水先輩を裏切ったんだよ?」

「あはは。花田はやっぱい聖女やんな」

「……どういう意味?」

「私が部長ん事裏切るはずがなか。
 つまり、こいは部長も周知って事さ」

「えぇ!?」


姫子は語り始めます。

白水先輩だけでなく、私にも劣情を抱いていた事。
それが白水先輩に露見した事。
そして二人で話し合った結果――


――私を、『ペット』にすると決めた事。


「……わ、私に拒否権はないの?」

「なかよ?そもそも花田、
 私ん事もう拒絶できんやろ?」


にたり。薄目で微笑む姫子の瞳は、
獲物を捕らえた猛獣のそれで。
射すくめられた私はただ震えて、それでいて、
体を甘く痺れさせる事しかできません。


「……本当、最高のプレゼントあいがとうな。
 花田ん一生、大切にすっけん」


おそらく姫子の言う通り、もう手遅れなのでしょう。
ペットとして一生飼われる、
そう宣言されたにもかかわらず。

私の秘部は熱く疼いて、新たな蜜を
吐き出し始めたのですから。



--------------------------------------------------------



親友の誕生日、二十歳にあげたプレゼント。
それは私の一生でした。

この日、人間としての一生は終わりを告げて、
ペットとしての人生が幕を開けたのです。


(完)
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posted by ぷちどろっぷ at 2019年03月17日 | Comment(4) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
ヤンデレ要素はなかったが『ペット』はあった。…なんか基準が麻痺してるー!?
Posted by at 2019年03月18日 08:43
ごちそうさまでした!
ペットになった後の話も気になりますね
そして、ペットはヤンデレではないと…ふんふむ…
Posted by at 2019年03月18日 09:33
久しぶりに読みに来ましたがまさかまた入院されていたとは!退院おめでとうございます!
やはりどの作品も私の性癖にどストライクでありがたいです!
Posted by at 2019年03月20日 23:10
ヤンデレ要素はなかったが『ペット』はあった>
姫子
 「ペットは普通やろ」
煌「哩姫基準で考えられても困るんだけど」

ペットになった後の話>
哩「こん積み重ね」
姫子
 「こん積み重ね」
煌「そんな経験は積み重ねたくないですよ!?」

また入院されていたとは>
怜「ありがとなー。ちゅうか
  毎年2〜3回は救急車やしなぁ」
竜華
 「常連みたいに言うのやめ」
Posted by ぷちどろっぷ(管理人) at 2019年03月30日 11:49
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