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【咲-Saki-SS:久咲】『沈む、深く、深く。』【ヤンデレ】【狂気】【共依存】
<あらすじ>
短いお話なので無し。
<登場人物>
竹井久,宮永咲
<症状>
・ヤンデレ
・狂気
・共依存
・異常行動
<その他>
・若鶏にこみさん(Twitter:@tori_nico2)からいただいた
(交換条件で強奪した)
ブログ用ヘッダがあまりに素敵だったので、
後付けで小ネタのSSをくっつけたものです。
--------------------------------------------------------
部長の目から光が消えた。理由はよくわからない。
事件があった記憶はない。でも、その虚ろな瞳は、
確かに何かを喪っていた。
「あの、部長。何かあったんですか?」
「別に何もないわよ?」
部長は何も語らない。この人はいつも本音を隠す。
喜色は素直に表すけれど、辛い思いはひた隠し。
でも。そんな嘘が通るほど、もう関係は浅くなかった。
「嘘ですよね。だって部長、苦しんでます」
「……はぁ。咲は本当にわかっちゃうのね」
「はい。『あの時』だってそうでしたから。
だから隠さないで教えてください。
もしかしたら、力になれるかもしれません」
部長は淡く微笑んだ。その笑みは仮面ではなく、
でもだからこそ、あまりに儚く危ういもので。
私は思わず目を見張る、心の傷が見えた気がした。
「嘘はついてないのよ? ないの。……本当に、何も」
それ以上は告げる事無く、部長は一人で去っていく。
後に残されたのは私一人。体の震えが止まらなかった。
理解できてしまったからだ、部長を蝕む絶望を。
そうだ……今の部長には、『何もない』。
◆ ◇ ◆
中学時代、部長の家庭は崩壊した。
受けた影響は甚大。志望校も、生き甲斐の麻雀も失った。
それでも部長は笑顔を絶やさず、希望を捨てず歩き続ける。
『インターハイ出場』に向け、たった一人。
悲惨だったと聞いている。廃部寸前の麻雀部、
勧誘しても効果はなくて、みんなどんどん辞めていく。
めげても励ます人すら不在、そんな中独り耐え続けた。
努力はやがて花開く。1年後には染谷先輩、2年後には私達。
そしてついに団体戦で、全国への切符を掴んだ。
それだけの偉業を成し遂げて、部長の手元に残った物は、
ただ幸せな『過去の思い出』。
部長は『ゴール』してしまった。
だから今は『何もない』。夢も希望も苦しみも、
居場所も目標も何もかも。
次はインカレが待っている? もしくはプロ麻雀界?
いっそ別分野で心機一転? 軽くそう言えるのは、
怠惰に生きてきた人間だけだ。
積み上げたものを奪われる、その苦しみを知らない人だけ。
部長の居場所は『ここ』だった、清澄高校麻雀部。
それですら、中学時代居場所を奪われた部長が、
必死に瓦礫の山から積み上げたもの。
今部長は引退し、卒業して独り『ここ』を追われる。
そして――誰も追い掛けてはくれない。
それが『普通』なのだろう。出会いと別れは背中合わせ。
誰かを切り捨て過去にして、素知らぬ顔でまた出会う。
それをできるのが『普通の人』で、でも部長は『普通』じゃなかった。
(だとしたら、部長は卒業後――)
ゾクリと背筋が小さく震える。
思い描くは夕焼けの湖。紅と蒼の境界で、
ゆっくり沈む部長の姿。揺蕩う部長の瞳は虚ろ、そこには何も映らない。
ブルリと内腿が甘く震える。
その光景を見たいと思った。どんなに美しいだろう。
気づく、自分の異常性に。ああ、私は今興奮している。
ああ、願いが叶うなら、誰も彼女を救わないで。
そして虚ろな瞳を湛え、かの湖に沈ませて。
きっとそうなる事だろう。なぜなら私は知っている、
この世に神は存在するのだ。残酷で無慈悲な神様は、
嘲笑いながら人を地獄の運命へと突き落とす。
私はそれを、『実体験で』知っていた。
◆ ◇ ◆
数ヶ月の月日が流れ、部長は笑顔で部室を去った。
誰も救えなかったのだ、仮面の笑みすら見抜けなかった。
そして部長は姿をくらます。誰にも行方を告げる事なく。
私だけが知っていた。だって尾行していたから。
私の期待通りなら、部長はきっと、このまま、そのまま――。
陽が沈む。湖は真っ赤に染まり、『血を流している』ようだった。
部長は静かに水に浸り、ゆっくりゆっくり沈んでいく。
「部長」
声を掛けた。部長はわずかに動きを止めて、
でも振り返らずに沈んでいく。
胸の鼓動が早くなる。興奮で呼吸が浅くなり、
頬に熱が溜まっていった。
「待ってください、部長」
「いやよ」
部長は歩みを止める事無く、もう膝下まで沈んでいる。
私も迷わず踏み出した。『ぐぢゅり』、靴に汚水が浸透していく。
「何しに来たの」
「部長を引き留めに」
「望んでないわ。貴方ならわかるでしょう?
今の私には何もない」
「はい、わかってます。今の部長は空っぽです」
追い掛ける。さらに一歩を踏み出した。膝下までが水に浸かる。
3月の湖は酷く冷たい、命の危険を感じるほどに。
「わかってるなら放っておいて。
ここで連れ戻してどうするの?」
「どうせその後私を捨てて、みんなと仲良く暮らすんでしょう?
私のいない『清澄高校麻雀部』で」
追いついた。部長は腰まで沈んでいる、
半身は千切れてもう見えない。至近距離で見て心が震えた。
ああ、ああ。本当に空っぽだ。
あの時夢見たそのままに、瞳は虚ろで壊れている。
思わず掌を重ね合わせた。部長は抗う事もせず、
でも握り返す事もない。ただただ添えて為すがまま。
冷たくかじかみ震える指が、どうしようもなく愛おしい。
思わず頬が緩んでいく、恍惚に溺れ目を細めた。

「捨てません。私は部長についていきます」
「学校はどうするのよ」
「退学しました」
部長の顔に変化が生まれた。
信じられないとばかりに目を見張る。
そうです、私を見てください。空っぽになったその器を、
全部私で埋めてください。
「部長と一緒に堕ちていきます。
このまま『沈みたい』ならそれでもいいです、
一緒に沈んじゃいましょう」
「でも、どうせなら――私に部長をくれませんか?」
注げ、満たせ、流し込め。疑問の余地を与えるな、
全てを私で侵して見せろ。そしたら部長は逃げられない、
『一生私のもの』になる。
『チャンス』なのだ。こんなに美しくて、
こんなに危うくて、こんなに愛おしい人を
一方的に独り占めするチャンス。二度とこんな好機は来ない。
「……本気で言ってるの?」
「もちろんです。だって、部長は要らないんですよね?
他の人も要らないみたい。でも私は欲しいです」
「例えこのまま死んじゃっても、
部長が手に入るならそれでいい」
部長の顔がくしゃりと歪む、たまらずそのまま抱き寄せた。
ああ本当に愛おしい。誰より強くて頼もしく、誰より弱くて危うい人。
だからこそ、私は部長がどうしても欲しい。
「本当に、私で、いいの?」
違う、部長でなければ駄目なのだ。
『普通の人』はもう要らない、いつか私を捨てるから。
脆い人がいい、私と離れたら壊れてしまうような人が。
「部長だから、欲しいんです」
微笑み そっと口付ける。
部長は涙を溢れさせ、私の胸に顔を埋めた。
そして私達は沈んで溺れる。二人で作り上げた世界の海で。
さあ、幸せになりましょう?
--------------------------------------------------------
というわけでずいぶん昔に描いたままだった
ブログのヘッダをようやく更新しました。
ちょっとした理由で若鶏にこみさんに
久咲絵描いてもらえる事になってたので、
ブログのヘッダを描いてもらう事に。
一応原案として軽く絵のイメージは伝えたのですが、
ここまでブログぴったりの絵を描いてくださるとは
思いませんでした……
どこか危うく倒錯した竹井久さんといい、
どこか恍惚に目を細める宮永咲といい、
両者とも、とても水中に沈みゆく者が浮かべる表情ではなく、
穏やかだからこそ狂気が漂っていて素敵です。
血の赤が混じった海の色も素敵ですね……
そんなわけであまりに素敵だったので、
思わずSSをくっつけてしまいました
(ご本人から『後付け』の許可はいただいてます)
ヘッダ見る度やる気出ますね、これはもう
ブログ閉鎖までヘッダ変えないかも……
若鶏にこみさんありがとうございました!!
短いお話なので無し。
<登場人物>
竹井久,宮永咲
<症状>
・ヤンデレ
・狂気
・共依存
・異常行動
<その他>
・若鶏にこみさん(Twitter:@tori_nico2)からいただいた
(交換条件で強奪した)
ブログ用ヘッダがあまりに素敵だったので、
後付けで小ネタのSSをくっつけたものです。
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部長の目から光が消えた。理由はよくわからない。
事件があった記憶はない。でも、その虚ろな瞳は、
確かに何かを喪っていた。
「あの、部長。何かあったんですか?」
「別に何もないわよ?」
部長は何も語らない。この人はいつも本音を隠す。
喜色は素直に表すけれど、辛い思いはひた隠し。
でも。そんな嘘が通るほど、もう関係は浅くなかった。
「嘘ですよね。だって部長、苦しんでます」
「……はぁ。咲は本当にわかっちゃうのね」
「はい。『あの時』だってそうでしたから。
だから隠さないで教えてください。
もしかしたら、力になれるかもしれません」
部長は淡く微笑んだ。その笑みは仮面ではなく、
でもだからこそ、あまりに儚く危ういもので。
私は思わず目を見張る、心の傷が見えた気がした。
「嘘はついてないのよ? ないの。……本当に、何も」
それ以上は告げる事無く、部長は一人で去っていく。
後に残されたのは私一人。体の震えが止まらなかった。
理解できてしまったからだ、部長を蝕む絶望を。
そうだ……今の部長には、『何もない』。
◆ ◇ ◆
中学時代、部長の家庭は崩壊した。
受けた影響は甚大。志望校も、生き甲斐の麻雀も失った。
それでも部長は笑顔を絶やさず、希望を捨てず歩き続ける。
『インターハイ出場』に向け、たった一人。
悲惨だったと聞いている。廃部寸前の麻雀部、
勧誘しても効果はなくて、みんなどんどん辞めていく。
めげても励ます人すら不在、そんな中独り耐え続けた。
努力はやがて花開く。1年後には染谷先輩、2年後には私達。
そしてついに団体戦で、全国への切符を掴んだ。
それだけの偉業を成し遂げて、部長の手元に残った物は、
ただ幸せな『過去の思い出』。
部長は『ゴール』してしまった。
だから今は『何もない』。夢も希望も苦しみも、
居場所も目標も何もかも。
次はインカレが待っている? もしくはプロ麻雀界?
いっそ別分野で心機一転? 軽くそう言えるのは、
怠惰に生きてきた人間だけだ。
積み上げたものを奪われる、その苦しみを知らない人だけ。
部長の居場所は『ここ』だった、清澄高校麻雀部。
それですら、中学時代居場所を奪われた部長が、
必死に瓦礫の山から積み上げたもの。
今部長は引退し、卒業して独り『ここ』を追われる。
そして――誰も追い掛けてはくれない。
それが『普通』なのだろう。出会いと別れは背中合わせ。
誰かを切り捨て過去にして、素知らぬ顔でまた出会う。
それをできるのが『普通の人』で、でも部長は『普通』じゃなかった。
(だとしたら、部長は卒業後――)
ゾクリと背筋が小さく震える。
思い描くは夕焼けの湖。紅と蒼の境界で、
ゆっくり沈む部長の姿。揺蕩う部長の瞳は虚ろ、そこには何も映らない。
ブルリと内腿が甘く震える。
その光景を見たいと思った。どんなに美しいだろう。
気づく、自分の異常性に。ああ、私は今興奮している。
ああ、願いが叶うなら、誰も彼女を救わないで。
そして虚ろな瞳を湛え、かの湖に沈ませて。
きっとそうなる事だろう。なぜなら私は知っている、
この世に神は存在するのだ。残酷で無慈悲な神様は、
嘲笑いながら人を地獄の運命へと突き落とす。
私はそれを、『実体験で』知っていた。
◆ ◇ ◆
数ヶ月の月日が流れ、部長は笑顔で部室を去った。
誰も救えなかったのだ、仮面の笑みすら見抜けなかった。
そして部長は姿をくらます。誰にも行方を告げる事なく。
私だけが知っていた。だって尾行していたから。
私の期待通りなら、部長はきっと、このまま、そのまま――。
陽が沈む。湖は真っ赤に染まり、『血を流している』ようだった。
部長は静かに水に浸り、ゆっくりゆっくり沈んでいく。
「部長」
声を掛けた。部長はわずかに動きを止めて、
でも振り返らずに沈んでいく。
胸の鼓動が早くなる。興奮で呼吸が浅くなり、
頬に熱が溜まっていった。
「待ってください、部長」
「いやよ」
部長は歩みを止める事無く、もう膝下まで沈んでいる。
私も迷わず踏み出した。『ぐぢゅり』、靴に汚水が浸透していく。
「何しに来たの」
「部長を引き留めに」
「望んでないわ。貴方ならわかるでしょう?
今の私には何もない」
「はい、わかってます。今の部長は空っぽです」
追い掛ける。さらに一歩を踏み出した。膝下までが水に浸かる。
3月の湖は酷く冷たい、命の危険を感じるほどに。
「わかってるなら放っておいて。
ここで連れ戻してどうするの?」
「どうせその後私を捨てて、みんなと仲良く暮らすんでしょう?
私のいない『清澄高校麻雀部』で」
追いついた。部長は腰まで沈んでいる、
半身は千切れてもう見えない。至近距離で見て心が震えた。
ああ、ああ。本当に空っぽだ。
あの時夢見たそのままに、瞳は虚ろで壊れている。
思わず掌を重ね合わせた。部長は抗う事もせず、
でも握り返す事もない。ただただ添えて為すがまま。
冷たくかじかみ震える指が、どうしようもなく愛おしい。
思わず頬が緩んでいく、恍惚に溺れ目を細めた。

「捨てません。私は部長についていきます」
「学校はどうするのよ」
「退学しました」
部長の顔に変化が生まれた。
信じられないとばかりに目を見張る。
そうです、私を見てください。空っぽになったその器を、
全部私で埋めてください。
「部長と一緒に堕ちていきます。
このまま『沈みたい』ならそれでもいいです、
一緒に沈んじゃいましょう」
「でも、どうせなら――私に部長をくれませんか?」
注げ、満たせ、流し込め。疑問の余地を与えるな、
全てを私で侵して見せろ。そしたら部長は逃げられない、
『一生私のもの』になる。
『チャンス』なのだ。こんなに美しくて、
こんなに危うくて、こんなに愛おしい人を
一方的に独り占めするチャンス。二度とこんな好機は来ない。
「……本気で言ってるの?」
「もちろんです。だって、部長は要らないんですよね?
他の人も要らないみたい。でも私は欲しいです」
「例えこのまま死んじゃっても、
部長が手に入るならそれでいい」
部長の顔がくしゃりと歪む、たまらずそのまま抱き寄せた。
ああ本当に愛おしい。誰より強くて頼もしく、誰より弱くて危うい人。
だからこそ、私は部長がどうしても欲しい。
「本当に、私で、いいの?」
違う、部長でなければ駄目なのだ。
『普通の人』はもう要らない、いつか私を捨てるから。
脆い人がいい、私と離れたら壊れてしまうような人が。
「部長だから、欲しいんです」
微笑み そっと口付ける。
部長は涙を溢れさせ、私の胸に顔を埋めた。
そして私達は沈んで溺れる。二人で作り上げた世界の海で。
さあ、幸せになりましょう?
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というわけでずいぶん昔に描いたままだった
ブログのヘッダをようやく更新しました。
ちょっとした理由で若鶏にこみさんに
久咲絵描いてもらえる事になってたので、
ブログのヘッダを描いてもらう事に。
一応原案として軽く絵のイメージは伝えたのですが、
ここまでブログぴったりの絵を描いてくださるとは
思いませんでした……
どこか危うく倒錯した竹井久さんといい、
どこか恍惚に目を細める宮永咲といい、
両者とも、とても水中に沈みゆく者が浮かべる表情ではなく、
穏やかだからこそ狂気が漂っていて素敵です。
血の赤が混じった海の色も素敵ですね……
そんなわけであまりに素敵だったので、
思わずSSをくっつけてしまいました
(ご本人から『後付け』の許可はいただいてます)
ヘッダ見る度やる気出ますね、これはもう
ブログ閉鎖までヘッダ変えないかも……
若鶏にこみさんありがとうございました!!
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2人が見つめ合う姿がいいです
SSに合っていてとても良かったです
そろそろ簀巻きの咲さんが見たくなってきました。
その感じがたまりません。
ひっささき!!!
このブログの空気感というか世界観にぴったりのイラストで本当に素敵です…
水も描かれた2人の絵がとても綺麗ですね>
咲「綺麗ですよね部長。この、
何も映さない瞳が大好きです」
久「見た目は完全に私の方が危なそうだけど、
果たしてどっちの方が重症なのかしらね?」
あの「咲さん」なら>
簀巻き咲
「まあ普通の部長ならむしろ
『よーし次は国麻頑張りましょう!』
とか言いそうですね。
このくらい殊勝なら可愛いのに」
久(簀巻き)
「だからって縛り付けないでくれる?」
見た瞬間ゾクゾクした絵>
咲「わかります。このブログも随分長いですが、
こんなにも『イメージ通り』の絵が
そのまま現実に飛び出してくる事は
もう一生ないかもしれませんね……」
久「実はこの絵が生まれる前に
もう一枚ボツ絵ラフがあったんだけどね、
そっちもいつか交渉したいわ」
部長はどこまでも脆くて常識人だからこそ>
咲「かわいそうな人ですよね。
いっそ狂気に染まれば楽だったのに」
久「でもそんな私だからこそ、
貴女は好きになったんでしょう?」
久さんかわいい>
咲「久さんかわいいです」
久「これを『かわいい』って呼べるなら
精神病院を紹介したいわ」
咲「じゃあ二人で行きます?」
このブログの空気感というか世界観にぴったり>
久「まあある程度設定は出したうえで
お願いしてはいるんだけど、
ここまでぴったりなのが来るとは
思わなかったわね……」
咲「ラフをもらった瞬間震えました」