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【咲-Saki-SS:初霞】霞「貴女が堕ちてと願うなら」】【R18】

<あらすじ>
いつからか。神境勤めの石戸霞は、
同僚である薄墨初美から
不穏を感じ取るようになっていた。

二人きりになる度に、初美は霞に微笑んで見せる。
その笑みはとても巫女とは思えないほど、
煽情的で情欲に塗れていて――何より、
底知れぬ闇が漏れ出していた。

<登場人物>
石戸霞,薄墨初美

<症状>
・共依存
・狂気

<その他>
・若鶏にこみさんからいただいた
 一連の薄墨初美イラストがたまったので、
 小ネタのストーリー仕立てにしてみました。
 若鶏にこみさんいつもありがとうございます。

※イラスト自体は私が何も考えずエロ薄墨をリクエストしただけなので
 本作品のイメージに関して若鶏さんは何も悪くないです。

※イラストに合わせる都合上、婉曲的な性的描写が出てきます。
 18歳未満の方は閲覧しないようお願いします。

※過去にあった作品と似てるなぁと思う方もいるかもですが、
 気づいた方もそっとしておいてやってください。



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 初美ちゃんの様子がおかしい。
私、石戸霞がそれに気づいたのは、
決して偶然ではなかった。

 一体いつからだったろう、私と二人きりの時にだけ、
初美ちゃんは邪悪な笑みを浮かべるようになった。
まるで淫らな娼婦のような、酷く蠱惑的な笑み。
明らかに普通じゃないその様子に私は取り乱し、
でも、それを皆に伝える事はできなかった。

 考えられる可能性。一番あり得る事象としては、
彼女が鬼に憑かれ、制御を奪われているパターン。
これならまだ救いがある。彼女に巣食った鬼さえ倒せば、
彼女は元に戻れるからだ。

 でも直感が告げていた、おそらくこれは『そう』じゃない。
だって初美ちゃんは『選んで』いる。
普段は神境の巫女としてお役目を全うし、でも、
私と二人でいる時だけ、上気した顔で微笑むのだ。

 そんな事が鬼に可能か? 断じて否。
つまり彼女は紛れもなく『薄墨初美』に相違なかった。
だとすれば今、初美ちゃんに起きている現象は――。

「『鬼化』ですよー?」

 全身を戦慄が駆け抜けた。

 初美ちゃんの回答は、まさに私が危惧したもので、
考える限り『最悪』だった。もし神境に知られれば、
そのまま『処分』も十分あり得る。

「元々天倪あまがつは消耗品ですからねー。
 まー来る時が来たって事じゃないですかー?」

「それを私にだけ明かす理由は? 仮に鬼化が始まったとして、
 隠そうと思えば隠せましたよね?」

「だって霞ちゃんは『お仲間』ですから―」

 冷たい汗が額を伝う、確かに身に覚えがあった。
彼女も私も生きた天倪。初美ちゃんの現状は、
未来の私にも起きうる事で。そんな彼女を『売る』なんて、
私にできるはずがない。

「心配しなくても大丈夫ですよー?
 どうせ元々鬼憑きですし、自我は失われてませんからねー。
 誰かに危害を加えようとも思いませんー」

「ただ――」

 にっこり微笑む初美ちゃん、でも禍々しさはそのままだ。
溢れる邪気を隠そうともせず、ただ私を捉え続ける。

「霞ちゃんは、例外ですけど」




 私を見つめるその瞳は、完全に鬼そのものだった。
そして私はこの日から――『鬼と交わる』事になる。



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 鬼化を明かした初美ちゃんではあったけど、
私を力任せで襲う事はしなかった。

 むしろ逆。初美ちゃんは自らを縛り、虐げる事を要求してくる。
それは性的な嗜好だけではなく、ちゃんと意味があるらしい。

「私は自我もしっかりしてますしー?
 暴れるつもりもありませんけどー。
 でもまー『邪気』は漏れちゃいますからねー」

「今はまだ隠せてますけどー、神力で縛っておきたいんですよー」

 言いながら、彼女は私に荒縄を渡す。
正月にしめ縄を飾る事で、『不浄』が家に入る事を防ぐように。
彼女の身体に縄を這わせる事で、邪気を体内に留めるわけだ。

「でも……それだと、初美ちゃんの中に邪気が溜まる一方では?」

「そうですねー、それはそれで問題です。
 だから私に溜まった毒は、霞ちゃんが祓ってくださいー」

「祓う? ……知ってるでしょう? 貴女も私も冒される側。
 自分についた鬼ですら祓えないわ」

「あはは、霞ちゃんは本当に無垢ですねー。
 言葉通りの意味じゃないですよー?
 もっと明け透けに言っちゃえばぁー……」




「私の性欲を、解消してくださいって事ですよー?」

 初美ちゃんは巫女服をはだけ、緋袴ひばかま
ちらりとめくっていく。徐々に晒され始めた『そこ』は、
すでに熱く潤っていた。

 無意識に唾を飲み込んでしまう。
妖艶さに当てられた? おそらくそれもあるだろう。
でもそれ以上に、行為の深刻さに呑まれていた。

 言うまでもなく、巫女には『清らかさ』が求められる。
単純に純潔を守るだけではなく、穢れを寄せ付けない事も要求された。
初美ちゃんが求めるそれは完全に真逆。
つまり彼女のそれを換言すれば、『お前も堕ちろ』と言っているに等しい。

「……私がそれに従わなければ?」

「大した問題にはなりませんよー?
 一人の巫女が鬼堕ちして廃棄されるだけですからねー」

 選択肢はないも同然だった。私が初美ちゃんを拒絶すれば、
彼女は人としての生を諦める。そして私は罪の意識に苛まれ、
いずれは後を追うのだろう。

「…………鬼ですね」

「今更にも程がありませんかー? 私は今名実ともに鬼ですよー?」

「それにー……霞ちゃんも、満更じゃないんでしょー?
 さっきからずーっと、『ここ』を見てるじゃないですかー」

 初美ちゃんが口の端を釣り上げた。
あまりの図星に頬が染まる。私の視線は、
初美ちゃんの痴態に釘付けになっていた。

 仕方のない事だと思う。私にとって初美ちゃんは、
単なる『友達』ではないのだから。
まだ7歳だった頃から、私にとって彼女は一番大切な人で。
少しでも早く彼女に会うため、自ら天倪になる事をねだった。

(……そう。きっとあの時点で、
 私の運命は決まっていたのでしょう)

 本音を隠さず告げてしまえば、神境なんてどうでもいい。
私は初美ちゃんを追い掛けて、この牢獄にやってきたのだ。
その初美ちゃんが、私に堕ちろと言うのなら――。

 そんなの、堕ちるしかないでしょう?

「わかりました、初美ちゃんの望むとおりにするわ。
 ただ一つだけ、私の願いも聞いてくれる?」

「なんですかー? 私にできる事なら何でもしますよー?」

「これから初美ちゃんを穢します。だから、
 全てが終わったその後で――」



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「私の事も、同じように穢してください」




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 数時間後。私は初美ちゃんの『何もかも』を奪っていた。
くったり四肢を投げ出しながら肩を上下させる初美ちゃんは、
でもどこか満足そうに微笑んでいる。





「まさか、ここまでされるとは思いませんでしたねー……」

 中指に滴る鮮血をチロリと舌で舐めとりながら、
私も微笑み返して見せた。きっと私の表情は、
初美ちゃんに勝るとも劣らず淫蕩に耽っているだろう。

「遅かれ早かれでしょう? 鬼に堕ちてしまった以上、
 いずれはこれを望んだはずだし」

「そりゃ私の方はそうですけどー、
 霞ちゃんは抵抗なかったんですかー?」

「さあ、どうかしら?」

 二人でクスクス微笑むと、今度は私が装束をはだけて見せる。
シュルリと衣擦れの音がして、一糸纏わぬ姿を晒した。
初美ちゃんの目に生気が戻り、そして、淫らな欲に溺れていく。

「まーやられた分はやり返しますよー。覚悟はいいですかー?」

 初美ちゃんがふらふらとにじり寄り、
私にしがみつくようにして押し倒す。
一切抵抗する事なく尻もちをつくと、
初美ちゃんは足の間を分け入って、ぐいと身体を滑り込ませてきた。

「今ならまだ止められますよー?」

「今更何を言ってるの? 今ここでやめたとしても、
 初美ちゃんの純潔は戻らないでしょう?」

「霞ちゃんは綺麗なままでいられるじゃないですかー」

「ふふ、私が綺麗? 面白い冗談を言うわね。
 私はとっくに薄汚れてますよ?
 きっと、貴女と別れた7歳の頃から」

 わずかに震える初美ちゃんの指を掴み、
自ら『そこ』に誘った。初美ちゃんも覚悟を決めたのだろう、
もはや問い掛ける事もせず、そのまま指を突き出した。


(おしまい)



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というわけで妖しい情事に耽る霞初でした。

リクエストした時は特に意味を考えず
煽情的な薄墨初美を要求していたのですが、
(それはそれでどうなの)
せっかく3枚揃ったので物語風味に。
鬼滅●刃を見ながら書いたら
案外ドス黒い感じになって満足です。

現在の体格やら人格やらを見ると、
いかにも霞さんが『お姉ちゃん』で、
初美ちゃんが『お子様』という感じなのですが。
個人的にはこの話のように、二人の関係は対等で、
むしろ初美ちゃんが引っ張る立場だと素敵だなと思います。
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posted by ぷちどろっぷ at 2020年01月30日 | Comment(2) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
この記事へのコメント
煮込みさんの同人誌最高でした。ぐぬまいんど?も買いたかったです(今更
Posted by at 2020年02月03日 23:44
どっちもすごくかわいいから
Posted by at 2020年02月07日 07:13
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