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『FANBOX限定公開(オリジナル百合)』『どうしよう、すごい可愛い』

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<あらすじ>
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「おバカ系女魔王に誘拐されましたが
 存外快適でついうっかり添い遂げてしまいました
 (女勇者より)」

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<登場人物>
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女魔王、女勇者、女側近

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<症状>
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・狂気(軽度)
・共依存

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<その他>
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夢で見たのか、Twitterか何かで呟いた小ネタだったのか、
ちょっとよく覚えてません。

文量も短編でサクッと読めるので、
お気楽に楽しんでいただけると幸いです。

※オリジナル百合はFANBOX限定公開となりました。
 本ブログでは途中までお読みいただけます。


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<本編>
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 新生魔界歴2020年、炎の月13日目。
この日ついに、私は密かに計画していた『偉業』を成し遂げた。

女魔王
 「ふっふ……人間界の姫を攫ってきた!」

 腕の中ですやすやと眠る人間の娘。
その正体は現女王の後継者、つまり将来の支配者だ。
この子さえ押さえてしまえば、人間界を牛耳ったも同然となる。

側近
 「ちょっ、魔王様、本当にやらかしちゃったんですか!?」

女魔王
 「本当にって何よ。私が今まで嘘言った事ある?
  私はやるって言ったらやる魔王よ!」

側近
 「やるなっつったんですよこの馬鹿魔王!
  ただでさえ今劣勢なのに、なんで火に油を注ぐんですか!
  んな事してる暇あったら前線で戦ってくださいよ!」

女魔王
 「戦って殺しあって〜、ってのは趣味じゃないのよ!
  私が生まれる前からそれやってんでしょ?
  一体何千年繰り返すわけ?
  いつまでも学ばない方が馬鹿じゃない!」

側近
 「……じゃあ、その攫ってきた姫様使って
  どうするつもりなんですか?」

女魔王
 「可愛がってお嫁にして結婚して同盟!」

側近
 「ほらおバカ! おバカ丸出し! お姫様奪還作戦で
  どんだけ戦闘が発生すると思ってんですか!
  同盟の切り札どころか戦争の火種ですよ、火種!」

側近
 「そもそも『姫』なんて何匹もいるでしょうが!
  奴ら数だけは一杯いるんですから、
  最悪見捨てて終わりですよ!」

側近
 「というわけで、リスクとリターンが釣り合いません!
  拾ってきた場所に返してきてください……!」

 深いため息をつき頭を抱える側近。
彼女の頭がいいのは認める。
でも、私だって考えに考えた末の行動なのだ。

 戦うだけでは埒が明かないからこそ
戦争が長期化しているわけで。
いくら私がものすごい強い魔王だからって、
どこからでもウニョウニョ生まれてくる人間を
根絶できるはずもない。

 ならどうすればいいか。答えは単純。
種の壁を取っ払ってしまえばいいのだ。

女魔王
 「人間の支配層と交配して、生まれてくる子を魔族に変える。
  繰り返せば人間と魔族の境界なんてなくなる。
  そしたらほら、戦争なんてする必要なくなるわ!」

側近
 「はぁ……じゃあこうしましょうか。
  とりあえずその作戦は受け入れてあげます。
  その代わり、失敗したら
  馬車馬のように働いてもらいますからね」

女魔王
 「えーいいわよ見てなさい!
  私がこの戦争に終止符を打ってあげるわ!!」

 啖呵を切った私に、またも側近がため息を一つ。
どうせ成功するはずがない、
そう考えているのが見え見えだ。
まあ今はそれでいい。その判断が間違っているか否か、
数年もすれば明らかになるだろう――。


◆ ◇ ◆


 お姫様抱っこで姫をエスコートして、
そっと寝室のベッドに横たえる。

次に『足枷をはめよう』と手に取って、
その白くしなやかな足を前に考え直した。
あまりに華奢で儚過ぎる、
足枷を掛けるだけで壊れてしまいそうだ。

「鎖はいいや。部屋に結界を張れば十分でしょう」

 部屋全体に魔力を流す。
私が許した者だけを通過させる魔法のフィルター、
簡易牢獄の出来上がりだ。一仕事終えて一息つくと、
今も眠る少女の横に腰掛ける。

女魔王
 (……どうしよう、凄い可愛い)

 自分で言うのもなんだけど、
私は自他ともに認める美女だ。
それでも、この少女には叶わないと思う。

 金糸を彷彿とさせる髪。
月明かりに反射して煌く流線は、
見る者の心を容易く盗む。

 我に返って視線を外せば、
次に飛び込んでくるのは人形のように整った顔。

 長くて美しい睫毛に吸い寄せられて、
目と鼻の先まで近づくと。
幼さがもたらす愛らしさと、
高貴な女性としての気品が同居しているその顔立ちに、
思わず見惚れてため息が出る。

女魔王
 (…どうしよう凄い可愛い。これ普通に食べれるわ。
  流石人間界の最高血統)

 なんてうっとりしていたら、突如としてその目が開かれた。

 釣られてこちらも目を見開く。
おかしい、確かに催眠魔法をかけたはず。
こんなに早く目覚めるはずはないのだけれど。

 密かに訝しんでると、少女はわざわざ自分から、
理由を詳細に教えてくれた。

娘「かかったな馬鹿魔王! 私は姫様なんかじゃない!
  事前にすり替わっておいたんだ!」

娘「姫様を陥落させて人間界を混乱に陥れようとか、
  魔王にしては姑息で卑怯だな?
  でもこっちとしては好都合だ」

娘「今ここでお前を打ち倒して――この、
  永きにわたる大戦を終わらせてやる!
  例え命に代えてでも!」

 一気にまくしたてる少女の瞳に、
魔法の残滓は見受けられない。成程、
どうやら最初から魔法には掛かってなかったらしい。

 少女がやおらに右手をかざすと、周囲が光に包まれる。
次の瞬間、彼女の手には一振りの剣が握られていた。
さらに純白のネグリジェが、鈍色に光る鎧に姿を変える。

 最後に、彼女が左手の指にはめた指輪を外すと、
瞬く間に彼女自身の覇気が膨れ上がり、
チリチリと部屋全体を覆っていった。

女魔王
 「その神器に魔力……もしや勇者?」

女勇者
 「今更気づいても時すでに遅しだ。
  お前は虎の子をまんまとアジトに入れてしまったんだよ」

 それなら私の魔法に抵抗できたのもわかる。
というより、そんな芸当は勇者にしかできないだろう。

 でも――そんな事はどうでもいい。

女魔王
 「…どうしよう、ますます私好みだわ」

女勇者
 「えっ」

 王女と見まがう程の気品と、少女を思わせるあどけなさ。
おまけに勇者としての勇ましさ。
それらの全てが混ざり合い、私の琴線を爪弾き続ける。

 この子が私の腕に納まり、
甘ったるい鳴き声を上げる姿を想像すると、
それだけで胸が高鳴ってくる。

(うん、もう我慢できない。とりあえず食べてから考えよう)

女魔王
 「……勇者なら死ぬ事も覚悟してるわよね?
  てことは、『負けて犯される』くらいは余裕よね?」

女勇者
 「……いや、さっきから何言ってるの?
  今から『勇者と魔王の最終決戦』なんだけど」

女魔王
 「ああ、うんわかってる。だから、ほらあれよ。
  『二度と蘇らぬようはらわたを食い尽くしてくれるわー』
  くらいは覚悟の上よね?
  それと比べたら『負けて抱かれる』くらいは余裕よね?」

女勇者
 「……いや、そんな辱め受けるくらいなら死を選ぶけど」

女魔王
 「はぁ!? だったら私戦わないわよ!?
  宣言して! 負けたら大人しく私に抱かれますって!!」

女勇者
 「いやだよ!? というか負けないから抱かれない!」

女魔王
 「ああもう、わかったわよ!
  じゃあ私が負けたら貴女に抱かれるから!」

女勇者
 「どっちにしても寝る事になるんじゃないか!
  ふざけてるならもう容赦なく行くからね!!」

 彼女が弾かれた様に地面を蹴る。
剣を振りかざしながらこちらに向かってくる様すら、
まるで剣舞を踊るお姫様のようで。

 私は防御するのも忘れ、無意識に腕を広げてしまう。
そして抱擁。腕の中に納まった彼女を優しく包み込む――。

 ――ずぶりっ。

 勇者が操る聖剣が、私のお腹に突き刺さる。
そのまま肉を貫通し、背中を大きく突き破った。

女魔王
 「あああもう何この子!
  可愛い、可愛い、可愛い、可愛い!!」

女勇者
 「え!? 刺さってる! 剣刺さってるよね!?
  痛みとか感じないわけ!?」

女魔王
 「いやもう可愛すぎて痛みすら愛おしいって言うか」

女勇者
 「ホント何なのこの魔王気持ち悪い!!!」

女魔王
 「あはは、戦い慣れしてないのもすっごく可愛い!」

 はっ、と彼女は息を飲む。
そこでようやく気付いたのだろう。

 確かに彼女の剣は私のお腹に吸い込まれている。
でも。そこから噴き出した夥しい血は、一滴も床に零れていない。
それどころか、触手が如く彼女の全身を覆い始めている事を。

 慌ててもがき始めても時すでに遅し。
溢れ続ける血液が、衣類を浸透して彼女の裸体に到達する。
そのまま肌を這いずり回り、紋様となってしみ込んでいく。

女勇者
 「ひゃっ!?な、何これっ!こんなっ、卑怯だぞっ!?」

女魔王
 「この程度の戦術で卑怯とか言われても。
  ああでも安心して?ただの拘束魔法だから。
  ついでに自殺させない効果もあるわ」

女魔王
 「戦いはこれでおしまい。ここからはあまい初夜の始まりよ!」

女勇者
 「ま、待って! その、ちょっと待って!
  ていうか鼻息が荒すぎて怖い!!!」

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posted by ぷちどろっぷ at 2020年04月17日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 咲-Saki-
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